2018 低学年用 課題図書

「がっこうだってどきどきしてる」


今年の課題図書の中で
なんだかわかりにくい話じゃないかなぁと私は思っていたこのお話。

新しく建てられたばかりの「学校」を
擬人化して描いていて、
用務員のお兄さんと『学校』が
おしゃべりをして
子どもたちが来るのを待つ…。
まずこの設定で
アメリカではお掃除を子どもがしないで
用務員さんがやってくれるんだよな、
なんか子どもたちには用務員さんと喋る『学校』なんて違和感があるんじゃない?と思っていたのです。


他の3冊は読み聞かせしたし

これも…となり、
今日2年生に読んでみました。


ところがところが…とんでもない!
私の杞憂でした。

子どもたち、息を呑んできいてました。

「がっこうなんていやだー」と叫ぶ子どもの声に
「ぼくのことなんて、みんな嫌いなんだ」と『学校』が悲しむところでは、
「そっか、『学校』にはそんな風にきこえてるんだ」と、
どの子も自分に置き換えて
お話をきいているのが読んでいてわかりました。

お話の中のそばかすの元気のなかった女の子が「学校」の絵を上手に書いて
褒められるところでは
ホッとした空気が流れました。

みんなの気持ちが1つになった
読み聞かせの時間になりました。

読んでみてよかった〜。

一緒に並べて置いておいた
「なずずこのっぺ?」も相変わらずの人気でしたけどね。