2018  課題図書 1・2年生向け

「なずずこのっぺ?」

初めて一人でこの本を読んでみたとき、
「うわ…これ、どうやって読む??」と
思わず頭を抱えてしまいました。

虫たちがおしゃべりしている設定。
子どもたちが好きなオノマトペ風とはいえ、
「なずずこのっぺ?」
「プクロニ むげむん」
「ダンダノビ  もたあら!」
…と、意味不明な言葉が最後まで続く…

挿絵から
虫たちが
生えてきた植物を指して
「これ、なんだ?」と言いながら話が進んでいく…ということはわかるんだけど、
いわゆるその「昆虫語」は、
こうなのかな?こう言ってるのかな?と
それぞれが想像するしかない…

子どもとママとの1対1での
読み聞かせなら、
いろいろ絵本の虫を指差しながら、
おしゃべりしながら、
読んでいけばいいだろうけれど、クラス単位での読み聞かせとなると…どうなんだ??…と、
1週間本を手元にもちながら、
なかなか読む踏ん切りがつかないでいました。

でも課題図書ですからね。
いずれは必ず紹介はしなければいけない本なので、今日、ええいままよ、と思い切って読んでみました。

そしたら…びっくり!!!

子どもたち、大喜び。
読んでいながら私の方が
「ええ〜、なんで?」と思うほど。

今日は、2年生と特別支援学級で読んだのですが、どちらのクラスでもとっても喜ばれました。

これは子どもにしかわかんない面白さがある本なのか?と思ったのですが、なんとなんと一緒に読み聞かせを聞いていた担任の先生方も面白いと!

一人は40歳過ぎの女の先生。
一人は60近い男の先生。


女の先生からは
「どうやってらぁりぃ先生、読む練習したんですか?とってもおもしろかったです」

男の先生からは
「どこの国の言葉の本なんだ?とおもって聞いてたよ。この本を楽しく読み聞かせできるんだからすごいねぇ」

読んでいる私だけが
このおもしろさがわからない???

そしてもう一冊の課題図書
「きみ、なにがすき?」(この本の紹介
も読み聞かせしました。


幼年童話で、絵本ではないし、読み聞かせには向かないサイズですが、ホントにステキなお話なので、きっとどの子も喜ぶと思って読みました。
とてもよくきいてくれました^^。

どっちが好きだった?と子どもたちに後で個別に聞いてみたら、人気は…半々、いや「なずずこのっぺ」の方が上?という結果でした!。
そう、「なずずこのっぺ?」、かなり人気だったんです〜。

読み聞かせのあと、しばらくいろんな子が
「なずずこのっぺ〜!」て口ずさんでました。