長い間、目を閉じていたようだ。


それに足がしびれている。




いすに座って、手を肘掛からブランと落とし。


足を組んで、頭は背もたれにゆだねて天井を見つめる。




広い部屋だ。




家具はあるが、しばらく家主はそれらを使うことなくここを去ったようだ。


頭を戻して後頭部に鈍い痛みが走る。




いてて…


オイ




オイお前




誰かが呼ぶ、低い男の声がする。


足元に、いつの間にか灰色の短い毛にくるまれた


透明に近い茶色の目をした猫がいた。




じっと目を見ているとまた




オイお前ここは初めてだろ


案内してやるからついて来い




猫が言った。




信じる、信じないの世界じゃないな、と


一瞬にして「感じた」私は


いすからよいしょと立ち上がって




窓側の反対、部屋の扉へ向かう


猫の姿を追うことにした。

































走りながら君の髪 ふざけてつかむ
笑いながら転げる午後の鳥のわを見た

からっ風に呼ばれて振り向くと夕立の雲
わかりあえているそう思ってたあの日まで
流した涙
よりあつめて
手紙を書いた
この世界には、
何より美しい朝が来るのに
きっと君は知らないと思うから
知らないでいるより
知っていたら嬉しいなって思って
今青いインクを走らせる
書いているそばから
文字なんて言葉なんて
消えてしまうから
ぼくはもう同じこと
何度も繰り返し
手紙を
書いてばかりさ
どの言葉なら君は微笑んでくれるかなああ

わたしに名前を付けるなら?
飛び上がるほど最高で美しいが冒険心に溢れた

足取りすべてがキラキラ輝く
そんな名前をかんがえる

遠くまで響くようなうたごえで、春の花を呼び込むような、
ミツバチも息を呑む張り切った感じの

どっから読んでも愛されてるとわかるけれど
適当な長さで勝手に呼ぶのもあり
そのまま病名になったりして笑