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ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

「先生」
 
誰もが通る学生時代。
皆さんには、どういう先生がいただろうか?
 
人気のある先生、怖い先生、面白い先生、優しい先生……などなど。
中には嫌いな先生もいたり、必ずしもいい先生ばかりじゃなかった方もいるかも知れない。
 
だけどこの国において義務教育を受ける以上、教師……先生の存在は必要不可欠だったはず。
誰もが多くの先生から学び、育っていった事は間違いない。
 
そして人によっては先生の導きで、その後の人生が左右された……という方もいておかしくない。
 
さてこの「先生」の場合は、どうだろう……。
 
彼女の名前は熊野はる。
 
学園系アイドルグループ・燃えこれ学園の「新任教師」である。
もっとも「新任教師」という肩書だが、今年で7年目となる(笑)
 
彼女も当初は生徒の一員……「生徒会長」の肩書で最初の2年間はリーダーを務めた。
だがグループ最年長かつ、当時30歳になったのを機に、3年目(2016年度)から「新任教師」……先生となった。
(なお熊野はるが務めていた「生徒会長」は當銘菜々に引き継がれ、現在に至る)
 
通常、生徒ばかりの学園系アイドルグループにおいて異色とも言える存在……。
制服姿のかわいらしい生徒に紛れて、ピンク色のジャケットに黒いタイトスカート姿の彼女は、その長身も相まって明らかに異彩を放っていた。
 
だがそんな彼女の姿が時に頼もしく、時に熱く、また時に面白く(笑)燃えこれ学園を彩る。
生徒(燃えこれ学園メンバー)や広報委員(燃えこれ学園ファン)のみならず、共演をするアイドルたちから親しみと尊敬の念を込めて「先生」と呼ばれる事も多々あった。
 
そんな我らの「先生」熊野はるの生誕祭が10月4日に行われた。
 
10月7日に誕生日を迎える彼女にとって、36歳最後のライブとなった生誕祭……果たしてどんな景色が広がったのか!?

今回は10月4日に行われた『燃えこれ学園ライブ配信「熊野はる生誕祭」』の様子をレポート致します。
 
●開演前
 
18:40の開場を前に既に多くの客層で列が出来ていた。
開場時間を迎えて、入場を開始する。
 
会場のロビーに鎮座するのは、2台のスタンドフラワー。

1台は広報委員の有志が贈ったもの。

 


そしてもう1台は「むーちゃん、ちーちゃん」とある。
これは熊野はるのご両親で、愛娘のために贈ったスタンドフラワーである。
 
熊野はるのご両親の愛情をヒシヒシと感じながら入場する。
 
ステージの上を眺めて、この日は6月から毎回のようにあった椅子席がない事を確認する(汗)
(5月から8月中は高未悠加が、9月は佐々木千咲子がお世話になっている)
 
そして開演時間が近づくにつれ、会場内の椅子席がどんどん埋まっていく……。
 
この日の椅子席の数は、この会場で行われた生誕祭でも一、二を争う多さだろう。
 
客層の顔ぶれを見ても、広報委員のみならず、普段は他の界隈で顔を見せる客層や(特定の個人名は出さないが)普段ステージでお見かけする出演者の方も多数いた。
 
……多くの方の注目しているのが良く分かる光景だった。
 
やがて開演時刻となり「諸注意」のVTRを経て……「熊野はる生誕祭」はその幕を開ける!
 
●本編

 

※アーカイブ未見の方はネタバレ注意。
 
ほぼ総立ちの客層を前にメンバーが登場し、一曲目のフォーメーションを展開する。
少し暗がりの会場に……一曲目「時の砂」の前奏が流れ、会場のテンションは一気に上がる。
燃えこれ学園の楽曲の中でも屈指の人気曲。
歌唱力が物を言う楽曲、そして曲中で熊野はるのロングトーンが二ヶ所あり、いきなり彼女の見せ場が訪れる。
 
一曲目から熱気に包まれた会場。
「時の砂」の余韻が残る会場の中、やがて聞き覚えのあるモールス信号の音が響く……。
二曲目「タイムレシーバー」
またこの楽曲もメンバーの歌唱力が堪能できる楽曲。
 
「届いて」
 
叫びにも、願いにも聞こえる、その問いかけるような歌声が聴いている者の心に響く。
 
続いて三曲目「Lost in Time」
メンバーの歌声と共に、まるで映画のワンシーンを切り取ったような振付の数々も魅力的な同曲。
メンバーが主演を務めた「ゴブンノイチ人生」の主題歌だった事もあるが、まるで物語を観ている気分になるのも特徴的である。
 
三曲目を終えて会場に響く鐘の音、そしてジャジーなリズムに乗せて四曲目「シンデレラクレイム」が始まる。
青春映画のワンシーンの切り抜きのような「Lost in Time」から、今度はまるで舞踏会に誘われたような「シンデレラクレイム」……。
この二曲の間はさながら短編映画を連続で観ているような、そんな感覚に陥る。
 
……こうしてここまで四曲連続。
まずは歌とダンスで、一連の物語を見せて、ようやくこの日最初のMCへと移る。
 
その際の熊野はるの第一声は「感動しちゃう」……それが何に対してだったのか?
目の前にいる多くの客層を前にしてか、それともこのセットリストに関してか……言及は無かったが、この日の主役には胸いっぱいの感情が溢れていたのは想像に難くない。
 
メンバーの自己紹介を経て、割と間髪を入れずに五曲目に披露したのは「Re-START」
今や燃えこれ学園を代表する一曲。この楽曲をタイトルに入れた全国ツアーも展開中である。
それ故、昨今のライブではラストないし終盤に持ってくる事が多く、このタイミングでの披露は意表をつかれた方も多いのではないだろうか?
……自分もそんな一人であり、実は自己紹介後に少し余裕があると思い、席を外していたら前奏が流れて慌てて席に戻っている(汗)
しかし中盤に今の自分たちを代表する一曲を惜しげもなく持ってくる構成。
感動のクライマックスはまだ先にあるのか……と、この時は朧気に思った。
 
「Re-START」を終え……「まだまだ夏は終わらないよ!」(高未悠加)→「一緒に踊りましょう!」(稲森のあ)と二人の元気な掛け声の後、メンバーがタイトルコールしたのは「Peeeace!!!」
今夏出来たばかりの元気いっぱいな、燃えこれ学園の最新曲。
メンバーたちのかわいらしくも、キレのある振付の数々が印象的な同曲。
そろそろ秋を迎えるこの季節に、夏の楽しい思い出を凝縮したような甘酸っぱさを感じる素敵な一曲となった。
 
そして七曲目「ミラクる☆妄想がーる」と繋がるのだが……楽曲が始まった直後に、既に熊野はるの姿は無かった。
ここでソロコーナーの準備に入ったか……しかしこの楽曲、熊野はるのソロパートもある……そう考えられる事と言えば、アレの準備しか無かった……。
楽曲が1番を終える直前、下手側にあるカメラに向けて高未悠加はこう叫んだ「そろそろいくよ!」
 
「そろそろMIX」
 
昨年から始まった、この曲……いや燃えこれ学園の新迷……いや新名物である(汗)
熊野はると言えば歌唱力の評価の高さも高いが……一方で関西人気質全開で笑いを全力で取りに行く事も忘れない人物である(爆)
 
今回もその例に漏れず……上手から謎の白い面を被った「殿」が登場!(笑)
下手側から「あ~れ~」とセルフで帯を巻き取られたように(バレエ仕込みの?)回転をする成田麻穂、さりげなくひげダンスをする仲川つむぎが通り過ぎる……。
下手側に集結してたメンバーに近づこうとする「殿」を「殿~!」と言いながら追いかける(ハッピを着た)佐々木千咲子。
そして殿に対して「キャー!」と悲鳴を上げる5期生以降の後輩メンバーたち……。
オチは2番冒頭の稲森のあソロパートの直後、ステージ中央で(成田、仲川が用意した)金ダライが「殿」の頭に落下して「アイ~ン」と他のメンバーが言って終了というものだった……。
(余談だがステージ後方にいた赤いアフロの當銘菜々と、黒いアフロの蒼音舞は雷様だったと思われる……)
ちなみにこの金ダライ、本当に痛かったらしく「殿」がしばらく悶絶していた。
 
……ド〇フ(笑)
 
しかもこの日はここで終わらず、サビの部分では割烹着にかつらを被り、杖を持った熊野はるが歌うというカオスな展開……。
(これは、やはりド〇フのリーダーだった、い〇りや長介のババアコントのリスペクトと思われる)
三曲目、四曲目で「短編映画を連続で観ているような」と表現しているが、ここではコントを観ているような……前半の展開を考えると、感情の振り幅が激しくてどうしようとなる(笑)
こうして相変わらず、ネタてんこ盛りな「そろそろMIX」が特徴的な「ミラクる☆妄想がーる」だったが、この楽曲終わりの時点で熊野はるの姿はステージから消えていた……。
 
そんな中で八曲目「夏恋♡Love」に移る。
生徒メンバーオンリーで歌う同曲。六曲目に歌った「Peeeace!!!」に続いて夏の歌である。
先程までのカオスな展開とは打って変わって、この楽曲ではメンバーのみずみずしい、かわいらさいさが溢れていた。
 
ここも四曲連続で駆け抜けてMCに突入。
夏の曲の件や「そろそろMIX」の所感を述べているうちに……この日の主役の準備が出来たとの報。
佐々木千咲子曰く「ここからは熊野はるディナーショウです……どうぞ」
この一言と共にステージに横一列で立っていたメンバーは、両手を伸ばしそのままステージを去っていった……。
 
……暗くなった会場に響くのは……エヴ〇ンゲリオンでお馴染み「使徒、襲来」のBGM(笑)
すかさず「ちょっとちゃうのよ。リハーサルに無い事しないでよ」というツッコミが入り、会場に笑い声が漏れる。
 
その後仕切り直して、ピアノの伴奏と共に……真っ赤なドレスに身を包んだ熊野はるが登場。
まずは彼女のソロ曲「Give me a kiss」を披露。
燃えこれ学園に所属する前から存在する熊野はる珠玉のバラード曲。これまで騒がしかった会場が嘘のように静まり返り、楽曲の伴奏と彼女の歌声だけがその場に奏でられていた。
これが先程まで「殿」だったり、ババアをしていた人とは思えない(笑)
 
「Give me a kiss」を歌い終えMCに入る。
20代で始めた燃えこれ学園(当時・萌えこれ学園)だが、(当日から数えて)あと3日で37歳になると言及。
運営スタッフなども一緒に歳を取った事に触れ笑いを取りつつ、現在の全国ツアーなどにも触れ今後ともよろしくという趣旨でMCをまとめている。
 
次の曲に行く前に(この会場では声が出せるようになったため)、水を飲む熊野はるに対して「飲んでる姿もー?」のコールを久々に要求。
2リットルのペットボトルに入った水を用意して、水を口に運ぶ熊野はるに対し「飲んでる姿もー?」のコールが響く。
だが本来なら「2リットル!」と他の客層が続く……はずが「3リットル」など量がバラバラ(笑)
適度な客いぢりが展開されるなど、熊野はるのMCの面白さが凝縮されていた瞬間だった。
 
このやり取りを経て歌ったのは、誕生日当日にMVが公開になると発表があった「High jump!」
燃えこれ学園以前からあった「Give me a kiss」と違い、燃えこれ学園加入後に出来た彼女のソロ曲が同曲。
前向きな歌詞と、熊野はるの力強いヴォーカルが心地よい一曲。
会場はジャンプ禁止の会場のため、客層は飛び跳ねる事は出来なかったが、大きく手を振り上げたりする事で大いに盛り上げた。
こうして楽曲終盤、ステージの袖から生徒メンバーが登場。
手には大き目のクラッカーを全員持っており、客席に向けて……と思いきや、反転、熊野はる目掛けて一斉に発射!(笑)
銀テープまみれになる熊野はる(その後、即回収)だったが、その表情はどこか嬉しそうだった。
生徒メンバーからのサプライズに愛を感じつつ「High jump!」を見事に歌いきった。
 
こうしてソロのコーナーを終えた熊野はる。
今度は生徒メンバーが「捕獲♪」と言いながら、頭に熊のカチューシャを装着して登場。
熊野はるも熊のカチューシャを装着させられたところで、再び全メンバー揃ってのステージとなる。
 
再開後は「お誕生日おめでとう」からスタート。
最近は課外授業(対バン)でも歌う機会が再び増加傾向にある同曲。
なお毎回、この楽曲ではメンバー個々に対応した小道具が用意されているのだが、この日は「3」と「7」のバルーン(笑)
毎年のように年齢がネタになる熊野はる「37」歳という事で事で用意された。
燃えこれ学園の生誕祭に欠かせない、お祝いソングで会場の祝福ムードは最高潮に達した。
 
この「お誕生日おめでとう」の後、会場は一転して暗転……。
靴音と警報音が混じる前奏が響き……「BRAVE」へと入る!
冒頭の熊野はるを中心に横一列に並んだメンバーがカッコいい……のだが、ここで熊野はるの頭上を見ると……熊のカチューシャ(爆)
他のメンバーはこの楽曲に備え外していたのだが、彼女だけが外し忘れた模様(笑)
途中、それに気づいて慌てて外したようだが……カッコ良さの中にも、かわいらしさ満点のハプニングが楽曲とのギャップと相まって良かった。
 
そしてほぼ間を開けず、前奏が流れた瞬間、会場から歓声が上がる!
この日の通算、十三曲目「夢幻華」
ここで2番の歌い出しで熊野はるのソロパート……ここでこの日限定の口上「さんじゅうななさい、はるにゃーん!」も披露!
多少、ムッとした表情を見せた熊野はるだが(笑)ドレス姿の熊野はるを中心に全メンバーの艶やかな振付が会場を魅了し、会場はこの日一番の盛り上がりを見せた。
 
……熱気に包まれた会場……そして「はるさん生誕祭ラスト、もっと盛り上がっていくよー!」と蒼音舞が叫ぶ。
ラストに歌ったのは「恋の魔法」
この楽曲の歌い出しは熊野はる。先程の「さんじゅうななさい、はるにゃーん!」のコールに一瞬真顔になる(笑)
だがその後はこの日最後の一曲とあって、会場の客層も一緒になって盛り上げようと精一杯、最後の力を振り絞った……。
 
こうして最後の最後まで「恋の魔法」を歌いきった、燃えこれ学園のメンバーたち……。
 
「ありがとうございます」と声を揃えた後、熊野はるは段取り通りに定位置に移動していた。
 
だがその直後、会場にピアノの伴奏が流れる。
段取りと違う様子に一瞬戸惑う熊野はる。
 
山田みつきが「はるさん、私たちの想い受け取ってください」と寄り添う。
 
ここで生徒メンバーが歌ったのは……「ありがとうのうた」
実はこの楽曲がこの日、正真正銘、最後の一曲。
本来なら各メンバーが生誕メンバーに、一人一人メッセージを伝える場面なのだが、今回は生徒メンバーが熊野はるに内緒にこの歌を用意していた。
 
この「ありがとうのうた」
初披露は燃えこれ学園(当時・萌えこれ学園)1年目にあたる2014年の熊野はる生誕祭。
熊野はるへのサプライズとして、生徒メンバーが贈ったのが最初である。
話は前後するが今回もその当時に倣って、この楽曲を用意した旨を當銘菜々は述べている。
 
この演出には思わず熊野はるも涙。
また歌っている生徒メンバーの中にも涙する者もおり、非常に感動的なシーンとなった。
最後は當銘菜々が「本当に世話の焼ける生徒たちですが、これからもよろしくお願いします」と言い、最後は生徒メンバー全員で「大好き!」と叫び、熊野はるに全員で抱き着くという感動的なエンディングとなった。
その様子は本当にまるで先生と生徒の絆そのものだったように思う。
 
その後は誕生日ケーキ代わりの寄せ書きの贈呈や、締めのMCとなっている。
前述の當銘菜々のコメントに反応するように「この二年、本当にこの娘たちの世話がとんでもないです」と言えば、(前日に喧嘩とされる)蒼音舞と高未悠加が「ごめんなさい」と謝ると、そこはちょっと怒るという(笑)和気あいあい(?)とした雰囲気が展開されていた。
(なお高未悠加は「ありがとうのうた」歌唱中から、このMCのあたりまでずっと泣いたような表情を見せている)
 
最後はメンバー、客層一緒になって「燃えこれ学園 校歌」斉唱。
下手側の仲川つむぎ、山田みつきは「祝 三十七」と書かれた大きな扇子を持ちながら歌い、会場の客層も大きな声で斉唱。
最後は会場にいる全員で「オレモー!」と叫び大団円!
 
こうして大きな愛に包まれ、熊野はる生誕祭は終了となった。
 
なお余談だが配信終了後、熊野はる登場時に「くまの」「よそじ」コールが会場中に響き渡った事も付け加えておく(笑)
 
 
【セットリスト】
1.時の砂
2.タイムレシーバー
3.Lost in Time
4.シンデレラクレイム
5.Re-START
6.Peeeace!!!
7.ミラクる☆妄想がーる
8.夏恋♡Love
9.Give me a kiss(熊野はる)
10.High jump!(熊野はる)
11.お誕生日おめでとう
12.BRAVE
13.夢幻華
14.恋の魔法
15.ありがとうのうた
 
ED.燃えこれ学園 校歌
 
 
●総括
 
熊野はるがいかに燃えこれ学園を動かす原動力になっているか。
 
それを再認識した生誕祭だった。
 
もちろんこれまでの当人の努力があっての今日になる訳が、その積み重ねがあったからこそ、今年の生誕祭も大いに笑って、そして感動できるものになったと感じる。
 
ソロのステージで魅せた、彼女自身の高いポテンシャル。
燃えこれ学園全体で魅せた、チームワーク。
そして生徒メンバーたちが贈った「ありがとうのうた」
 
どれ一つ欠いても、今日の燃えこれ学園、そして熊野はるは無かったと思う。
 
熊野はる自身が高い歌唱力を有しながらも、時にそれを控えて、他のメンバーを前面に押し出すために自身を抑える場面があったと思えば、逆に自身が前面に立って率先して笑いを取りに行ったり、時に強い言葉で訴えかけたりする事で、燃えこれ学園は成り立ってきた。
でもそんな彼女だからこそ、生徒メンバーは安心して彼女を信頼し、また感謝の想いがあるからこそ、形にして返して行こうと思えたのではないか……。
 
その際たるものが、この日の「ありがとうのうた」に凝縮されていたと感じました。
 
熊野はるが育てていった、燃えこれ学園の縮図がこの日は凝縮されていたと思う次第。
 
MCで「本当にこの娘たちの世話がとんでもないです」とコメントしていたけど、その表情はどこか充実しているように見え、心なしかそれが嬉しそうにも見えた。
また本当に生徒メンバーたちが成長出来ると思っており、また大切だと思うからこそ、親身になって世話を焼いている……そう感じます。
 
このブログの冒頭で「先生」について語ったけど、そういう意味では熊野はるは生徒メンバーにとって道しるべを示す「先生」である……そう思う次第。
 
普段は年齢をいぢられたり、愛嬌のあるキャラクターみたいな感じで接しているけれど、しっかりと芯を持って自ら姿勢を示す姿はまさに「先生」そのものです。
 
きっとこれからも熊野はるは生徒メンバーたちの面倒を見る事になるし、我々が想像しないような苦労もいっぱいすると思う。
 
しかし願わくば、これからもステージの上に立ち続けて、その歌声と姿勢を見せ続けて欲しいと思っています。
 
そして燃えこれ学園をこれからも可能な限り引っ張り続けて、いつか目標とする日本武道館に我々も共に連れて行って欲しいと願います。
 
とにかくとても楽しく、そして見応えのある、素敵な生誕祭でした。


最後になりましたが、熊野はる……37歳、おめでとうございます!

ライブアイドルに欠かせないもの……それはオリジナル楽曲!
 
当たり前の事を言っているようだが、10年……いや15年くらい前のライブアイドルはオリジナル楽曲を持っていないまま活動していたアイドルやグループもザラにいた。
むしろカヴァーの方が盛り上がると言って、オリジナル楽曲を作らずカヴァー曲に頼るようなアイドルが跋扈していた時代もある。
 
今でもデビューして間もないアイドル(及びグループ)はカヴァー曲に頼る事はあれど、いつまでもそれに頼っていられない。
 
オリジナル楽曲があり、初めてライブアイドルを名乗れると言って過言ではない。(と持論を展開する)
 
……そこで今回のレポートの主役・燃えこれ学園の事例を見て行きたい。
 
燃えこれ学園……厳密には活動開始直後の当時「萌えこれ学園」だが、最初期はオリジナル楽曲は一曲しか無かったと聞く。
今でも配信ライブの最後に流れる「燃えこれ学園 校歌」(当時は「萌えこれ学園 校歌」)である。
ただ燃えこれ学園をご存知の方ならお分かりだろうが、あくまでイベントの締めに流れるテーマソングの位置づけであり、ライブステージ用の楽曲では無い。
 
黎明期はカヴァーのみでステージを構成したと聞くが、活動開始して三ヶ月後の2014年6月「すき!すき!好き!!」を早い段階で披露している。
その後、年に数曲(大よそ3~4曲)のペースでオリジナル楽曲を制作、9年目を迎えた現在、燃えこれ学園のオリジナル楽曲数は前述の「校歌」含め25曲にのぼる。
当然のように現在の彼女たちはオリジナル楽曲のみでステージを構成している。
カヴァー曲を歌う事はごく一部の例外を除いて、拝見する機会が無い。
 
ただこれはグループ全体の話であり、メンバー個々に焦点を当てると、また違った事情が見えてくる。
燃えこれ学園全体の楽曲とは別に、メンバー個々もオリジナル楽曲……「ソロ曲」が存在する。
(例外として、燃えこれ学園活動前からソロシンガーとして活動していた熊野はるには、燃えこれ学園活動前のオリジナル楽曲が複数存在する)
 
他のグループアイドルでもメンバー個人向けの楽曲はあるため「ソロ曲」の存在自体が物珍しい訳ではない。
しかし燃えこれ学園においては「ソロ曲」が作られる条件が特徴的であり、燃えこれ学園の評価システムの一つである「推しメン投票」で一定数の得票を獲得しないと「ソロ曲」が作成されない。
(「推しメン投票」の説明は本筋から逸れるのでここでは割愛する。興味ある方は燃えこれ学園公式HP等をチェックして欲しい)
現在はほとんどのメンバーが「ソロ曲」を持つに至るが、歌う機会がかなり限られる。
 
・自身の生誕祭
・つうしんぼランキング1位獲得時(「つうしんぼランキング」の詳細も燃えこれ学園公式HPにて)
・ソロ曲祭り!
 
主に上記3つが「ソロ曲」披露の場となる。
稀にメンバーがソロで外部出演したり、また限られたメンバーの出演かつ持ち時間が長い場合に披露されるなどあるが、それらはレアケースと思った方がいい。
それだけ燃えこれ学園にとって、メンバーの「ソロ曲」を聴く機会というのは、応援する広報委員(ファン)にとっても貴重な機会なのである。
 
そんな貴重なメンバーの「ソロ曲」が全て聴けるのが……2020年度の配信ライブから始まった「ソロ曲祭り!」である!
今回で三年連続の開催となり、すっかりこの時期の恒例企画として定着した「ソロ曲祭り!」。
各メンバーが衣装まで自由に選べるこのイベントは、生誕祭とはまた違った、メンバー個々の個性が爆発する……そんな名物イベントでもある!
 
前置きが長くなりましたが、今回は9月20日に新宿ALTA KeyStudioで行われた「ソロ曲祭り!」の模様をレポート致します。
 
●開演前
 
燃えこれ学園の配信ライブではすっかりお馴染みとなった、新宿ALTA KeyStudio。
しかし8月中旬の配信ライブ以来なので、約一ヶ月ぶりと久々になった感は否めない。

会場に入ると、いつものように席が置かれている。
 
そしてステージの上手側にも椅子が一つ……。

今回のステージを前に怪我してしまったメンバーのために用意されたものだが、先日までここが高未悠加の(文字通り)「指定席」だったので実は違和感を感じない(汗)
この日、この席に座るのは……。
 
そんな感じでこの日も多くの広報委員が集まり、配信ライブ前恒例の映像での前説を終え、いよいよステージの幕が上がる……。
 
●本編
 
※アーカイブ未見の方はネタバレ注意。
※各メンバー横に「推しメン投票ランキング」(2022年8月31日現在)のSTAGE、ポイントを記載します。
 
OPSEに乗って燃えこれ学園のメンバーが登場。
前述の上手側の椅子席には、先日足を怪我をした佐々木千咲子が座る。
各メンバー、いつもの制服姿ではなく、メンバーカラーの「推しメンTシャツ」で登場した。
 
……ただ一人を除いて。
 
一人だけ「推しメンTシャツ」を着ていないメンバー……山田みつきは白い長袖のロングドレスに身を包んで登場。
OPSEの終わりと共に、山田みつきの呼びかけと共に楽曲が始まった。
 
〇山田みつき(1stSTAGE挑戦中/484pt)
・「Shiny Dream」※全員で歌唱
 
「山田セレクトの曲です」と紹介があって始まったのは、燃えこれ学園の楽曲「Shiny Dream」
山田みつきが現在歌い出しを担当する同曲で「ソロ曲祭り!」は始まった。
 
現在、メンバーで唯一、自身のソロ曲が無い山田みつき。
彼女には「燃えこれ学園」楽曲をセレクトする権利が与えられ、この後、メンバーが個々で用意する衣装と同様にいつもと違う衣装で歌う事となった。
 
彼女にとっては複雑な心境だったと思うが、最後まで立派に「Shiny Dream」を歌いきった。
後のMCで彼女自身、今の自分の伝えたい心境に沿っていたとコメントしている。
 
なおソロ曲が出来る条件である「1stSTAGE」のクリアは600pt。クリアは間近まで迫っている。
来年1月に生誕祭が控えているので、そこでのソロ曲の披露を期待したい。
 
 
「Shiny Dream」を歌い終えた後、メンバーの自己紹介、MCを経て……ここからは各メンバーのソロ曲披露となる!
 
 
〇高未悠加(3rdSTAGE挑戦中/178pt)
・「みらくる☆まじかる☆わんだーらんど」
 
彼女の言葉を借りるなら「空色」のベレー帽にセーラー服を貴重としたロングスカートのワンピースに身を包んで登場。
実はこれ彼女が制作した自作ゲーム「高未さんと一緒!」でのゲーム内での衣装と同一のもの。
  
昨年3月に初披露した「みらくる☆まじかる☆わんだーらんど」を熱唱。
腰の治療で数ヶ月、椅子に座ったままでのライブを強いられたとは思えないくらい、ステージを駆ける姿が印象的だった。
 
実は初披露時に歌詞を忘れて、その場で歌詞を考え付いた事から「歌詞錬成」と揶揄された事もあったが(汗)
この日のステージを見る限りその様子はなく、歌詞も間違えずしっかり歌いきった模様。
 
どこか厨二病的な雰囲気をまといつつ、だけどそれと相反するような明るさが印象的だった。
音源化の条件となる「2ndSTAGE」は既にクリアしているので、次はこの楽曲の音源化を楽しみに待ちたい。
 
 
〇三浦千鶴(3rdSTAGE挑戦中/258.5pt)
・「Yell」

 
白い上下のセーラー服にポニーテールで現れたのは三浦千鶴。
本人のスタイルの良さもあって、非常に見栄えがする。
 
彼女のソロ曲「Yell」は文字通り「応援歌」であり、歌詞を見ればまるで高校時代を彷彿とさせる内容となっている。
三浦千鶴の過去の経歴を考えると、この楽曲における彼女は「野球部のマネージャー」のイメージ。
 
現に昨年の「ソロ曲祭り!」でも紺色スカートのセーラー服にメガホンを持ち歌っている。
その更に前年はチアガール姿で歌唱するなど、楽曲と衣装のテーマが毎回、一番合致していると思う。
 
どこか照れ臭そうにはにかむ姿が「ちーかわいい」三浦千鶴。
我々が忘れかけた青春を思い出させてくれる、彼女の爽やかさは、燃えこれ学園にとって一服の清涼剤であると感じた。
 
 
〇稲森のあ(3rdSTAGE挑戦中/406pt)
・「Myself」
 
毎回、衣装に最もこだわりを見せるメンバーと言えば……「コスプレガチ勢」を標榜する、稲森のあ。
(彼女の言葉を借りるなら)「こだわりぃ」の自身の担当カラー・ゴールドイエローの手作り衣装に身を包んで登場した。
 
本人が個人配信などで発言していたが、今回の衣装は福岡遠征時に共演したアイドルグループの衣装を参考にしたとの事。

本人初の「腹チラ」と、スカートの柄は音源化した「Myself」のジャケットの背景に使われている柄と同一の物を使うなど、かなりこだわって製作されている。
 
衣装の出来栄えが素晴らしいのはもちろんだが、ステージの上のパフォーマンスも全力で元気いっぱい。
あれだけ動き回って歌声がぶれないし、クオリティの高さは半端ない。背景の「天使の羽」が羽ばたく演出も相まって非常に素敵だった。
 
「ソロ曲祭り!」というステージにおいて、自身のポテンシャルをフルに発揮した、稲森のあのステージは終了。
終始、元気いっぱいにステージを駆けまわった、その姿と歌いきった後の笑顔が印象的だった。
 
 
〇熊野はる(4thSTAGE挑戦中/225.5pt)
・「High jump!」
 
ここで燃えこれ学園の「先生」熊野はるが満を持して登場!
黒いレザー調のシャツなど、全身黒で統一した衣装は、非常にシンプルだが長身の彼女のシルエットを際立たせている。
 
いい意味で先程まで出てきた三人とは対照的なスタイルの熊野はる。
自身の歌唱力で魅せる事を念頭に置いたのだろうか……最もシンプルなスタイルで臨んできたように思える。
 
普段、我々が見ているピンクのジャケットの「先生」や、色んな場面でコミカルな演出に走る(笑)熊野はるのイメージが強い人ほど見て欲しい。
きっとそのイメージが覆る。これがシンガー純度100%の熊野はるの姿なんだと……。
 
一言でいうと、本当にカッコ良かった。
歌と最低限の演出だけで、ここまで人を引き込める人もそうそういない。流石だった。
 
 
〇蒼音舞(5thSTAGE挑戦中/82.5pt)
・「RealCry」
 
歌唱力という意味では、こちらも負けていない!
熊野はるとハイタッチをして、入れ替わるようにステージに登場したのは蒼音舞。
 
偶然にも彼女の衣装も全身黒で統一しており、黒いTシャツに黒いスカート、黒いアームカバー。僅かに髪に紫のメッシュがさしこまれている。
そして彼女もまた熊野はる同様、自身の歌唱力で魅せてくるステージで臨んできた。
 
燃えこれ学園全体ではハモリなどを担当している事もあり、歌唱面でも縁の下の力持ちのイメージが強い彼女だが、そんな事はない。
力強い歌声が会場全体を包み込み、会場のボルテージを一気に上げた。
 
蒼音舞が持つ最大の武器とも言える歌唱力が遺憾なく発揮された、今回のステージ。
グループという枠組みを取り払ったら、ロックな曲調と力強い歌唱力で勝負できる一人のシンガーという事が証明された。
 
 
〇仲川つむぎ(5thSTAGE挑戦中/849.5pt)
・「白いキャンバス」
 
前二人が非常にゴリゴリのストロングスタイルだったが、ここで空気が一変する。
白い衣装に身を包んだ、仲川つむぎ……一気に時代がタイムスリップしたかのような世界観を生み出す。
 
実は二ヶ月前から準備していたという、今回の衣装。
白い麦わら帽子に、胸元が大きく開いたオフショルダーの白いワンピース姿は、彼女が愛する「昭和」を彷彿とさせながらも色気を感じた。
 
また力強い歌声が特徴的だった前二人とは違う、透き通るような伸びのある歌声が会場に澄み渡った。
彼女もまた確かな歌唱力はあるが、こうも違った歌の魅せ方があるのかと感心させられる。
 
こうして「昭和」の臭いと、微かな艶やかを漂わせ、仲川つむぎのステージは終了。
会場にいた広報委員の多くが目の前にいた彼女に、胸をときめかせた事は間違いないだろう……。
 
 
ここまでが「ソロ曲祭り!」前半戦。
これまで出演したメンバーのMCを挟み、ここからはソロ曲が2曲あるメンバーの控える後半戦へと移っていく!
 
  
〇當銘菜々(5thSTAGEクリア/1774.5pt)
・「なないろスマイル」
・「虹色☆Dreamer」
 
後半戦最初に登場したのは、なぁなこと當銘菜々。
白いメッシュ状のワンピース、その下に担当カラーの緑(黄緑)を着こんでいる衣装で登場した。
 
先に「なないろスマイル」を熱唱。もう長い事歌われているだけあって安心して観ていられる。
とにかく彼女の明るさ、そしてかわいらしさが全て詰め込まれていた。
 
二曲目「虹色☆Dreamer」は昨年9月に初披露された、彼女のソロ2曲目
どこか切なさも含めた歌詞もあって、「なないろスマイル」とは違い、ただかわいらしいだけでなく、訴えかけるような歌声に切なさすら覚える。
 
「なないろスマイル」があったからこそ、「虹色☆Dreamer」が産まれたと一連のステージを拝見して思った。
當銘菜々の魅力が詰まった、ステージでした。
 
 
〇佐々木千咲子(5thSTAGEクリア/1939pt)
・「Starry Sign」
・「Stardust melody」
 
全身白い衣装に身を包んだ佐々木千咲子。
ゆっくりとステージ中央に用意された椅子に歩みを進め、そして椅子に腰をかけて静かに歌い出す。
 
一曲目に「Starry Sign」を熱唱。今年2月初披露。彼女自身の故郷を思いながら歌った同曲。
彼女渾身のバラード曲。これまで手拍子とコール、熱気に包まれていた会場が、この時だけはただ静かに彼女の歌声に耳を傾けていた。
 
二曲目に「Stardust melody」2014年から長く歌い続けている、彼女のソロ曲。
会場全体で星空の背景を映し出すという演習と相まって、非常に幻想的な風景がそこに広がっていた。
 
普段は長身スレンダーの長い手足を活かした振付も含めて魅力的な彼女だが、今回は終始座った状態でのパフォーマンスとなった。
却ってそれが純粋に彼女の歌唱力……「歌姫」としての魅力を最大限に引き出したのは(本人には失礼かもしれないが)「怪我の功名」だったかも知れない。
 
 
〇成田麻穂(5thSTAGEクリア/2891.5pt)
・「Happy♡Merry-go-round」
・「くるくるバター」
 
ステージ袖から馬車に乗って(?)登場した、なりーこと成田麻穂。(なお馬車はかぼちゃ頭の當銘菜々が回収)
メンバーの中で最も独特の雰囲気をもつ彼女だが、登場から独特な世界観を構築した。
 
一曲目に「Happy♡Merry-go-round」。昨年8月に初披露された、燃えこれ学園メンバー全体でも初の「ソロ2曲目」となった記念碑的楽曲。
冒頭の馬車などは、この楽曲のイメージからくるものであり、明るい曲調と共にステージの空気を彼女のものにした感がある。
 
それ以上に成田麻穂ワールド全開となったのが、二曲目「くるくるバター」
ここ数年はラジオ番組「なぁなり~ラジオ」EDテーマという事もありお馴染み。とにかく不思議な楽曲。会場は完全に「まほまほの森」と化していた(笑)
 
最後は他のメンバーが眠った状態でステージに登場。「おやすみなさいー」という成田麻穂の言葉で締めて、彼女のステージは終了した。
赤いドレスのような衣装に、赤いリボン姿の彼女の姿が、まるで本当に不思議な国の住人に見えてきた……。
 
 
……こうして全メンバーの全ソロ曲の披露が終了!
しかしこれで終わらないのが「ソロ曲祭り!」
ラストは各々の衣装に身を包んだ、メンバーが全員で燃えこれ学園の楽曲を歌う!
 
〇燃えこれ学園
・「Peeeace!!!」
・「夢幻華」
・「Re-START」
 
最近の燃えこれ学園なら、お馴染みの三曲。
 
制服や特定の衣装で統一されているのと、各々の衣装だとこうも違うんだなと……。
確かにこれはこれで新鮮で見ていて面白いし、一年に一度の「ソロ曲祭り!」ならではの楽しみではあります。
 
一方でこういう時、改めて制服をはじめとした統一した衣装の大切さを再認識したりします。
もっとも先程までメンバー個々がそれぞれの個性を思う存分発揮していた直後で、グループとしてのパフォーマンスを見て流石と思いました。
 
こうして燃えこれ学園全体のパフォーマンスを終え、最後は「燃えこれ学園 校歌」を会場全体で歌い、一年に一度の「ソロ曲祭り!」は幕を閉じました。
 
●総括
 
一年に一度の「祭り!」に相応しい内容だったと思います。
 
燃えこれ学園全体で見ていたら気づかないメンバー個々の魅力だったり、世界観などに触れる事が出来る貴重な機会。
衣装も含めて、ここまで個々の裁量に委ねるイベントも、グループアイドルの中に置いては珍しい部類じゃないかと思います。
 
最も燃えこれ学園が今年9年目という長きに渡り活動しており、楽曲も経験も積み重なっているからこそ、こういうイベントが出来る土壌があると思います。
グループとしての活動が根幹にある以上、そこがしっかりしないと恐らくメンバー個々の活動が出来る余裕すら生まれないはずであり、メンバー、運営サイドがグループとしての活動をしっかりしているからこそ、この個性豊かなイベントが成り立つと思う次第です。
 
だから「ソロ曲祭り!」と称して、10人のメンバーがそれぞれに個性を発揮出来る場があるだけ、凄い事だと思います。
 
滅多にないソロ曲を歌う機会、個人の個性を存分に活かす機会は個々の経験値として蓄積されて、それをまたグループとしての活動に活かせれば、より燃えこれ学園はグループとして成長すると思いました。
 
それでもソロで傾向がここまで皆、バラバラとは……普段、これをまとめ上げている熊野はるの手腕がいかに凄いものか再認識します(笑)
 
一方でまだソロ曲の無い山田みつきは、ちょっとかわいそうだったかな……と。
ただ順調にいけば、恐らくソロ曲制作までは、あと少しの段階に来ているので、来年も「ソロ曲祭り!」が開催されるなら、是非、彼女の世界をぶつけて欲しいと願います。
 
 
こうして終わった「ソロ曲祭り!」ですが、イベント終了後は色々ありました(笑)

↑各々の推しメンの尊さを前に倒れる、広報委員(笑)

 

↑打ち上げの乾杯&料理の数々(推しメン・蒼音舞のチェキを添えて)

とにかく今回もイベントが楽しくて、終わった後も楽しめたので大変満足でした。
 
燃えこれ学園的には9月末から10月頭にかけてしばらく忙しい時期が続きます。
自分もどこまで行けるか分からないけど、可能な限り応援に駆け付けたいと思うので、また今後ともよろしくお願いいたします!
 
※追伸。
各メンバーの衣装については、当方の文面だけでは分かりにくいと思うので、燃えこれ学園公式Twitter「ソロ曲祭り!」後の映像をリンクしておきます。参考ください。

 

 

【宣伝】「WEST EIGHT PRINCE Ⅱ」第78回(通算・第151回)・2022年9月放送分
 
第78回・2022年9月放送分/60分
(「WEST EIGHT PRINCE」から数えて通算・第151回)
 
パーソナリティー:ばんだなまっしー、ヒトデ大石、Benjamin
http://girlsvocallive.com/west.html
 
↑のURLから番組サイトにいけます。
 
2022年9月分の放送、更新となります。
なお収録時期的には、OPトークにあるように割と真夏での収録でした(笑)
 
番組前半は「ヒトデ大石のイベント探訪」

 

8月14日に行われた「キセキレイ生誕LIVE2022『八月は君を思い出す』」について語っています。

今年7月に活動を再開させたキセキレイのBDライブ。
出演者的にも大石得で行くべきライブイベントだったのですが……前日のやや無謀な前日譚をひっくるめて紹介します!
 
番組中盤は「まっしーのたま語らい」
 
こちらも8月14日に行われた「蜂蜜★皇帝ワンマンライブ 逸蜂~イチカバチカ~」について語っています。

お盆の時期に岐阜に遠征を敢行したまっしーの行き先は「蜂蜜★皇帝」のワンマンライブ。
2万円チケットを入手したまっし―が、お値段以上にお得を感じた当日のワンマンライブの様子を熱く語っています!
  
番組後半は「Benjaminのコイツを聴け!(仮)」
 
第72回の今回は「KAN」を特集。
あの大ヒット曲の影響で一発屋と思われがちですが、きちんと振り返ってみると、実はそうではなかった……。
メジャーデビュー前から現在にかけて、あなたが知らないであろうKANの魅力に迫っていきます。
 
 
ED前には恒例となった、告知コーナー(主に9月下旬~10月上旬までのイベント)もあります。
気になったライブがある方はチェックをよろしく!
 
以上の内容となっております。
今月も何卒、よろしくお願いいたします。
 
【9月放送分OP、ED情報】
OPテーマ……「大漁~アキバ漁唄(あきばいさりうた)~」(FICE)
EDテーマ……「紅座の女(カーテンコールver.)」(神楽坂エリー一座)


楽曲使用許諾をいただきました、関係者の皆様、誠にありがとうございました。
 
なお両曲とも編曲に携わったのは金色樽兵衛。
和風バンド「金色」の電気六弦(ギター)、FICE 座 RAINBOWのGt.(はげるん名義)、神楽坂エリー一座のサックス(ジェームズ大井町名義)など多岐に渡り活躍。
多くのアイドルへの楽曲提供でも知られた同氏ですが、2022年8月13日に逝去されました。
 
当番組では同氏のこれまでの活躍に敬意を表し、今月放送分は同氏が携わった楽曲をOP、EDに採用致しました。
 
金色樽兵衛氏のご冥福をお祈りいたします。