ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

【レポート】「鈴音ひとみBirthdayワンマンライブ2026 -Breakthrough-」@YOKOHAMA ReNY beta

(昼主催:「鈴音ひとみ Birthday主催 ひとりじゃない!」)
 
6月、旧暦:水無月。
 
梅雨の時期なのに「水無月」とはこれ如何に?と言いたいところだが、現在でいうところの6月下旬から8月上旬頃にあたるので、梅雨明けの水の無い時期……という事らしい。
 
余談から入ったが、当方にとって6月はヲタをしている上で、とても大切な月である。
ほぼ毎年、必ずと言っていい頻度で二人の女性の誕生日、しいてはバースデーライブに立ち会うからである。
 
一人は蒼音舞。
学園系アイドルグループ・燃えこれ学園のメンバー。
先日も彼女の生誕祭を祝ってきたばかりで、レポートを執筆したのは記憶に新しい。

 

 

 
そしてもう一人は今回の主役である鈴音ひとみ。
シンガーソングライターとして長年活動している。
当方も彼女と知り合ってかなりの年月が経ち、今回のバースデーライブで(コロナ禍で配信で見届けた2020年を加え)10回目の参加となった。
 
そんな彼女のバースデーライブは、ここ数年、バンドワンマンのみの年と、主催ライブを同時開催する年を隔年ごとに実施している。
今年、2026年は主催ライブも開催する年で、長い一日を彼女と共に過ごす事になった。
 
そして向かった先は……横浜・関内。
 
恐らく長年、彼女のファンをしている人ほど妙な違和感に襲われただろう。
鈴音ひとみと言えば、千葉県出身を大々的にアピールする歌い手である。
 
もっともこれまでのバースデーライブもほぼ全て都内で行われていたが、まさか横浜で開催するとは……正直、想像が出来なかった。
 
しかし当日、YOKOHAMA ReNY betaの看板には、確かに「鈴音ひとみ」の文字が躍っていた。
 
開催時期も例年よりかなり遅めの28日。
ここ数年の中では最もイレギュラーなバースデーライブだったが、果たしてどうなったのか?
 
今回は の模様をレポート致します。

●開演前(会場までの道のり)
 
今回、初めて向かった会場、YOKOHAMA ReNY beta。
赤羽がReNY alpha(α)だから、その次でbeta(β)なんだろう。
(という事は、次の系列店はγ(ガンマ)か?)
 
横浜には都内と比べて頻度は少ないながらも、何度かライブイベントで足を運んでいる。
ただ横浜1000CLUBなど、横浜駅周辺の会場が多く、横浜ReNYβがあるその先に行く機会はこれまであまりなかった。
 
いや……厳密には十数年前にあった。
横浜スタジアムにプロ野球に観に行った際、YOKOHAMA ReNY betaと同じ関内駅を降りた事があった。
 
恐らくそれ以来の関内。
当然、土地勘なんて無い(笑)
だがYOKOHAMA ReNY betaの公式サイトの道案内が非常に分かりやすく、本当に物の数分で到着した。
 
こんなに駅近のところにライブハウスなんてあったんだ……。
そんな感覚。
 
なお開場前で待機していた、teamひとにゃん(鈴音ひとみファン)から、燃えこれ学園・熊野はるが仁王立ちしていたと聞いたのはこの時(笑)
 
会場前到着時(昼の主催イベント開催前)時点で結構な長い列が出来ていた。
開場時間になると、まず前方チケットで入場する客層から呼び込まれ、続いて一般チケットの客層が呼びこまれた。
一般チケットだった自分が入場する少し前に、昼主催のOPアクトの時間は迫っていたから間に合うかな……と思っていたけど、なんとか間に合った。
 
それなりに広い会場ではあるけど、この日は昼主催開始前から結構満員だった。
キャパは分からないけど、9割方埋まっていたとみていい。
(ざっと100人は超えていたかな?)
 
入場後、颯爽とトイレで(燃えこれ学園・蒼音舞の)推しTに着替えて、場所を確保したところで、早速昼主催から始まった。
 
●本編

○昼公演「鈴音ひとみ Birthday主催 ひとりじゃない!」


※昼主催公演は短めに所感を述べていきます。
 
・ripple link(OPアクト)
6人組アイドルグループ。鈴音ひとみとは何かと縁が深い。
今回の出演者の中ではキャリアは浅い方だが、イベントのOPアクトを見事に務めた。
 
その後、鈴音ひとみが登場し、諸注意を促してから、昼主催の本編開始となる。
 
・れんてつ
「鉄道知識を教えてもらいたいアイドル」として活動中の4人組アイドルグループ。
実は前週も拝見している。4人の息の揃ったパフォーマンスがとても心地よく、勢いを感じた。
高架線はやぶさ推しの某Mさんの盛り上がる雄姿み見れて良かった。
 
・ソロるる
普段はジュリアナの祟りのバックダンサーとして活動。この日は双子の妹も一緒に出演。
歌唱力については……ノーコメント(多分、わざとなんだろうけど)
ラストの「バブリー革命」はとても楽しかったし、盛り上がった。久々にジュリアナの祟り見たいなぁ(笑)
 
・燃えこれ学園
本気で日本武道館を目指す、バラエティアイドルグループ(当方の推し)
1曲目「お誕生日おめでとう」を歌いに来て、盛大にお祝いにきたようなもん(笑)
7人の新体制になって一ヶ月経過。ラスト「It's more!」がとても素晴らしい出来で、燃えこれ学園の良さを見せつけたと思う次第。
 
・松山あおい
「クリエイティブ歌のお姉さん」でお馴染み、松山あおい。
鈴音ひとみとは長年の付き合いかつ、ソロにおける盟友。
1曲目から鈴音ひとみを巻き込みつつ、いつもの面白おかしく、楽しいステージで会場を沸かせた。
 
・十条月
ちなみに月と書いて「ルナ」と読む。本職は舞台女優らしい。
ライブ出演は約一年ぶりだったとか。詳しい事情は知らないものの、その事で感極まる場面も……。
MCでは朗読を披露するなど、他の出演者とは違ったステージを見せた。
 
・鈴音ひとみ
本日の主役。衣装が……特に胸元がえっちぃ!(照)
まぁ主役なので、ここはセトリも紹介しておくか。

【セットリスト】
1.世界イチHAPPY BIRTH DAY!!
2.スキスキ♡SUMMER!!
3.Sinfonia
4.Brand New DAY

1曲目で自分で自分を祝うところからスタートというね(笑)
2曲目は夏定番、3曲目は人気の沸き曲、そしてラスト「Brand New DAY」は昨今のひとにゃんといえば……の一曲。
対バンライブでお馴染みのセットリストだったけど、昼からteamひとにゃん大集合で、ゲストの客層もひっくるめて大いに盛り上がりました。
 
短い時間ながら、こうして昼主催ライブは終了。
特典会も割と早い時間に終わって、会場を出たのが13:50頃。
そして夕方のバンドワンマンライブの開始が17:25。
 
早い。そして時間がある!(笑)
 
(ここからしばらく個人的なお話)
 
そうなるとお酒大好き(?)燃えこれ学園の広報委員(ファン)たちは飲みに繰り出すわけですよ(笑)
駅前で2時間ほど飲み放題の飲み屋を見つけて飲んで、それでもまだ16時ちょっと前(笑)
 
すると今度は別の場所で飲んでいたteamひとにゃんに合流して、2軒目に向かう訳ですよ(笑)
ただ2軒目の途中で、夕方のバンドワンマン開場時刻となり、teamひとにゃんの面々は早めに退店。
広報委員たちは「ま、開演に間に合えばいいか。会場、結構近いし」と余裕をこいていたんですよ……。
 
気が付いたら開演時刻直前じゃない!?(汗)
 
慌てて会計を終えて、会場に向かう広報委員たち。
そして会場の扉を開けたら……。
 
ステージの上で1曲目を歌うひとにゃんがおりました……。
 
ギリギリセーフ!(いや、アウト!)
 
〇夜公演「鈴音ひとみBirthdayワンマンライブ2026 -Breakthrough-」

本当にギリギリ遅刻だったけど、(後から確認して)1曲目途中から聴けたから、ほぼほぼワンマン見れた事になるので本当に良かったよ(汗)
 
……という事で、会場に到着した時、既にバンドをバックに鈴音ひとみは「≒Answer」を熱唱中だった。
自身のパーソナルカラーであるミントグリーンをあしらった、白いドレス調の衣装が遠目からでも映えていた。
衣装はとてもかわいらしい。
一方で今回のワンマンライブのロゴがあしらわれた黒い旗を持ち、振りかざす姿は相反するカッコよさがにじみ出ていた。
そんな事を会場入口付近から、遠目で眺めていた。
 
気持ち的にはもっと前に行きたかった。
しかしギリギリ遅刻した自分たちにその権利は残されていなかった。
何故なら既に会場は、詰めかけた客層でいっぱいだったからだ。
 
こうして1曲目をカッコよく〆た後は、2曲目「世界イチHAPPY BIRTH DAY!!」
やはり自身の素晴らしい誕生日。皆で盛大にお祝いしないと始まらない。
個人的には1曲目と2曲目がセットで、このBirthdayワンマンライブの始まりを告げた……と思っている。
 
3曲目は打って変わって「Peach」
カラオケ音源だと非常にかわいらしくも、ポップな楽曲というイメージだが、バンド編成だとそのイメージすら覆される。
ポップな一面もあるが、先ほどから述べるようなカッコよさ……洗練された感じすらしてしまう。
普段聴いている楽曲とのギャップを楽しむのも、またこういうバンド編成ならではの楽しみか。
 
続いて4曲目「SUKIDA!!」を熱唱。
そしてこのライブ初の挨拶がてらのMCを挟んで、5曲目「シューティングスター」と続く。
共通点としては「SUKIDA!!」は昨年のBirthdayワンマン、「シューティングスター」は一昨年のBirthdayワンマンで初披露された楽曲である。
それぞれ発表されて1年、2年と月日を経た訳だが、teamひとにゃんや多くの客層に愛される楽曲に成長したと感慨深く聴いていた。
 
この流れで6曲目に先日発表されたばかりの「Concerto」
そして7曲目が鈴音ひとみの代表曲の一つ「Sinfonia」
これから鈴音ひとみの代表曲になるかも知れない「Concerto」と、既に鈴音ひとみを代表する一曲である「Sinfonia」の対比は見てて面白かった。
 
ここで再びMCに入る。自身初の横浜でのBirthdayワンマン開催に言及。
そしてX上で「#49日後にギターリストになるアイドル」というハッシュタグを展開しており、ここのMCでエレキギターを手にする。

エレキギターを手にして歌ったのは、8曲目「マイ✩ヒーロー」
この楽曲は当方が彼女を知った頃には既によく歌われていた楽曲の一つ。
今でもそれなりの頻度で歌われ続ける楽曲で、恐らく同曲が好きなteamひとにゃんも大多数いるだろう……。
なお間奏部分では、バンドメンバーの紹介。高い演奏力(とネタ)で客層にアピールして多くの客層からの歓声を浴びた。
そして鈴音ひとみは間奏部分でソロパートを披露。見事に弾いたその姿にただのアイドルの範疇を超えた「ギターリスト」鈴音ひとみの姿がそこにあった。
長く愛され歌われた楽曲を、自身のエレキギターの演奏という新しいエッセンスを注入し、今も大切に歌い続ける姿勢は新旧のファン問わず感動を覚えただろう。
こうして少し鈴音ひとみと出会った頃を思い出し、感慨にふけっていた。
 
「マイ✩ヒーロー」を歌い終えエレキギターを外すと、会場が暗転……そしてサビに向けて一気にアップテンポへ!
9曲目「スキスキ♡SUMMER!!」
夏が大好きな鈴音ひとみ随一の、この季節ならではのアゲ曲。
毎年のBirthdayワンマン開催時期なら「夏を先取り」という感じが強いけど、今回は6月末。
もうすぐ迫りくる「夏」をヒシヒシと感じ、予感させる……そんな暑さを楽曲を通じて感じていた。
なおいつもなら最前の客層の頭をスイカに見立てて割る(叩く)のだが、ステージとの距離があるため、この楽曲のために用意したスイカ型風船を割る!
……という演出をしたかったのだが、すぐに割れず、3回目でやっと成功した(笑)

一通り既存楽曲を中心に会場がほかほかに温まったところだが、ここで次にこのイベントの数日前(6/25)にリリースしたばかりの新曲を披露!
歌ったのは「Wings of the sword」
今回の生バンド編成と相性が良い、疾走感あふれるロックナンバー。
リリースから数日にも関わらず、既にteamひとにゃんの盛り上がりも一体感があり、所謂ミックスもきちんと入っていた。
同曲が今後、どのような進化を遂げるのか楽しみである。
 
新曲披露を終えて11曲目に「絆」
8曲目の「マイ✩ヒーロー」同様、古くから歌われている楽曲。
正直、彼女を知って十年近くにはなったが、未だに鈴音ひとみと言えば、この楽曲……と言ってしまうくらいには代表曲中の代表曲だと思っている。
確かに「Sinfonia」のような人気曲もあるけど、この楽曲あってこその鈴音ひとみだと未だに思っているし、毎年のように聴けるのは本当に嬉しい。
またバンド編成ならではの音の重なりが強く出ているので、この楽曲のバンド編成を聴いた事無い方には、一度でいいから聴いてほしいと本気で思う。
 
ここでMC。
彼女自身、現在の活動と自身の想いを重ねて心境を述べ、改めてこの日駆け付けた多くの客層に礼を述べる。
そしてライブ自体が、実は終盤戦……残り3曲である事が伝えら、会場からは「えぇ~!?」と残念そうな声が上がる。
バンド編成のライブは疾走感はあるのだが、体感時間も、そして実際に経過する時間も短い事が多かったりする。
今回もその例に漏れなかったが、それだけ中身が充実していた意味でもある。
 
MC明け12曲目に歌ったのは「夢の続き」
今でこそ鈴音ひとみを代表するバラードナンバーに成長した。
この楽曲が出来た当時の背景は、決して先行きが明るい時期じゃなかったのを覚えているので、この楽曲を微笑みながら聴ける今という時間を尊く、そして大切に思える。
楽曲の最後で鈴音ひとみが左右に手を振るのに合わせて、ミントグリーンのサイリウムを左右に振って応える客層……鈴音ひとみと客層の間の絆を感じさせるワンシーンだった。
 
続いて歌った13曲目「Brand New DAY」
彼女のラジオ番組の主題歌にもなっており、未来を感じさせる明るい歌詞と、メロディラインは聴いていて心が明るくなってくる。
今回の生バンド編成の中でも、特にバンドでの演奏で相性がいいと感じた一曲。
恐らく作曲者(岩出マサユキ)の音楽的嗜好も相まって、相性の良さを感じている。
この楽曲ではサビの部分で指でピースサインを作って左右に振ったり、前に突き出したりする振り付けも特徴的。
対バンライブで〆にもってくる事も多くなった、ここ最近の鈴音ひとみを代表する一曲。
これからを明るく照らす一曲として、鈴音ひとみに欠かせない一曲に成長したと感じた。
 
そして本編ラスト「Over the rainbow」
この楽曲の時だけは、会場で「虹」を表現するため、ミントグリーン一色だった会場が、色とりどりのキンブレの海……いや「虹」へと変貌した。
皆、思い思い、それぞれの色のキンブレを振って、横浜の地に大きな虹を架けた!
(余談ですが当方は紫を振らせてもらいました)
ラストで会場全体でジャンプをして、きれいに〆!
 
……こうして鈴音ひとみ、2026年度のBirthdayワンマンライブは幕を閉じる……
 
……はずがなかった(笑)
 
teamひとにゃんを中心に巻き起こるアンコール。
やがて「アンコール」から「ひとにゃん」コールへと叫ぶ声は変化。
客層の声が枯れかけたタイミングで、赤いTシャツに身を包み、アコースティックギターを肩からかけた鈴音ひとみが再び姿を現した。
 
凝ったMCが思い浮かばなかったから、皆への想いを曲にしたという鈴音ひとみ。
アンコールの1曲目で歌ったのは、三日前に完成したばかりという新曲「Believe in myself」
ほぼ全編生バンド編成だったが、ここだけはカラオケ音源にアコースティックギターを弾きながら歌う鈴音ひとみ。
この日はエレキギターも弾いていたが、アコースティックギターを始めたのもコロナ禍の頃だったと記憶している。
ここ数年でギター全般に対する技術が格段に上がっているのは驚嘆すると共に、彼女自身の相当な努力の裏付けとも感じている。
この時、会場はただただ鈴音ひとみの歌声と演奏に耳を傾けていた……。
楽曲を終えると、会場は暖かい拍手に包まれた……。
 
新曲を歌い終え、ここでMC。
鈴音ひとみ自身、楽曲に想いを込めたため感極まり、やや声が上ずる場面も見られた。
そして「嬉しいお知らせ」が発表。
「Wings of the sword」のMV公開、海外雑誌の表紙を飾る事、9月の舞台出演……そして11月23日にも原宿にてワンマンライブを開催する事が発表された。
 
そしてアンコールも残り2曲。
再びバンド編成に戻りアンコール2曲目に歌ったのは「各駅停車」
鈴音ひとみ(そして当方)の故郷である千葉県を走る総武線と、彼女自身の人生になぞらえて作られた一曲。
千葉県出身者としては総武線は生活において切り離せない路線の一つであり、この楽曲を聴くたびに千葉県出身者としての誇りを思い起こさせてくれる。
千葉県出身の鈴音ひとみが、横浜の地で総武線を思いながら歌う「各駅停車」
……思えば(地理的にも)遠くまで来たけれど、これからもこの楽曲のように少しでも歩みを進めて欲しいと願う。
 
アンコールラストは「光の歌」
最後の最後は明るく〆にかかった。
そしてこの楽曲のラスト、鈴音ひとみは「無限ハイタッチ」と称して、会場にいる全ての客層とハイタッチを交わすという、とんでもない事を言い出す。
当方がいた後方は、料金の都合もあり前方エリアには通常入れないのだが、この楽曲が最後という事もあり、前方客の了承を得て、後方の客層も前に招き入れたのだ。
鈴音ひとみとハイタッチするために、長い列が出来る。
一人、また一人、鈴音ひとみとハイタッチを交わす。
当然、当方も彼女と笑顔でハイタッチを交わす。
会場にいる全ての客層とハイタッチを交わす間、バンドメンバーも最後の力を振り絞り演奏を続けた。
全ての客層とハイタッチを交わし終え、最後は会場一体のジャンプで〆て楽曲は終了した。
 
直後、バンドメンバーの演奏で「HappyBirthday」が流れる。
会場袖からミントグリーンのバースデーケーキが登場し、会場内火気厳禁のためエアで火が消された。
記念撮影を経て、最後はバンドメンバー全員と手をつなぎ挨拶……。
 
「今日は本当に、本当にありがとうございました!」
 
マイクを通じず大きな生の声を会場に響かせた。
 
バンドメンバーが先にステージから掃けた後、改めて鈴音ひとみは同じ文言を客層に投げかけ、そして客層の歓声に両手を振って応えた。
 
去り際「(せ~の……)ひっとにゃーん!」のteamひとにゃんによる掛け声が響き、鈴音ひとみはステージの上から去った。
 
こうして「鈴音ひとみBirthdayワンマンライブ2026 -Breakthrough-」が全ての演目を終えた。
鈴音ひとみが去った後のステージには、文字通りその幕が閉じられた……。
 
 
【セットリスト】
1.≒Answer
2.世界イチHAPPY BIRTH DAY!!
3.Peach
4.SUKIDA!!
5.シューティングスター
6.Concerto
7.Sinfonia
8.マイ✩ヒーロー
9.スキスキ♡SUMMER!!
10.Wings of the sword
11.絆
12.夢の続き
13.Brand New DAY
14.Over the rainbow

(アンコール)
E1.Believe in myself
E2.各駅停車
E3.光の歌
 
●総括
 
年々進化を続ける鈴音ひとみのバースデーライブ。
今年もその進化を見届ける事が出来た事に満足している。
 
生バンド編成でのバースデーワンマンを2022年から始めて、今年で5回目になるけど、年々生バンド編成のクオリティが高くなっている点は見逃せない。
現在のバンドメンバーとも(確か今年で)3年目になると言及していたが、チームワークの成熟という意味でも、それが高まっていると感じた。
そして何より鈴音ひとみ自身がヴォーカルとしてだけではなく、ギターとしての成長が著しいのも見てわかる。
今のところ楽曲は限られているものの、彼女がギターを始めた頃と比べると、段違いに上達しているのが、長く見ている者としては分かる。
既存曲に加え、新曲もきちんとこなす姿に、鈴音ひとみ(と、バンドメンバー)の並々ならぬ努力の跡が、現地にいてもヒシヒシ伝わった。
 
それにしても……だ。
ここ数年、鈴音ひとみは特にバースデーライブ近辺で、新曲出す時は一気に生み出しているけど、一体、どういうポテンシャルをしているんだ!?(誉め言葉です)
今回だけでも「Concerto」「Wings of the sword」そしてこのライブ三日前に完成した「Believe in myself」がそれに該当するだろう。
 
以前はグループアイドルが多く出ても広いと感じる会場を、たった一人でもその広さを感じさせないくらいにダイナミックに演出する、いわばフィジカルが強いアスリート的なソロアイドルという印象だった。
それが今や作詞作曲、果てはギター演奏までこなす、アーティスト的な側面が強いアイドル、いや一シンガーという印象に変わりつつある。
 
当然、以前の広い会場を我が物顔で暴れまわる(笑)鈴音ひとみも好きではあるが、現在の方向性もいい意味でシフト変更をうまく行っていると感じる次第。
 
今回のバンド編成のバースデーワンマンは、一つの到達点に達した……そんな印象を持つ。
 
一方で変わらないのはteamひとにゃんの暖かさ、懐の深さであり、鈴音ひとみを支えるその姿には感服する。
彼らの尽力あってこその鈴音ひとみだし、また彼女自身もそれはきちんと理解した上で、お互いが信頼しているのが見て取れる。
 
ただ今回は鈴音ひとみのバースデーライブにしては遅めの6月下旬開催、尚且つ会場は初の横浜(関内)とイレギュラーも多く、苦労も多かっただろう。
しかしこれらの課題や懸念点すら乗り越えて、ここまでの物を開催出来た事は、これからの活動においても大きな自信にもなると思う。
 
来年のバースデーライブはいよいよ、彼女の故郷・千葉での開催を……と、千葉県出身者としては願うが、千葉県内大きな会場あっただろうか……(汗)
その前、今年は11月23日にも、もう一本大きなライブも控えているので、そちらにまず注力してもらいたいと思う次第。
 
最後になりますが、毎年のように進化を続ける鈴音ひとみに敬意を表して、このレポートを〆たいと思います。
 
「ひとにゃん、今年も最高のバースデーライブをありがとう!」
 
今は都民な海洋生物(千葉県産)より。

一年に一度のお誕生日を祝う生誕祭。
燃えこれ学園における我が推しメン・蒼音舞にとって、なんと今年で13回目の生誕祭となる。
 
とてもめでたい事……なのだが、昨年の生誕祭の時と比較して、この一年の間で燃えこれ学園の状況が劇的に変化した。
 
昨年9月に山田みつきが卒業、今年4月に入り西崎琴音が自主退学という形で燃えこれ学園を去り、そして先日、当方のレポートでも執筆した通り、5月末で佐々木千咲子が燃えこれ学園を卒業した。

 


一年の間にメンバーが3人減った。
長い間10人前後の大人数グループとして活動してきた燃えこれ学園にとって、現在の7人というのはこれまでにないくらい少ない人数となる。
 
特に先日卒業した佐々木千咲子は長年、1期生として燃えこれ学園のメンバーとして貢献してきたメンバーであり、燃えこれ学園を知る者からすれば彼女が抜けた穴を埋めるのは容易ではないのは明らかだった。
 
さらに今年度から生誕祭の会場も懇意にしていた初台DOORSではなく、今年に入ってから使用頻度が上がっている秋葉原Galaxyでの開催、また火曜日ではなく月曜日開催というイレギュラーが積み重なる状況だった。
 
立ちふさがる困難の数々。
 
しかし過去の「蒼音舞生誕祭」においては「順風満帆」で終わった事があっただろうか?
むしろ困難や逆境に立ち向かわないといけない場面の方が多かった印象が強すぎる!
(昨年度は自身の活動休止が控えている状況だったし、2023年度に至っては生誕祭当日にメンバー3人コロナで欠席というハプニングすらあった)
 
メンバー7人での再出発。
 
順風……いやむしろ逆風、向かい風が吹いている状況だが、それを跳ね返すだけの力が燃えこれ学園、そして蒼音舞にはある!
 
「かかってこい!13年目の生誕祭!
 燃えこれ学園、そして蒼音舞のパワーを見せつけてやる!(ムキムキ)」
 
……と、蒼音舞本人が思ったかどうかは別にして……(汗)



今回は2026年6月8日・月曜日、秋葉原Galaxyにて行われた2026年度「蒼音舞生誕祭」の様子をレポートします。
 
●開演前
 
※ここは主に当日の当方の話が中心になります。
 
当日まで様々な準備をしていた当方ですが、会場内に色々設置するにあたり開場時間より少し前には既に会場到着した。
 
例えばフラワースタンドの隣に設置するソープフラワーとその設置台の準備。
(前もってお伝えすると運営の許可はいただいております)
また生誕口上のボード置場の確保や、「小ネタ」のために用意した物を配る段取り、そして皆様に配る用のサイリウムと生誕口上が記載されたカンペ(メモ)置場の相談など……。
 
実は燃えこれ学園メンバーが前特典会を実施している裏で色々頑張っていたのです(笑)
(この点については協力してくれた運営や広報委員(燃えこれ学園固定ファン)に感謝です)
 
さらに自分自身はこの日のために作製したハッピに袖を通し、それを着て初めてメンバーの前に現れるなど、そんな事もしたり……。
 
本当に慌ただしく時間はあっという間に過ぎて行きました。
 
確かに燃えこれ学園にとっても、蒼音舞にとっても大きな節目であるライブでしたが……当日を迎えるまでの準備を含めて、楽しくも忙しく準備できたな……と思いました。
 
開演5分前くらいになったタイミングで「蒼音舞生誕祭」恒例(?)の前口上を気合入れてやりました。
今年度は特に燃えこれ学園新体制一発目の定期公演という事もあり、会場にいる皆さんで盛り上げていきましょう……的な事を言わせてもらいました。
 
確かに自分自身、蒼音舞を推す「あおねぐみ」でありますが、それ以前に燃えこれ学園を推す「広報委員」でもあります。
燃えこれ学園メンバー全員の不安を取り払うには……やはり皆さんの声援が何よりの力になると思った次第です。
 
前口上も終わり、いよいよ公演開始の時間が訪れる……。
 
ステージ後方のモニターに映し出される、燃えこれ学園メンバーによる諸注意の映像。
当然の事ながら、佐々木千咲子卒業に伴い、一部他のメンバーに音声が差し替えられていた。
意外とこういう些細なところから、燃えこれ学園の「新体制」を実感した。
 
やがて諸注意映像を終え、いつもならそのままOPSEなのだが暗転した会場に蒼音舞の元気な声が響く。
 
「今日は蒼音舞生誕祭、ありがとうございます!」
 
そして蒼音舞の「せーの」の掛け声と共にメンバー全員の声が響いた。
 
「感謝、笑顔を忘れずに、自分に負けるな燃えこれ学園。あー……よっしゃ、行くぞ!」
 
ライブ前恒例の燃えこれ学園メンバーの掛け声の後、これもマイナーチェンジしたOPSE画像と共にメンバー紹介VTRが流れ……。
最後は本日主役の蒼音舞の映像と共に、会場に「糖質制限、あおね!」のコールが響き、13回目の「蒼音舞生誕祭」は幕を開ける……!
 
●本編
 
○燃えこれ学園(前半)
暗転した会場から流れてきたのはピアノの旋律。
そして一斉にメンバー全員が静かに歌い出す……1曲目は「With a Smile」
ソロパートが無い、燃えこれ学園メンバー全員の歌唱力が前面に押し出された一曲。
7人になった一番最初の楽曲が、この歌からスタートというところに燃えこれ学園メンバー全員で一致団結していこうという気持ちが垣間見えた。
続いて一気に楽曲の雰囲気が打って変わって、会場が熱く盛り上がる……2曲目「To the Future」
だが実はこの時、前奏のところで所謂「三連MIX」がかなりずれていた。
(現地では燃えこれ学園側がずれたと錯覚したが、映像を見返したら明らかにフロア側がずれていた)
よって「三連MIX」が歌い出しより早いタイミングで終わってしまったのだが……歌い出しを担当する蒼音舞がきっちり自身のパートを歌う事で、その後、フロア側のコールのズレは解消された。
これは先導していた側のミスなのだが、期せずして蒼音舞の歌唱面でのリズム感が証明される事となった。
(自分も知らず知らず先走った感がある。本当に申し訳ない)
「To the Future」がDTM系のスタイリッシュさを持つなら、3曲目「again」は王道的なロックが前面の一曲。
仲川つむぎの歌い出しから始まる一連の流れは、普段の楽しい雰囲気とはまた一線を画した燃えこれ学園の魅力が詰まっていた。
 
こうして3曲連続で歌い終え、メンバーが横一列に並びMCへ。
そのまま自己紹介にいくと思いきや……4曲目「@MOECOREGAKUEN」に突入。
昨年4月初公開の燃えこれ学園メンバー自己紹介ソング!
各メンバーの特徴がわかりやすく、楽しく燃えこれ学園メンバーの事が知る事が出来る一曲となっている(……はず)
初披露時はメンバー10人だったけど、この一年で卒業(あるいは自主退学)したメンバーの3人の分がごっそり無くなっているから、だいぶ短くなったけどね……。
でも特徴的で面白い自己紹介ソングなので、これからも何かの機にやってほしいとは思う次第です。
 
こうして燃えこれ学園の冒頭のパートは終了。
続いてゲスト1組目の登場となる。
 
○SORRY.IDOL
ちなみに「すみません」と読む。絶対初見では読めない(笑)
昨年8月結成の5人組グループで燃えこれ学園定期公演には初出演ではある。
だがメンバー個々の活動歴は長く、瀬戸万莉愛はソロや別グループで、雨沢凛は前所属グループ時に課外授業(対バン)での共演の経験がある。
なおこの日は一人欠席で4人での出演。
全員が白い衣装に身を包み、非常に統一感を感じる。
1曲目「駆け引きシネマ」から少しムーディーに始まり、続いて2曲目「kawaiiは猛毒」でかわいらしさを前面に出す。
2曲終えてMC。メンバーが一人、一人、自己紹介。
本日の主役、蒼音舞への誕生日お祝いの言葉を述べた後、3曲目「ツギハギオルゴール」
先ほどまでのかわいらしさに加え、スタイリッシュでキレのある動きが加わって見ごたえがあった。
ラスト4曲目は「すみません。」
グループ名が連呼されるだけあって、彼女たちの代表曲……と思われる。
サビの特徴的な謝っている感じの振り付けなど特徴的だった。
こうして燃えこれ学園定期公演に初出演となった「SORRY.IDOL」
かわいらしさとキレの良さを見せつけ、白い衣装と共に印象を残した……。
 
○燃えこれ学園(中盤)
白一色だったSORRY.IDOLと対照的に、再度登場した燃えこれ学園は俗にいう「オルゴール衣装」での登場。
数多くある衣装の中でももっともメンバーカラーが分かりやすい、この衣装はいつも以上にカラフルに見えた。
そんな中盤戦、最初に歌ったのは「オルゴール」
この衣装が「オルゴール衣装」と呼ばれる由来になった一曲である。
なお歌詞の中に「クリスマス」とあるように、本来は冬の歌であり……夏が近づいている昨今からすると季節外れなのではある(笑)
この日主役の蒼音舞のハモリが非常に効果的に入っている一曲であり、音源でも彼女のハモリが最初から入るなどした記念碑的な一曲でもあり、かなり印象的である。
続いて(燃えこれ学園として)6曲目に歌ったのは「procyon」
この楽曲の発表時期こそ夏場だったものの、本来、プロキオンは冬の星座・こいぬ座の星なので季節とは合ってない。
……が、歌詞に「あの夏のprocyon」とあるので、実質夏の歌だろうか。
(「procyon」の歌詞についての考察は以前行っているので、別記事を参考にしてもらいたい)
 

【所感】燃えこれ学園定期公演「新体制&新曲発表」@新宿ALTA KeyStudio
https://ameblo.jp/hitode0014/entry-12816664720.html
 
そんな「procyon」だが、サビの部分で変化が起きた。これまでライブではユニゾンだった部分でハモリが入ったのだ。
もちろんハモリの主はこの日の主役・蒼音舞。
これまで以上に「procyon」という楽曲のメロディーに厚みが出ており、この日歌った楽曲の中でも一、二を争うレベルの出来だったと思う次第。
続いて7曲目に「Peeeace!!!」ようやく王道の夏の歌が来た!(笑)
前2曲と違い明るい曲調だが、この楽曲も当初から蒼音舞のハモリが聴ける一曲となっており、前2曲同様、蒼音舞の歌唱面での実力が遺憾なく発揮されている。
今でこそ「万年ダイエッター」を称する蒼音舞だが、かつては「ハモリメーカー」と自称しており、ハモリについては絶大の自信を持っている。
燃えこれ学園結成当初こそ校歌以外でそのハモリが発揮される事は無かったが、楽曲が増える過程で蒼音舞の歌い手としての確かな実力が反映されるようになったのは、彼女自身、また燃えこれ学園にとっても大きな成長と言って過言ではないだろう。
そんな明るい雰囲気の中「Peeeace!!!」を終え、8曲目「ミラクる☆妄想がーる」となるのだが……実は「Peeeace!!!」終盤から、メンバーが二人……三浦千鶴、そして熊野はるがいないのである。
この流れ……もしや……と思った人は、少なくとも過去2年の蒼音舞生誕祭を観ている方である(笑)
5人でのステージで1番を歌い終えようとした時……その時は来た……。
 
伝説の力士・春の海、登場(笑)
 
ここ数年、蒼音舞生誕祭名物である(笑)
(真面目に説明すると力士の着ぐるみを着た熊野はるの事)
実は当初、今年は登場予定がなかったが、春の海の大ファン、青山明日香が「今年も会えるかなぁ」とつぶやいた事で、春の海の登場が決定した経緯がある(笑)
しかも今年の春の海は例年と違い、黒いネズミ風の耳と鼻が描かれていて、首からは赤いパンツがぶら下がっており……。
そんな春の海の隣で蒼音舞は高らかに叫ぶ……
 
「アオネーランドに、ようこそ!」
 
……なんかまずくね?(笑)色々まずくね?(笑)そもそも前特典会でも「デ○ズニーコーデ」と称した私服を皆、着ていたし(笑)
メンバーたちもここを境に何か……テーマパークに居そうなパリピっぽい感じになっているし(笑)
あまり詳細に書くと著作権引っ掛かりそうなので、これくらいにしておくけど楽曲終盤で熊野はるが汗だくになって戻ってきた(笑)
こうしてハチャメチャな中で「ミラクる☆妄想がーる」を歌い終え、中盤戦のパートは終了となる。
 
この時のMCで蒼音舞のハモリに言及したり、春の海再登場の裏話が披露されたりしている(笑)
蒼音舞の歌唱面での実力が発揮されたのは素晴らしかったが「アオネーランド」のカオスっぷりもまた印象的な中盤戦だった。
 
続いて2組目のゲストが登場する。
燃えこれ学園も「オルゴール衣装」は各メンバーカラーが分かりやすい特徴的な衣装だったが、この後登場する彼女たちも衣装と各メンバーのカラーが非常に分かりやすいグループだった……。
 
○のーぷらん。
燃えこれ学園とはたびたび共演している、こちらも大人数グループ、のーぷらん。
普段は五反田を拠点にしているイメージが強い。
担当カラーもカラフルで、出演メンバーは全員、その担当カラーの衣装に身を包んで登場した。
なお本来はメンバー8人なのだが……この日は4人。紫担当:こもりわかながお休みだった事に落胆を隠せない某氏の後ろ姿が切なかった……(笑)
ステージ登場直後、瀬戸栞(担当カラー:赤)が「舞さんのことが~!」と叫び、続いてメンバー全員で「好きだー!」と叫ぶ。
1曲目、そのタイトルもどストレートに「好きだ!」
歌詞もそのまま「好きだ!」という気持ちを、清々しいほどの真っすぐ伝えている。
なおこの楽曲の落ちサビでガチ恋口上を発動するのですが、当然そこはこの日の主役の名前が呼ばれるのであって……気が付けば当方も最前でガチ恋口上叫んでいました(笑)
その後は楽曲終わりまでは最前で観させていただく事になりました。(のーぷらん。のファンの皆様、ありがとうございました)
次の曲も瀬戸栞が「のーぷらん。まだまだお祝いするよー!」的な事を叫び2曲目「ドンカンフラストレーション」へと続く。
先ほどがどストレートな告白ソングなら、この楽曲はどちらかというと1曲目と真逆の歌詞というか……。
そのままノンストップで3曲目「下弦の月」、さらに4曲目「純情ロマンチスト」と続く。
どちらの楽曲も恋愛系の楽曲のだが、それぞれに切なさというか、そういう歌詞が染みわたる。
それにしてもここまでずっとノンストップなのが素直にすごいというか……。
さぁこれで終わり……と思いきや、なんと5曲目「キズナ」
持ち時間20分で5曲!MC挟まずノンストップとは……恐れ入りました。
全曲歌い終えて、ようやくMC。メンバーが担当カラーと名前を次々に述べる。
なお白担当:美咲まりは5月末に加入したばかりの新メンバーで、先輩メンバーたちに混じって今回のステージをやりきった事は特筆すべき点として残しておく。
そして最後に告知を瀬戸栞が代表して言うのだが、ほぼ息継ぎ無しノンストップで言ってないか……。
こうしてのーぷらん。のステージは終了。
振り返れば、かなりスタミナお化けなステージをしてくれました……。
 
のーぷらん。がステージから去り、暗転した会場に静けさが漂う……。
次はどうなるのか……固唾をのんで見守っていると、燃えこれ学園のメンバーたちが静かにステージの中央に立つ……。
 
○燃えこれ学園(後半)
前触れもなく流れてきた前奏……燃えこれ学園の通算9曲目は「戦々恐々El dorado」
熊野はるの「蒼音舞生誕祭、もっと騒いでいきましょう!」という呼びかけと共に、会場に声が響き渡る。
俗にいう「黒衣装」(燃えこれ学園の楽曲的には「Go on!」のジャケットに採用されている衣装)に身を包んだメンバーたちがクールに歌い始める。
フロアもサビに向けて、Aメロでのツーステなどを経て徐々にテンションが上がっていく。
そしてサビでは名物となった「名古屋式アイアイ」が発動するが、この日は音頭をとるところを全て当日参加したあおねぐみ(蒼音舞ファン)が担当した。
間奏を経て、当方もラストのサビとアンコールの最後1回はあおねぐみメンバー全員と担当させてもらった。
これは一つ素敵な思い出になった。
こうして「戦々恐々El dorado」で熱く後半戦が始まった。
「戦々恐々El dorado」を歌い終えると、会場に響く鈴の音……静寂の中に響くその音を聴き、そしてメンバーの立ち位置を見て次の楽曲は確信した。
10曲目「恋時雨」
蒼音舞にとっては、燃えこれ学園楽曲の中で初めて歌い出しをもらった記念碑的な楽曲。
蒼音舞生誕祭ではほぼ必ずチョイスされると言っていいほど、お馴染みの一曲である。
和ロック調の力強いメロディーラインが特徴的で、最初から最後まで非常に熱い一曲となっている。
そして次に歌ったのが「夢幻華」
燃えこれ学園を良く知る方の中では、かなり人気も知名度も高い和ロックテイストの楽曲である。
実は前に歌った「恋時雨」は「夢幻華」のアンサーソングという位置づけ。この2曲は密接な繋がりがあり、それ故のこの繋がりである。
この並びで聴くからこそ、この二つの楽曲から導き出される世界観があり、それが蒼音舞をはじめとするメンバーのパフォーマンスによく現れていた。
会場内の盛り上がりはここで一つ最高潮を迎える事となり、ここでのパートは終了する。
 
このパート終了直後、颯爽に蒼音舞はステージから掃けて、残ったメンバーたちでMCを展開する。
その間、配信ライブでのコメントを読み上げたり、前述の2曲の関係性などを中心にトークを展開。
やがて準備を終え、蒼音舞のソロパフォーマンスに移行する……。
 
ステージ袖から生誕ドレス姿の蒼音舞が登場する。
(実は前述の「黒衣装」時に既に下に着こんでいた)
ここ数年、黒を基調に紫をところどころあしらう生誕ドレスが多かったが、今年は薄い紫の色合いが特徴的なドレスとなった。
会場に向けた挨拶の後、予め用意した(蒼音舞曰く)「文」(手紙)を読み上げる。
 
病気の影響で全力のパフォーマンスが出来なかった昨年度の生誕祭と違い、今年はそれが出来る喜びを語る。
(病気はさらに遡ると一昨年の年末に発覚している)
続いて5月末の佐々木の卒業、それを経て今回が燃えこれ学園新体制初の定期公演である事に触れる。
これからも困難にぶち当たると思うと述べるが、それでも皆と一緒なら乗り越えられると信じていると述べ「ついてきてくれますか?」という問いかけには会場も声援で応えた。
また次に自分自身の現状に言及し、これから変わらないといけない、成長しないといけないと思うと述べ、具体的には年内に2曲目のソロ曲獲得を目指したいと目標を掲げた。
(そのためには燃えこれ学園の「推しメン投票」というシステムをクリアしないといけない。「推しメン投票」のシステムなどについては今回のレポートでは割愛する)
彼女自身、これまでなら不安から目標から逃げていたかも知れないと語りつつも、応援している方のためにも自身が変わって結果で恩返ししていきたい趣旨を伝えている。
最後に燃えこれ学園、そして蒼音舞の応援をよろしくお願いしますと述べ手紙を締めくくった。
 
こうして手紙を読み終えて、歌ったのは蒼音舞のソロ曲「RealCry」
今回の手紙の内容にもシンクロするような歌詞が印象的なロックナンバーである。
蒼音舞本人曰く、そこまで歌詞は明るいものじゃないというが、前を向く事をあきらめようとしない彼女の心境にとてもシンクロしている歌詞だと思うのは自分だけだろうか……。
蒼音舞の「魂(こころ)の叫び」、即ち「RealCry」……今年も会場に力強く響き渡った。
なお毎年生誕口上はこの楽曲の際、入れていますが今年も落ちサビの際に入れました。
 


前半部はメンバーとの別れが多かった一年を振り返りつつも、それでも自分たちがついているという事、そしてこれからも共に未来に向かって行こうという意味を込めたもの。
後半部は……まぁここ数年変わっていないのですが(笑)蒼音舞を応援する気持ちを前面に出した口上……という事で。
 
「RealCry」を堂々と歌い終えた後、そのまま続けて「BRAVE」をソロで歌い始める。
この「BRAVE」、「RealCry」の音源版で蒼音舞がソロで歌っているバージョンがC/Wで収録されている。
まずはソロで「BRAVE」の1番を歌うが、その力強い歌声は彼女のポテンシャルを証明するには十分すぎた。
1番を歌い終えた後、蒼音舞生誕祭特製Tシャツに身を包んだ燃えこれ学園メンバーが合流し、残りを全員で歌いきった。
三浦千鶴生誕祭でも同様の流れ(三浦ソロ「Yell」から1番のみソロで「トワイライトキャラメリゼ」を歌唱)があったが、今年度の燃えこれ学園生誕祭では、この流れが定番化するかも知れない。
「BRAVE」を歌い終え、次の曲に入る前、蒼音舞の口から先日発表された新しい曲と紹介が入る。
既に後方には残りのメンバーが横一列に並んで控えている。
そして自分の立ち位置に蒼音が立ち、新曲「It's more!」が流れる。
この生誕祭の約一週間前「佐々木千咲子卒業公演」で初披露された同曲。
これが燃えこれ学園全体でも2回目の披露となる。
まだ披露されたばかりの新曲だが会場全体で腕を上げ、手を上げ、心を一つに叫ぶ……これまで関わった全ての人たちの想いと共に燃えこれ学園メンバーの想いがこだまする。
新たに7人となった燃えこれ学園の今とこれからを象徴する一曲として、これからもこの楽曲は成長していくのだろう……そう感じる内容だった。
……こうして「It's more!」も歌い終え、いよいよ生誕祭もラスト。
蒼音舞が「皆におめでとう言ってもらいたいんだ!」と叫ぶと、メンバーたちも「お誕生日おめでとう」と応える!
ラストは「お誕生日おめでとう」
燃えこれ学園の生誕祭において、この楽曲無しでは終われない!
楽曲を通じてお祝いムードが漂う中、2番のサビを歌い終えたところでフロアの方が少しだけ騒がしくなる。
落ちサビが終わる少し前には既に準備が整う。
そして落ちサビに入ったところで、会場全体で掲げたもの……それは……
 
十万石まんじゅう(笑)

 


 
蒼音舞の大好物の埼玉県銘菓。(「@MOECOREGAKUEN」の歌詞の中にも出てくるし、今回の紙媒体のチケットにも「十万石まんじゅう最高!!」と記載されている)
本物では無いが厚紙を使ったものを、フロア全体の客層に配り、それを一斉に掲げた。
(実はこの十万石まんじゅう作ったのは自分になります・笑)
驚く蒼音舞、そして笑顔になる燃えこれ学園メンバーたちが微笑ましかった。
楽曲終盤でゲストののーぷらん。、SORRY.IDOLのメンバーたちもステージに登場。
最後は燃えこれ学園メンバー、ゲストたち、そして会場にいる客層全員から「おめでとう!」と一斉にお祝いされた。
 
「お誕生日おめでとう」終了後は、紙製の十万石まんじゅうがステージ上の燃えこれ学園メンバーやゲストにも手渡された。
そんな十万石まんじゅうを出演者たちは手にしながら、写真撮影、動画撮影を経て、ゲストたちが挨拶と今後のスケジュールをお知らせする流れに。
ゲストが掃けてから再び燃えこれ学園メンバーのみとなるが、ここで熊野がこの日の裏話を話し始める。
蒼音舞自身が自分の生誕祭であると同時に、燃えこれ学園新体制一発目という事に重圧と責任を感じていたであろう事に言及。
恐らく疲れて頭が回っていない(熊野はる談)であろう、蒼音舞に代わり(?)その気持ちを伝えた。
 
最後は「燃えこれ学園 校歌」をメンバー全員で斉唱。
その後、燃えこれ学園メンバーからの色紙贈呈、今後の告知を経て、2026年度の「蒼音舞生誕祭」は終了。
 
「これからも一緒についてきてください。よろしくお願いします!」
 
そう言った後で「何か言ってる事、変かも知れない」というセルフでツッコミを入れながら、蒼音舞はステージを去っていった。 
 
その表情はやり切った充実感と、幸せそうな満面の笑顔で満ち溢れていた。
 
 
 
【2026年度・蒼音舞生誕祭 セットリスト】
○燃えこれ学園(前半)
1.With a Smile
2.To the Future
3.again
4.@MOECOREGAKUEN
 
○SORRY.IDOL
1.駆け引きシネマ
2.kawaiiは猛毒
3.ツギハギオルゴール
4.すみません。
 
○燃えこれ学園(中盤)
5.オルゴール
6.procyon
7.Peeeace!!!
8.ミラクる☆妄想がーる
 
○のーぷらん。
1.好きだ!
2.ドンカンフラストレーション
3.下弦の月
4.純情ロマンチスト
5.キズナ
 
○燃えこれ学園(生誕パート、黒衣装)
9.戦々恐々El dorado
10.恋時雨
11.夢幻華
 
12.RealCry(蒼音舞)
 
13.BRAVE
14.It's more!
15.お誕生日おめでとう
 
(ED.燃えこれ学園 校歌)
 
 
●総括
 
ただ楽しかったし、幸せだった。
それに尽きる。
 
終盤のMCで熊野はるが言及した通り、燃えこれ学園にとっても新体制一発目となる重圧も責任も圧し掛かるステージ。
蒼音舞自身、例年の生誕祭とは違い、始まるまでは心から楽しめる余裕はなかったのかも知れない。(熊野のMC聞く限り、恐らくそうだと思う)
 
しかし蒼音舞はその重圧も責任も跳ねのけて、生誕祭の成功のみならず、燃えこれ学園新体制としてのスタートをも見事に成功で飾ったと思う。
 
でもよく考えたら、冒頭でも述べた通り過去の「蒼音舞生誕祭」は困難や逆境の中、迎える展開は多々あった。
蒼音舞本人や周囲が気づいているか別にして、実はこの手の困難や逆境に一番強かったのは(少なくとも現メンバーでは)蒼音舞だった……かも知れない。
少なくとも今回しっかり生誕祭をやり切った事で、過去の経験を経て成長した事も、実力を身に着けていた事もしっかり証明された。
何より終盤になればなるほど重圧や責任から解放されて、どんどん笑顔になっていった。
そして蒼音舞自身が生誕祭のステージを楽しみつつ、幸せそうだったのが観ている側にも伝わってきた。
 
今回の生誕祭、蒼音舞は自身の成功体験として誇っていいと思う。
やはり13年間、伊達に結成当初から燃えこれ学園を支えているメンバーじゃない……と、今回のパフォーマンスを一通り拝見して思った。
中盤戦の3曲連続ハモリや、ソロコーナーにおける圧倒的な歌唱力は、他のメンバーで真似できるメンバーは現状いないだろう。(特にハモリの部分)
 
一方で彼女自身(特に手紙でも言及があった「推しメン投票」と言った)目に見える結果がついていない事から、自身を過小評価して自信を持てていない節が垣間見えた。
そこは蒼音舞のもったいない部分である。
ただ今回の生誕祭を観た者は(少なくとも)実力面で、蒼音舞を低く見る者はいないと思う。
先ほどから何度も記しているが、ハモリという燃えこれ学園では唯一無二の武器を持っているのだから、それを自信の拠り所にしたっていいと思う。
今回の生誕祭で「私はこんなステージが出来る!」という自信をもって堂々とする事で、逆にそれが蒼音舞の評価に繋がり、巡り巡って結果がついてくる事もあるはずなので、目の前の結果だけに捉われないで欲しいと願う。
 
また燃えこれ学園の運営やメンバーはそこをしっかり認識した上で、蒼音舞に接してほしいと願う。
特に彼女自身が自信を強く持てないのは、彼女自身だけの問題だけではないはずなので、その点踏まえて接してくれると嬉しいかな……と、一広報委員としては思う。
 
やや話が脱線したけど、改めて振り返ると終始楽しい「蒼音舞生誕祭」だったし、燃えこれ学園新体制のスタートを無事に切れたのは何よりも良かった。
 
ゲストののーぷらん。、SORRY.IDOLの2組も、自身のステージを華やかに飾りつつも、生誕祭を、何より燃えこれ学園のステージを共に盛り上げようとする気概が見て取れた。
この点においては本当に感謝しかありません。
本当にありがとうございました。
 
また蒼音舞以外の燃えこれ学園メンバーの、今回のステージにかける意気込みも十分に伝わる内容でした。
新体制になって最初の定期公演なので、非常にメンタル的にも難しかったのは想像に難くない。
そんな中においても、自分たちのパフォーマンスを磨き上げ、また蒼音舞の誕生日を盛大に祝うというミッションを、客層と共に作り上げた事は非常に素晴らしかったと思います。
 
あとここからは個人的な話も入りますが、会場内で共に蒼音舞を祝い、燃えこれ学園を応援してくれた皆様、ありがとうございました。
皆様の暖かい声援があったからこそ、蒼音舞生誕祭は大成功したと思っています。
一人の蒼音舞、しいては燃えこれ学園のファンとして、これほど嬉しい事はありません。
 
「RealCry」で生誕口上を一緒に叫んでくれて嬉しかったです。
「お誕生日おめでとう」で十万石まんじゅうを一緒に掲げてくれて楽しかったです。 
本当にありがとうございました。
 
また私自身も今回の「蒼音舞生誕祭」は気合入れつつも、やりたい事がほぼほぼ空回りする事なく、楽しみながら出来た……そう思っています。
色々、自分やあおねぐみ(蒼音舞ファン)のやりたい事に付き合ってくれた広報委員や近しい関係の皆様、本当に楽しかったです。
重ね重ねになりますが、ありがとうございました。
 
 
最後に、あおねちゃんこと蒼音舞へ
 
自分が初めて参加した2019年度の「蒼音舞生誕祭」から、もう7年の月日が流れました。
今では毎年のように生誕口上を考えたり、サイリウム買ったり、フラスタ手配したり……「蒼音舞生誕祭」の準備に追われるのが5月下旬から6月にかけての生活の一部になりました。
 
数年に一度、一筋縄ではいかない大変な事に見舞われたりするけど、今年の生誕祭もある意味で難しい心境の生誕祭だったと思います。
それでもあおねちゃんはいつも笑顔で歌い踊り、自分たちを楽しませてくれて、そして幸せな気持ちにしてくれます。
 
実はあおねちゃんを精一杯お祝いしてあげたいと言いながら、一番楽しさと幸せをもらっているのは、自分なのかも知れません。
 
あおねちゃんがこれからも燃えこれ学園のメンバーでいる限り、きっとこれからも大変な事はあると思う。
今年の生誕口上にある通り「出逢いと別れを繰り返し」、今に至っているし、そしてこれからもそれは起きると思う。
 
だけどあおねちゃんが、燃えこれ学園のメンバーとして活動する限り、いや歌い手として活動する限り、自分は共に進みたいと思っています。
もちろん自分もこれから先、何があるか分からないけど、出来る限りそうありたいと思います。
 
あおねちゃん、おめでとう。
そしてこれからも共に進んで行こう。
 
恥ずかしいから「結婚しような」とは言わないよ(笑)
 


 
以上、〆。

【レポート】佐々木千咲子、燃えこれ学園最後の日。(燃えこれ学園定期公演「佐々木千咲子卒業前、生誕祭」@初台DOORS→燃えこれ学園単独公演「佐々木千咲子卒業公演」@初台DOORS)
 
4,444日
 
2014年4月1日、当時「萌えこれ学園」として結成された大人数アイドルグループは多くの出逢いと別れ、「燃えこれ学園」への改名を経て、12年2ヶ月の月日が流れた。
 
そしてこの日、燃えこれ学園からまた一つの別れを経験する事となる。
 
佐々木千咲子
 
2014年4月の結成時に在籍した1期生14人のうちの一人。
結成当初こそ活躍の場は限られていたが、徐々にグループ内で頭角を現す。
活動11年目の2024年度からは、同じく1期生の成田麻穂と共に「新任教師」となり、グループを代表するメンバーとして存在感を示した。
 
これからも長くグループを支えてくれる……誰もがそう思ったが、2025年4月に一年後を目処に、燃えこれ学園を卒業する事を発表する。
 
しかし彼女にとって残された時間は非常に濃密なものだった。
 
卒業発表翌週のZeppShinjukuでの公演、自身「最後の」と謳った(はずの)生誕祭、自身3曲目、4曲目のソロ曲発表、「天下一武道館」からの新宿ReNYの「とんでもない一日」……。
 
慌ただしくも、楽しい日々が残された日々に彩を添えた。
 
一方で自身の卒業より早く、二人の後輩を見送る事となった……。
 
 
2026年5月31日
 
燃えこれ学園結成から4,444日目。
 
多くの思い出と、多くの出逢い、そして別れを経て……この日、佐々木千咲子は燃えこれ学園のメンバーとして最後の一日を迎えた……。
 
 
今回は燃えこれ学園定期公演「佐々木千咲子卒業前、生誕祭」、そして燃えこれ学園単独公演「佐々木千咲子卒業公演」の様子をレポートします。



 
○燃えこれ学園定期公演「佐々木千咲子卒業前、生誕祭」~昨年のが最後って言ったけど、やっぱやりたい生誕祭!~

正式タイトルはめちゃくちゃ長い(笑)
 
本来なら2025年度に行われた「佐々木千咲子生誕祭」で彼女自身も生誕祭はラストにする……つもりだった。
 
だがこの日、丸一日かけた長丁場となった事で、卒業直前の「生誕祭」アンコールが実現する事となった。
恐らく一年前の佐々木千咲子は本当に「卒業公演」のみ行うつもりだったのだろうが……。
 
もっとも今年は彼女の誕生日を大々的にお祝いする機会が無いと思われていただけに、多くのファンにとっては朗報だったのは間違いない。
(数日前に外部出演のライブが誕生日当日という事もあり、盛大にお祝いされていたが)
 
会場には燃えこれ学園の固定ファン層である広報委員のみならず、この日ゲスト出演する共演者たちのファンも集い、お祝いのムードが徐々に高まっているのが分かった。
 
やがて開演時間となり、佐々木千咲子にとって(少なくとも燃えこれ学園の一員としては、正真正銘)最後の生誕祭の幕が上がった……。
 
※以下、本編。ここでは各出演パートの冒頭にセットリストを記載する。

●燃えこれ学園
1.はじけろ★パーティタイム!!
2.夢幻華
 
冒頭のOP映像の後、制服姿のメンバーが一斉に登場する。
1曲目「はじけろ★パーティタイム!!」から軽快に楽しそうに歌い出す。
続いて2曲目「夢幻華」で真逆の和風ロックテイストの世界観を醸し出す。
冒頭2曲でも燃えこれ学園の持つポテンシャルの幅広さが分かっただろう。
 
2曲をあっという間に歌い終えて、燃えこれ学園メンバーが一人ずつ自己紹介。
当然、この日一番の歓声を浴びたのは佐々木千咲子、その人だった。
 
MCと挨拶もそこそこに、この日1組目のゲストが登場する。
 
●ずんだ茜
1.競翔
2.大切な場所
3.花鳥風月
 
佐々木千咲子とは、同じ東北地方の出身(佐々木は岩手、ずんだ茜は宮城)
その名前の通り「ずんだ」を彷彿とさせる薄い黄緑の衣装に身を包み登場した、ずんだ茜。
黄緑色のずんだ豆と思わしきキャラの描かれた旗を持って登場した。
1曲目に「競翔」元々はレース鳩応援ソングとして作った楽曲だが、歌詞に強い想いを込めて力強く歌ったと、当人も後にXで語っている。
2曲目「大切な場所」は、同じ東北から上京してきた者同士、郷愁を思い起こさせる一曲となっている。
そしてラストに「花鳥風月」で大いに盛り上げた。
昨年の生誕祭に続き、二年連続出演のずんだ茜。
佐々木と同じ東北地方出身の同志として、彼女の誕生日、そして旅立ちを祝った。
終始、笑顔を振りまくその姿が印象的だった。

●燃えこれ学園(つうしんぼランキング3月度)
3.To the Future(トークポート選抜/成田、青山、佐々木、熊野、仲川)
4.ミラクる☆妄想がーる(フォトガチャ選抜/成田、仲川、三浦、稲森、佐々木)
5.BRAVE(課外授業ポイント選抜/蒼音、成田、熊野、青山、佐々木)
6.Lost in Time(定期公演ポイント選抜/青山、成田、稲森、佐々木、仲川)
7.Go on!~Breaking the Limits~(つうしんぼ選抜/青山、成田、佐々木、仲川、熊野)
 
この日は燃えこれ学園定期公演名物「つうしんぼランキング」も行われる。
佐々木が卒業すると今後、出来なくなってしまう……という事で、3月度、4月度のつうしんぼランキングをするのだが……。
本来であれば、佐々木がランクインしたものに絞ればいいのだが、ここ数ヶ月の佐々木は全部門万遍なくランクイン(笑)
結局、3月つうしんぼ1位だった青山明日香のソロ以外、全てやるという事になった。(なおその青山の1位ソロは8月の定期公演にて実施予定)
とにかくこのコーナーはステージに立つメンバーが限られており、普段と全く違う歌割りや、フォーメーションが見ものである。
佐々木をはじめとした各メンバーのいつもと違うパートなどに目を奪われる。
例え長年、広報委員(=燃えこれ学園ファン)をしていても飽きないものであった。
 
つうしんぼランキング3月度を全て終え、ここからゲストコーナー。
続いては2組連続での登場となる。
 
●利根さやな
1.Next Stage
2.Waki Waki!!
3.Star
 
冒頭、アカペラで「HappyBirthday」と(ちょっと巻き舌気味に)歌いながら登場した「ストロングシンガー」利根さやな。
(ただしその際、はりきり過ぎて衣装のボタンが弾けている・笑)
MCも面白く、非常にキャラが立っている。
だが一方で「ストロングシンガー」という名の通りパワー系シンガーとしての実力も確かなものがある。
1曲目「Next Stage」では、これから次のステージに向かう佐々木に向けて力強く歌いあげた。
2曲目「Waki Waki!!」では一転して、非常に楽しい雰囲気で生誕祭主役の佐々木を祝った。
この流れのままラストは「Star」をしっかり歌い上げ、自身のステージを〆た。
こうして利根さやなのステージは終わった。
(この後、一観客として彼女自身、めちゃくちゃはしゃぐのは……別の話・笑)

●鈴音ひとみ
1.世界イチHAPPY BIRTHDAY!!
2.Concerto
3.Sinfonia
 
こちらも昨年の佐々木千咲子生誕祭に登場した鈴音ひとみ。
この日は自身の担当カラーであるミントグリーンの襟とスカートがあしらわれたセーラー服に、羽衣のような袖の衣装で登場。
1曲目に彼女のバースデーソングである「世界イチHAPPY BIRTHDAY!!」を歌い上げ、佐々木の生誕祭をお祝いする。
続いてMCを挟んで2曲目には、前日発表したばかりの新曲「Concerto」を披露。
ロック調の鈴音ひとみ楽曲の真骨頂とも言うべき仕上がりになっている。
3ヶ月連続新曲リリースの一環でリリースされた一曲で、新たな彼女の代表曲となるか注文される。
ラストは彼女のキラーソングとも言うべき「Sinfonia」
会場の盛り上がりはここで一つ最高潮に到達した。
こうして鈴音ひとみのステージは終了。なお彼女自身、6月6日に誕生日を迎え、28日には生誕祭を控えている。
生誕祭に向けて是非頑張ってほしいと願う。
 
●燃えこれ学園(つうしんぼランキング4月度)
8.Re-START(トークポート選抜/成田、佐々木、仲川、熊野、青山)
9.風と君と虹と僕(フォトガチャ選抜/成田、仲川、三浦、稲森、佐々木)
10.0(zero) (課外授業ポイント選抜/蒼音、成田、佐々木、熊野、仲川)
11.オルゴール(定期公演ポイント選抜/佐々木、成田、稲森、蒼音、仲川)
12.恋時雨(つうしんぼ選抜/佐々木、成田、稲森、蒼音、仲川)
 
さてここで再び燃えこれ学園の出演。
今度は4月度のつうしんぼランキングの選抜ステージとなる。
だがここで先ほどの3月度とは大きな違いがある。
「Re-START」から「オルゴール」まではマイクを持って歌っていたメンバーが3人。残り2人はマイクを持たず踊っているだけである。
マイクトラブルでも起こったか……?と知らない方は思ったかも知れないが、これはそのような演出である。
今年度からの仕様変更で「つうしんぼランキング」の部門別ランキングは上位3名が歌唱、そして4位、5位の2名は振り付けのみという形式になったのである。
……なので、上記の表記で言えば、例えばトークポート選抜なら歌ったのは成田、佐々木、仲川の上位3人で、4位、5位だった熊野、青山は振り付けのみという事になる。
そういう流れだった事を念頭に置いて想像してもらいたい。
なお総合ランキングにあたる「つうしんぼ選抜」での「恋時雨」は従来通り5人とも歌って踊ってのパフォーマンスだった事も付け加えたいと思う。
 
つうしんぼランキング4月度も……実は1位のソロは残っているのだが、それを残して終了。
最後のゲストが登場するが、燃えこれ学園とはとっても縁が深い、あのグループが登場する……。
 
●漆黒ノ協奏曲~コンチェルト~
1.Message
2.紡ぐ言の葉
3.Shall we live
 
燃えこれ学園の盟友とも言って過言ではない漆黒ノ協奏曲~コンチェルト~。
だが燃えこれ学園主催イベントの際は(自称・燃えこれ学園の)姉妹校(公式)の「漆黒学園」と称してステージに上がる機会が多く、この日もそのスタイルだった。
いつもは黒が基調の衣装が印象的な彼女たちだが、この日は「学園」を意識して各々が学校の制服(Yシャツにネクタイ、ブレザーあるいはセーラー服)に身を包んで登場した。
更には全員がメガネを着用しての登場だったのは、佐々木千咲子をイメージしていたのは一目見て分かった。
(なお4月末から正式メンバーになった真白ユキミは「漆黒学園」スタイルでの出演は初となった)
1曲目から「Message」で会場全体をモッシュで巻き込むような演出で大いに盛り上げる。
続いて2曲目「紡ぐ言の葉」4人のそれぞれの持ち味が活かされたヴォーカルが交錯し、会場に響き渡る。
ラストは「Shall we live」で切なくも、きれいにまとめ上げて、そのステージを終えた。
ステージ終了後のMCで、リーダーのオトギノマオイが代表して燃えこれ学園、そして佐々木千咲子へ心からの感謝と、そしてこれからも支えると強く宣言した。
燃えこれ学園の「姉妹校(公式)」として、そして盟友としてこれ以上ないステージを披露して「漆黒学園」こと漆黒ノ協奏曲~コンチェルト~の出番は終了した。
 
●燃えこれ学園
13.Starry Sign(佐々木千咲子)
14.お誕生日おめでとう
15.戦々恐々ElDorado
 
ここからは俗にいう「生誕祭パート」
佐々木千咲子が白いドレスに身を包んで登場。
自身ソロ2曲目にして珠玉のバラード「Starry Sign」を披露。(なおこの歌唱が「つうしんぼランキング」4月度1位のソロに相当するとの事)
暗転した会場は静かに彼女の歌声に耳を傾け、水色のサイリウムの光でその歌声に応えた。
続いて会場は一気に明るくなり「お誕生日おめでとう」をメンバー全員で歌い上げ、佐々木千咲子の誕生日を大いにお祝いする。
祝福ムード満点で幸せそう……と思った矢先、その異変は突然起きた!
楽曲も後半、落ちサビに差し掛かったところで……
 
突然、泣き出す三浦千鶴
 
この予想だにしなかった事態に佐々木は当然、メンバーも驚きを隠せず。
後のMCで三浦は「来年、一緒に誕生日過ごせないんだな……」とその心中をつぶやく。
実は佐々木と同じ5月28日生まれの三浦。以前はW生誕祭を開催した間柄であり、別々の生誕祭開催になっても近かったのでより親近感は強かったものと思われる。
MCで熊野のツッコミもありつつも、そんな三浦の独白がどこかかわいらしく、微笑ましいものであったのは間違いない。
 
この楽曲の後奏では、昨年最後と言ったのに、今年も生誕祭開催する事に対する愛あるツッコミがあった口上も好評(?)だった事もお伝えしよう。
笑いと涙が交錯した、いいところだったが「佐々木千咲子卒業前、生誕祭」も次でラスト。
ラストは「戦々恐々ElDorado」
会場全体が水色のサイリウムを中心に一つとなり、大いに盛り上がりを見せた。
 
ステージ終了直後、ステージ袖からゲスト4組が一斉に登場し、代表してオトギノマオイ(漆黒ノ協奏曲~コンチェルト~)が寄せ書きと思われる色紙を手渡し。
その後動画撮影、ゲスト4組の告知とMCなどを経て、最後は燃えこれ学園の挨拶で「佐々木千咲子卒業前、生誕祭」は幕を閉じた……。
 

 
……その後、1時間近い特典会終了後、会場を出た客層のうち、この後の「卒業公演」に向かうものは各々、束の間の休息に入る。
 
一方でこの「生誕祭」のみで去る者たちは、燃えこれ学園の一員としては最後となる佐々木千咲子の姿を瞼に焼き付け、それぞれの途へ向かう。

方や「卒業公演」のみに訪れる者たちは、燃えこれ学園の一員としては最後となる佐々木千咲子の姿をその目に焼き付けるために一人、また一人現れる……。
 
ほんの短い休息時間を経て、初台DOORSは再び燃え上がろうとしていた……!
 
 
○燃えこれ学園単独公演「佐々木千咲子卒業公演」
 
どこか楽しく、笑って過ごした「生誕祭」とは、少しだけ流れる空気が違った。
 
「生誕祭」から引き続き会場に残っている者に加え、この「卒業公演」から足を運んだと思われる客層も多々いた。
だがこの場に立ち会った全ての者が、燃えこれ学園の一員としての佐々木千咲子の最後の姿を目に焼き付けよう……そういう気持ちで会場にいたであろう事は間違いなかった。
 
開演時間をやや過ぎて、会場内からも熊野はるの声で「もう少しお待ちください」という声が響く。
今か……今か……そうしているうちに会場内には定期公演でお馴染みの諸注意の映像が流れる。
そしてそのまま映像付きのOPSEとなるのだが、この日はメンバー一人、一人の紹介と共にステージに登場するスタイル。
まず10周年記念衣装に身を包んだ成田麻穂が颯爽と登場した後、仲川、稲森、蒼音、三浦、青山、そして熊野と続き……最後にこの日の主役・佐々木千咲子が登場!
 
このままの流れで1曲目「ココハピ」から華々しく「佐々木千咲子卒業公演」はスタートとなる。
明るい楽曲の雰囲気そのままに2曲目「キャンパスブレイク」と楽曲は続く。
燃えこれ学園のメンバーのとてもかわいらしい一面が前面に出たところで、もっとメンバーの個性がもっとも光る3曲目「@MOECOREGAKUEN」に繋がる。
各メンバーともそれぞれのファンが、それぞれのメンバーカラーのサイリウムが光る場面だが、この日、最も光を強く放ったのは当然、佐々木千咲子の水色だったのは言うまでもない。
ここで4曲目で「Re-START」となり会場の雰囲気が変わる。
コロナ禍前後の燃えこれ学園を支えた代表曲と言って過言でない一曲。
多くの客層が大きな声援で、そしてメンバーと同様腕を力強く前に伸ばしてメンバーたちへと想いを届けた。
ノンストップが続きここで5曲目「To the Future」
燃えこれ学園の数多い楽曲の中でもカッコよさなら一、二を争う楽曲。
ここで会場は大きな盛り上がりを見せ、そして大きく燃え上がった。
 
5曲連続を終えて、ようやくMCへと移行。
まずは後輩メンバーにあたる三浦、稲森、青山を残して、佐々木千咲子に関するテーマトークを展開する。
入学当初の佐々木の写真や、メガネの話、ファッションの話題など多岐に話題は渡った。
やがて先にステージから掃けてた先輩メンバー5人が着替えて戻ってくる。
この衣装……昨年2月に一度だけ着ている衣装となり「Go on!」のジャケットに使われている。
 
先輩メンバー5人といえば……佐々木を含めた熊野、成田、蒼音、仲川といえば「先輩's」として2023年半ば以降活動を共にしてきた。
その中でこの5人「先輩's」のオリジナル……という事で、ここで歌ったのは「希望の翼」
非常に激しいロックナンバーで、先発'sメンバーたちの迫力のある歌声が、非常に特徴的である。
力強い5人の歌声を響かせた後は、着替え終わった後輩メンバー(三浦、稲森、青山)も加え「BRAVE」を歌い上げる。
続いて8曲目に「Lost in Time」
燃えこれ学園メンバー出演映画「ゴブンノイチ人生」の主題歌だった同曲だが、メンバーたちがこれまで駆け抜けてきた日々を彷彿とさせる歌詞が印象的である。
青春を彷彿とさせた「Lost in Time」の後で9曲目「恋の魔法」で少し切ない気分になった……と思いきや10曲目に「夢幻華」と燃えこれ学園ファン以外からも人気の高い和ロックテイストの同曲を持ってくる。
ここまで数曲の楽曲の雰囲気の変遷具合は非常に幅広いと同時に目まぐるしく、燃えこれ学園の楽曲の幅広さを裏付けている。
 
ここも5曲連続を終えて、MCを兼ねて給水タイムに。
当日は30℃近い気温であり、室内とはいえ非常に暑く、また声を出している客層を中心に水分補給が必須の状況だった。
特にメンバーの衣装はレザーを使った特性上、特に水分が必要な状況であった事は想像に難くない。
 
こうして短めのお休みの後は、この衣装がジャケットで使われた「Go on!〜Breaking the Limits〜」を熱唱。
メンバーの力強い歌声が会場を包んだ。
そして続いて歌ったのは「時の砂」
佐々木千咲子が歌い出しの同曲。この楽曲のファンも多いのであるが、昨今歌われる機会が少なく非常に久々の歌唱となった。
なおこの「時の砂」だが、現メンバーでは最も後輩にあたる青山明日香は今回が初参加。
これにて青山明日香は入学から約2年半の月日を経て、現在の燃えこれ学園楽曲全ての楽曲への参加を果たした。
 
「時の砂」を終えると全メンバーがステージの袖に掃けて、会場には映像が流れる。
これまで聞いた事の無い楽曲に載せて流れるメッセージの数々……。
 
卒業などで離れてしまったメンバーや、今は離れていった方への想いを受け継ぎ、これからも活動を続けていく……。
 
要約するとそのような力強い宣言とも言えるメッセージが流れた。
 
メッセージが終わるタイミングで、いつもの制服に着替えたメンバーたちがステージに立った。
……佐々木千咲子を除いた7人が横一列に並び、歌い出したのは……先ほどの映像で流れたあの楽曲……。

新曲「It's more!」
 
いつもと「It's more!」をかけている同曲。
佐々木卒業に際して、これからも燃えこれ学園として残るメンバーたちの強い決意が楽曲を通じてにじみ出ている。
今後、この楽曲を残った燃えこれ学園のメンバーたちがどう育て上げるか……注目される。
楽曲を歌い終えたMCでは、メッセージの内容を反芻するように熊野が代表して、この楽曲に対する想いを述べた。
 
こうして新曲をもって、これからの燃えこれ学園の方向性を示したところで、佐々木千咲子、ソロパフォーマンスのコーナーとなる。
 
メンバーたちが掃けた後、入れ替わるようにして佐々木千咲子が登場。
昼と違う形状の白いドレスに身を包み、まずは「君がいてくれたから」を歌い上げる。
なおこの際、事前に客層の間で配られていた光るメガネのおもちゃを客層が装着。
MCの際にようやくメガネと分かった様子がほほえましかった。
 
続いて歌うのは5月4日に初披露していたが楽曲タイトルが未定だった楽曲。
ある花の花言葉から着想を得たという楽曲のタイトルは……「Bougainvillea」
和名だと「イカダカズラ、ココノエカズラ」と呼ばれる南米産の花。
その花の名を冠した同曲の、どこか激しく切々と歌い上げる様子は佐々木千咲子の持ち合わせる内面を彷彿とさせる……しかし、この日のために客層が考えたコール(特に落ちサビ部分)に驚いたためか歌詞が飛んでしまうハプニングも……(笑)
もっとも今後、彼女がソロ活動していく過程で同曲を歌う機会も多いはずなので、今回のリベンジはソロ活動後に期待するものとしよう。
 
佐々木ソロコーナーのラストは、彼女自身最初のソロ曲であり長年歌い続けた「Stardust melody」
この楽曲については安定感抜群で安心して聞いていられた。
落ちサビは会場全体で歌い上げ、また後奏では惜別の想いを込めた口上が読み上げられた。
いつもと少し違う、だけど万感の想いの込められた「Stardust melody」を佐々木千咲子は見事に歌い上げた。
 
ソロ曲3曲を歌い上げた直後、佐々木は「Bougainvillea」の歌詞飛びを謝罪しつつ、ここで手紙を読み上げる。
 
関係者各位、メンバーへの感謝から始まり、燃えこれ学園(当時・萌えこれ学園)入学当初からの思い出を述べた佐々木。
やがて手紙は家族への想いを語る……感極まる場面もありつつ母や姉妹、父や親戚、そしてペットたちへの想いを綴る(ただし失踪した亀の話については笑いが起きていた)
 
その手紙の流れから感謝の想いを込めて「ずっと」を歌い出す。
1番は佐々木ソロ、そして2番からメンバーたちも加わる。
感極まるメンバーもいたが、最後までしっかりと「ずっと」を歌い上げて、会場は静かな感動に包まれた。
その流れで「With a Smile」さらに「星の記憶が降る夜に。」へと続いていく。
当初こそ感極まっていたメンバーたちも曲を経るごとに、いつものしっかりした歌声を取り戻し、会場にいる客層もその歌声に耳を澄まし、そして声をあげる場面では声援を送った。
燃えこれ学園のメンバーとして過ごす、佐々木千咲子の最後の時間。
その最後の一瞬まで悔いなく共に過ごそう……そんなメンバーたちの強い気持ちが、感極まる気持ちをうわ回ったのかもしれない。
 
そんな佐々木千咲子が燃えこれ学園のメンバーとしていられる時間も、いよいよ終わりの時を迎えようとしていた……。
最後の一曲は「procyon」
燃えこれ学園にとっても大きな転機を迎えた時期に出来た一曲。
 
まるでその当時をなぞるように、今、佐々木千咲子は燃えこれ学園の一員としての最後の時をかみしめ、そして輝きを放っていた。
 
最後「procyon」を歌い終え、会場に向けた挨拶をした佐々木千咲子。
その表情は清々しいものだった。
 
 
こうして「佐々木千咲子卒業公演」は無事幕を閉じる……訳がなく、間もなく「アンコール」の大合唱が会場を包んだ。
水色のサイリウムで照らされた会場に響く「アンコール」の大合唱を経て……
 
「すき!すき!好き!!」のイントロと共に燃えこれ学園メンバーが登場。
今年度の生誕祭仕様となっている、水色の佐々木千咲子Tシャツに身を包んで、メンバーたちが燃えこれ学園にとって最初の楽曲となった同曲を歌い上げた。
まさに燃えこれ学園を象徴する一曲を歌い上げ、本当の意味でのラストスパートに入る……。
 
「すき!すき!好き!!」の後、MCとなる。
佐々木千咲子が改めて挨拶をして、そして最後の一曲と称して歌ったのは(この日、計3回目となる)「To the Future」
燃えこれ学園の未来に向けて……昼を含めると長時間、最後の最後の体力を振り絞ってメンバーたちが歌い、広報委員、客層がありったけの声援を送る!
会場が大きな大きな一つのうねりを見せて「To the Future」を歌いきり……。
 
MCで熊野が「最後に皆さんの一番の声を聞かせてもらおうと思います」と突然話す……。
後ろで嬉々として佐々木が「最後と思ったでしょ?」と笑っているが……。
 
直前のMCで「最後の一曲」と言ったの君なんだが(笑)
 
……と、熊野が我々の想いを代弁してくれるようなツッコミを入れてくれた後で、これが正真正銘最後の佐々木千咲子、燃えこれ学園メンバーとして最後の一曲を迎える事となった。
 
歌ったのは「戦々恐々ElDorado」
 
この8人の燃えこれ学園を、そして燃えこれ学園のメンバーとして最後の佐々木千咲子の勇姿を目にやきつけるために、そしてその想いを届けるために、会場はまた一つに大きく燃え上がった。
水色の光を中心に、大きな大きなうねりが、初台DOORSを包み込んだ。
 
全ての楽曲を終えた後に卒業証書授与、「燃えこれ学園 校歌」斉唱、サプライズプレゼント贈呈と続き……全てを終えてステージを去る佐々木千咲子はマイクを通じて叫んだ……
  
「ありがとう!」
 
悔いのない満面の笑みを携え、こうして佐々木千咲子は燃えこれ学園メンバーとしての全ての活動を終えた……。 
 
 
【佐々木千咲子卒業公演・セットリスト】
 
1.ココハピ
2.キャンパスブレイク
3.@MOECOREGAKUEN
4.Re-START
5.To the Future
 
6.希望の翼(燃えこれ学園 先輩's)
7.BRAVE
8.Lost in Time
9.恋の魔法
10.夢幻華
 
11.Go on!〜Breaking the Limits〜
12.時の砂
 
13.It's more!
 
14.君がいてくれたから(佐々木千咲子)
15.Bougainvillea(佐々木千咲子)
16.Stardust melody (佐々木千咲子)
 
17.ずっと
18.With a Smile 
19.星の記憶が降る夜に。
20.procyon 
 
(アンコール)
21.すき!すき!好き!!
22.To the Future 
23.戦々恐々ElDorado
 
(燃えこれ学園 校歌)
 
 
○総括
 
これを書いているのが6月8日。
実はこの後、蒼音舞生誕祭が控えている(笑)
自分の推しメンの大切な日に偶然重なっているのだが(笑)
 
……映像含めて見直して、もう佐々木千咲子が燃えこれ学園にいないのは、まだ実感が沸かないのが正直なところ。
 
実はこれを書き上げる前に既に6月4日、6日の燃えこれ学園の課外授業は見ている。
しかし4日が蒼音舞ソロ、6日も佐々木を除いた先輩'sだと思うと、そんなに違和感を感じないのである。
だから変な話、佐々木千咲子がいなくなった燃えこれ学園を実感するのは、これを書き上げた数時間後なんだな……と思うと、やや変な気分である。
 
佐々木千咲子が長い間、燃えこれ学園のメンバーとして在籍しており、尚且つ今後も事務所に残る事も影響はしていると思うが……。
 
ただ改めて5月31日を振り返った時、これは一つの終わりであるが、同時にもう一つの始まりでもあるとも感じた。
 
特にそれを象徴的に感じたのは「卒業公演」での「It's more!」からの佐々木千咲子ソロコーナー。
 
これからも燃えこれ学園で活動を続ける7人での「It's more!」は燃えこれ学園のこれからを象徴し、一方で佐々木千咲子のソロコーナーはこれから一人で活動していく佐々木千咲子のソロ活動を彷彿とさせる内容だった。
この一連の流れは、これからお互いが離れても、それぞれ進んだ先で活動していけるというのを示す事が出来たのではないかと思っている。
 
完全にアイドルや歌い手の活動から引退する事となった卒業メンバーを見送った時とは違った、希望に満ち溢れた終わり方をしていたのは確かだと思う。
 
それでも長年共に活動してきた燃えこれ学園メンバーは寂しいのはよくわかるし、また歌唱面、フォーメーションといったパフォーマンスでも組み直さないといけないという事を考えると非常に大変だと思う。
一方で佐々木千咲子自身も、これからどのようにしてソロ活動をしていくのか。燃えこれ学園自体とは違った難しさはあると思うし、当面は手探りになると思う。
 
だけどお互いが長く自分たちを信じて活動を続けていく事によって、どういう形かは分からないにしろ、またどこかで重なる未来だってあり得ると思う。
 
自分はそれを信じて燃えこれ学園(特に蒼音舞)を応援し続けるだけだし、また佐々木千咲子のこれからの活動を応援していきたいと思うのである。
 
 
とにかくこの日は佐々木千咲子の誕生日を祝えた事、そして燃えこれ学園のメンバーとして最後の一日を見届ける事が出来た事、それを嬉しく思う。
 
 
最後になりますが、佐々木千咲子に一言……
 
「また会おう」
 
さよならなんて言いませんよ。
そのうち熊野はる、もしくは蒼音舞とでもソロ系の対バンで一緒になるとでも思っているので。
 
そしてその時こそ「Bougainvillea」の歌詞を飛ばさないで歌いきってもらえればいいと思っています(笑)
 
 
佐々木千咲子が燃えこれ学園として過ごした4,444日に敬意を表して……〆!