「一年に一度のお誕生日 おめでとう」
燃えこれ学園の楽曲「お誕生日おめでとう」の歌詞の一節である。
言われてみれば当たり前でありふれた歌詞なのだが、それでも誕生日を節目とした一年、またその次の一年をどのように過ごせるかによって、その一年の間の印象も濃さも変わると思う。
本日、このレポートの主役、蒼音舞にとって、今年の誕生日を迎えるまでの一年は波乱に満ちていた。
昨年末、右腕に血栓が出来た事で活動休止を強いられた。
その後、年明けに活動再開。当初は激しく動けないため、椅子に座ってのステージを強いられたものの徐々に回復し、通常通りのパフォーマンスが出来るようになった……矢先、その血栓の原因となる先天性の疾患が見つかった。
それに伴い6月下旬から入院、またも活動休止を強いられる事となり現在に至る。
今年の生誕祭はもうじき活動休止が決まっている中での開催となる。
複雑な胸中である事は察するが、そんな状況の中、一体彼女はどのようなステージを見せるのか……。
彼女にとって誕生日当日である6月3日に開催される、実に11年ぶりの生誕祭、そして2019年度の生誕祭以来、6年ぶりにゲストを迎えての生誕祭となった。
蒼音舞にとって大きな節目となる12回目の生誕祭。
……それはとても忘れられない、素敵なものとなった。
今回は6月3日、初台DOORSで行われた燃えこれ学園定期公演「蒼音舞生誕祭」の様子をレポートします。
●開演前
18:00頃、予定通りに開場。
雨が降りしきる中の開場、そして平日の夕方。
自分が一番最初の入場だった。
状況を踏まえれば致し方ないのだが。
まずは会場内に運ばれているフラワースタンドと、その傍らに鎮座するバルーンボックスを見つけた。
(ここから少し私事を述べます)
フラワースタンドは毎年恒例として、バルーンボックスは本当に用意出来て良かったと思う。
実は蒼音舞が以前、他のアイドルの生誕祭で置かれているバルーンボックスを見て、彼女も用意してほしいと発言していた。
そこで今年は用意しようと有志一同で決め、バルーンボックスを購入した経緯がある。
ただ設置に際しては運営スタッフや、燃えこれ学園メンバーの手を借りる事となった。
手を煩わせる結果になって申し訳なかった事をこの場を借りてお詫びすると共に、準備してくれた事に対して御礼申し上げたい。
(私事、以上)
この日の開演前の特典会ではメンバーは、それぞれのメンバーカラーのTシャツ、いわゆる「推しT」を着用していた。
背面に個々のメンバーのデザインされたイラストが特徴的である。
普段は先生メンバー個々の衣装に、生徒メンバーは制服姿なのだが、これだとメンバーカラーが非常にわかりやすい。
当然、この日の主役、蒼音舞も紫の「推しT」に身を包んでいた。
普段見慣れている制服姿もいいけど、この推しT姿もいい。(ポーズに対する言及は無しで……)
特に今回の生誕祭、二年連続で「体力枯渇計画」というテーマを掲げているので(笑)とても動きやすいこのような格好はとてもいいのではないか……と思った。
こうして蒼音舞との特典会での楽しいひと時を終え、個人的には準備に奔走する。
具体的にはサイリウムと生誕口上の書かれたメモ用紙の設置だったり。
せわしない時間だったけど、今、振り返るとこういう準備をしている時間が楽しかったりする。
やがて開演まで残り数分となっていた。
開場直後は寂しかったはずの会場も、気が付けばそれなりにスペースが埋まっていた。
この時点で18時台。これから開演する19時台に突入するともっと人が溢れてくる事は予想出来た。
また僭越ながら二年連続になるが、気合を入れる挨拶をさせてもらった。
私事であるが、空回りしていなかったか心配ではある。
でもその場に立ち会った客層は共に気合を入れて臨んでくれた。
本当に有難い限りでした。
そしてそれを聞いていた燃えこれ学園のメンバーも昨年同様に気合の入った掛け声を響かせてくれた。
やがて会場の壁面に映し出された諸注意を経て、OP映像が流れ……。
いよいよ2025年度の蒼音舞生誕祭は幕を開ける!
●本編
〇燃えこれ学園
冒頭は燃えこれ学園のメンバーが前特典会同様、推しT姿で登場する。
1曲目に「@ MOECOREGAKUEN」からスタート。
各メンバーの自己紹介ソングだが、推しTで歌うとよりメンバー一人、一人の担当カラーもわかりやすいのでいい感じになる。
2曲目は蒼音舞歌い出しの「恋時雨」
「蒼音舞生誕祭」では定番とも言える和ロックな楽曲。
普段はこの楽曲でステージに立たない三浦千鶴が、一年に一度だけパフォーマンスする点も注目ポイントだったが、1曲目とは大きく雰囲気が激しい感じに変わり、会場内は熱気に包まれるように大いに盛り上がった。
(この楽曲において個人的な反省点は多少ありますが、大筋とは関係ないので、反省については割愛・笑)
3曲目に「夏恋♡Love」
季節感にあった選曲でとてもいい……が、よく見たら熊野、佐々木、西崎がステージ上からいなくなっている。
熊野はこの楽曲では不在、西崎もまだ覚えきれていないから……しかし普段、この楽曲に参加しているはずの佐々木は?……と疑問に思いながらも楽曲を楽しんでいた。
やがて楽曲も後半に差し掛かり、会場もサビの部分でメンバーと一緒に客層もぐるぐると回るのだが……。
この日の主役・蒼音舞が大ファンと噂の力士(熊乃春とも、春の海とも言われれているが正式なしこ名は不明)が今年も満を持して登場(笑)
今年は行司と巨大扇子を持った呼び出し(?)を伴っていた(笑)
……見ていない方に(真面目に)説明すると力士の着ぐるみ(バルーン?)に身を包んだ熊野はるが登場。
今年は行司に扮した佐々木千咲子に、「蒼音舞生誕祭」(裏に「筋肉祭」)と書かれた巨大扇子を持った西崎琴音もセットでの登場だった。
もう毎年恒例になりつつあるが(笑)とても人気キャラ(?)なので、客層(主に固定ファンである広報委員)には違和感なく受け容れられている(笑)
なおこの後のMCで熊野が「皆、私の事見ていない」とボヤいていた(笑)
(この楽曲のサビだと、客層が回るのでステージを観れないのが原因だが、配信だとその勇姿はしっかり確認できる)
そして4曲目に「すき!すき!好き!!」
先ほど呼び出し(?)で楽曲に加わっていなかった西崎琴音がステージ袖から出てきての楽曲の前口上を言う大役を果たす。
(恐らく記憶にある限り、彼女がこの「すき!すき!好き!!」の前口上を言うのは初である)
楽曲途中から熊野、佐々木も戻ってきて、最後はメンバーが全員勢ぞろい。
楽曲ラストは広報委員の口上に合わせて「だ・い・す・きだー!」と叫び〆た。
こうして冒頭4曲を終え、燃えこれ学園メンバーが横一列に整列し改めてメンバー個々に自己紹介。
この日の主役・蒼音舞の際はこの日一番の盛大な声援を沸き起こった。
燃えこれ学園メンバーのMCを挟んで、この日の生誕祭のゲストが登場する事となる……。
〇nem仔
ゲスト1組目として登場したのはnem仔。
4月、5月と蒼音舞がソロ出演したイベントで共演しており、今回ゲストとして「蒼音舞生誕祭」に出演となった。
普段なら青を基調とした衣装が印象的な彼女だが、この日は燃えこれ学園を意識してかセーラー服で登場。
これには普段の彼女を知る方からも大きな歓声が沸いた。
1曲目「サイケデリック通学路」
楽曲のタイトルからして、燃えこれ学園向けのタイトルを持ってきた。
明るい曲調に乗せ、楽しそうにステージを左右に往復する彼女の姿が非常にかわいらしくて印象的だった。
そこからの2曲目「退屈コズミック」で雰囲気は一変。
DTMを彷彿させる打ち込みが印象的なサウンドの中で、時にしっとりと時に激しく、キレのあるダンスを交えてパフォーマンスを魅せる。
間奏部分でのコミカルな部分を交えつつも、ガラリと雰囲気を変えてきた。
中間のMCではこの日のセーラー服が普段着る事の無い特別衣装という事に言及。
この日の客層の盛り上がりを大いに褒めたところで、MC明けの三曲目に「ひつじ雲」
彼女の優しくも力強い歌声、そして会場に響くクラップがシンプルながら、歌を純粋に楽しませてくれる空間を作り上げていた。
続いて四曲目「タイトル未定」
先ほどまでのどこか静かで沸々とする雰囲気から一変して、会場を熱く燃えるように染め上げていく。
そしてなんと五曲目突入「怪電波@おやすいみんソング」
これまでの熱い雰囲気から一転して、1曲目のような明るくて楽しい雰囲気を醸し出す。
この楽曲でも最後までステージを動き回り、終始楽しませてくれた。
歌詞も「ねむねむねむねむ、nem仔」のところを「あおあおあおあお、蒼音」と変えたりして、蒼音舞へのリスペクトを全開で歌いきってくれた。
以上5曲。楽曲のラストの「おやすみなさいー」と歌い終えてそのままステージを去っていった。
小さな体から想像できないくらいのパワーを見せつけて、nem仔のステージは終了した。
〇終末のステラ
ゲスト2組目として登場したのは終末のステラ。
こちらは今年4月の燃えこれ学園の大型主催にゲストとして出演していた、5人組グループ。
なお昨年6月にメンバー・彩雲あやの生誕祭に燃えこれ学園が出演しているので、これでお互いの生誕祭を行き来した事になる。
1曲目の「ときめきッ注意報!」から、かっ飛ばしていく。
「こまっちゃうな♡」という歌詞を中心にところどころ見せるかわいらしさもありつつ、メンバーの一糸乱れぬ一体感のあるダンスは素晴らしいものがあった。
2曲目「感情熱中毒舌痛症状」でも引き続き、同様にメンバーの一体感のある雰囲気はそのままに、時折見せる愛嬌あるステージが展開される。
青が特徴的なオダ≠オダシの「初台、まだまだ行けますか!?」という掛け声に続き、そのまま3曲目「ちゃぽらNight!」
楽曲冒頭のヘッドバンキングから始まる一曲。この段階で熱くてかっこいい中に、時折愛嬌が混じるというステージだったが、見てて飽きなかったし、徐々に目が離せなくなっていた。
ラスト4曲目「轟音サバイバー」
ここまでMCを挟まずに4曲連続の構成にも関わらず、ここまでパフォーマンスの質は一切落とさず歌いきる姿には感動すら覚えた。
今回のパフォーマンスだけでも彼女たちの裏付けされた実力がわかるものだった。
楽曲を終えて、ようやくMC。MCを主に担当したオダ≠オダシの「舞ちゃん」呼びがとても新鮮だった。
(普段「あおねちゃん」呼びで慣れている、広報委員としてはそう感じるのです)
燃えこれ学園とは方向性は違うが、実力のあるグループアイドルである事が今回のステージだけでもよくわかったし、有無を言わさないパフォーマンスに舌を巻いた。
こうして颯爽とパフォーマンスをやり切って、終末のステラはステージを後にした。
〇Will Never Stop
ゲスト3組目に登場したのWill Never Stop。略して「ウィルネバ」
織原レイ、うららかみおりによる二人組ユニット。
今回の主役である蒼音舞とは同じ埼玉県出身の繋がりという事もあり出演。
またメンバーの織原レイは、個人的に約5年ぶりの初台DOORSのステージに立つ事となった。
織原レイ自身にとっても、また古くからの彼女を知る者にとっても感慨深いステージだったのは間違いない……。
冒頭に若干のトラブルがあったものの、1曲目「ライトスタンド」からスタート。
野球好きなうららかみおりが作ったと言って過言でない一曲。
普段なら野球ファンを中心に盛り上がる……がこの日は(偶然にもこの日の早朝)天に召された「ミスター」を想い歌ったと、うららかみおりは特典会で語っている。心なしか彼女の歌声がうわずっているように聴こえた……。
だが最後はこの日の主役・蒼音舞に向けてホームランを打つというパフォーマンスで明るく〆た。
続いて2曲目「ラブどっきゅん」
個人的には1曲目「ライトスタンド」と続いて、Will Never Stopの中では好きな楽曲が来て嬉しかった。
サビの「ラブ、ラブ、ラブどっきゅん」の振り付けや、肩を組んで会場全体でやるラインダンスなど見所はたっぷり!
ただラストで隣の人と大きな♡を作るのが恒例……ですが、隣にいたウィルネバファンの某ちゃんひでがサムズアップしたのは忘れない(笑)
ここでMCに入るが、積もる話があり過ぎる二人なので、そこそこに切り上げる。
ただ昨年ディズニーデートをする予定が流れてしまった、うららかみおりはここで今年こそディズニーデートするぞと約束を取り付ける(笑)
MC明けの3曲目は「宴」
まさに「生誕祭」という祭……「宴」を盛り上げるために作られた一曲。
準備していたタオルを豪快に振り回す姿は様になっていた。この一曲でうららかみおりは頭に巻いていたバンダナがほどけるが長い髪を振り乱し歌い続ける姿が様になっていた。
ラスト4曲目「アオハル」
この楽曲の歌詞が二人の歩みをなぞっているようで、一方でこれから試練を迎える蒼音舞を励ます一曲になっているようにも感じたられた。
本当に二人には「ありがとう」と伝えたかった。
こうしてWill Never Stopのステージは終了。
終始、蒼音舞に向けて前向きなメッセージを送るようなパフォーマンスを魅せてくれた二人の姿が印象的だった。
……ゲスト3組のステージはこうして終了。
会場にしばしの沈黙と暗転が訪れる……。
そして響いてきたのは……蒼音舞の歌声……
「今も凍りついたこの心の奥で
不安だけが叫んでる
抑えつける程に溢れ出す
記憶の影 置き去りの感情」
アカペラで自身のソロ曲「RealCry」のサビの部分の歌い出しから始まり、やがて会場に楽曲のイントロが流れる……
〇蒼音舞
黒を基調に、ところどころ紫のデコレーションをあしらったドレス姿で登場したのは、この日の主役・蒼音舞。
こうして蒼音舞のソロステージはスタート。
当然歌うのは彼女のソロ曲「RealCry」
力強い蒼音舞の歌声、それに負けずと声援を送るロビーの客層たち。
熱い想いが一つとなり、大きな熱気の渦が出来た。
そして楽曲の終盤、生誕口上。
私事になりますが……今年は今、困難に直面している蒼音舞の、これからの事、そして勇気をもって立ち向かって欲しい想いを込めて、あおねぐみ(蒼音舞ファンの総称)メンバーと共に作らせていただきました。
これを共に会場の皆様と言えた事は嬉しかったですし、また彼女にも自分たちの想いが届いたと信じています。
こうして自身のソロステージを終えて、手紙を朗読する蒼音舞。
(冒頭になぜか用意した便箋の3枚目が一番上に来ていたのはご愛敬という事で・笑)
昨年の血栓が発生して入院した経緯、そしてそれに伴う不安だった時を語る蒼音舞。
しかしメンバーや客層の励ましでここに立てている事に感謝を述べた。
退院後の話、そして今回の再度入院の過程、またそれに対する不安を述べつつも、応援してくれる客層の事を想い、前向きな決断が出来たと語った。
そしてこれからも燃えこれ学園、そして蒼音舞として頑張る事を誓って手紙を〆た。
この流れで先輩'sで次の楽曲……のはずだったのだが、なんと仲川つむぎが泣きだすというハプニング。
蒼音舞とはメンバーの中で特に仲が良い彼女だから、感情が移入してしまったものと容易に想像出来る。
この流れで熊野はるがメンバーをいじりつつも、まとめ上げたのは流石というか……気持ちを一瞬にして切り替えて、次の楽曲への準備は瞬く間に整った。
〇燃えこれ学園
歌ったのは先輩's楽曲「希望の翼」
蒼音舞以外のメンバーは、これもメンバーカラー特徴的な通称「オルゴール衣装」に着替えての登場となった。
先輩's五人による重厚な歌声とハーモニーが会場内に響き渡る。
そこに先ほどまで涙していた仲川、関西風のしゃべくりでまくしたてた熊野、そして熊野にツッコまれていた愛嬌のある蒼音の姿はなく、歴戦の強者の雰囲気をまとった五人の姿があった。
熊野、佐々木、成田、蒼音は既に11年の月日、仲川ももうじき10年の月日をこの燃えこれ学園で過ごした事になる。
長いキャリアを積み重ね続けた彼女たちのパフォーマンスは、見ている者全てを引き付けた。
「希望の翼」を歌い終え、残りの後輩メンバーたちも「オルゴール衣装」でステージに合流する……。
ここで歌ったのは「戦々恐々El Dorado」
ここ一年ですっかり燃えこれ学園を代表する人気曲となった同曲。
すっかりお馴染みとなった名古屋式アイアイや、キャプ翼MIXの掛け声が会場にこだまする。
メンバーたちのパフォーマンスも、そして会場のボルテージもここで一気に高まった。
この楽曲を終えてMC。
ドレスの手直ししながら、蒼音舞は「まだ体力枯渇してないよね?」と聞く。
(まぁ……個人的には正直、疲れていたかも知れませんが、アドレナリン全開で気にしていなかった)
なおドレスのアピールポイントとして「クラゲ」という単語が出て喜んでいたのは(お察しの通り)自分です(笑)
ここでゲストのステージを振り返るMCを経て、終盤へとステージは移行する。
続いて歌ったのは「オルゴール」
最近「オルゴール衣装」を着て「オルゴール」を歌う場面を見ていなかった気がする。
季節的には「クリスマス」と入るので、季節としては外れているのですが(汗)冬場に夏場の楽曲を歌う燃えこれ学園なので、今更それを気にしても仕方ない。
なおこの楽曲に青山明日香が初参加。既に彼女の「オルゴール衣装」は何度か拝見していたので、すぐに気づかなかったですが……こうしてまた彼女も一つ成長したのが嬉しい瞬間でした。
そして生誕祭と言えば……という事で、蒼音舞生誕祭名物(笑)成田麻穂の「あ・お・ね……ちゅわぁぁぁぁぁぁん」の叫びに続き、仲川つむぎ「お誕生日」→メンバー全員「おめでとう」のコール……という事で「お誕生日おめでとう」を歌い始める。
もちろん普通に歌って祝っても、めでたいし素敵な一曲なのですが……毎年、この楽曲では何か仕込みたくなるあおねぐみは……今年も盛大に仕込み、その結果、ロビーにいる客層ほぼ全員に……。
ダンベル(笑)※紙製
これを配布した。
サビの部分でこのダンベルを持って祝うのだが、蒼音舞だけじゃなくて、メンバー全員に受けるとは思わなかった(笑)
こうして妙に力強く、笑顔に包まれた中「お誕生日おめでとう」は終わった。
そしてこの日ラストの一曲「To the Future」
疾走感溢れる前奏の後、蒼音舞歌い出しの力強い歌声から始まり、メンバーが次々と力強く歌うのが印象的である。
恐らくメンバーもここで最後の力を振り絞ったパフォーマンスを魅せ、そしてロビーにいる客層も最後の体力を振り絞って声援を送り続けた!
この日の生誕祭の集大成を蒼音舞、そして燃えこれ学園のメンバーは見せつけ、最後はしっかり締めた!
こうして全ての楽曲を終え、燃え上がるような余韻の中……「Happy Birthday」の歌に乗せ、この日のゲスト3組が登場。
ゲストを代表してnem仔が、蒼音舞に誕生日のメッセージが書かれた色紙を渡した。
この後、出演者含めての全員集合の写真、動画の撮影になるが、前述のダンベルがこの日の出演者全員の手に渡った。
ダンベル、最後まで大活躍だった(笑)
ゲストの告知からの退場を経て、最後は燃えこれ学園メンバーのみとなり「燃えこれ学園 校歌」を斉唱。
こうして2025年度の「蒼音舞生誕祭」は熱気に包まれたまま、その幕を閉じた……。
【2025年度・蒼音舞生誕祭 セットリスト】
〇燃えこれ学園
1.@MOECOREGAKUEN
2.恋時雨
3.夏恋♡Love
4.すき!すき!好き!!
〇nem仔
1.サイケデリック通学路
2.退屈コズミック
3.ひつじ雲
4.タイトル未定
5.怪電波@おやすいみんソング
〇終末のステラ
1.ときめきッ注意報!
2.感情熱中毒舌痛症状
3.ちゃぽらNight!
4.轟音サバイバー
〇Will Never Stop
1.ライトスタンド
2.ラブどっきゅん
3.宴
4.アオハル
〇蒼音舞
1.RealCry
〇燃えこれ学園
5.希望の翼(先輩's)
6.戦々恐々ElDorado
7.オルゴール
8.お誕生日おめでとう
9.To the Future
(ED.「燃えこれ学園 校歌」)
●所感
多くの方に祝ってもらって、素敵な生誕祭になった。
そしてとても楽しかった。
終わった直後、そう思いました。
昨年度までの燃えこれ学園単独公演スタイルも、これはこれでいいと思う。
だけど燃えこれ学園がこれからも長く多くの方に愛されるには、今回のようにゲストを招いて盛大に祝うスタイルの方が向いていると感じた次第。
今年度の生誕祭から本格的にゲストを呼びこんでの生誕祭のスタイルに戻ったが、ゲストの魅力を大いに引き出せた生誕祭という意味では、今回は大成功だったと思う。
蒼音舞とのソロ共演の縁を紡いで出演してくれたnem仔。
同じグループアイドルながら、燃えこれ学園とは一味違ったスタイルで魅了してくれた終末のステラ。
昔からの縁を大切にしてくれた、Will Never Stop。
三者三様のスタイルがあったし、魅せ方も魅力もまるで違う。
だけど今回、蒼音舞生誕祭というお祝いの場に一同に集まって、最高のパフォーマンスを魅せてくれた事、本当に感謝の言葉しかない。
最高の化学反応が起きたと思っています。
ゲストのお三方、本当にありがとうございました。
燃えこれ学園メンバーも本当に素晴らしかった。
蒼音舞が提唱する「体力枯渇計画」に付き合う形で、皆が皆、全力で頑張っていた姿が印象的だった。
普段から話を聞いていて思うけど、ここまで同僚に後輩に愛されて慕われている燃えこれ学園のメンバーは他にいないと感じる。
手紙の後、泣いてしまった仲川つむぎ、「お誕生日おめでとう」の前の成田麻穂、その「お誕生日おめでとう」での「あなたの居場所はここだよ」と言う熊野はる……。
他にも蒼音舞を推しと公言する山田みつき、何かと「師匠」と蒼音舞を尊敬する稲森のあ……ここで名前をあげていないメンバーの事まであげるときっとキリがない。
そんな皆に愛される蒼音舞……いや「あおねちゃん」だから、自分も彼女の事が好きなのかも知れません……ね。
そして何よりこの日の主役、蒼音舞。
ドレス姿も美しかったし、愛嬌のある笑顔もかわいかったけど、何より前を向いて進んで行こうとする強い姿に魅かれた。
手紙の中でも自分の弱さに直面する場面が多かったと言及していたけど、それでも周囲の助けを得ながらも前を向いて進んで行こうとする姿に誰もが魅かれていると思う。
だからこそ燃えこれ学園のメンバーやゲスト出演者の皆様が、彼女のために頑張れたんじゃないかと自分は思ってます。
そんな強くて優しい蒼音舞だから、自分は魅かれた。
そして誇りをもって応援したい。
それが再認識出来た、今年度の蒼音舞生誕祭だった。
そう思います。
そしてただただ本当に素敵な生誕祭でした。
今後、蒼音舞は6月中、何本かのライブに出演した後(このレポート書いている時点では)6月22日のライブ出演、あるいは6月24日ネット配信の「燃えこれ学園TV」を最後に活動休止に入る予定となっている。
再度の離脱を控え、内心不安はあると思う。
だけど熊野はるも言ったように、蒼音舞のいる場所は燃えこれ学園のステージの上だと信じている。
今までも、そしてこれからも、僕らは蒼音舞を信じている。
以上で蒼音舞生誕祭のレポートを〆させていただきます。