アイツらが帰ってくる!
2023年4月1日「HANIWO RECORDS」は「81LOVERS」について、昨年惜しまれつつ脱退したTAKAの復帰と、一年ぶりの再始動を発表。
併せて新曲「胸元えぐれ 81スライダー!」(C/W「81の絆は永遠に」)が「WHBC」(World Haniwo Baseball&Fight Classic)応援歌として採用される事が発表された。
2022年4月のTAKAの脱退以来、グループでの活動休止を宣言していた「81LOVERS」だが、この再始動の発表は誰もが待ち望んだものだろう。
●プロ野球選手から再び芸能界へ戻ったTAKA
再び4人となった「81LOVERS」のメンバーにとって、この一年は長い様で短く、そしてとても濃厚な一年だっただろう。
まずは今回「81LOVERS」へ復帰したTAKA。
一昨年のドラフト会議で、読瓜から育成指名を受けた事でプロ野球選手への道へと進んだ。
主に乱闘要員として活躍し、イーストン・リーグで8戦8勝(1無効試合)という好成績を残し、優秀新人乱闘選手賞を獲得した。
しかし肝心のバッティングが振るわず、打率.081、打点8、本塁打1とプロの壁にぶつかった。
この成績を受け、昨年シーズンオフに読瓜から戦力外通告を受けた。
「子供の頃から憧れだった読瓜のユニフォームを着て、プレイ出来た事が本当に幸せでした」
退団時の会見ではこのように短いコメントを残し、その後の動向が注目されていた。
トライアウト受験や、独立リーグへの参戦も進路先の候補として上がったが、年が明けた1月頃、芸能活動への熱意が沸きあがったところで「HANIWO RECORDS」のGENERAL HANIWOに進路を相談。
その席で「81LOVERS」への復帰を促されたという。
当初、TAKAは「81LOVERS」への復帰をためらったというが、メンバーたちの説得もあり、このたびの復帰に繋がったという。
●ソロシンガーとして東北を中心に活躍したMURA
TAKAがプロ野球選手として奮闘していた頃、他のメンバーはどうしていたのか?
「81LOVERS」のリーダー・MURAは以前から志望していた、昭和歌謡の世界に飛び込んでいた。
「白いあの娘の事を考えていたら、どうしてもこの世界に一度、挑戦したくなっちゃってね」とはソロデビューでの会見での一言。
こうしてMURAは「昭和的浮気ソングシンガー」と称して、ソロでのヒット曲を連発。
「杜の都であいしてる」、「なおこといういい女」、「白い山脈で埋もれたい」などヒットを飛ばした。
特にこれらの楽曲が主に宮城、山形、福島を舞台に歌ったものだったので、東北での人気がうなぎ上りに。
「これまでポップス中心だった僕が、昭和歌謡の世界を歌えた事で、歌い手としての幅が広がった」
……と、彼自身手ごたえをつかんだ一年だった。
●新ユニットを結成したHITONE
一方でサブリーダー・HITONEは「81LOVERS」が活動休止した二ヵ月後の6月3日に、自身がプロデューサーとなり「Purple Pride」を結成。
ヴォーカル&ART DESIGNに新進気鋭の女性ヴォーカリスト・KURONOを筆頭に、DJ&EGG担当のUDDHI→、ダンサー(ヲタ芸)にMOSSAN(from BOZE'S)を迎え、コーラス兼作詞兼プロデューサーにHITONEという強力布陣を組んだ。
デビュー曲「舞い上がる my heart」がいきなりスマッシュヒット。その後も「sweet timeは1minute」、「Opening DASH!」などヒットを連発。
2022年末にはアルバム「蒼き音色よ舞い上がれ」をリリース。収録曲「My sweet honey A・O・Ne」は中毒性が高い一曲として話題になった。
「「81LOVERS」とは違ったメンバーで楽曲製作に臨んだことで、これまで見えなかった新たな一面が見えた」
……と、HITONEは語る。なお今後も「Purple Pride」も並行して活動を継続するとの事だ。
●YouTuberに転身!?名古屋を拠点に活動したFUMI
一方で音楽の世界から離れたところで活躍したメンバーもいる。
名古屋を中心に活動していたFUMIは、料理系&プラモデラーYouTuberとしての展開を見せた。
趣味の料理が高じて開設した「FUMIのバズるレシピ」が名古屋の食材事情を考慮した男飯のチャンネルとしてブレイク。
またさぶちゃんねるでは「虚無プラモ」と称して、初心者向けにプラモデルを仕上げるテクニックを見せ、モデラー初心者の間で教科書のようだと話題に。
登録者数も8万1千人に到達する勢いの人気チャンネルとなった。
「僕の自慢のスカウターは食材を見極めたり、モデラーとしても常に磨かれている事をお見せ出来た」
……と、FUMIは笑顔でこう答えた。
●そして再び集った4人
こうして各々の道を進んでいた「81LOVERS」だが、再び一同に集う事となった。
活動再開を機にリーダー・MURAはこう語っている。
「この一年間、それぞれがお互いに「81LOVERS」以外でやりたい事をやってきた。
だけどその結果「81」を愛する要素……それが徐々に欠乏している事が分かった。
この活動再開は偶然じゃない。必然だ。
もちろん復活するからには当然上を狙う。
まずは初台DOORS、新宿ALTA Key Studio、そして白金高輪SELENE b2で81人動員目標のライブ開催を目指します!」
MURAのこの力強い宣伝に報道陣もどよめいた。
続いてTAKAが新曲に対する想いを語った。
「プロ野球選手としては一年と短い時間でしたが、いい経験が出来ました。
そして「81LOVERS」復帰第一弾に乱闘ベースボールの頂上決戦「WHBC」(World Haniwo Baseball&Fight Classic)の応援歌を歌う事になるとは思いませんでした。
でも自分もHANIWO JAPANのメンバーとして選ばれているので、自分で自分の応援歌を歌う事になるのはちょっと恥ずかしいですけどね。(会見場、笑いが起きる)
あとキューバ代表に選ばれたチャン・ヒ・デスパイネとは、是非お互い勝ち上がって拳を交えたいです」
TAKAは拳に力を込めて答えた。
なお「WHBC」は世界各地で一次予選が4月上旬から始まり、順調に日程を消化すれば決勝は8月1日の予定。
最後に「81LOVERS」復活第一弾シングルとなった「胸元えぐれ 81スライダー!」の歌詞を先行してお送りします。
~~~~~~~~~~~~~~~
「胸元えぐれ 81スライダー!」/作詞:HITONE@LOVELY AONE
夏の陽射しを受けて 走る少年たちの
目線の先 飛びこむ 憧れの君のスライダー
どうしてあんなに食い込む エグいほどの落差に
ため息ばかり漏れて 今日もまた見送る
いつか手にしたい 触れたい
自在に操りたい
今は憧れるだけの
胸に食い込む スライダー
Ah……勝負のマウンドで
思い出す あの夏の日の君
運命を決める 81球目は……――
ななめに落ちる 必殺の81スライダー!
秋の木漏れ日の中で 今日も走り続ける
少年たちの目線は 釘付けさ君のスライダー
胸元に深く食い込む 思わずのけぞりそうになる
息を飲んで 見守りつつ 今日もまた見送る
やはり手にしたい 掴みたい
指先に絡めたい
ちょっとその紐になりたい
肩から食い込む スライダー
Ah……勝負のマウンドで
思い出す 秋の遊歩道の君
運命を決める 81球目は……――
胸元えぐる 必殺の81スライダー!
Ah……勝負のマウンドで
拭いきれない 煩悩と共に
運命を決める 81球目は……――
ななめに落ちる 必殺の81スライダー!
胸元えぐる 必殺の81スライダー!
(ストライク!バッター、アウト!)
(BA-I-N,PO-YO-N!)
~~~~~~~~~~~~~~~
※日付で全てを察してください。
【レポート】「Re-START TOUR 2022~Get over the wall~ TOUR FINAL」@白金高輪SELENE b2
学園系アイドルグループ……燃えこれ学園
コロナ禍で活動を徹底的に制限していた前年度から打って変わり、2022年度は久々に外部への出演に舵を切った。
その象徴となったのが、全国ツアー「Re-START TOUR 2022~Get over the wall~」で、基本的に月に一回の頻度で全国各地を飛び回った。
4月の宮城(仙台)こそ延期になったものの、5月の愛知を皮切りに福岡、栃木、岩手、宮城(4月の延期分)と上半期は駆け巡り……。
そして9月の前半戦Finalとなった新宿ReNYでは、必達動員目標(現地観覧+配信視聴者数)300名を突破した。
この時の様子は以下のレポートに詳細を記してるので、お時間あれば読んでいただけると幸いです。
・【レポート】「燃えこれ学園 Re-START TOUR 2022~Get over the wall~in 東京 前半戦Final」@新宿ReNY
https://ameblo.jp/hitode0014/entry-12763367406.html
この前半戦Finalで、今回の「TOUR FINAL」が白金高輪SELENE b2で開催される事は既に宣言している。
その後ツアーも札幌、山梨、新潟、広島……と順調にスケジュールを消化していた。
2023年に入り當銘菜々の卒業という大ニュースと同時期に、もう一つの大きな発表があった。
上記の発表がされた。
チケットの販売開始された1月には、3にあたる「観覧、配信合計600名」の目標は告知されていたが……1、2についての告知は急な話だった。
この発表の経緯については、色んな意見はあるものの「賽は投げられた」
特に5年前に日本武道館への挑戦が断たれた「Go to 武道館」の悔しさを知っている、メンバー、そして広報委員(ファン)にとっては大きな挑戦の機会が目の前に転がってきたのだ……。
2月の滋賀、大阪遠征を経て、2月末までに最初の目標である観覧、配信合計400名を達成。
残り2つの目標に向けて、一日、また一日と過ぎていく……。
こうして迎えた、3月28日。
会場は2年前、燃えこれ学園がコロナ禍を経て、久々の有観客でのライブを実施した再スタートの地……白金高輪SELENE b2。
2022年度……9年目最後のステージに立った。
今回は「Re-START TOUR 2022~Get over the wall~ TOUR FINAL」の様子をレポートします。
●開演前
これはごく一部の広報委員の話になりますが……まず会場である白金高輪の地に向かう前に……中野サンプラザに向かった。
前述の通り、5年前、燃えこれ学園(当時:萌えこれ学園)が挑んだ「Go to 武道館」の一連のチャレンジが終わった地。
この時は目標に未到達で、一度は彼女たちが目指す日本武道館への挑戦が途絶えた地。
だけど……振り返ると、ここで挑戦が一度終わったからこそ、再びそこから挑戦を始める事になった「はじまりの地」でもある。
それぞれのメンバーの推しTに身を包んだ広報委員が思い思いに撮影をし、想いを募らせ……いざ白金高輪の地に向かう。
(これらの写真については、ツイッター上で何枚か掲載されているので探してみてください)
開場時間、既に列を作っていた広報委員は一人、また一人、地下にあるライブ会場へと足を運んだ。
……ライブが行われるフロアには所狭しと、多くの椅子席が並べられていた。
いや……実際、通路も狭い(笑)
それもそのはず、前述の目標のうち「観覧チケット」200枚は達成……既にSOLD OUTになっていたからだ。
もう少しキャパがあると思っていたけど、椅子を並べると割といっぱいいっぱいだった。
フロアがこのような状況なので、他のスペースも結構いっぱいいっぱいだった。
それでも特典会や物販フロアはきちんと確保して、その中を多くの広報委員がひしめいていた。
出演前の燃えこれ学園メンバーがブレザーを着込んだ状態でチェキの撮影に臨み、笑顔で一人、一人を出迎えた姿が印象的だった。
(余談であるが熊野はるはいつも通り、ピンクのジャケットをしている事も併せてお伝えしておく)
こうして開演前の特典会も終わり、それまでまばらだった広報委員……それ以外にもこの日の彼女たちを観に来た客層が一気に会場内に押し寄せる。
きっと初めての方も中にはいただろうし、メンバーの親族と思える方もいた。中には他のライブイベントでの共演者も見かけた。
会場はあっという間に人でいっぱいになり、開演時間が近づくにつれて熱気で溢れてくる。
やがてステージの袖から聞こえてくる、燃えこれ学園メンバーの掛け声……。
会場は大きな拍手と共に、この日の主役の登場を待っていた……そして、その時はやってきた!
●本編
※ここからはネタバレ有の内容を含みます。アーカイブ配信を観ていない方はご注意ください。
会場が暗転し流れる「~Get over the wall~」の文字。
(実は会場では、最初の「Get」の部分は映し出されていなかった)
9月の前半戦Finalに訪れた方や、何かの拍子に流れた映像なのでお馴染みの方も多かったはず。
そして個々のメンバー紹介VTRで、メンバー一人、一人の名前がコールされ……明るくなったステージの上に現れたのは、前物販時同様のブレザー姿のメンバーたち。
そして一曲目に歌い出したのは……「Re-START」
ツアータイトルにもなっている、ここ数年の燃えこれ学園の代名詞とも言える一曲。
大抵の場合、ラストに持ってくる事が多い同曲だがいきなりこれを歌ってきた。
どこか予想外、でもどこかで納得出来たような、そんな冒頭。
会場のボルテージが一気に上がったのは、言うまでもない。
冒頭の「Re-START」の熱気が会場を包み込んだまま、ステージは二曲目「again」へと繋がる。
仲川つむぎの歌い出しで始まるこの楽曲も、また会場のボルテージを一段上へ上げるのに大きな役割を果たした。
更に三曲目に「時の砂」が続く。
広報委員の中でも人気の高い楽曲で、力強さの中にも儚さが漂う曲調は、熱さの中にも突き刺さるような鋭さを感じるものだった。
そのまま楽曲のラストでメンバーが横一列に並ぶフォーメーションからの、四曲目「BRAVE」という流れ。
ステージの両サイドからはスモークが噴出するなど、演出面もかなり凝っている。
こうして「TOUR FINAL」は、冒頭から会場をいきなり熱気に包み込み、その幕を開けた。
ここで各メンバーの自己紹介のコーナーへ。
冒頭で着ていたブレザーを脱ぎ、いつものYシャツの上にベスト姿となったメンバーが並ぶ。
そして自己紹介を終え、いきなり重大発表がされる!
「~Get over the wall~ to the other side」で掲げた三つの目標の達成報告!
……ここまで書いていなかったけど、実は前日(3/27)の深夜には達成していました(笑)
会場にいた多くの方が知っていただろう……けど、会場内の報告で改めて喜びを分かちあう客層の姿がそこにあった。
この目標達成により、来年度のZepp公演が決定。
会場内は大きな拍手と歓声に包まれた。
そしてその勢いのまま、ここから中盤戦へと突入する。
五曲目に歌ったのは「Peeeace!!!」
楽曲紹介でも「夏を先取り」と言っていたように、夏をテーマにした明るい楽曲。
冒頭にどちらかというと熱い楽曲が固まっていたので、ここでは明るい気持ちになれるような心がときめく気分になれた。
続いて六曲目に「恋の魔法」
こちらもまた胸がときめくような歌詞が印象的な一曲となっている。
(なおフロアでは客層が後半部分でコールの一種「ワールドカオス」を発動するので、そういう意味では熱い一曲となっている)
ここまでかわいらしい楽曲が続いたが、七曲目「星の記憶が降る夜に。」で聴かせにくる。
……かと思えば、タオルを振り回す元気な演出が特徴的な八曲目「風と虹と君と僕」が入り、燃えこれ学園的青春ソングの極致とも言える九曲目「Shiny Dream」へと続く。
中盤戦は勢いそのままに、五曲連続で駆け抜け、文字通り息つかせる暇も与えない構成となっていた。
ここでMCとなるが、この時間を利用してメンバーは全員、各々のメンバーカラーが配された「推しT」に着替えた。
(分からない方は、普段、広報委員が着ている、各メンバーのイラストが背中に入っている、メンバーカラーのTシャツで伝わるだろうか)
準備が整ったところで、稲森のあから「ラストスパート」と(かなり巻き舌気味に)アナウンスされる。
ラストスパートの冒頭を彩る十曲目は「夢幻華」
楽曲アナウンス直後に、客席からも「やったー!」という声が響き渡るほどの人気曲。
和風ロックを基調としたメロディラインが特徴的で、会場も終始沸いていた。
続いて十一曲目は「ミラクる☆妄想がーる」
燃えこれ学園の比較的初期からの人気楽曲であるが、ここ数年は「そろそろMIX」と言われる謎演出でも注目を浴びる。
この日「そろそろMIX」は無かったのだが、そう言えば楽曲途中から熊野はるの姿が見えない……。
こうして楽曲は進み、落ちサビの熊野はるのソロパートに……そこに現れたのは……
胸に「JAPAN」のユニフォーム姿のペッパーミルパフォーマンスをする野球選手……!?
よーく見たら、熊野はるじゃないか!?(笑)
……そりゃ先日、WBCで侍JAPANが世界を制したよ……でもね……このタイミングでヌー〇バー(っぽい人)やる!?(爆)
燃えこれ学園が一部で「(正統派)バラエティアイドル」と呼ばれる所以が分かるワンシーンでした……。
気を取り直して、この十二曲目が本編ラスト!(熊野はるも急いで着替えて戻ってくる)
歌ったのは「すき!すき!好き!!」
この楽曲も燃えこれ学園初期からの人気曲。メンバー一人、一人の見せ場が多い一曲となっている。
さてこの楽曲、配信の方では終盤の歌詞が掲載されていた。
そしてそのままの流れで、本来、広報委員がメンバーに向けて発する口上も掲載されていた。
会場では広報委員がボードを掲げているこの口上だが、長年、使われ続けたため中には暗記している人もいるだろう。
(実を言うと、自分もこの口上は丸暗記している)
それくらい広報委員の間では長年変わらず親しまれたこの口上が、今回配信にてこのように流れたのは非常に感慨深かった……。
当日、もちろん現地でも多くの広報委員が楽曲のラストにこの口上を叫び、現地にいるメンバーに向けて想いの丈を届けようとしていた。
思えば半年前の前半戦Final。
当時の会場、新宿ReNYはまだ声出しが解禁されていなかった。
今では当たり前のように(マスクをしないと叫べないとは言え)直接、声をあげて応援出来る環境になった。
コロナ禍の影響で止まっていた時間は、今、こうして戻りつつあるという事を実感する……そんなラストの出来事だった。
こうして全ての楽曲を歌い終えて、燃えこれ学園のメンバーはステージから去っていき、TOUR FINALは幕を閉じ……るはずがなかった(笑)
メンバーがステージの上からいなくなった後、自然発生的に手拍子が巻き起こり、やがて起きる「アンコール」の大合唱!
しばらくすると会場のモニターに……「Re-START TOUR 2022~Get over the wall~」の文字が……。
そして次々に映し出される、これまでのツアーで巡った各地の映像……。
5月の愛知から始まり、先月の滋賀・大阪までダイジェストで流れた。
自分は全ての遠征に参戦した訳じゃないけど、この映像を見ながら色々感慨にふけっていた。
5月・愛知では、まだ病気の影響でリモート出演しか出来なかった仲川つむぎが、次の6月・福岡からは参加出来るようになったり……。
7月・栃木は実はここから声出しがOKになって、ダイジェストでも客層のコールが入っていたり……。
8月・岩手で地元凱旋を果たした佐々木千咲子の満面の笑みを観ながら、当時の強行軍を思い出したり……。
一方、次の宮城で三浦千鶴がコロナの濃厚接触者になってしまい、改めてコロナ禍の影響を感じたり……。
余談ですがダイジェスト映像の中で、自分の後ろ姿が確認出来るのもいくつかあったり(笑)
映像を振り返るだけど、この一年の間の変化を感じる事が出来る内容となっていました。
そしてメンバーからの御礼の言葉から、アンコールへと突入する……。
〇アンコール
アンコールでまず歌ったのは「オルゴール」
静かな前奏から始まる同曲、やがて明転したステージの上には、各々のメンバーカラーをあしらった「オルゴール衣装」に身を包んでいた各メンバーたち。
(なおこの衣装、このたび公式でも「オルゴール衣装」と呼称するようになったため、このように表記する。ちなみに名前の由来は燃えこれ学園シングル「オルゴール」にこの衣装の推しメンカードが封入されている影響が強いかと。なお製作の中心メンバーは稲森のあ)
楽曲そのものはクリスマスソングなのだが、燃えこれ学園としては割と季節を選ばず、歌っている印象が強い。
グループ全体曲としては初めてハモリが入ったりするなど、燃えこれ学園としても革新的な一曲となっており、会場全体にきれいなハーモニーが響き渡った。
こうして「オルゴール」を歌い終えて、メンバーが一人ずつ挨拶をしていく。
後輩から順番に山田みつき、高未悠加、稲森のあ、三浦千鶴、仲川つむぎと続き、1期生の5人……蒼音舞、佐々木千咲子、成田麻穂、7月で卒業を発表している當銘菜々、最後に熊野はると続く。
自身の想いやこれからの抱負を語り、また一方で広報委員や客層への感謝を語る……。
メンバー一人、一人が、それぞれ抱えている想いを声に出して、想いを伝えた。
そんな中、熊野はるは一人、神妙な表情と共に、これからの活動に対する覚悟を力強く伝えた。
その熊野の挨拶を経て、この日最後に……2022年度最後の一曲となる……。
メンバーが各々の立ち位置にスタンバイし、メンバー全員で楽曲をコールした。
「Re-START」
ツアーのタイトルであり、今の燃えこれ学園を象徴する一曲。
きっとこれ以外の選択肢はなかった。
2022年度の一年間をこの楽曲と共に駆け抜け、そして共に歌い続けた。
最後の最後で歌った、この一曲には、2022年度一年分の想いが込められていた。
それを感じるステージ上でのパフォーマンスだった。
そして客席もこの日のために作った口上で、それに応えた。
……こうして「Re-START TOUR 2022~Get over the wall~ TOUR FINAL」……2022年度の燃えこれ学園は全ての楽曲を歌い終えた。
この後は記念撮影などを経て、来年度の予定や初出し情報が解禁された。
(詳細は燃えこれ学園公式ツイッターなどで)
そして最後に「燃えこれ学園 校歌」を会場全体で歌って、大団円……。
……と見せかけて、直後、ステージの両サイドからスモークが……恐らく1分以上噴出(笑)
スモークを使いきったところで、ステージ中央に熊野はるが鎮座するというオチを見せた(笑)
(三浦千鶴が脅えて、後方まで下がったり、立ち位置を稲森のあと交代するところまでワンセット)
……こうして最後の最後は、ある意味でいつもの「らしい」燃えこれ学園で締めて、「Re-START TOUR 2022~Get over the wall~ TOUR FINAL」は無事、幕を閉じました……。
【セットリスト】
1.Re-START
2.again
3.時の砂
4.BRAVE
5.Peeeace!!!
6.恋の魔法
7.星の記憶が降る夜に。
8.風と君と虹と僕
9.Shiny Dream
10.夢幻華
11.ミラクる☆妄想がーる
12.すき!すき!好き!!
(アンコール)
13.オルゴール
14.Re-START
ED.燃えこれ学園 校歌
●総括
2022年度を締めるのに相応しいステージでした。
この一年の集大成。
燃えこれ学園の魅力が詰まった、本当に最高のステージでした。
今、見せられる中では最高のものを見せてくれたのではないかと思います。
パフォーマン的な不満点は一切ありません。
MCも余計な演出がなくて、非常にすっきりしていて良かったと思います。
ただ会場の椅子席についてはね……もう少しどうにかならなかったかな……というのが正直なところ。
運営の意図に反するとは思うけど、あれならオールスタンディングでも良かったと思う。
椅子席にしないと配信も観にくいという程でも無かったし……実際、配信見返しても、楽曲の最中はほとんどの客層が立っていたから支障はなかったと思う。
正直、今回、運営に対しては言いたい事が山ほどあるけど、このライブ本来のレポートの趣旨と反するので、ここでは言及はしない事にします。
(でも反省点は多いと思います)
話を戻して……会場の構図についての苦言はあっても、それを差し引いても、今回のステージは満点に近いものでした。
今回のライブそのもの単体で見ても、アンコールも含めた延べ全14曲のセットリストは、とてもいい曲の並びだったし、恐らく燃えこれ学園を初めて見る方にとっても、楽曲の幅広さや魅力を伝えるには十二分だったと思います。
また冒頭で述べた通り、この2022年度、一年間の集大成として最高の出来でした。
アンコール前のツアーを振り返る映像も演出としては良かったし、この一年の事を思い出して「あぁここまで元に戻ったんだな」と思える内容でした。
前年度末に奥原澄香が卒業して10人になった状況で始まり、歌詞割りや体制などに大きな変化があり、戸惑いから始まった4月。
グループ内でもコロナウイルスが蔓延して宮城遠征が延期になるなど、決して順風満帆なスタートでは無かった2022年度。
それでも「Re-START TOUR」を通じて全国へ出向き、徐々に外部出演(課外授業)が増え、やがて応援でも声が出せるようになり……色々乗り越えて、この日のライブに至ったと思うと非常に感慨深いものがあった。
来年、2023年度もZepp公演に向けて始動する事が決まった、燃えこれ学園。
7月に當銘菜々の卒業が控えているけど、それをどう乗り越え、また10年目を迎えるグループとして進化していくのか……見守っていきたいと思います。
最後になりますが、我が推しメン、蒼音舞についてチェキの掲載がてら語らせてください(笑)
2022年度も本当にお疲れ様でした。
歌詞割りの変更などの影響で、これまでと違った大変さもあった一年だと思うけど、頑張り続けた姿は本当に素敵でした。
「Re-START」では、卒業した奥原澄香のパートを引き継いだり、「Peeeace!!!」では「オルゴール」に続いてハモリを担当する事になるなど、グループの中での重責は徐々に増していると思います。
一方で燃えこれ学園独自の評価システム「つうしんぼランキング」では思うような結果が出せず、そこは苦しい日々が続いたと思います。
正直、君だけの問題ではないし、これは自分たち固定ファンがもう少し支えてあげないので、そこのところは心苦しく思っています。
だけどこのような直接的な数字に結びつかないところでも、ひたむきに活動する姿は誰もが見てるし、分かっているものと信じています。
自分もそんな蒼音舞の素晴らしさを知っているつもりだし、君の輝きを信じています。
来年度も引き続き応援していきますので、今後ともよろしくお願いいたします!
また燃えこれ学園のメンバー、関係者各位、一緒に応援した広報委員の皆様や、他界隈だけど仲良くしてくれる皆様、2022年度お疲れ様でした。
また来年度もよろしくお願いします!
【宣伝】「WEST EIGHT PRINCE Ⅱ」第84回(通算・第157回)・2023年3月放送分
第84回・2023年3月放送分/60分
(「WEST EIGHT PRINCE」から数えて通算・第157回)
パーソナリティー:ばんだなまっしー、ヒトデ大石
http://girlsvocallive.com/west.html
↑のURLから番組サイトにいけます。
2023年3月分の放送、更新となります。
収録時期はまだ花粉症が本格化する前でした。
今となっては、この頃が懐かしい……。
番組前半は「ヒトデ大石のイベント探訪」
2月18日に行われた「金色樽兵衛追悼祭~姫君編~」について語っています。
昨年8月に逝去された、金色樽兵衛を追悼するイベント。
生前、彼と縁が深かった出演者が中心となり「天国にいる樽兵衛を楽しませよう」というコンセプトの元、開催されました。
楽しさの中に、どこか切なさもあるイベントについて語っています。
番組後半は「まっしーのたま語らい」
2月12日に行われた「『将軍さま生誕祭』第二次スーパーはにヲ大戦G4 ~うずらは二度死ぬ」について語っています。
パーソナリティー陣二人がMCをイベントを務めたアイドルイベント。
ばんだなまっしー、MCデビュー戦となった同イベントの感想と、そしてイベント内のMCを途中で挟みつつ、お送りしております。
以上の内容となっております。
今月も何卒、よろしくお願いいたします。
【3月放送分OP・ED情報】
OPテーマ……「アオハル」(Will Never Stop)
2021年5月に結成された織原レイ、麗日美愛鈴による二人組ユニット。
2023年1月に発売された彼女たち初の音源を今月のOPテーマに採用!
これからも活躍が期待される二人に注目!
EDテーマ……「モノクロスパイラル」(乙ナティック浪漫ス)
2016年6月結成「大の大人がバカっぽい、地下最年長アイドル」をキャッチコピーに掲げるアイドル。
2023年2月に発売された、彼女たち12枚目のシングル。
番組内では有難いメッセージまでいただき、本当に感謝!
楽曲使用許諾をいただきました、関係者の皆様、誠にありがとうございました。