年末勝手にまとめ企画第一弾!
……という事で、2016年、大石が観劇したレポートを一挙にまとめてみたいと思います。
年末年始お暇な方はこれでも読んで、今年一年どんな舞台があったか思い出していただけると嬉しいと思います。
ただ今年は個人的に思うところがあり、観劇はだいぶセーブしました。
毎年、年間ベスト3とかやってますが、今年は本数が少ないため、無しにしました。
ちなみに今年観劇した舞台は全9本。
短評と共に紹介していきます!
【6月】
・「夜行万葉録・子」(ジャングルベル・シアター)
http://ameblo.jp/hitode0014/entry-12178376385.html
ジャングルベル・シアター名物ギャラリー公演。
今回は客演・國崎馨が主人公を務めるという異色にして意欲作。
オムニバス形式もいつもと順序が違うなど、これまでのギャラリー公演とは一味も二味も違う作品となった。
・「トッケイと華」(劇団アルターエゴ)
http://ameblo.jp/hitode0014/entry-12178555449.html
三ツ矢雄二氏主宰の劇団でお馴染み。
ちょっとファンタジーが入った、ハートウォーミングな作品。
お目当ての垣田夕紀嬢、アルターエゴ所属としては最後の出演となった主演作。色んな意味で思い出深い。
【7月】
・「リローゲット・ゲート」(Zero Frontier)
http://ameblo.jp/hitode0014/entry-12182914837.html
かつてジャングルベル・シアターに所属した村井みゆき嬢によるプロデュース公演。
タイムトラベルを題材に、それに関わる人間の業の深さを描いた作品となった。
個人的に知っている出演者が多く、オールスター感満載でいい舞台だった。
【9月】
・「Infinity」(ハグハグ共和国)
http://ameblo.jp/hitode0014/entry-12200702102.html
ある病院の「ホスピス」を舞台にした「終末医療」と面と向き合った作品。
一世を風靡した元カリスマモデルと患者たちの触れ合いと、そして最後まで命を燃やすがん患者たちの輝きを描いた物語。
残酷なまでの現実と、生きる者たちの儚さがもろくもあり、美しい作品だった。
・「恋愛病患者/宮城野/兄の場合」(TAC三原塾)
http://ameblo.jp/hitode0014/entry-12208498314.html
「日本近現代戯曲への挑戦」と銘打った、菊池寛、矢代静一の作品のオムニバス。
非常に狭い劇場の中、目と鼻の先で熱演が展開される。
役者たちの鬼気迫る演技に圧倒された舞台だった。
【11月】
・「着メロはお気に召すままに」(CAPTAIN CHIMPANZEE)
http://ameblo.jp/hitode0014/entry-12218314098.html
通称「キャプチン」でお馴染みの劇団。
荒唐無稽な設定は相変わらず得意とするところだが、演出を外部から招聘したため、これまでのキャプチンらしからぬ面もあった。
お目当ての長井柚嬢、活動休止前の公演。同郷の者として、これからも彼女を応援したい。
【12月】
・「DOGのBLUES」(ジャングルベル・シアター)
http://ameblo.jp/hitode0014/entry-12229095627.html
二公演連続ロングラン公演の一本目。他の劇団でも数多く演じられている演目。
昭和50年代を彷彿とする港町を舞台に、犬たちの日々生きる様を活き活きと表現している。
犬好きには溜まらない作品で、脚本家・浅野泰徳にとって代表作と言って過言でない名作。
・「リヒテンゲールからの招待状」(ジャングルベル・シアター)
http://ameblo.jp/hitode0014/entry-12231391950.html
二公演連続ロングラン公演の二本目。ジャングルベル・シアターとしては再々演になる。
少年時代、最後まで読めなかった童話の世界に入り込んだある男の物語。劇中の台詞の一つ一つが実にメッセージが深い。
童話の世界を追体験するような世界観に、観ている側も引き込まれていく……。
・「switch×switch」(7contents)
http://ameblo.jp/hitode0014/entry-12233254452.html
高校のバスケットボール部を舞台にした、青春群像劇。
幼い頃に姉を亡くした主人公と、その仲間たちの引退間近の青春を活き活きと描いている。
かつてバスケットボール漫画にハマった人なら、オススメしたい一本である。
……まぁザックリこんな感じです。
上半期は完全に観劇を休んでいましたね。
下半期はまぁ例年ほどじゃないけど、それなりに戻した感じがあるし……。
正直、申し上げると、今年は舞台を観に行くのやめる気満々でした。
理由は察して下さい。
でもこうして観ると、ここ数年、観劇を一つの趣味としていたので、簡単にやめられないというのが、6月以降、良くわかりました。
だからと言って、来年は昨年のようなペースを戻すか……と言われると、まだ先の事はわかりません。
結局、今年、何度か誘って下さった方の中にも、一度も誘いに乗らずお伺いしなかった方も多かったです。
来年はどうなるか分かりません。
以前ほど観劇に関する熱意がある保証はありません。
それでも素晴らしい舞台をみせてくれた、全ての関係者の皆様に「お疲れ様」と「ありがとう」という言葉をお贈りしたいと思います。