【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『第42回イカすアキバ天国』@神楽坂EXPLOSION
※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。
2015年も始まり早数週間……。
年末年始のおめでたい気分も終わり、日常に戻りつつある昨今だと思いますが、神楽坂の地では3週間遅れの「新年」が開けようとしていました……。
AnBぷれみあむぅシリーズ……。
現在の投票制ライブである、昼の部「イカすアキバ天国」、夜の部「ぢゃ☆ベストテン」
2008年の1月に四谷の地で始まった、この究極の「二ヶ月に一度」のライブバトルも今年で8年目に突入。
多くの出演者が素晴らしいステージを重ね、多くの感動に彩られたシーンを数多く輩出してきた……。
2015年もその鼓動は静かに神楽坂の地で蠢き、始まろうとしていた……。
豊かだけど、全く違う個性の揃った7組の出演者が揃った、新年一発目の「イカすアキバ天国」
2015年、最初の勝者に名乗りを上げるのは誰か!?
古株か、新星か!?正当派か、個性派か!?それとも……!?
新年から激戦必至の一戦!
2015年開幕戦「第42回イカすアキバ天国」の様子をレポート致します。
●開演前
開場10分前くらいに到着したと思いますが、会場の前には既に多くの客層がスタンバイ。
列にならんでもいいんだけど、皆で広い場所で話がしたいみたいです。
ここで色んな出演者のファン同士の情報交換が行われたり、また今回のイベントに向けての話しがあったり……。
時に情報共有、時に腹の探りあい(?)が行われています……。
すると間もなく開場。
寒い中、待っていた客層は一気に会場になだれ込む。
そして会場に入ると一部の客層から驚きの声が上がる。
長年慣れ親しんでいる、神楽坂EXPLOSIONではあるが、実は会場内に大きな変化があったのだ。
まず一目で分かるのは、会場内の壁の色。
これまで四方とも黒だったのが、ステージから見て両側面が白に塗り替えられていたのだ。
黒の壁に慣れ親しんだ方には、違和感はあったかもしれないが、白の壁もこれはこれでオシャレだし、会場が心なしか明るくなった印象もある。
荷物置き場に利用していたスペースも整理されて、これまでより荷物を若干置きやすくなった。
実はこのリニューアル、昨年の12月には行われていて、既にAnB本編に訪れている人は知っている事だった。
そしてこのリニューアルの際、この会場が抱えていた最も大きなある問題点が改善されたのだが……これについては後程、語るとしよう。
こうしてリニューアルした会場内のスクリーンには、出演順決定アミダくじの様子が映し出されている。
数回前から某動画サイトと同じものを早送り無しで流すようになったのだが、客層にはこちらが非常に好評で今年も続けている。
出演順が決定した後で、スクリーンはOPの映像に切り替わる……。
いよいよ2015年最初の「イカすアキバ天国」が始まる!
出てきたOPアクトは……。
●OPアクト
某有名子供向け番組の黄緑のキャラクター2体の着ぐるみが、ピコピコハンマーを持ってステージに現れた……。
OPアクトを演じたのは……がちゃぴんず!(笑)
知らない方のために説明すると、がちゃぴんずとは……。
「生き別れきょうだいユニット」として活動する、がちゃ姉、がちゃ妹の二人の姉妹(?)によるユニット。
がちゃ姉の中の人はFICE 座 RAINBOWや、夜の部「新生司会~ず」の「会」担当でお馴染み、あをいちん。
がちゃ妹の中の人は「イカすアキバ天国」の出演経験者、過去に3位を2回獲った事もある、おこ。
こんな二人がひたすら(ほぼ)無言でダンスを踊ったり、時に暴れたり、客層を襲撃する(笑)ユニットである。
そんな訳で「Chai maxx」(ももいろクローバー)に合わせてダンスを披露。
途中、手にしたピコピコハンマーを手にロビーに乱入。多くの客層を襲撃するなど大暴れして去っていった……。
彼女たちを知る者としては、いかにもらしいステージだった(笑)
その後、司会兼任のFICEが登場。
そつなく投票ルールと会場の諸注意を説明します。
その中で発表された会場リニューアル……そして空調設備の改善!
これには客層喝采!このイベント最大の問題点が解決された事に一同大喜びでした!
朗報を挟み、いよいよ今年最初のアキ天が開始となります!
2015年、最初のトップバッターになったのは……。
●本編
・1番手:FICE(出場:6回目)
2年続けてトップバッター(爆)
今年も昼からの挑戦、主宰のFICE。
この日の衣装は二人とも着ぐるみ。そして引き連れているのも、OPアクトに登場したがちゃぴんず(笑)
4体の着ぐるみが「EZ DO DANCE」(TRF)に乗ってノリノリでダンスする。
ここだけは正直、OPアクトの延長みたいな感じだった。
そしてがちゃぴんずではお馴染み「食べちゃうぞ」のBGMに乗せて、がちゃぴんず……ならぬ、FICEのショートコント(笑)
やっている事は完全にがちゃぴんずですが(笑)
シュールなショートコント「インフルエンザ」を披露。これには会場大爆笑(笑)
その後は二曲目「猫癒」→ラスト「再生」という流れ。
着ぐるみFICE&ダンサーズがとにかく歌って踊る!
とにかくこの着ぐるみ4体のステージ、妙に合っていた(笑)
前半はがちゃぴんずテイスト、後半はF}CE通常営業(でも着ぐるみ)という流れだった。
こうして主宰・FICEのステージは終了。
今年もどうなるのか……そんな事を感じるステージでした。
さて続いては先日、三十路を迎えたこの方。
出場回数から、このイベントではお馴染みの存在になりつつあります。
・2番手:三木悠莉(出場:4回目)
このイベントではすっかりお馴染み。ポエトリーリーディング界から挑戦を続ける三木悠莉。
気がつけば出場4回目でお馴染みの存在です。
そんな彼女ですが、この日はいつもとちょっと違う感じが……。
一曲目はポエトリーではなく歌で始まり、思ったよりも静かな立ち上がりを見せる三木悠莉。
ここまでは至って普通。しかしこれまでの彼女からするとやや意外。
変化は二曲目「ごふんでごはん」から。
前回同様、スクリーンに映像を映し出してのステージとなる。
いやこの手法も前回やっているのだ。
スクリーンが中央に、そして本人がちょいちょいスクリーンの後ろから左右に姿を見せて歌い、また語るのだ。
ここまではなんて事なかった。続いて三曲目をノンストップで突入。
……そう三木悠莉、今回のステージ、15分間ノンストップだった!
戸惑いも躊躇も一切無く、ただ彼女から発せられる言の葉が会場の中で響き渡る。
目の前で中央に映し出される映像の片隅。
一人の詩人が歌を歌うように、詩を朗読している……そんな世界だった。
ラストは「ポエろ!!萌えトリー」なのだが、使っている映像が昨年の「ケツフェスト」のもの!
まさに三木悠莉にとって、一生で一番の思い出と言って過言では無い映像なのだ。
そして画面中央に大きく映し出される口上。
MC無し、三木悠莉、15分間の世界は終了しました。
まさに「我が道」を突き進む彼女らしい、独特な世界観が支配した15分でした。
……こうしてFICE、三木悠莉と個性的な面々が続く。
普通の出演者なら、ここでしり込みしてもおかしくないが彼女たちの場合はそんな心配はない。
続いて登場するのは、昼ではお久しぶり……あの三人組です。
・3番手:みく16歳(出場:4回目)
「ぢゃ☆ベストテン」から脱落して、昼再挑戦となったみく16歳の三人。
何気に現在のメンバーになってからは昼は初めてとなります。
この日の三人の注目はなんと言っても衣装。
まだお正月気分……って事で、和服調の衣装で登場。
この衣装、既に何度かお目にかかっているのですが、頭がちょっと変(笑)
みく→ひつじの角、るか→しめ縄、りん→みかんがそれぞれ乗っている(笑)
あぁ……頭がお正月(爆)
そんな訳で始まったステージ。
最初は自己紹介ソング三曲。「みっくみくにしてあげる」→「RING×RING×RING」→「ルカルカ☆ナイトフィーバー」……の流れ。
そして新年一発目のMC(?)
脱落してしまったけれど、一発で返り咲きたいという気合の入った内容を語る三人。
しかしここで敢えて、彼女たちはこだわりを見せた。
残り二曲「ロマンスが欲しいの」→「ワールズエンド・ダンスホール」……。
この流れ、実は2年半前、第26回を優勝した時と全く同じ流れなのである!
前回優勝した時と同じセットリストで、勝ち上がる事で一つのこだわりを見せたのである!
こうしてみく16歳のいわば、王道、鉄板のセットリストで終了。
果たしてこの選択が吉と出たか、凶と出たか……。
MC最後でりん14歳の頭のみかんが「落ちた」事が不吉の予兆とならなければいいが……。
ここでイベントも中盤戦に差し掛かる。
続いて登場するのは……今年もやってきました!あのスーパーアイドル……。
・4番手:スーパーアイドル☆Hico(出場:4回目)
別名「ただのお客さん」(爆)
しかし昨年はアキ天以外のイベントでもちょいちょいオファーがあったスーパーアイドル☆Hico。
実は客層からの人気は絶大である(笑)
そんな彼が今回、事前にテーマに掲げていたのが「D、Y、M」
これが意味するところは……まず一曲目「ONE FOR ALL」
夜で「絶対女王」としてお馴染み、大和撫子の代表曲である。
このイベントの常連なら、知らない人はいないくらいの有名な楽曲である。
いきなりこれを歌って見せたもんだから、事前の「予告」を知らない人は皆、一様に驚く様子を見せた。
もっとも……本家本元には程遠い出来だったが(汗)
続いて二曲目に選んだのは……「春色グラフティ」
これも夜でお馴染み、まかべまおの楽曲。
「新春」という意味で選んだ模様。しかし数あるまかべまおの楽曲の中でこれを選んだのは、やや渋いチョイスだったように思える。
出来については……だいぶ良いけど本家本元には及ばない(爆)
さてこの時点でどんなに鈍感な方でも彼のテーマが分かってきた人が殆どだと思います。
「D、Y、M」は今回歌う歌い手のイニシャルの頭文字。
Y=大和撫子、M=まかべまおと来た。そしてこの流れでDと言えば……デカシャツ喫茶。
ラストに歌ったのは「before daybreak」
言わずと知れたデカシャツ喫茶の代表曲ですが、この時の会場の盛り上がりが尋常じゃなかった。
昼からモッシュだったり、コールだったり……いや元を知っている人たちがノリノリだった訳ですが(笑)
しかし実はこの日の三曲のうち、この「before daybreak」が一番出来が良かったりする。
こうして現在、夜の部で活躍するお三方の楽曲を歌いきり、スーパーアイドル☆Hicoのステージは大盛況のうちに終了しました。
この様子は「ただのお客さん」じゃない……まさにスーパーアイドルでした(笑)
ここまで個性派してか出演していない中で、この日唯一の「正統派」が登場。
この強烈なメンバーの中、果たしていけるのか……。
・5番手:萌華(仮)(出場:2回目)
今回が2回目の出場となる萌華(仮)。通称は「もえかり」
一曲目はカヴァーで「君の知らない物語」(supercell)から静かな立ち上がりを見せる。
……もう一度言おう。まさに「正統派」だ。清純なアイドルだ。
恐らくお茶の間にいる、世で言うところの一般人の方は彼女のような娘を観て「アイドル」と思うのだと感じる。
先ほどまでの個性的な出演者のステージの数々を考えると、ここ一息……そういう意味で存在自体が安心して観ていられる。
そんな彼女のステージはオリジナル楽曲へと移る。
二曲目は「天使と悪魔」
前回も歌った同曲。
タイトルからして天使のような小悪魔な彼女のイメージにピッタリの楽曲である。
この辺からが最前の固定ファン層のボルテージも上がりつつあり、大いに盛り上がりを見せてきた。
こうして二曲目を歌い終え、ラストは「Adia」
自身初のオリジナル曲、いわば彼女の代表曲である。
ここまで個性的な出演者が多かった中で、彼女のような存在は却って光る。
固定ファン層も中心になって大いに盛り上がった萌華(仮)
前回よりは確実にこのイベントに馴染んだという印象を残しました。
こうして萌華(仮)のステージは無事終了いたしました。
続いての登場は今回唯一の初出場。
戦前からこのイベント向けとの声は高かった彼女だが……果たしてどういうステージを見せるのか!?
・6番手:山名純(初出場)
初出場の山名純。
胸元が開いている衣装で登場して、代名詞ともいえる「爆乳」を惜し気もなく披露する。
そんな彼女が一曲目に選んだのは……「爆乳音頭」
手島優が組んでいたユニット・爆乳三国志の楽曲ですが……多分、これを歌うのはこの業界広しと言えども彼女だけだろうなぁ……(笑)
そんな訳で「爆乳」ばかりに注目が集まりがちな山名純だが、決してそれだけではないところを見せる。
二曲目「幸せのカケラ」
山名純、オリジナルの楽曲。ポップな曲調はまさにアイドル路線の王道をいく感じ。
サビの部分では客一人、一人と握手するという旺盛なサービス精神を見せてくれる。
楽曲自体の完成度も高く、普通に歌い手としても十分通用するところを見せてくれた。
そしてラストは「SHOOTING STAR☆」
彼女の代表曲と言っても過言ではない同曲。
だがこの曲が一番、いい意味ではっちゃけている(笑)
冒頭の前に行ったり、下がったりするさざ波のようなケチャ。
サビ部分での民族大移動、2番Bメロでの一歩間違えればEX○LEの如く一列に並んで振りコピなどなど……。
個性的過ぎる応援(?)の数々。
これは慣れているはずの当の本人でも、時々吹くレベル。
そりゃ主宰・FICEも最後ツッコミを入れたくなる(笑)
こうしてナイスなステージと「爆乳」をまざまざとアピールして、山名純、初のアキ天はこうして終了しました。
こうしていよいよトリとなる。
今回のトリに登場したのは……これまで前半ばっかしだった彼女である。
・7番手:駿河侑夜(出場:4回目)
出演順発表直後、一番驚いていたのが彼女、駿河侑夜……ここでは「侑夜様」と紹介した方がいいか。
これまではずっと1番手か2番手登場だったが、今回、それがいきなりのトリである。
プレッシャーもこれまでとは比にならなかったはずだが……。
そんな中挑んだ、4度目のアキ天。
一曲目、二曲目はノンストップで駆け抜けた。
一曲目はいきなりステージに上らず、客席の中で歌う侑夜様。
やがて曲の終盤、ステージの上に倒れこむという演出を見せる……そしてそのまま二曲目が始まるという構成。
ここまで彼女の得意とする、ビジュアル系の世界をそのまま演出したようなそんな世界観だった。
観ているこちらとしても、彼女が師匠と慕う響己を彷彿とさせるようなその姿に目が釘付けとなった。
しかしここで終わらないのが侑夜様。
前回もラストで客層を驚かせたが今回もやってくれた。
ラストに歌ったのは……「視線」
FICEのお客様勧誘ソングである(笑)
とにかくこの楽曲を知っている方なら誰もが、あのサビの箇所でいつ餌食になるか戦々恐々だが(笑)
しかし彼女は違った!
……サビのところで、カッコ良く歌ったのである!しかも客を巻き込まないで(笑)
オリジナルとは違い、自分のカラーを前面に出し、まさに侑夜様の「視線」だった。
そして客層の視線はこの瞬間、ステージの上で歌う彼女……侑夜様に向けられていた。
こうして客層の視線を独り占めにして、彼女のステージは終了。
出場するたびに進化を遂げた、侑夜様。果たして今回の結果は……。
かくして全7組のステージは終了し、投票タイムに移行。
全ての客の投票が終わり集計タイムへと突入。
果たして今回の結果は……。
●ゲスト
……と、その前にゲスト。
今回は昨年11月「第41回イカすアキバ天国」を優勝した29-Qの二人。
前回の圧倒的なステージの印象も強い二人。
どんな30分のステージをするのか注目された……。
この時の衣装はオーソドックスにパステル色調の衣装。
どんな楽曲を歌うのかと思ったのですが……。
まず結論から言うと、全部で5曲。
後半になるほどMCは長めだった。
一曲目、二曲目は連発。
有名な楽曲だけど失念。
三曲目にオリジナル「MeatParty」を歌い上げ、そのクオリティの高さを見せるも、その後は再びカヴァーを二曲。
「ブラックロック★シューター」は歌ったはず……。
そんな感じであっという間に30分が過ぎた。
歌唱力の高さは分かったけど、セットリストがあまり印象に残らない内容。
よって申し訳ないですが、私自身、殆どセットリストを覚えていない有様です。
ただクオリティに関して言うなら、前回優勝したのは納得の出来で、普段のジョイントライブで見せるには十分な出来でした。
さすがに世界を舞台にステージを展開するだけあります。
だけどこのステージが29-Qの真骨頂か言われると恐らく、彼女たちを知っている人たちは誰もそんな事を思っていなかったかと……。
ステージの後半、けーながしきりに集計が完了したか気にしていた通り、この30分のステージ「本来の趣旨」を汲み取って、ステージを組んだように思える。
そういう意味では、特に驚きも無いけど、きっちりまとめた30分のゲストステージでした。
もっともこのゲストステージが夜になって、強烈なインパクトへの布石になるのですが……それは夜の部のレポートで触れる事にしましょう。
●投票結果→ED
こうして30分のゲストステージを終えて、投票結果が出る。
全出演者がステージの上に立ったところで、EDアクト進行のがちゃぴんずが早速優勝者を読み上げる。
2015年、最初の勝ち名乗りを上げたのは……。
・みく16歳
見事に一発での返り咲きを決めました!
返り咲きを決めた事も見事でしたが、一番喜んでいたのはりん14歳。
現メンバー、唯一昼未経験だった彼女の喜びようは誰の目にも明らかでした。
……という事で、トロフィーはりん14歳が手にする事に……。
普段は決してしゃべらないキャラ設定をすっかり忘れて「嬉しい!」と叫んだ姿、そして満面の笑みが印象的でした。
もちろん残りのメンバー、みく16歳、るか20歳も、とにかくはしゃぐ彼女の姿を観て、胸を撫で下ろしたような……ほっとした表情を見せていました。
そして2位は……優勝とは約1,500点差で……
・スーパーアイドル☆Hico
会場騒然(笑)
また「最強のお客さん」が伝説を作った!
しかしそれよりもざわつきは、彼が2位を獲った事以上に、無効票で2位、3位が入れ替わった事かもしれない……。
そんな中、3位に入賞したのは……
・駿河侑夜
こちらは初入賞。
無効票が無ければ2位だった……というところが、ちょっと複雑ですが、4回目にして初の入賞となりました。
一定の成果が上がったという意味で、侑夜様も嬉しそうな表情を浮かべていました。
むしろステージ上では彼女より、三木悠莉が自分の事のように喜んでいた姿も印象的でしたが(笑)
以上で表彰式は一通り終了。
ED「愛鯛」のみく16歳バージョンで締めとなる……はずでしたが、ここでサプライズ。
実は1月にみく16歳の中の人・荊城チカが1月に誕生日だった……という事で、バースデーケーキ登場となりました。
今年初のみく16歳ライブだったという事もあり、ここでのお祝いとなりました。
話によると優勝しなければ、この演出は無かったとか……。
最後の最後で粋な演出があり、みく16歳にとっては二重の喜びと相成りました。
こうして2015年開幕戦「第42回イカすアキバ天国」はみく16歳の優勝で幕を閉じました。
●総括
新年一発目の戦いでしたが、今回は全体的に出場経験者が強い傾向でした。
まずは優勝したみく16歳。安定の優勝でした。
このメンバーの中では実績も抜けていたし、ステージの質に関しても文句はありませんでした。
また固定客も夜の時と変わらず、多数集めていましたし、大きな隙もなく無難にかつ確実に勝ちに行って、そして優勝した感はありました。
敢えて2年半前と同じ構成で臨んだところにも、彼女たちなりのこだわりと、また小細工不要の正々堂々とした姿勢が見て取れました。
何より昼未経験のりん14歳に、昼から這い上がる事を経験させた事は今後、夜でのステージを演じるにあたって、大きな糧になっていくと思います。
しかしこの優勝が夜における優位に繋がるかと言うと、そういう事は無いかと……。
今回、優勝するのはこのステージで良かったのですが、特に目新しさや、目に見える変化や進化が見当たらなかった事は不安材料です。
このまま夜に戻っても、何かしらそういう物が見せられないと、またすぐに脱落の憂き目に遭ってしまう可能性もあります。
これから二ヶ月の間、夜で何をしたいのか。
そしてどういうステージをして戦っていくのか。
新たな挑戦を前に考えて、また夜で頑張ってほしいと思います。
続いて2位のスーパーアイドル☆Hico。正直思ったのは「あんた凄いよ!」
正直、歌唱力などでは他の出演者と比べても劣ってしまう彼ですが、普段、客の立場とは思えない「華」があるのもまた事実です。
今回の彼の状況を何に例えればいいか……考えてみたところ、いい例えかどうかは別として「のど自慢」や、地方局のカラオケ番組を思い出します。
素人……と言っても、歌が上手かったり、個性の強い素人を集めて、プロの楽曲を歌って審査員に評価してもらいます。スタジオにはその人ゆかりの応援団が居て声援を送る……。
恐らく客層が彼に抱く感情は、この何かに挑戦する素人……これに一番近かったのではないかと思います。そして我々客層はそんな彼の「応援団」的な立場に……。
特に今回、彼のセットリストはどれも、この業界の歌い手達が歌う、業界の有名曲ばかりです。
しかも「審査員」は我々客層が兼ねているので、親近感を持って応援はするHicoに点数は入れるし、それだけ集められる。そう思う訳です。
しかしこの考えに至ったのは、彼が既に4回出場して、このイベントの特性を熟知しているのも大きかったと思います。
さすがにみく16歳には敵わなかったものの、1,500点差まで迫っているのだから立派です。
そういう意味では工夫次第ではスーパーアイドル☆Hicoの勝ち抜きは、今後十分あると思いました。
そして3位の駿河侑夜。4回目にして初入賞となりました。
前回あたりからブレイクの予兆はあったし、今回はこのトリという出演順のプレッシャーを跳ね除ければ……と思いましたが、見事に打ち克ったかと思います。
それまでの彼女の印象としては不器用な上、決して精神的にもタフには見えませんでした。
しかし前回で桑名美沙子の楽曲をカヴァーする事で、セットリスト上での不器用さを克服しつつあると感じました。
そんな中で今回、ラストにFICEの「視線」をカヴァーするという、誰も予想しないアイディアを前面に押し出して勝負してきました。
しかもこれを最後にやるという……本来ならプレッシャーと戦ううちに、自分の最も得意とするスタイルに流れてしまってもおかしくなかったと思います。
それをせずにあくまで挑戦し、そして結果を得た。
彼女の中で相当なプレッシャー、またこれまでのスタイルに対する葛藤……それらに打ち克っての初入賞。誇るべき結果だと思います。
最近はステージそのものもだいぶ柔軟性も見えるようになりました。前半も師匠と敬愛する響己を彷彿とするパフォーマンスで魅せるべきところも魅せてくれたと思います。
後は今回のようなパフォーマンスをコンスタントに出せるか。それが課題だと思うので、今後も頑張ってほしいと願います。
しかし入賞圏内に入った3組がいずれも、出場4回目。
昨年は初出場が健闘した一年でしたが、やはり経験をしてこその投票制ライブイベントなんですかねぇ……。
それ以外の惜しくも圏外だった出演者については……。
4回目の出場だった三木悠莉。
決して悪いステージじゃないし、今回なんかはポエトリー一辺倒ではなく、歌や映像も織り交ぜて変化も見られてきた。
昨年初出場した時とは確実に変わりつつあるのは誰の目から見ても明らかです。
しかし一方、その変化がわかるようになった故の弊害として、この界隈に馴染みつつあるため新鮮さや、インパクトという部分が失われつつあるのは確か。
この部分をどう克服して、今後、新たな三木悠莉像を打ち出していくかが重要だと思います。
今回が2回目だった萌華(仮)。
いわゆる王道、正統派。この濃いメンバーの中、一服の清涼剤みたいなところもあり良かったと思います。
前回と比べたら硬さみたいなのもなく、結構、このイベントにも馴染めるようにも見えました。
しかし翌日に4月いっぱいでの芸能活動引退を宣言……せっかくいいものを持っていると思ったので残念。
でも残り少ない芸能活動をどうか楽しんでいただきたいと思う限りです。
初出場の山名純。
あまりにもキャラクター的にこのイベントにフィットし過ぎ(笑)ずっと観ていて一切の違和感を感じませんでした(笑)
今回の出来を観ていても、入賞までは行くと思っていたんですけど、ちょっと初お披露目みたいな印象が強すぎたかもしれません。
今後、このイベントに挑戦を重ねていけば、自ずと認知度も高まり、高いレベルで争えると思います。
本当にナイスガッツ&「おつぱい」でした!(爆)また挑戦して欲しい出演者の一人です。
そして主宰・FICE。
EDアクトでも言ってましたが、ダントツの最下位だったようで(汗)お疲れ様です。
ただこのイベントの前日までひよちんがインフルエンザに倒れていた事を考えると、今回は致し方ない気もします。
個人的にはショートコント「インフルエンザ」は大好きだったんですけどね(笑)
とにかくFICEというよりは、がちゃぴんずなステージだったので(笑)次回はFICEとしての本領を発揮をしてくれる事を期待します。
ゲストの29-Q。
本来のゲストステージの趣旨である、30分の集計時間の消化を主宰の意図を汲んで確実に消化した感があります。
そういう意味では歌い手としてではなく、仕事人としての彼女たちの一面を見る事が出来たと思っています。
ただこのステージで29-Q本来のステージというよりは、無難にこなした印象が強く、きっと昼のステージだけだと消化不良に終わった方が多かったでしょう。
もっともその消化不良も夜に吹っ飛ぶのですが……これは別の話って事で。
こうして2015年開幕戦「第42回イカすアキバ天国」みく16歳の返り咲きとなりました。。
これで返り咲きは4組目5回目の事例となりますが、今後も脱落後、再出場を狙う出演者が増えれば、増えるほど同じようなシーンが観れる……かもしれません。
でもこの返り咲きを一番喜んでいるのは、夜の司会・☆★朋★☆だろうなぁ……なんて思ったりして(笑)
(話は前後しますが、実際、夜でこの話題になって、メチャクチャ喜んでいました)
このように昼は若干の波乱もありつつも、しっかりみく16歳が勝負を決めましたが……。
夜の部「ぢゃ☆ベストテン vol.42」は……誰も予想しない大混戦となった!
そんな中優勝を手にしたのは……予想不能の大混戦!夜の部「ぢゃ☆ベストテン vol.42」の様子は……。
後日(笑)
※今回の優勝者!
返り咲きを決めたみく16歳!栄光のトロフィーと共に!