【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『第40回イカすアキバ天国』 | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

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2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『第40回イカすアキバ天国』@神楽坂EXPLOSION
 
※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。
 
9月……あの暑い夏の日々が過ぎ去り、懐かしさすら感じる昨今……。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 
毎年、この時期の神楽坂は赤城神社で祭りが行われます。
にぎわう人々、立ち並ぶ露天……秋の始まりを感じる風景がそこに広がっていました。
 
しかし……神社のすぐ側、神楽坂EXPLOSIONは、ここだけ夏が取り残されたように熱気が篭っていました……。
40回の節目を迎えた「二ヶ月に一度のライブバトル」
実績がある出演者が勢ぞろいした今回……ここ数年で最も熾烈な激戦と予想されたが、その予想すら遥かに上回る大激戦が繰り広げられた!
 
熱さ滾る、まさにライブバトルという名の祭り!
秋の実りよりも、欲しいのは黄金のトロフィー!
果たして誰が手にする、夜の「祭本番」への出場権!
アキ天史上、最も熾烈な大激戦!「第40回イカすアキバ天国」の模様をレポートいたします。
 
●開演前
前述の通り、9月は近くの赤城神社が祭りをしているので、出店も出ていていつもはやや閑散としている会場付近も大いに人が賑わっていました。
しかしそんな賑わいには目もくれず、神楽坂EXPLOSIONに直行。
開場時間ギリギリに到着しましたが、開場は若干押しました。
その影響もありましたが、いつもより長めの列が会場の階段に出来てました。
こうして会場に入場。
今回は事前に激戦の予想もあった事、またOPアクトがいつもより早く始まる影響から、早々に会場は人で埋まりつつありました。
やがて出演順を決めるアミダくじの映像が流れる。
 
なおこの映像、7月下旬、確か前回が終わって一週間くらいに撮影されたものなので、相当昔のように感じました。
最近は出演者決定が早いからなぁ(笑)
しかし開場が押した影響か、結局開始時刻は変わらないような……。
 
そんな訳で出演者紹介映像が流れて、OPアクト開始となります。
 
前回までOPアクトを務めていたひゞかなが解散したため、今回のOPアクトを務めたのは……
 
●OPアクト
 
その名も「あをいかな」
 
一瞬すると奏っぽ☆こと「青ヰ奏」のように思えるが……夜の「ぢゃ☆ベストテン」の司会~ずなどでお馴染み・あをいちんと、奏っぽ☆のユニットで「あをいかな」だった。
そして流れたのはなんと「ふわふわ時間」(桜高軽音部)
そこで出てきた、あをいちんと奏っぽ☆
衣装はFICEを彷彿させるピンクと水色のパーカーとスカート。
奏っぽ☆はともかく、あをいちんのこの衣装はレア!
なんとこのまま歌うのか……と思いきや、会場に響く「ちょっと待ったー!」コール……。
 
声の主は本日も出演者として名を連ねている、おこ(別名:おこ先生)
何故かガチャピンのジャージに木刀を持って登場(笑)
イメージは某ファイトクラブの竹原か(笑)
 
要はあをいちん、奏っぽ☆が(本業でもないのに)かわいらしく歌を歌う事についてのクレーム。
ここで簡単な三文芝居(笑)が繰り広げられた後、某アニメのOPテーマのイントロに合わせて、パーカーを脱ぐ、あをいちんと奏っぽ☆
パーカーの下にはそれぞれ「I ❤ Drum」「I ❤ Bass」と書かれた某事務所作成のTシャツが(笑)
 
そしてドラムの位置にあをいちん、ベースを手に奏っぽ☆、そして謎のカンペを持っておこが待機(笑)
こうして、あをいかなによる「Don't say "lazy"」(桜高軽音部)の演奏開始。
……が、お気付きの通り、ギターはいない(笑)
そこで重要なのが先ほどのカンペ。おこの手にするカンペには「じゃじゃ じゃじゃ(以下略)」と書かれている(笑)
そう……ギターパートの音を口で言えという無茶振りだったのだ(笑)
 
このようにギターパートを客層がエアギターなり口三味線なりで乗り切るという壮大なネタをやらかして(笑)あをいかな(+おこ先生)によるOPアクトは終了しました……。
まぁこの三文芝居(笑)パートと、楽器のセットがあるから、いつもより5分早い開始だったんですな。
※名誉のために言うと、おこは本職が舞台女優です。三文芝居とは言っていますが、本職の方なので演技はしっかりしていた事だけはお伝えします。
そんな訳でいつもと一風変わったOPアクト。
いつもなら司会兼任出演者(笑)でもあるFICEが諸注意、投票ルールまで説明するのですが、このままあをいかなの二人で進行。
 
本当に何から何までいつもと違った雰囲気で始まった、記念すべき第40回のイカすアキバ天国。
トップバッターで登場するのは、今回、唯一の初出場の方でした……。
 
●本編
 
・1番手:萌華(仮)(初出場)
初出場の萌華(仮)。通称は「もえかり」
ちなみに読み方は「もえか かっこかりとじ」までが正式名称……らしい?(笑)
初のアキ天出場。さぞかし緊張している……と思いきや、その様子は微塵も無く、非常に堂々とした様子でステージに登場。
一曲目「夢見る15歳」(スマイレージ)からスタートする。
初出場の彼女を支えようと駆けつけた、熱烈な固定ファンがおおよそ4~5名、最前で熱い応援を繰り広げる。
こうしたファンの声援も彼女が初出場でも気後れする事なくライブが出来た要因かもしれない。
まずは堂々と一曲目を歌い終えた、もえかりちゃん。
そんな彼女だが二曲目以降はオリジナル楽曲を披露。
二曲目「天使と悪魔」
この楽曲は全国流通しているコンピレーションアルバムにも収録されている楽曲。
最前列のファンの盛り上げも形になっていて、会場全体も彼女のカラーに染まっていくのが分かった。
そしてこの楽曲を終えた後のMCで水を飲むのだが、その際「飲んでる姿も」「募集中~(仮)」との事(笑)
もう既に(仮)じゃなくて、正式採用な気もするが(笑)
そんなもえかりちゃんのラストは「Adia」
自身初のオリジナル曲との事。
固定ファンの盛り上がりも良かったし、この頃には初見の客層でも、いい感じで乗っていたと思います。
見事にトップバッターとしての役目も果たし、もえかりちゃん、初のアキ天は無事終了。
この実績がある強豪揃いの中、素晴らしいアキ天デビュー戦を飾りました。
 
さて気になるのがこの後のMC。
通常、司会兼任も務めるFICEが仕切る場面ですが、この時も着ぐるみダンサーズの衣装に着替えたあをいちん、奏っぽ☆が担当。
萌華(仮)へのインタビューを一通り終え、次の出演者を呼び込み去るのだが……。
 
その理由はこの後、すぐに分かった!
 
・2番手:FICE(出場:5回目)
さてここはFICEの出番なのですが……今回はFICEとは言いにくい方々が現れた……。
登場したのは、どこかえんちんの面影を残す中年おっさんと、ひよ美の面影が濃すぎる(笑)顔面真っ白な女性(笑)
その二人の名前だが……「エロキテル連合」という(笑)
まぁどこかで聞いた名前だが、そこは気にするな(笑)
そしてこれもどこかで観たような一連のやり取りが展開される(笑)
中年おっさんが、ひよ美(いや、おっさんがもう「ひよ美ちゃん」と言い切っているのでいいだろう)に一夜限りの関係をせがむ。
しかしひよ美はこう言う……「だめよ~、だめ、だめ!」(笑)
そんな問答を繰り返しているうちに「だめー!」に短縮されて……一曲目「天罰!エンジェルラビィ」(UNDER17)
この楽曲の中盤「ダメ、ダメ!」というところがあるが、ひよ美は叫ぶ「ダメ!ダメ!」(笑)
こうして一曲目は終了。それでもひよ美は拒み続ける。
そこでおっさん、着ぐるみダンサーズの一員、奏っぽ☆にスイッチしようと試みる(笑)
明らかにどん引きしている奏っぽ☆に対し(笑)某ダンス部で踊っているからいいよね~?と聞く……。
そして流れるある楽曲、出だしが「ダメ、ダメよ」……という事で、二曲目「ルカルカ★ナイトフィーバー」
ここでは某ダンス部でこの楽曲のダンスに心得がある奏っぽ☆をセンターにエロキテルが踊る構図。
そんな訳でこの楽曲がワンコーラスで終わった後も、ひよ美に「ダメ、ダメ」言われ続けるおっさん……そして流れたのは……三曲目「踊るダメ人間」(筋肉少女帯)
まさにそれ!(笑)「ダメ、ダメ」の構図、ここに極まれり!(笑)
この楽曲もワンコーラスで終わるが、それでも諦めずにひよ美にアタックするおっさん(笑)
しかし言いよる言葉がよりストレートになっていく(笑)
「エッチしよう」→「だめよ~、だめ、だめ!」→「子作りしよう」→「だめよ~、だめ、だめ!」→「家族作ろうよ~」→(沈黙)
……会場全体(特にFICEを知っている層)が凍りついた……そして流れた楽曲は……四曲目「視線」
FICEが「人類総家族化計画」(笑)の一環に基づいて作られた、同曲。
この日も例に漏れず生贄(笑)……もとい、新たな家族と認定された男性が、エロキテルたちに囲まれる(笑)
……こうしてFICE……もといエロキテルたちに拉致され、ステージに上げられた男性は一方的に家族認定された(笑)
だがこの楽曲後、ひよ美はぶっ壊れて「だめよ~、だめ、だめ!」と言わなくなったので、おっさん、FICEの開発者であるエルビス博士に連絡。
このダッチワイフ・ひよ美ちゃんを交換して欲しい……というオチのはずが「この相方、交換してぇー!」→「だめよ~、だめ、だめ!」とお互い、心の叫びを言い放ち終了となった。
 
……以上、FICE……?……ではなく、エロキテル連合のステージは終了しました。
しかしある意味、本当の凶器と化すのは、この先だったような気もする……。
こんな出づらい雰囲気の後、出演となったのは、このイベントの「生ける伝説」となっている、あの二人である……。
 
・3番手:ゅん((・∀・))ゅん(出場:13回目)
最多出場記録更新中。今回が13回目出場のゅん((・∀・))ゅん。
しかし話は前後するが、一曲目後のMCで回数を指摘すると、みりんタソに「縁起悪い数字だから聞かなかった事に」(笑)と一蹴されてしまう。
さてゅん((・∀・))ゅんと言えば、白湯のお姉ちゃんこと、もりさゆるが非常に笑い上戸で有名。
正直、エロキテル連合の後でまともにステージが出来るか大いに懸念されたが、この日の一曲目「ICTL」を意外な程、平常運転であった。
なおこの日のゅん((・∀・))ゅんですが、初出場からもう6年以上経過してる(というか、第一回出てるし)ので初心の戻る意味も込めて、オリジナル楽曲を古いのを三曲順番に歌う事にしたとの事。
続いて二曲目(=2番目に古いオリジナル曲)と言えば……いつもならラストに来るイメージが強い「微★糖LOVE」
長く愛されているゅん((・∀・))ゅんの名曲。
この界隈で少しでも長い方なら、「b」と「L」を指で作る振り付けを見た事はある方も多いだろう。
そんな訳でいい感じで会場はあったまったのですが、どうしてもこの楽曲を聴くと、この日のゅん((・∀・))ゅんは終了のイメージが……(笑)
しかしこの日はこれで終わりません!
ラストは古いほうから数えて3番目のオリジナル曲……「絶対☆領域」 で締めに入ります。
この楽曲も長くファン層に愛された楽曲です。
定番中の定番。安心して聴ける楽曲の一つでした。
まぁこの楽曲で締めは、それでもたまにあったかもしれないので、そこまで違和感は無かった……かもしれません。
こうしてゅん((・∀・))ゅん、13回目のアキ天のステージは無事終了しました。
 
……が、この後のMCは無事ではありません(笑)
ここからは本来の司会・FICE……もといエロキテル連合が登場(爆)
これは強烈だわ……そしてキャラを崩せない事案発生!(爆)
以後、この調子が各出演者後に続きます……。
 
しかし新たな試練(笑)に関わらず、ステージは続きます。
続いての出演者は、2回目ですが今回、勝負賭けてます!
 
・4番手:水木琴(出場:2回目)
前々回の2位、水木琴。優勝を目指してステージに登場!
衣装はいつものようにロック調なテイスト満載の衣装だった。
さてそんな彼女だが、まずは今回のセットリストを記しましょう。
 
「pray...」
「ヴァンパイア」(Janne Da Arc)
「Love Bite」
 
上記三曲でした。
自分がこのような記載をする時は大抵、どういう事か想像がつくと思いますが……三曲連続です!
曲間にMC一切無し!
とにかく歌で、純粋なステージのみで勝負を賭けてきた感がありました。
ただ三曲目「Love Bite」のイントロの部分で「今回、なんとしても優勝したい!」という趣旨の叫びを入れていました。
恐らく今回の彼女の想いはまさにこれ。
余計な言葉は何一ついらない。それを感じて欲しいという魂の叫びそのものだったと思います。
その言葉を口にした時の彼女の目に涙が薄っすら溜まった表情……いかに強い想いが込められていたかわかりました。
こうして小細工無し、水木琴のステージはこうして終了しました。
 
しかしMCが終わった後、エロキテル連合が現れた時は、それまでの張り詰めたような表情が和らいで笑顔を見せてくれましたが(笑)
そういう意味ではエロキテル連合……各出演者の緩衝材にはなっていたかなぁ……。
続いての出場者は、何気に一年ぶりくらいのあのお方です。
 
・5番手:おこ(出場:4回目)
アキ天には約一年ぶり登場のおこ様。前回も約一年ぶりだったので、一年に一度のレアキャラっぽくなってきている(爆)
しかしその一年前の時と同じく、劇場版「ヱヴァンゲリオン」のサントラに乗って神々しい音楽に乗ってステージに登場……。
そこに現れたのは……黒いマントと、白い狐の仮面、そして右手にパンダを持って現れたおこ様。
そのパンダがスピーカーの上に乗せて、何を歌いだすかと思ったら……一曲目「革命デュアリズム」(水樹奈々×T.M.Revolution)
ちなみにT.M.さんこと、西川貴教パートは……例のパンダが歌っていた模様(爆)
実際、西川パートでケチャいったら、パンダにしろとジェスチャーをされているし(笑)
そんな訳で黒いマントに、白い仮面と、パンダという、今回もやっぱり何かしてきてスタートしたおこ様のステージ。
※ちなみにこの黒いマント姿は、「革命デュアリズム」のPVで水樹奈々が実際、そういう格好しているので、それがモチーフだったと思われる。
続いて二曲目「続く世界」(中川翔子)
この時にパンダは引っ込めて、自身も羽織っていたマントと仮面を外そう……としたが、ツインテールの髪の毛に引っかかりうまくいかなかった(笑)
気がつけば仮面は明後日の方向に飛んでいた(爆)
こうしてドタバタしつつも、凝った(?)演出面で楽しませてくれるおこ様のステージ。
ラストは「あおときどききみ」
この楽曲も発表されて三年近く経ち、すっかり彼女の定番曲として定着した感があります。
口上の「ビール、パンダ、ガチ○ピン」も言える方が多数いるので、盛り上がりに事は欠きませんでした。
こうして約一年ぶりにアキ天に登場した、おこ様のステージは終了しました。
なおステージ後、エロキテル連合に「同じような臭いがする」と言われて、妙に嬉しそうでした(笑)
 
そしておこ様を挟み、続いて登場したのは、今年5月に脱落して以来の再挑戦となる彼女……。
狙うのは一発での返り咲き!果たして……。
 
・6番手:石戸なつみ(出場:4回目)
今回が脱落後、初の再挑戦のステージとなるなーここと石戸なつみ。
衣装はグレイのブレザー風の衣装……と言えば、分かるかたも多いだろうか。
さてそんななーこだが、また例にとって今回のセットリストを下記に記しましょう。
 
「Snow Dust」
「Summer Story」
「WHITE OUT」
上記三曲。
さてつい先ほど、同じような記述体をしたという事は既にお察しの事だろうが……。
彼女もMC無し三曲連続だった!(爆)
期せずして、水木琴と全く同じような構成をする事となったなーこ。
違うとすれば、歌っている出演者と楽曲の違い……そして歌唱力という実力の部分だろうか。
それくらい全く同じような構成であった。
だがこれに彼女の固定ファン層は大いに盛り上がり、そして再びなーこを夜に返り咲いてもらおうと必死の声援を送り続けた。
そしてラスト「WHITE OUT」、なーこもまた「絶対、優勝すんぞ!」という趣旨の発言を飛ばしている。
まさかこういうところまで似てくるとは(笑)いや、なーこの場合、琴ちゃんより後だった分、アドリブでかぶせた可能性はあるが……。
それにしてもだ。
MCはなく、やはりステージの上ではたった一言の思いを叫び、そして後は小細工無しのステージで勝負を賭ける……ガチンコ勝負にも程がある!
こうしてなーこもまた、ステージの上で燃え尽きて終了した。
その表情には一点の曇りもなく、清々しい表情を見せていた。
 
こうしてなーこの復帰戦も終わり、いよいよトリとなります。
ラストに登場したのは、あの「三代目シルバーコレクター」
しかしその姿に一瞬、会場は静まり返ります……。
 
・7番手:神戸忍(出場:5回目)
某プロレスラーのテーマソングに乗ってステージの上に上がる、神戸忍……だがその姿はなんと和服!
何があった神戸ちゃん!?……と思わせる、まず衣装での奇襲攻撃から開始したステージだった。
一曲目「GLORIA」(ZIGGY)からスタート。
もう今更だけど彼女の選曲の渋さは鉄板。
何故、今、ここでこれを持ってきた!?(笑)
……と言いつつも、客層の中心を占める30代半ば~40代半ばの皆様的にはリアルタイム世代なので大喜び必至なのですが(笑)
そんな神戸ちゃん、残り二曲は連続。
二曲目が「大迷惑」(ユニコーン)
更に懐かしいところを……しかし和服でこの選曲、ミスマッチなのだが、妙にしっくりくる(笑)
なんだこの違和感の無さ(笑)
そしてラストにもってきたのが「みかんのうた」(SEX MACHINEGUNS)
……いや以前、別の会場で歌う、歌うと本人から聞いていただけど、まさかここにきてこれとはね……(笑)
もちろんサビのところでは皆で「みかん、みかん、みかん!」と叫びました。
こうして最後は「みかんのうた」で一つになって大団円を迎えました。
通算5回目出場、神戸忍のステージは無事終了いたしました。
 
かくして全7組のステージは終了し、投票タイムに移行。
 
全ての客の投票が終わり集計タイムへと突入。
果たして今回の結果は……。
 
●ゲスト
 
その前にゲストコーナー。
今回のゲストは前回、第39回を優勝したえおりんこと江織杏。
さてこの日の彼女ですが、30分の長いステージ……という事もあり、普段滅多に歌わないカヴァーソング中心にもってきました。
 
一曲目「calling location」(中川翔子)からスタート。
これはえおりんが一部で中川翔子に似ていると一時期言われたため、しょこたんの楽曲を選んだとの事。
確かに画像の見方によっては、しょこたんに似ている……かもしれません(笑)
 
続いて二曲目「フレンズ」(レベッカ)、続いて三曲目は「白い雪のプリンセス」と殆どオリジナルしか聴いた事の無かったので却って新鮮でした。
しかしステージの空気の薄さに驚いていたように、若干、声に伸びが無かったような……。
昼も夜よりは若干マシとは言え、出番も終盤になるとかなり空気が薄くなります。
そういう意味ではこのイベントならではの洗礼を浴びたと言っていいかもしれません。
その後、四曲目「わるきー」(渡辺美優紀)、五曲目「God knows...」(平野綾)と続く。
「わるきー」を持ってきたのはNMB48の渡辺美優紀好きから。
ちょっと意外だった。
「God knows...」も彼女の方向性考えればセットリストにあってもおかしくは無いけど、初めて聴いた人も多いかと思う。
 
そしてラストは夜に向けてオリジナル「Woneer Wall」
オリジナルでもあまり歌わない楽曲なので、やはりこれもレアか。
 
こうして見ると、6曲中5曲がカヴァーという珍しい構成。
ある意味、彼女としてはレアなステージだったかもしれない。
しかし殆どオリジナルを歌わなかったところから、夜に温存しているのは分かる。
果たして夜のステージは……。
そんなえおりんこと江織杏、30分のゲストステージでした。
 
●投票結果→ED
 
えおりんのゲストステージの後、集計結果を終えて、EDアクトを務めるあをいかなの登場。
両手を繋ぎながら登場したFICE……もといエロキテル連合(笑)を先頭に、何故か一部出演者も手を繋ぎながらステージへ(笑)
どんだけネタが大好きなんだか……と思いつつ、いよいよ結果発表!
夜でも安定のドラムロールを見せてくれるあをいちんのドラムロールの後、奏っぽ☆の口から出た言葉はなんと1万点オーバーの点数!
圧勝だったという今回の優勝者の名は……
 
・石戸なつみ
 
……その瞬間、彼女の大きな眼から、大粒の涙が流れた。
まるで初めて優勝を飾った、ちょうど一年前の9月のように……。
なーここと石戸なつみ……再び、夜の部への切符を掴んだ瞬間だった!
トロフィーを受け取った後、彼女の口から発せられた言葉は……。
 
「面白い事、言えないんですけど……」
 
涙で声で詰まらせながら2回……しかし、この一言を待っていたかのように、客層は湧き上がった!
面白い事はいえなくても、見事に一発返り咲きを決めた、石戸なつみに向けて暖かく、そして盛大な拍手が巻き起こっていた。
 
続いて2位……意外にも結構離されたが……
 
・水木琴
 
しっかり2位を獲得し、これで2回続けての2位獲得となりました。
どこか悔しさも滲ませつつも、だけど誰よりも納得したような表情で客層に向かい礼をしていました。
そして3位。
2位とはそれなりに僅差だったのが……
 
・FICE
 
会場騒然(笑)
FICE……というか、エロキテル連合(笑)まさかまさかの入賞(爆)
これには感動ムード一色だった会場も騒然、そして大爆笑(笑)
主宰、最後の最後で美味しいところを持っていきました(笑)
 
こうして大激戦「第40回イカすアキバ天国」は蓋をあけてみれば石戸なつみの圧勝……でしたが、FICE(エロキテル連合)の強烈なインパクトが残り終了いたしました。
 
●総括
 
大激戦と予想された今回でしたが、その予想に違わない……いや予想を上回る素晴らしい激戦となりました。
 
まず優勝したなーここと石戸なつみ。
見事なまでな一発返り咲きでした。
小細工無しの三曲連続。非常に圧巻でした。
激戦……とはいえ、今回の出演者の中では、本命として挙げた方も多かったと思いますが、その期待に違わぬ内容でした。
しかし正直、2位との点差は意外でした。ダブルスコアに近いくらいの点差がついたのは驚きました。
今年の5月に脱落してから、すぐに7月再挑戦せず北海道、新潟遠征などの「武者修行」も挟み、また8月に大きな主催ライブを成功させて着実に成長したのが、今回の結果に繋がったのではないでしょうか。
またその間、事務所移籍など個人的には大変な時期だったにも関わらず、最後まで弱さや脆さを見せない……精神的な強さ、成長もあったのではないでしょうか。
ステージの上で笑顔で「優勝を狙いに行く」と発言したその姿には、一種の貫禄、余裕すら感じさせました。
最後こそ涙を見せましたが、これは精神的な弱さからくる物ではなく、純粋な感動の涙、嬉し涙だと思います。
こうして振り返ってみると実に立派な優勝ですが、昨年9月の初優勝の時とは、全く意味合いも状況も異なる、石戸なつみ自身の成長を大いに感じる圧勝劇だったと思います。
今回の優勝は、彼女自身の成長、そして更に大いなる自信に繋がったと思います。
さて次回から再び夜の部に戻る訳ですが、前回優勝した江織杏とは同事務所「M-Infinity」所属となります。
果たして二人で「M-Infinity」旋風を巻き起こせるでしょうか!?
史上3人目の返り咲きを決めた石戸なつみの今後に注目していきたいと思います!
 
続いて2位の水木琴。
点差はつきましたが、点差ほど悲観すべき内容ではありませんでした。
むしろこのメンバーと一戦交えて2位を獲った訳ですから非常に立派です。しかも2回連続の2位です。底力を示した感はあります。
だけど今回に関しては、現状における石戸なつみとの地力の差がそのまま出てしまった感はあるでしょう。
彼女にとって一番の不幸は、石戸なつみと全く同じようなステージ構成になってしまった事。
確かに三曲連続というのは、純粋な歌唱力、実力で勝負するには、打ってつけの方法です。それ故、誤魔化しは一切効きません。
そんなリスクを承知で挑んだ水木琴ですが、今回のステージで実力を見せ付けたと思いますし、小細工無しのステージで勝負してきた事は正々堂々としていて良かったと思います。
ただ間に一人挟んで、石戸なつみが全く同じような構成だったため、客層はそこで二者択一を迫られたと思います。
石戸なつみ、水木琴、これはどちらかに差をつけて評価しないといけない……と。
残念ながらその結果が、今回の結果に繋がったと思います。今回に限っては厳しい事を言ってしまうと、水木琴は石戸なつみとの勝負に敗れたといわざるを得ません。
その詳しい敗因は分かりません。歌唱力かもしれないし、セットリストの差かもしれないし……ただ客層の多くが今回は石戸なつみに軍配を上げた結果が、この思ったより開いた点差だったのかもしれません。
一方で悲観する必要が無いのは、それでも2位をしっかり獲った事。これで仮に入賞も出来なければ失敗だったかもしれませんが、石戸なつみと差はつけたけど評価した人が多かった現れでもあります。
物販で清々しい笑顔で握手をした琴ちゃんを見て、今回の戦いを終えて納得した清々しさと、そしてまた次を見据えている目の輝きを感じました。
今回のように本気で挑み続ける限り、彼女もいずれ夜に上がってくる可能性が高いと思います。
ただ……出来ればシルバーコレクターにならないように気をつけてもらいたいと思います(汗)
 
そして3位のFICE……もといエロキテル連合(笑)
まず一言「反則です」(笑)誤解なきよう言いますと、9割方いい意味で言ってます(笑)
とにかくこの状況でこのネタが投下できる、FICEの凄さが詰まったステージでした。
でも一歩間違えれば出オチになっていた可能性もあるんですが、それをさせなかったステージの構成の上手さには目を見張ります。
前半、中盤の「ダメ」に関するセットリストの数々、ラスト「視線」に至るまでの過程、そしてオチ……これぞステージ構成の教科書という程、見事な構成でした。
恐らくこれでただのパクリで終わっていたり、もしくは外見だけエロキテルでいつものFICEのセットリストをやっていたら、ここまで評価はされなかったと思います。
適度にオリジナルのネタを踏襲しつつ、それをFICEならでは構成にしていた点が大いに評価されたと思います。
さすがこの点については、13年目の大ベテラン……くぐってきた修羅場の数が違いました。
そう冷静に分析はしていますが、実は自分も今回のレポートを書くにあたり、何度も思い出し笑いをして、何度も手が止まりました(笑)それだけ強烈でした(笑)
ただちょっと「反則」と思った点は、司会でもこれで出てきた点(笑)
確かにメイクは落とせなかったでしょうけど、毎回、これで司会に出てこられては……(笑)
細かいツッコミなんですが、これはずるいと思いました。出てくるたびに強い印象が残ってしまうので、ステージ以外の場所でも加点対象になった可能性があるので……。
そういう意味では今回、敢えて司会を全てOP、EDアクトをしたあをいかなに任せても良かった気はします。
もっともステージもひっくるめた完成度の高さは、3位という評価に十二分に値するものだと思います。
とにかく主宰・FICEの底力を拝見しました!これからも我々を楽しませて下さい!

 
さてここで今回入賞を逃した方の総評でも……。
 
初出場だった萌華(仮)。
本当にお疲れ様でした。オリジナル楽曲も二曲あって、固定の客層もしっかり盛り上げていて、普段の回ならいい初出場者が現れた……ともっと評価されるところでした。
ただ今回は相手(特にその直後・笑)が悪すぎました(笑)
今回だけで評価するには、一番かわいそうだし、もう一度拝見したいと思っていましたが……どうやら、来年1月再挑戦が既に決定とか。
とにかくもう一度、このイベントで拝見できる事が嬉しく思います。
次回はどうかもっと自分の持ち味を発揮して欲しいと切に願います。
 
最多出場記録を更新したゅん((・∀・))ゅんのお二人。
オリジナル楽曲はやっぱり安心して聴けますし、安定感は抜群です。第一回から出場している「生ける伝説」としての貫禄を見せてくれたと思います。
今回、一番評価したいのは、エロキテル連合(笑)の雰囲気を一瞬でも止めた事。
やりにくいはずなのに、あそこまで自分たちの持ち味を発揮できるのは、業界でもベテランの部類に入るゅん((・∀・))ゅんならでは芸当だと思います。
むしろ白湯の中のお姉ちゃんが笑いすぎて出て来れないか心配でしたが(笑)しっかりやりきったと思います。
ただ一方でオリジナル楽曲が数年出来ていない現状から、ややマンネリ化も避けられないので、今後そことどう向き合っていくかが課題だと思います。
朝が早いのが苦手だと思いますが(笑)我々客層はゅん((・∀・))ゅん14回目の挑戦と、夜への返り咲きを首を長くして待っています。
 
OPアクトなどでも活躍したおこ。
演劇畑の人間らしくステージの上での演出面には目を見張るものがあり、観ている側も非常に楽しめるステージでした。(OPアクトのおこ先生も含めて・笑)
空気も薄くなりつつあった中盤にも関わらず、いつもと変わらぬ声量が出せる点など、実は今回の出演者の中でもポテンシャルは高いものがあります。
しかし圧倒的に足りないのが二つ。まずはオリジナル楽曲の少なさ。「あおときどききみ」一曲の状態で3年近いのは厳しいか。ただこれは外的要因も大きいので致し方ない部分も。
むしろ問題はステージ全体通じて言動含め、勝ちたい気持ちや貪欲さが全く伝わらない事。これがこのイベントにおける彼女の致命傷になっていると思います。
確かに面白いステージは見せるが、彼女自身がこのイベントで勝ちたいという気持ちが全く見えない。このイベントの趣旨を考えたら、優勝を目指そうとしないステージは例えどんないいものでも、後から結果も、成長もついてこないと思います。
3位を2回獲っている実力者故、相当勿体無い。今後、このイベントに挑戦するなら、この点の改善が無いとこれからの彼女自身の成長という点でも厳しいかもしれません。奮起を望みます。
 
今回トリを飾った「三代目シルバーコレクター」神戸忍。
初の圏外。しかし結果発表後の憑き物が落ちたような晴れやかな笑顔が印象的でした。
とにかく今回は楽しいステージを念頭に置いていたと聞いていますが、その言葉に違わぬように、おっさんホイホイ的なロックが三曲続いて非常に楽しめました。
彼女の場合は上記のおことは逆に、貪欲さの面ではむしろ強すぎた点があったので、今回無駄に強過ぎる思いはそぎ落とすという意味では、良かったと思っています。
却って今回圏外だったのも今後に向けて、優勝、もしくは2位以外の結果が来ても怖くないという意味では、気が楽になったかもしれません。
しかし彼女の場合はオリジナルがない状況が長く続くのは、あまりにも不利。さすがに一曲も無い状況で今後、立ち迎えるかと言われると疑問符はつきます。
年内は恐らく今回が最後の出場なので、来年まで時間があります。どうにかしてこの問題クリアして、また気持ちを新たに臨んで欲しいと思います。
 
ただ今回、圏外だった4組については、他の回なら十分、入賞圏内に入ってもおかしくない程のパフォーマンスを見せていました。
決して悪くはありません。
ただ今回は特に、全体的にレベルが高かったように思います。
厳しい指摘もしましたが、今回のメンバーと戦えた事をお互い誇りにして、これから頑張って欲しいと願います。
 
ラストにゲストの江織杏。
30分のステージは夜のいい予行演習になったと思います。
今回はカヴァー中心という珍しいセットリストでしたが、江織杏という歌い手の普段見せない部分を見せるという意味では良かったと思います。
しかしちょっと声がかすれていたのは心配でした。
これから薄い空気と戦う事になると思うので、今後、頑張って欲しいと思いました。


 
こうして「第40回イカすアキバ天国」は予想以上に素晴らしい激戦が繰り広げられ終了しました。
しかしエロキテル連合の印象が強烈過ぎたのか、この日はあちこちで「ダメよ~、ダメ、ダメ!」という言葉が聞かれました(笑)
 
だが石戸なつみの執念、そしてそれに真っ向から立ち向かった水木琴ら他の出演者の勇姿は、このイベント史に刻まれる名勝負となったでしょう。
 
こうして昼の熱い戦いを見届けた客層は、それぞれ夜に向けて一時の休息をとる事に……。
 
会場の外では赤城神社の祭が盛大に行われ、徐々にそのボルテージは上がっていく……。
 
しかしこの数時間後行われる、夜の部「ぢゃ☆ベストテン vol.40」……
 
イベント史上に残る衝撃的な結果が待ち受けていた!
そして頂点を争う戦いの凄まじさを、我々は目の当たりにする事になる……。
 
秋の一大決戦、夜の部「ぢゃ☆ベストテン vol.40」の様子は……。
 
後日(笑)


※今回の優勝者! 

見事一発返り咲きを決めた石戸なつみ。栄光のトロフィーと共に……!