【レポート】[簡易版]ISHIDO NATSUMI 1st ONE-MAN LIVE~Black×White~@初台DOORS
さて2/9イベント2本回しの2本目は……超久々に向かった初台DOORS。
……実は結構、ライブイベントがやっているのに関わらず、自分が行ったのって多分7~8年前に某バンド系イベントで一回行ったくらいだよ!(笑)
そんな初台DOORSで行われたライブが……「ISHIDO NATSUMI 1st ONE-MAN LIVE~Black×White~」です。
まぁタイトルから察しがつくとおりぶっちゃけ、なーここと石戸なつみのワンマンライブ。
本人がかなーり頑張って宣伝していたから、ふらふら~……と行ってみた訳ですが……とっても良いライブでした。
そんな訳でレポートどうぞ!
●開演前
開場の30分前に初台DOORSの前に到着。早すぎた(笑)
昼飯を食べていなかったので、腹ごなし兼ねて久々にマックで時間を潰しましたよ。
いやたまにマック食べるとうまい(笑)
そうして会場に戻ると、既にチケットを持っている方々、道路一本挟んで向こうの道で列を作ってましたよ(笑)
それにしても……長い列だったー。
開場時刻になっても、チケット持っている人優先なのでなかなか入れず。
自分はチケット予約組なので、のーんびり15分くらい待ったかな。
チケット組がはけたところで、ようやくDOORSで受付。
自分もここでチケット代を支払って入場したんだけど、自分の時点でチケットのNoが138……。
「え!?」
事前にチケットを持っていた人達は確かに大勢いたけど……。
ちなみに自分が予約組で真っ先に入場したはずだから、この時点で単純計算でも137人の人がチケットを購入していた事になる。
もちろん自分の後にも予約して、当日支払いの方がいたから……。
まぁこの時点で集客の話はやめよう。
そんな訳で会場に入ると、多くの客が既にオレンジのTシャツに身を包んでスタンバイしていた。
この時点で会場はなーこ一色だった。
顔ぶれを観ると「石戸組」の方々はもちろん、なーこと親しいラインの客層がビッシリ……。
更に普段は出演者としてなーこと共演している演者の方も多数……具体的な名前は挙げませんが相当数いた。
普通、日曜の夕方から夜にかけて、他のイベントのオファーがあってもおかしくないのに……。
それだけこのイベントが注目もされていた証拠だと思うし、また仮にオファーあっても断ってまでここにいる価値を感じていたのだと思う。
(勝手な推測も若干入っているけど)
そんな訳で自分が入ってきた時でさえ、既に熱気に包まれていた会場も、やがて徐々に身動きが取るのも難しいほどに満員に近づいてくる……。
やがて訪れた、その瞬間……!
徐々に暗くなる会場。
沸き起こる歓声。
そして会場のスクリーンに映し出された映像……。
色んな会場のなーこの様子が映し出されている。
中には残念ななーこも映し出されて爆笑を誘っていたけど、会場がその映像に目を見張る。
始まるカウントダウン……最高潮に達するボルテージ!
本日の主役登場!……と見せかけた前振り(爆)
気を取り直して始まった、今度こそ本当のカウントダウン!
……そして彼女……26歳になったばかりの石戸なつみはステージに飛び出した!
●本編
ここから先は、なーこ本人のブログに掲載されているセットリストから、引用しながらちょいちょい語っていきます。
まずステージに飛び出した、なーこは黒いエナメル調のロックテイストな衣装で登場。
いきなり三曲連続。
「十鬼の絆」(黒崎真音)
「唇触れず」(ノースリーブス)
「U&I」(放課後ティータイム)
ここはカヴァー三連発。
最近でこそオリジナルが多いなーこだけど、よく歌っているカヴァーをいきなり三たて。
「十鬼の絆」は名物「肩くめー」ことスクラムヘドバン(と勝手に命名)がある楽曲。
これで会場の空気は一気に暖まった事を考えれば、初っ端に持ってきたのは納得。
この後のセトリを考えれば、挨拶代わりの準備運動の位置づけでしょう。
この三曲の後、初めてMCが入る。
まぁ映像に対する苦情(笑)とかもボチボチあったような気がするけど(笑)
この後、五曲連続という無茶な事を言い出すのだが……。
「空想科学少女」(黒崎れおん)
「ベストバウワー」(水木琴)
「告白ミリオンボイス」(ドリルパープル)
「Heart breaker」(Splash!!)
「Venus tears...」(亀山遙)
「空想科学少女」と楽曲タイトルをコールした瞬間のどよめきは忘れられない。
上記五曲……そうなーこ自身が「戦友」として慕う共演者の楽曲ばかり。
この業界ではメジャーアーティストのカヴァーはあっても、同じ界隈の共演者のオリジナルをカヴァーする機会って少ないから相当貴重。
ただこの五曲も彼女の中でテーマがあって……なんか「報われない恋の歌」を集めてみたとか(笑)
まぁその点については、それぞれの楽曲の歌詞を皆様で確認するのがよろしいかと(笑)
ただなーこの共演者に対する尊敬の念が伝わってくる、この五曲でした。
「悦楽カメリア」(水樹奈々)
「続く世界」(中川翔子)
そして前半は上記二曲を歌って終了。
「続く世界」の楽曲の終わりを待たず、ステージにはけるなーこ……。
やがて映し出される映像……。
映し出されたのは幸せそうななーこと、恋人・敦士。
どこにでもいるカップル……デートの風景が流れる。
そして敦士はなーこにプロポーズし、なーこもそれを受け入れる。
場面は変わり、別の日の敦士。手には指輪。
道路を挟んだ、なーこを見つけた敦士。
だが敦士の声は車の音にかき消される。
道路を渡って、敦士の元に行こうとしたなーこ。
しかし……なーこの身に不幸が……。
そんな映像。オチは敢えて言いません。
……が、とっても真面目(でベタ)な映像だったけど、客層は終始笑いをこらえる状況。
そして何故か、敦士が人気(笑)
いや……演出としてはいいと思うんですよ……。なーこの演技も見れたし。
だけど……ごめん、やっぱり思い出しても笑ってしまう(爆)
さてこの映像の間になーこは白い衣装にチェンジ。
先ほどまでのロック調の衣装から、ちょっと清楚(?)な感じに。
ちなみにこの映像では、白い雪が降っている……という展開に繋がっていくので……。
「Snow Dust」
「トライアングル」
上記オリジナル二曲に繋がる。
共にドリルパープルでお馴染み、おかやん。氏作曲の楽曲です。
おかやん。サウンド、全開である。
さて続いてアコースティックコーナーに移る。
ここで今年1月に結成されたバンドメンバーから、ギターの阿部学氏、ドラムの新保恵大氏登場。
ちなみにこの時のMCで阿部氏のあだ名は「阿部さん」、ドラムの新保氏は「変態」になった(笑)
「空時計」(水樹奈々)
「君に逢いたくなったら...」(ZARD)
なーこがバラードを歌う事自体珍しいけど、これが素敵だった。
どちらかというと「熱い」イメージがある彼女だけど、却ってそのギャップが良かったのかもしれない。
これからもちょいちょいでいいから、バラードには挑戦してほしいと思いました。
さてここでちょっとだけなーこ達ははけて、ここからはバンド編成。
なーこ、阿部さん、変態(爆)と、ベースの岩永真奈嬢が登場。
ベースの岩永嬢はなーこバンド初登場。会場からは「まなてぃーん」と言われ、ある意味なーこ以上に人気を博した(笑)
とにかくここからはバンドを中心に、オリジナル構成を畳み掛ける!
「Meteor Light」
「memai」
「PRESENTER」
まずこの三曲。
「PRESENTER」はなーこが「嫁」という伊東奏音嬢が作曲の楽曲。
ロビーにいた彼女に向かって、届けるように歌う姿が印象的でした。
続いて……。
「人魚姫」
「summer story」
……と続く。
この頃になると、楽しさ、熱気の中に、どこか疲れにも似た感情が現れ始めていたような気が……。
そしてなーこの口から「次が最後の一曲です」という言葉が発せられると、会場からは「えっー!」という声が……。
そのなーこは、その「えっー!」という声で遊んでいたけど(笑)
ただこの会場にいた誰もが「これで終わってほしくない」と思っていたはずだった……。
「Haru Haru」
ラストはこの楽曲で明るく、楽しく締めて終了となりました。
なーことバンドメンバーは足早に去っていきました……。
こうしてなーこのワンマンライブは無事終了……する訳が無かった(笑)
●アンコール
なーこがステージ降りてからしばらくして徐々に巻き起こった「アンコール」の掛け声。
会場全体が「アンコール」の声で包まれていく。
そしてそのコールはやがて「なーこ」コールへと変化していった。
今か今かと待って……そしてなーこは再び姿を現した。
オレンジ色のなーこTシャツに身を包み「No,thank you!」(放課後ティータイム)を熱唱する。
「No,thank you!」を歌い終えた後、バンドメンバー再登場。
ここでなーこの長いMCが入る。
彼女なりの想いがギッシリ凝縮されていた。
この一年、彼女なりに考え抜いたり、悩みぬいたりした想いが一言、また一言、言葉となっていく。
長い語りだったが、この間、会場にいた誰もがなーこの言葉に耳を傾け、彼女をしっかり見つめていた。
このMCについては、なーこのブログでもギッシリ、その想いがそのまんま語られているので、そちらを参考にするといいでしょう。
そして長いMCを終え、今度こそラスト一曲……。
……の前にサプライズ。
バースデーケーキなどを持って、水木琴、熊野はる、亀山遙の三人が登場。
皆で誕生日の歌を歌い、そして会場からは無数のクラッカーが鳴らされた。
突然の演出に驚きと感動を隠せないなーこ。
つい涙腺が崩壊してしまい、わざわざメイクにつけまつげを付け直してもらう(笑)
この日一番の笑顔を見せるなーこ。
本当に嬉しかった様子が伝わってきます。
そして今度こそ、本当のラスト……。
なーこがこの一年間、大切に歌い続けた、あの楽曲が最後に披露された……。
そう……歌ったのは、もちろん……
「WHITE OUT」
この日、最後にして、最高の盛り上がりが待っていた!
この楽曲こそが、この瞬間こそが、この一年のなーこの……石戸なつみが命を懸けて築きあげた集大成そのものだった!
大きな大きな感動が会場を包み込み、その勢いのままラスト一曲は終了。
最後は会場一体となって、挨拶の「おつなーこ」の大合唱を言い、なーこはバンドメンバーと共にステージを降りた……。
その後、余韻に浸るよう、スタッフロールがステージ後に映し出される……それが終わり、会場は万雷の拍手に包まれた……!
こうして石戸なつみ初のワンマン「ISHIDO NATSUMI 1st ONE-MAN LIVE~Black×White~」は無事終了しました。
●総括
本当は終演後も色々あって面白かったんだけど、それはその場に居た人だけの特権という事で敢えて触れないでおこう(笑)
所感としてはとてもいいものを見せてもらいました。
まずこれが第一声。
これは最後のMCで語っていましたが、この日のちょうど一年前のBD主催で「WHITE OUT」が初披露されて一年。
その一年の集大成的な意味合いが非常に強く感じられたステージでした。
前半にカヴァーソングが集中していたのも、今ほどオリジナルが出来る前のなーこをこの一年で観た時、これらの楽曲に彼女は支えられたからこその選曲だと思いました。
他の歌い手のカヴァーコーナーは、リスペクトに近いものはあるかな?
そして後半はオリジナル楽曲を中心に、最近のなーこに近い姿を見せてくれたのかと思います。
特にバンド編成に関しては、その最たるものと思っています。
こうして見ると、彼女がこの一年をどういう風に歩んできて、その結果、どういう答えを導き出したかが非常に良く分かる内容でした。
現時点のなーこを知る限り、限りなく満点に近い、素晴らしいライブだったと思います。
ただ敢えてここで注文を出すなら、これを終わりではなく、これからのスタートにしてほしいと願う訳です。
確かに素晴らしいライブでしたが、もっと余分なところを削って、もっと精錬されたライブにする事は可能だと思っています。
でもそれをこの日のダメ出しとするなら、それも違っていて「まだまだ良くなるな」という可能性を感じたからであります。
今回のワンマンはこの一年間の集大成であり、同時にこれからの石戸なつみのスタート地点である。
これから先、石戸なつみという歌い手がこれからも活動を続けていく中で、いつかこの日を振り返って、そう思えるようになれば最高だと自分は感じています。
それとこの日、約200人という集客を集めた事については自信持っていいと思います。
「石戸組」のみならず、普段、他の歌い手を推している人、更には普段共演している歌い手の方まで巻き込んで、一つの大きなイベントを成功させた事は今後の自信になると思います。
それだけ石戸なつみという歌い手が皆に愛され、認められているからこそだと思う訳です。
そういう意味では変なプレッシャーを感じず、これからも頑張ってほしいと思います。
それにしても……なーこは大きくなったと思います……。
ここから先は個人的な話になりますが……。
初めてなーこを認識して観たのが、昨年4月。
だけどこの時は出演者じゃなくて、コリラックマの着ぐるみを着て、受付をやっていました。
このイベントのサプライズで「WHITE OUT」を途中歌うのですが……その後、主宰の華原ひよ美にサブミッションを受けてまともに歌えなくされました(笑)
よりによって初めて認識したのが、ひよ美に蹂躙されたコリラックマだった……(笑)
自分が初めて観たなーこはそんな感じでした(笑)
その後、自分がライフワークとしている「イカすアキバ天国」に出場。
印象的だったのは7月の「第33回イカすアキバ天国」
諸々あって、なーこの最前に立たされて頭をいっぱい叩かれた回でしたが(笑)この時「WHITE OUT」のレコ発を間近に控えていた時期。
それまでとは別人のように、会場を盛り上げる、熱気が篭ったなーこの姿に圧倒されました。
自分としてはこの一連のレコ発近辺から、彼女の印象が一気に変わりました。
やがて9月の「第34回イカすアキバ天国」で優勝し「面白い事、言えないんですけど」という名台詞を残したり……。
「ぢゃ☆ベストテン」を始めとするライブで、徐々に増えるオリジナルを引っ提げ、堂々と歌う姿に頼もしさに近いものすら感じるようになってきました。
本当に……大きくなったと思います。
自分はいつも最前で頑張る「石戸組」の皆さんとは違い、いつもなーこの事を観ている訳じゃない。
一ヶ月に一回とかそんなペースだと思う。
だから彼女の事をそんな知った風に言える立場ではない。
でもそんな自分でも、なーこが成長してきているのは、肌で感じる事ができます。
これからもなーこの事だから、自分の中の壁とかにぶつかって、悩んだりする事もあるかもしれない。
だけど持ち前の明るさと面白さで、ファンや共演者の仲間達と共に乗り越えようとすると思うし、実際それが出来ると信じています。
長くなりましたが、最後はこの言葉でこのレポートを締めたいと思います……。
「おつなーこ」
これからも頑張れ、石戸なつみ。