【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『第八回イカすアキバ天国』@四谷Live inn Magic
毎度お馴染み、二ヶ月に一度の華麗なるライブバトル昼の部『イカすアキバ天国』、夜の部『ぢゃ☆ベストテン』。
四谷を舞台に数々のライブバトルが繰り広げられ、多くの客を熱狂の渦に巻き込みました。
しかし今回……『AnBぷれみあむぅ』シリーズにとって、あまりに大きな区切りを迎える事となりました。
その大きな区切りとは……これについては後述いたしましょう。
そんな訳で大きな転機を迎える事となった『AnBぷれみあむぅ』シリーズですが、まずは昼の部『第八回イカすアキバ天国』の様子をお伝えしたいと思います。
●開演前
開場直後はそこまで客が多いとは思いませんでした。
それもそのはず。
ちょうど同時間帯に裏開催で大きなイベントが上野で開催されておりました。
それを考えれば、まぁこんなもんかなぁ……と思っていました。
もっともその認識は途中から覆りますが。
開場時間はやや遅れた割には、客入りもそれなりにスムーズに進み、最終的には開演時間ちょうどにOPムービーが流れ、司会兼主催のFICEの登場と相成りました。
●OPアクト
この日のOPアクトは「妄想」
しかし……玄関マット遅刻により、ラップの歌い手がいない!
……だが救世主は客に紛れていた!
登場したのは……DJひこ!(笑)
FICEの指名により、マットの立ち居地に普段は見慣れない、全身黒に身を包んだ男がつたないラップを披露して会場を熱気で包み込む(笑)
以上、FICE+DJひこの熱狂的なOPアクトでした(笑)
こうして始まった『第八回イカすアキバ天国』
投票システムのおさらいを念には念を押して重ねて、いよいよ本編突入と相成ります……。
●本編
・1番手:NAiL
TOPバッターで登場は、前回に引き続き出演のNAiL。
最近は都内近郊のイベントでも、名前を見かけるようになってますが、今回も朝早くから栃木から上京して頑張ってます(笑)
なお挨拶もそこそこにメンバーの一人、こずちゃんが握手攻めのため客席を歩いて回る(笑)
うーん、なんて謙虚なんだ(笑)
そんなこんなで一曲目「オンロボ」から開始。
内容的にロボットの歌なんだけど、変声器みたいなのを使って歌ったり随所に工夫が感じられました。
それよりも先ほどから、二人の後方にあった大きな看板みたいなのが気になったんだけど……。
その正体は紙芝居。
木の形した立て看板(?)の上にラミネート加工されたイラストなどがありました。
この紙芝居は、二曲目「野良イヌの恋」で使用。
イラストがほのぼのしていて本当に良かった。歌詞の内容もわかりやすくなったし、工夫としては秀逸だと思います。
ただし……めくっては放り投げていたので、一曲歌い終えた後の紙の散乱っぷりは目も当てられず(笑)
そして続いてCM(?)コーナー「ジャワネットだから」という、どっかの通販で聴いたようなフレーズで歌いながら登場(笑)
紹介する商品は、NAiLグッズの赤い手袋。リニューアルして販売という事で使い方の実演販売をされるとの事……。
……で、ラスト「応援歌」に突入(笑)
凄い元気になる歌ですよ。この歌。本当にいい。
それ以上に今回の彼女たちは、前回以上に段取り、構成がしっかりしていたと思います。
ステージの流れが非常にスムーズで楽しかったです。
そんな訳でTOPバッターの重責を見事果たしたNAiLでした。
・2番手:アキバーズ
……まず出演者に彼らの名前を見つけた時「え!?マジ!?」「ネタじゃないの!?」と思ってましたが本当に出てきました(笑)
ご存知の方も多いかと思いますが、アキバ系の芸人……しかも本職です(笑)
でも芸人なので歌は持ってません(笑)
そんな訳でお笑いのネタ披露なのですが……。
(ちなみに出演資格の「オリジナル一曲持っている事」については「オリジナル」のネタを持っている事によりクリア)
ネタ本編より、スベった時や、その後の間の方が笑えた(笑)
いやむしろFICEにあわせた、ピンクと水色の衣装一式が出オチだったか!?(笑)
結論……お門違いの舞台で頑張った!(笑)
・3番手:TeamCerisier
さてここで登場したのは初出演、TeamCerisier。
TeamCerisierといえば……知る人ぞ知る、桜ふみさんのバックダンサー4人組。
昨年8月の結成以来、ふみさんのバックを務め続けた彼女たちですが、今回初めて単独でのライブデビューとなりました。
なおこの日はメンバーの一人、山田メガネ嬢が欠席で3人での出演。
一曲目「Day Dream」(桜ふみ)からスタート。
ふみさんのファンも多い中、かなりプレッシャーもあったと思います。
一部、メガネ嬢担当箇所の歌詞が抜けてしまうというミスがあったものの、それ以外は問題無く終了。
さてここからが彼女たちオリジナル構成。
二曲目は「リアル嫁」
なんちゅータイトルじゃ!?と思いながらも、切々と歌い上げるTeamCerisierの3人。
ダンスも決まっていたし、クオリティの高さは見せてくれました。
なおこの「リアル嫁」今回の結果次第で音源化の決定がされるとか、されないとか(汗)
意外と大変な事ですよ。はい。
ラストは「スカイハイ」
やはりメガネ嬢のパートがあやふやだった様子。
ですがダンスなどそれ以外の部分はほぼ完璧でした。
全体的に一人メンバーが抜けた分が、そのままイージーミスに直結してしまったのが勿体無かったと思います。
ただ初ステージでこれなら及第点はあげられると思います。
以上、単独では初ライブだったTeamCerisierの3人でした。
・4番手:noisy
前回は僅差の2位に敗れたnoisyのお二人。
ここのところ見慣れた、ミク&リンの衣装ではなくピンクと白を基調とした衣装で登場。
一曲目にオリジナル(ってか曲名知らないんだよな。誰か教えて)を歌ってスタート。
これはこれでかわいらしいから好きなんだけど……。
さてむしろ本番はこの後(笑)
「みっくみくにしてあげる」を歌って、生ネギ用意(笑)
そして客席に向かってネギ投下(笑)
前回同様、ステージはネギの臭いが充満(爆)
……名物なのかもしれんが、やっぱり後の人の事考えると……ねぇ(爆)
生のネギじゃなくて、ネギの形した何かを投げるとか変えた方がいいかもね。
そしてこの後は怒涛のパラパラタイム。
ユーロビートに乗せて、パラパラをやらせると相変わらず最強レベルだ彼女たちは。
ただし最前列の固定客の皆様は、意外と普通に応援していたりするんだよね(笑)
あ、ちなみに難しいパラパラに気をとられて、何歌ったか忘れてしまいました(爆)
まぁそれがnoisyがnoisyたる所以なんだろうけどね。
なおトークにおいては、前回僅差の2位で敗れた事で、かつて連続2位記録を持っていたツキカゲ★センセイ×egg plantの話題に及ぶ。
今回はそうはなりたくないような趣旨の話をしてましたが……果たして。
・5番手:姫ネエ
この日のトリに登場は、3度目の出演となる姫ネエさん。
ピンクのメイド服風の衣装に猫耳とやたらかわいらしい姫ネエさんに、大きなお友達はドッキドキ(笑)
しかし……最初に歌ったのが「あばれはっちゃく」のOPだった「タンゴむりすんな!」って……(笑)
しかもそのままメドレーで「忍者ハットリくん」(笑)
……さすがだ……さすが過ぎるよ!姫ネエさん(笑)
そんな姫ネエさんと言えば、忘れちゃいけない「柔突起」
もうすっかり皆で「柔突起!」と叫ぶのが定着してきました。
今では体の器官の名前で一番覚えているのは「柔突起」と言えるようになりました(笑)
でもこれは二曲目。実はラストには新曲を用意したとか……。
それよりもなんと姫ネエさん、ヌード写真集を発売!(爆)
諭吉さん一枚必要との事だけど、凄い冒険しますなぁ……。
そんな訳でラストは新曲……そのタイトルも「萌えとヲタクの王国へ」(爆)
某舞浜鼠王国に対抗して(?)作った、妄想の塊のような歌(笑)
でも曲だけ聴いていると、かなりまともに普通にファンタジーな感じなんですよ。
きっと遊園地で流れていて違和感無いメロディライン……なのに、ありえない歌詞のオンパレード(笑)
それとしれっとした様子を歌い上げる、姫ネエさん。
色んな意味で才能の塊ですわ。
ちなみにステージ終了後は、FICEの手によってその例のヌード写真集(表紙と裏表紙のみ)が披露されてました(笑)
以上、アンチエイジングまっしぐらな30代半ば。僕らの姫ネエさんでした。
こうして5組の出演者によるライブバトルは終了。
さぁ5組の中から勝ち抜くのは果たして……。
でもアキバーズだけは間違えても無いなぁ(笑)
集計の間にゲストタイムとなります。
●ゲスト
今回のゲストは2回目のゲスト出演・鈴木まりえさん。
そしてなんと最初に歌ったのが「せつない笑顔」(椎名へきる)
ぶっちゃけ、ぶったまげた私は最前列で聴き入ってしまいましたよー。
でも彼女が声優アイドルの楽曲歌う事自体がもう意外でしたからねぇ。驚きました。
もっとも本人は結構前から、へきるさんのCDも持っていて聴く機会も多かったとか……。
やっぱり幅は広いです。
なおこの日は「天使」特集。
なんでもこの時期に降る雪が「エンジェルティアー」というので「天使」特集にしたかったとか……。
ちなみにまりえさん自身、札幌にサッカー観戦に行った際、3月の雪を見た事があるらしい。
という事で「天使のいる渚」(三浦理恵子)→「私が天使だったらいいのに」(國府田マリ子)を連発。
三浦理恵子は予想通りとして、まさかマリ姉までもってくるとは……。
この日のまりえさんはツボつきまくっていたなぁ(笑)
そして四曲目は「天使のボディガード」(元歌・ゆうゆ)→ラスト「ANGEL TEAR~ずっとあなたと~」とオリジナル連発で終了。
個人的にはいつも以上にツボを連発してくれた、まりえさんでした。
●投票結果→ED
こうしてまりえさんのステージも終わり、集計結果発表。
仕事の都合で早退したアキバーズ以外の4組が登場して結果を待つ。
そして第八回の「アキ天キング」に輝いたのは……。
・TeamCerisier
初出演での快挙達成!
会場も大きな拍手に包まれました。
しかしそれ以上に気になったのは2位……。
……という事で2位になったのは……。
・noisy
……なんかこの流れ、確実に「シルバーコレクター」なんですけど(笑)
果たしてnoisyの二人の憂いは、次回出演以降も続くのか!?
こうして新たな伝説(?)の幕開けを予感させて終了……と思いきや、ここで重大発表。
今まで8回に渡り皆様に親しまれてきた『イカすアキバ天国』ですが……。
なんとLive inn
Magic改装工事のため、四谷開催は今回まで。
次回からは本編と同じ芝浦での開催となるとの重要な連絡でしたー。
こうして重要なお知らせを終え、最後は「夢旅」で締めて無事終了となりました。
●総括
最後の四谷で勝ち抜いたのは、TeamCerisier。
それにしても……以前からのAnBの客としては、彼女たちの勝ち抜きはやはり感慨深い。
かつてAnBを盛り立てた桜ふみさん。
この前身のイベント「AnBぷれみあむぅ?」ではその歌声で四谷を大いに沸かせてくれました。
そんなふみさんのバックダンサーである、彼女たちTeamCerisierが最後の四谷で勝ち抜いたのも、何か見えない力とか導きがあったのかもしれません……。
もっとも勝ち抜いたとは言え、正直、まだまだ物足りないレベル。
ケアレスミスも目についたし、このまま『ぢゃ☆ベストテン』に出演しても淘汰されてしまうのではないか心配なのもあります。
ですが……このまま終わるようなクオリティじゃないと思うのも確かで、これからの不安と期待と両方が入り混じっている状態です。
次回からは今回欠席したメンバーも復帰し本来の4人体制に戻るTeamCerisier。
果たしてこれから二ヶ月の間にどれだけ成長した姿を見せてくれるのか……。
桜ふみの魂を受け継いだ者たちの姿、しかと見届けたいと思います。
一方……2回連続2位で終わったnoisy。MCで話していた通りの展開になってしまいました(汗)
ちなみに前述のツキカゲ★センセイ×egg
plantは3回連続2位……。
noisyは次回出演時も2位だと、この(ある意味)大記録に肩を並ぶ訳ですが……。
次回は「三度目の正直」となるのでしょうか!?それとも……二代目「シルバーコレクター」襲名となるのでしょうか!?(笑)
個人的には次回はネギを投げないで頑張ってみるのをオススメする(笑)
それ以外の出演者については……。
姫ネエは見事にやってくれました!
新曲もとんでもない歌です(笑)
カバー、オリジナル、どれをとっても一癖も二癖もありますが、それが癖になる!(笑)
果たして仲良しの田川(まゆみ)さんがいる夜の部に登場出来る日は来るのでしょうか!?
NAiLは全体の構成がとても良くなってました。そして何より元気がいい!
本当にあんな小さな体で、どこに底抜けの元気があるんだろうと思います。
またいつでも栃木から挑戦して欲しいです。
アキバーズは……はい。ご苦労様でした(笑)
全体的な感想としては、アキバーズ以外の4組とも実力的には拮抗していたと思います。
展開や客層の好み次第では、TeamCerisier以外の出演者にもチャンスはあったかもしれません。
ただ……TeamCerisierはもっと差をつける事が出来たはずだし、noisyはもっと差を詰められたはずです。
姫ネエ、NAiLは更にもう一つプラスアルファがあれば、逆転出来た可能性もあります。
つまりもうワンランク高いレベルの争いになってもおかしくなかったし、それが出来るメンバーだったと思います。
更に高いレベルを目指して、全出演者これからも頑張って欲しいです。
なおゲストの鈴木まりえさんは個人的に今回ツボでした。
彼女は彼女なりの我が道を突き進んで欲しいと、本当に思いました。
それにしても最初はそうでもなかったけど、途中から客の入りも結構入って、それなりに多かったんじゃないでしょうか?
強力な裏開催を考えたら、本当に健闘したと思いますので、その点についても評価したいと思います。
こうして昼の部『イカすアキバ天国』は、TeamCerisierの優勝で幕を閉じました。
そして華麗なるライブバトルは……夜の部『ぢゃ☆ベストテン』へと続きます……。