【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『第四回イカすアキバ天国』@四谷Live inn Magic
毎回、同日夜に行われる『ぢゃ☆ベストテン』への出場権を懸けて行われる、投票制ライブイベント『イカすアキバ天国』……。
それ故、参加する出演者、ファンも必死……な場合が多い(笑)
しかし前回、ライブが通算2回目のmerry☆makerが無欲の勝利を飾ったように、必死なものが評価されるとは限らない。
だからこそ真剣にライブを観る楽しみの上に、真剣に評価をする楽しみが味わえるのだと……私は思っている。
(もっとも第一回、二回はぷちきゅ→の事を思えば、必死で楽しむ余裕など無かったが・笑)
そんな訳でもうすっかり定着した、『第四回イカすアキバ天国』の様子をレポートいたします。
●開演前
やや遅れて到着したものの、前回を上回る観客の数にすぐ気がついた。
ただどこのお客さんが多いかは、実は意外と分かるもの。
誰がどういうTシャツ、グッズを身に着けているか……。
それだけで勢力図が分かるのはある意味面白い(笑)
でも私は今回は特に本命無しなので、久々に千葉ロッテのユニフォーム(笑)
……に着替えている最中に、OPの映像が流れた(笑)
その後、FICEが登場して、OPアクトとなるのですが……。
●OPアクト
今回は「告白」からスタート。
しかしいつも前列にいる連中が誰一人としていない(笑)
仕方ないので自分とKOU氏で前を張る事にした。
そして2番のサビになって、突然現れるきゃんでぃ(笑)
完全にウケを狙った演出で(笑)会場の注目と笑いを一気に持っていった(笑)
なおこの日は告白の内容をきゃんでぃが言う事になったんだが、もう残念以外何物でもなく……。
FICEも最後の「大好き」のところを「残念」と言って締めました(笑)
以上、完全にお遊び満載なOPアクトでした(笑)
その後、再度投票ルールの確認が行われ、いよいよ本編スタートとなる!
●本編
・1番手:Panier
第一回以来、2度目の挑戦となるPanier。
前回が準トリだったが、今回はいきなりくるとは……。
準備運動にしてはハードだな(笑)
一曲目は「どっきどきぃ☆★☆」からスタート。
最初からいきなり飛ばしてきたという印象がありましたね。
いけ殿をはじめとする固定の皆様も頑張ってました。
でもこの日のPanierはやたらMCが面白かった気がする(笑)
リオちゃんが「となりのト○ロ」を見て泣いた話とか(笑)河童のモノマネがうまいとか(爆)
後はののこちゃんが、電話に出たら分かり憎いボケをしたとか(笑)ののこちゃん遅刻したら、FICEのところの某K社長が出るとか(笑)
Panierは漫才師だったのか?(笑)
そんなお笑い要素を吹き飛ばして、二曲目「candy friends」
とっても素敵な歌なのだが、タイトルがタイトルなだけに、FICEの現場だとどうしてもきゃんでぃに目が行ってしまう(笑)
この業界で「キャンディ」というタイトルの歌は歌わない方がいいかもしれないなぁ(爆)
ラストは元気一杯に「Cheering」を熱唱。
ポンポンを持って、飛んだり跳ねたり、大盛り上がりでした。
以上、のっけから飛ばしてくれたPanierのお二人でした。
・2番手:白雪みるく
今回が初挑戦となるみるく嬢。
巫女さんの衣装で登場。
以前、4月に拝見した時より、かわいくなっているなぁ……と思いました。
一曲目は先日発売したばかりの新曲「病みつきDays」
どうやらこれは「ヤンデレ」をテーマにした歌だそうな(笑)
彼女の歌は「デレデレ」→「ツンデレ」をテーマにしてきたので、今回は「ヤンデレ」という事だったらしい(笑)
そういうところは結構、考えていると思うし、かわいいと思ってしまうのである(爆)
まぁ次回以降の楽曲がどうなるのか、色んな意味で楽しみだ(笑)
でも今回むしろ印象に残ったのは、その新曲のC/W、二曲目「ふたり鬼ごっこ」だったりする。
本人も「盛り上がるけど、怖い曲」という事で音楽のセンスは確かにノリノリ。
だけど途中で「ごめんなさい」とか囁くように入っているボイスとか(怖)
奇妙なところで恐怖感を与えている(笑)
曲が終わって一部の客が「ごめんなさい!許してください!」と懇願をしていたりするくらい怖かったらしい(笑)
ってか最近「鬼ごっこ」って単語を聞いて、妙に怖いんだよね(汗)
さてここまでヤンデレだったり、夏向け怖い路線だったので(笑)ラストはツンデレ路線(笑)
という事で「白雪×プリンセス」を熱唱。
どっちかというと自分の中のみるく嬢はこの曲のイメージが強いかなぁ。
以上、ヤンデレでも、ツンデレでもかわいいけど、なんか一筋縄でいかない(笑)白雪みるく嬢でした。
・3番手:立花夢果
彼女は第二回以来、二度目の挑戦。
衣装は野球のユニフォームをイメージしたような、黒いワンピース……というか、そんな感じ(笑)
一曲目はムーディーに「夜来香」からスタート。
最近は熱血野球娘なイメージが強い彼女ですが、元来はこのようなムーディーな路線も似合うタイプ。
久々に聴けて、うっとりしましたわぁ。
続いて二曲目なのですが、前回出演時、FICEに「歌わなかったから、歌って」とリクエストされたという……。
しかも最近、2008バージョンが発売されたので、一緒に宣伝をしていた(笑)「目覚めのキッス」
これぞ夢果さんの元祖というか、王道ソングだよね。
安定感抜群ですよ。聴いてて安心出来ますねぇ。
さて最後の曲の前でもMCですが、やっぱり繰り広げられる野球ネタ。
星野JAPANの話題から、日本球界のネタ、自身の野球観戦ネタまで色々披露(笑)
そしてラストに歌うのは「GO! GO!
DREAMS~勝利の弾丸ライナー☆」
前奏の部分の手拍子(田中幸雄のテーマソングっぽいリズムなんだけど)から、もう野球の応援のノリで会場も乗りました(笑)
皆で拳を上げて「GO!GO!」とか、やったらめったら熱くない?(笑)
夢果さんは最近、ライブを野球の試合に例えているけど、まさしく最後は野球の試合さながら、白熱したライブとなりました。
こうして夢果さん、二度目の『イカすアキバ天国』は終了。
果たして彼女の放った、打球の行方は……。
・4番手:虹色ぷろじぇくと
こちらも第二回以来、二度目の挑戦。
……と言っても前回のメンバー二人(みふぁ、そら)に新メンバー3人を加え、計5人での登場!
実質、初挑戦と言っても過言では無い布陣である。
……って、新メンバーのうちの一人がりりぃさんですか!?(笑)
いやー……二年前の「アニソンホリデーZ」以来だから驚いたわ(笑)
一曲目は虹色ぷろじぇくとのテーマソング「ごーごー!れいんぼー☆」からスタート。
新メンバーが加わっても、クオリティが落ちる事無く歌えるのは、素晴らしいと思う。
さてそんな虹ぷろですが、新メンバーが加わったにも関わらず、今回のライブが終わったら、ライブは二ヶ月間休業との事です。
どうやらライブをやってきて、更なるパワーアップが必要と思ったので、そのための鍛錬が必要なので、そうする事にしたとか……。
しかしその後に見せた楽曲でも、そんなクオリティの低さを感じさせなかった。
二曲目「特捜戦隊デカレンジャー」での盛り上がりは凄かったし、5人の歌とダンスが本当に揃っていた。
もっとも振付において、リーダーでもあるみふぁさんが、他4人にボコボコにされるとか(笑)まぁ有り得ないなぁ(笑)
ラストは彼女たちの定番ソング「うしろゆびさされ組」を披露。
これもちょっと年代が高いお兄さんたちにはツボでしたなぁ。
以上、前回と比べ人数もスケールも大きくなった、虹色ぷろじぇくとでした。
いや本当に良くやったと思いますよ……。
・5番手:ラブニポポン
ぶっちゃけ今回の大本命!(と私は予想)
お客さんの数だけなら、他を圧倒してましたな。
カバーソングしか無い頃から客層の熱さと、まとまりは見ていて凄いと思っていたし……。
そしてオリジナルを6月末に発売して、満を持しての登場。大注目でした。
一曲目は彼女たちの自己紹介ソングでもある「ラブニポポン」
まぁ短めの楽曲でしたが、無難にスタートした感じでしょうか?
続いて彼女たちが得意とするAKB48のカバー。
今回はメドレーで「シンデレラはだまされない」→「転がる石になれ」と続けて披露。
そこそこに盛り上がったものの、前方の固定層のお客さんが以前より大人しめに見えたのは気になった。
続いて歌うのはオリジナルの「必死系でいいぢゃない☆」
楽曲自体はいかにもヲタを歌った、とても共感が持てる歌詞で、彼女たちにしか歌えない歌だと言えます。
この歌詞に関しては「さすが」と言ったところですね。
しかし……今までカバーソングでの盛り上がりに慣れていたためなのか?
オリジナルで一番盛り上がっておかしくないはずの固定層が、あまり元気ないように見えた。
逆に後方の初めて聴くはずのFICEファンのお客さん連中が、元気良く跳んでいるように見えました。
この後ラストなのですが、三人の衣装の色合いに注目すると……赤がいて、青がいて、マットがいて(爆)
しかも後ろにいた、きゃんでぃを最前に呼んでしまうという荒業まで使って披露したのが……「一発!」(笑)
確かに彼女たちも以前からFICEをカバーしていたけどねぇ……こういう手できたのは正直、驚きでした。
まさか違うところのファンを引っ張り込むとは(笑)
こうしてラブニポポンのステージは終了となりました。
・6番手:井万里きよあ
ソロ、ユニットひっくるめて3回目の挑戦となる、通称・きよたま。
いきなり登場時には白いドレス風衣装で、観客の目をひきつける……。
で、一曲目に「ロマンティック浮かれモード」(藤本美貴)
いきなりかい!と思いつつも、奇襲?とも言える、この構成にやや戸惑いも……。
二曲目は「MICO☆ROCK!」
ここから先は王道のきよたま路線でしたね。
もっとも最初からこれでもいい気はしましたが……。
さてここで衣装の早着替えを披露。
今度はドレス姿から、ショートパンツ姿に。
露出度は非常に高いです。
三曲目「君はマシュマロ」ときて、そしてそのままノンストップでラスト「もろいガラス」……。
以上で終了……。
と、このあっさりしたレポートを見て分かるかもしれませんが、なんとMC無しのノンストップ構成。
彼女にしては異例とも言えるスピード勝負でした。
ちなみにこの後、前々回勝ち抜いたぷちきゅ→にならって「う○い棒」を賄賂……いえいえ気持ちとして配るきよたま(笑)
果たしてこの戦略が吉と出るか、凶と出るか……。
こうして全ての出演者の出番が終了し投票が行われました。
そして集計結果を待ちつつゲストコーナーとなります。
●ゲストコーナー
今回のゲストは桜井聖良さん。
ラブニポポンほどで無いにしても、固定客層は多かったはず。
でもあまり目立たなかったなぁ。
そしていつものような熱気も感じなかった。
どうも話によると、いつもならいるはずの先陣を切るべき固定層がいなかった事が原因らしい。
やっぱりそういう人がいないと、さすがの彼女のライブも……ちょっと寂しかったですね。
それでも二曲目「蒼い月」などの定番曲の出来は相変わらず高い。
安定感はここに来て増してきている印象はあります。
三曲目には初披露「手料理と見せかけて」
ラスト二曲は水樹奈々のカバー「POWER GATE」→「ミラクル☆ファンタジー」の繋がり。
こうして卒なくライブをこなして、聖良さんの出番は終了。
まぁ最近の彼女の中では、割引材料が多いライブだったので、次回以降に期待ですかね。
●投票結果→ED
……さてそんな聖良さんが終わった後、ひよちんが登場するも、えんちんがなかなか登場せず……。
どうやら本当にギリギリまで集計が行われていた模様です。
それもそのはず、投票総数が75!
過去最多の投票数です。(うち無効票3票)
そして結果発表……。
この大激戦を制したのは……。
・虹色ぷろじぇくと
見事、リベンジ達成!
その瞬間、沸きあがる虹ぷろメンバーと、そのファン達。
前回(第二回)の悔しさをバネに頑張ったという……その一言が、今回の勝ちに対する喜び……そして勝負に徹した彼女たちの強さを物語っていました。
そしてラストは恒例「夢旅」で締めて、第四回の「イカすアキバ天国」は終了となりました。
●総括
まず一ぷちきゅ→ファンとしては……虹色ぷろじぇくとが今回のパフォーマンスを前回していたら……と思った時、冷や汗が出ました。
そんな事思っちゃいけないんだけどね(汗)
だけどそんな思いを抱かせるくらい、前回以上のパフォーマンスをぶつけてきた虹色ぷろじぇくと。
この勝ち抜きは当然の結果だと思うし、高く評価するべきものと思います。
どんな形であれ、第二回での結果が彼女たちのモチベーションを上げる形となり、この結果になったものと思います。
……この後、二ヶ月のライブ休業を経て、更なるパワーアップを目指して復活する虹ぷろ……復帰の舞台は念願の『ぢゃ☆ベストテン』……これは楽しみです。
一方で今回、申し訳ないけど……これでは勝ち抜けないと思ったアイドルがいたのも確かです。
ただそう思われたアイドルたちは、ここを勝ち抜いて『ぢゃ☆ベストテン』に出るのが、本当に今回の目的だったのか?
そうじゃないなら、それでいいと思います。
ただもし勝ち抜くのが目的で、あのようなステージを披露されたら……と思うと、残念です。
具体的な名前は挙げませんが、ちょっと考えた方がいい娘たちはいましたね。
もっともその一方で、勝負を差し引いて素晴らしいステージを見せてくれた方もいました。
やっぱり自分の出したいもの、伝えたいものをしっかり出せるアイドルは素晴らしいと思いますよ。
そういうアイドルが勝ち抜いてくれるのが、自分は一番嬉しいと思います。
もっとも今回の虹色ぷろじぇくとはしっかりやっていたと思いますけどね。
……という事で、今回は虹色ぷろじぇくとの素晴らしきリベンジを讃えて、このレポートを締めたいと思います!
おめでとう!虹色ぷろじぇくと!