ご報告までに。 | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

私事ではありますが、一区切りつきましたので報告させていただきます。

先日、12月14日朝、母方の祖父が入院先の病院にて息を引き取りました。
享年80歳でした。

母より第一報を受けた際、まだ夜勤の勤務時間帯でしたが……非常に驚いたのを覚えています。
確かにその前の週、母からは祖父のガンが転移した事は聞いていましたが……。

正月には退院して家に帰る予定と聞いており、今年正月前後に挨拶がてらお見舞いに行こうと思っていた矢先の出来事でした。

結局、祖父に最後に会ったのは、今年の元旦が最後でした。
タイミングを逃していたとは言え、なんでもっと早いうちにお見舞いに行ってあげられなかったのだろう……。
しかも沖縄にいる母とは違い、祖父も都内在住だったのに、どうして行ってあげなかったのだろう……。

「後悔先に立たず」と言いますが、真っ先にそんな思いにかられました。
(実際、母からの第一報でも「なんでお見舞いに行ってあげなかったの」と怒られたりもしました)



病院にて祖父の遺体と対面した時、本当に眠っているようで今にも起き上がりそうな顔をしていました。
本当に顔色がいいんです。
だから目の前にいる祖父がもう既に亡くなっているというのが、俄かに信じられませんでした。

その後、祖父を棺に納めた後も、通夜を迎えても、告別式を迎えても、祖父がただ眠っていて……もしかしたらひょっこり起きるんじゃないか。
ここ数日、そんな思いにずっと駆られています。
告別式の後、火葬され骨だけになってしまった祖父を見ても……まだいなくなったという感じがしない。
そんな思いだけが、ここ数日、ずっと続いています。

実は今でも、祖父が本当に亡くなったのか。
信じられない自分がいたりします。

だから自分は悲しみというよりは、驚きというか不思議な感覚に襲われています。



通夜、告別式には多くの弔問客が訪れました。
母方の親族、そして祖父が生前お世話になっていた町内会の方など、多くの方に足を運んでいただきました。

不謹慎かもしれないけど、この光景を見て本当に嬉しかったです。
70で仕事を辞めるまで、近所との人付き合いが殆ど無いと言われていた祖父が、親族以外にもこうして多くの方に見送られるのは孫として本当に嬉しかったです。

生前の祖父が多くの方に愛されていたのが、良く分かる瞬間でした。
本当にありがたい事です。



そんな訳でここ数日、色々慌しかったですが、今日の告別式で一段落しました。

祖父の死を実感するのは、もう少し先になるかもしれませんが、とにかくこの数日……祖父の死に際して、色々な事を考えました。
そして色々な物が垣間見えました。



自分としては祖父をきちんと送り出せたと思います。

祖父の初孫として本当にかわいがってもらったのに、何も出来なかったけど……せめてきちんと送り出せて良かったと思います。

そんな祖父に二つだけ謝りたい事があります。

一つは生前、あんまりお見舞いに行けなくてごめんなさいという事。
ここ数日で送り出したから、勘弁してください……というのは虫のいい話なので、たまにでいいから祖母のところに遊びに行きつつ、線香をあげに行きたいと思います。

もう一つは、ひ孫の顔を見せてあげられなくてごめんなさいという事。
ただこれに関しては弟が先に結婚して子供が出来たので……天国から自分の行く末を見守って欲しいと思います。
万が一、結婚できたら墓前に報告に行くので楽しみに待っていて欲しいと思います。



そんな訳で最後に……。

じいちゃん、今までありがとう。
あなたの孫として生まれて、本当に良かったと思います。

どうか安らかに眠ってください。

そして天国からばあちゃんや、お袋を見守ってください。

自分は自分なりに出来るだけ人様に心配かけないように、生きていきたいと思います。

本当にありがとう。



2012年12月17日

練馬の地より、天国へ向けて