【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『ぢゃ☆ベストテン vol.27』 | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

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2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『ぢゃ☆ベストテン vol.27』@神楽坂EXPLOSION

※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。

毎度の事ですが、こちらを読む前にまずは昼の様子からどうぞ。

・AnBぷれみあむぅ presents 『第27回イカすアキバ天国』@神楽坂EXPLOSION
http://ameblo.jp/hitode0014/entry-11311611924.html

昼の部は前回脱落した千秋ちゃん、見事な復帰劇で幕を閉じました。
しかし……復帰する者がいれば、脱落する者も有り。
今や「弱肉強食」のサバイバル・ライブバトルの様相を呈している「ぢゃ☆ベストテン」

ちょっとした油断でランキングが激しく下がったり、でも何かの要員で一気にジャンプアップしたり……。
「脱落」が始まってから展開が非常に予想がつかなくなってきた。
そして今回も、誰もが予想だにしなかったライブ展開が待ち受けていた……。

前回の順位?そんなの関係ない!
いいもの見せたら上位、下手すりゃ「脱落」!
真夏の神楽坂が燃え上がる!「ぢゃ☆ベストテン vol.27」の様子をレポートいたします!

●開演前

やはり列は長かった。
会場の入口付近では、これから入場するであろう方々がたむろしていた。

どの出演者のお客様も表情がどこか硬い……。
そんな中、唯一と言っていい程、安堵感に満ちた表情を見せていたのが、小泉千秋ちゃん関係のお客様。
昼間のプレッシャーが相当だった分、この時はほっと一息と言ったところだろうか……。
だが二ヵ月後……彼らは再び、あの強烈なプレッシャーに見舞われる事を、身を持って知っている……(汗)

そんな話はさておき、程なくして開場。
会場内には色とりどりのTシャツが目に入る。
まさに開演前の会場は、出演者ファンたちによるTシャツ博覧会の様相を呈している。

そんな中、今回、初めて目にするTシャツ……。
今回、昇格して念願の初出場を果たす、彼女たちのものだった。
緑の袖に背中のデザインがメチャクチャ、カッコイイ。

だけどこの「博覧会」も、毎回、展示されているTシャツが一つ消え、そして次には一つ増えるのだと思うと……切なくもあり悲しくもあり。
次、増えるTシャツは決まっている。4ヶ月ぶりとなる、あのセクシーなシルエットが特徴的なTシャツだ。
その変わりこの日、消えるデザインも決まってしまう……。
もしかしたらこの日、お休みだから「展示されていない」ものかもしれないけど、それでもこのTシャツ展示会ともいうべき光景。
今年に入ってから、出来るだけ毎回目に焼き付けたいと思う。

そしてプロジェクターに映し出される、各出演者のCMが一通り終わり、流れてきたOP映像。
テーマソング「接吻 ~ハイパーダンサボーver.~」に乗せて、巻き起こる手拍子。
上がっていくテンション……「ぢゃ☆ベストテン」の文字が現れ爆発音と共に映像は燃え尽きて、司会~ずの二人が現れる。

二ヶ月に一度の「サバイバル・ライブバトル」の開始の合図だ!

●本編

最近は遅刻をしなくなった田川さんと、あをいちんの司会~ずによるスムーズな進行でサクサク進む。
(ちなみに田川さん、この日、昼間は横浜でライブだったそうな。お疲れ様です)
投票ルールや、諸注意を経て、本番前の雑談。
その中で昼の部に言及し、小泉千秋の返り咲きが報告される。

すると千秋ちゃんファン代表格である、ポリ○キーさんが皆から祝福を受ける。
丁寧にお辞儀するポリ○キーさん……でも着ているTシャツにツッコミが集中(笑)
実は彼が着ていたのは、この後初出場の「緑の袖」のTシャツだった(笑)
まぁそりゃ、千秋ちゃんは今回は出ないので、道義的に問題は無いのですが……。
ただ同様に「浮気してるー」と突っ込んだはずの、ひこさんもこの時(確か)まかべまおTシャツだったので「(昼に夢咲しいなTシャツ着ていた)お前もなー」と周囲からツッコミ返しを受ける羽目に(笑)

そんな和気藹々(?)とした一時も過ぎ、今回の昇格組の登場となる。
純粋な初出場なので……自然発生的に客で花道、そしてアーチを作った。

さぁ迎え入れよう!

そんな中、颯爽とステージに向かったトップバッターは……。

・昇格組:みく16歳
前回昼の部「第26回イカすアキバ天国」を圧勝した、みく16歳。遂に夜の部初登場!
いきなり流れる「みっくみくにしてあげる」の前奏、それに併せて両サイドのアーチは手拍子の海と変わり、その真ん中の花道を颯爽と駆け抜けてステージに姿を現した!
のっけからハイテンションの会場。
続いてるか20歳センターの「ルカルカ☆ナイトフィーバー」、更にめいこ姉さんセンターの……ごめん楽曲知らない(爆)
……まぁそれが流れて、めいこ姉さん、夜の部で初のワイン一気飲み披露!
夜の部に上がれた嬉しさ、そして夜の部を楽んでいる様子がこっちにまで伝わってくるステージが展開された。
ちなみに昼に「もっと過激になる」と言っていた衣裳は、皆様お馴染みのレザーのボンテージ風の衣裳。
まぁ簡単に言ってしまえば、めいこ姉さんのお尻に目がいっちゃうあの衣裳(笑)
……そこで気付いたんだけど、めいこ姉さん、ほんのり日焼けしてたんだね(照)
さっきは水着だったからあまり気付かなかったけど、水着の跡がほんのり……いやーん(爆)
でもこの衣裳じゃないと、絶対気付かない日焼けの跡ですよ。
ってか、どんだけ普段、人様が目に触れるような事がない体の部分が、露出されているか良く分かる一瞬です(爆)
MC(?)を挟んで、一気にラストに突入。
そう……「ロマンスが欲しいの!」……からの~……「ワールズエンド・ダンスホール」
もう鉄板だわ(笑)
今、考えられるみく16歳の最強コンボが、やっぱりというか、それでもしっかり来ましたよ。
でも分かっていても、盛り上がるあたり、それだけ代表曲になっているという証拠でもありますね。
こうしてみく16歳、初の夜の部は終了。
最初から最後まで嬉しそうなステージがとても印象的でした。

こうして昇格組、みく16歳のステージは終了。
ここからがランキングになります。
当日発表はされておりませんが……。

・11位(脱落):小泉千秋
前回より5ランクダウンでの脱落でした。
ただしこの日の昼に勝ち抜いて、早々に復帰を決めております。

そして脱落一歩手前だった今回の10位は……。

・10位:Ma:rchen-holic*
前回初出場で今回が初ランクインのメルホリことMa:rchen-holic*……。
実は結構ギリギリでした(汗)
それもそのはず。
話は前後しますが、一番最後の集客率ランキング観ると……メルホリ、前回はなんと0%!(爆)
つまり固定客無し!
まぁそれで良く生き残った……と言うべきなのかもしれませんが……。
でもご安心を!今回はメルホリでまっしーとノブりんがTシャツを着てスタンバイ!大丈夫ですぞ!(笑)
そんなメルホリですが、先日発売されたアルバムジャケットの衣裳に身を包み登場。
今回はメルホリの中オリジナル構成。
一曲目「幸福論」。先月発売したアルバム「Ma:rchen-in-the-Box」からの楽曲。
今までのメルホリにしては、ノリノリのアップテンポの楽曲です。
ってか、普通に歌詞がカッコいいぞ!
続いて二曲目「箱庭」
激しいヘドバンもあり、メルホリ新境地の楽曲ともいえます。
アルバムの中でも人気、評判ともに高い楽曲です。
この二曲……勝ち抜いた頃のメルホリとは違った世界観を出していると言っても過言ではありません。
新しい「物語」はこれからもまだ生み出されていく。そう感じさせてくれる名曲たちです。
そしてラストは「Unlimited-WORLD」
ミックスの「Welcome to the Ma:rchen-holic*」の掛け声も、すっかりお馴染みになりました。
今回は残念な順位になりましたが、このまま終わるようなユニットではありません。
果たして今回も「めでたし、めでたし」となるのか……。
以上、Ma:rchen-holic*のステージでした。

さてこの後、9位ですが、続いて意外な方が……。

・9位:YUIMINO
前回から5ランクダウンでYUIMINO。
……ですが、今回は韓国にライブ遠征のためお休み。
そして流れる、お休みVTRですが……。

これが凝っていた。

流れてきたのは、自分たち世代なら小学生時代「道徳」の授業で観た事のある、あのN○Kのドラマ「さわ○か3組」(笑)
……のパクリ(笑)
右下のワイプで元画像を流すのだけど……。
いやぁYUIMINOと、同じく韓国に行った大和撫子の合作なんだけど、良く出来ていた(笑)
ってか、芍薬ちゃんの使われ方……(爆)
※これは実際に観た人にしか共有できない笑いのツボです(笑)
そしてラストにその回のタイトルが出るんだけど、そこにデカデカと「YUIMINOは悔しいです」と書かれて終了となる(笑)

お休みVTRなのに会場、大喝采でした。
しかしYUIMINO……このタイミングで欠席とは……。
……非常にピンチです。
果たしてこの欠席、YUIMINOにとって致命傷となるのか……。

続いて……なんとここで7位の発表。
実は今回、初めて同率7位で2組出ました。
発表順は得票数が少なかった方が先になります。
※つまり何人が点数を入れたか。その数が少ない方が先になります。

先に発表されたのは……。

・7位(同率):森永まみ
前回2位からなんと5ランクダウンの森永まみ。
この結果には会場も驚きの声が……。
まさかここまで落ちるとは……意外すぎて声が出ない。
しかもこの日はTOのYっぴょん氏欠席!まみぴょん、色んな意味でピーンチ!
それでも動揺する様子も見せず、一曲目「ケモノボーイ」で初っ端から会場を盛り上げる。
しかし……ここで普通の事をしても優勝出来ないと考えたまみぴょん。
本気で優勝を狙うためにまみぴょんは考えに考えた!
そして一曲分削って……コントを披露するという結論に至った!(爆)

コント「お母さん」
・あらすじ
正義のヒーローになると(数日前)決めたばかりのまみぴょんと、どう見ても仮面ライダーフォ○ゼの顔の部分だけの「お母さん」との、ある生活のワンシーン(笑)
ユン○ルが無いとか、そんな痴話喧嘩など、親子の日常(?)をほのぼのコントで再現。
しかしそこにポット……と思われる怪人(?)が現れ、苦戦(?)するまみぴょん。
激闘の末、まみぴょん、そしてお母さんの運命はいかに……。

そんなコント(笑)
結論……シュールだわ(笑)
これは絶対、好き嫌い別れる。とにかくシュールだわ(笑)
そもそもコントをやって優勝狙うというまみぴょんの発想に誰もが驚いた(笑)しかもやり切る(笑)
……これは……次回からまみぴょん、R-1グラ○プリとかそっちにいっちゃうかも(爆)
……と、まぁそんなコントを経て、いつもの光線銃で客を撃ち抜いて(笑)から、ラストは「トルネード」
この楽曲はガチで盛り上がるんだけど……でも途中、輪の中心に「お母さん」がいたりして(笑)
最後まで「お母さん」大活躍だったなぁ(笑)
そんなこんなで2曲+コントで終了したまみぴょん。
果たして次回、念願の優勝なるのか!?そして「お母さん」の再登場は!?(それは多分ない)
以上、森永まみぴょんのステージでした。

そして得票数では上回ったものの、もう一組の7位に入ったのは……。

・7位(同率):FICE
こちらは前回より1ランクアップでFICE登場。
さてそんなFICEですが……一ヶ月後には10周年ライブが控えています。
最初の数分は殆ど、この10周年ライブの告知に割いたFICEの皆様。
本当に気合が入っているのか、時間いっぱいまで……かなり持ち時間を使って告知をします!
でもそんなんで持ち時間大丈夫か……と思ったら、MC終了前のカウントダウン開始。
そしてステージ開始となるのですが……。
一曲目「接吻」から、妙に速かった(笑)
おかしい!明らかにペースが速すぎる!(笑)
……そうこれ。実はFICE、告知を長く取ったための帳尻あわせで……BPMを25%速くして楽曲を歌ったのです(爆)
FICE 座 RAINBOWで「猫癒」が異常に速い事はあっても、まさか通常の楽曲でこうなるとは……酷い。酷すぎる(笑)
そしてよりによって二曲目が「開花」(笑)
もちろん左右に高速移動(笑)
これもやっぱり酷かった(笑)
ラストは「コンチ音頭」
「びんびんバージョン」ならぬ……「絶倫バージョン」!(大爆)
とにかく速いし、きついし、酷すぎ(笑)
しかしこれには当のFICE本人たちも……グロッキーになっていた(笑)
お客様に対する挑戦だったはず、本人たちにとっても挑戦になるといういわば「死亡遊戯」(笑)
そんなFICEのライブ、嫌いじゃないですよ……好きと言ったら語弊あるけど(爆)
だが本当の被害者はFICEの二人より、コーラスのひびぃだった……というのは後のお話(笑)
以上、FICEのステージでした。

さてこのFICEのステージから、やっぱりというか空気が薄くなってきます(笑)
続いて6位は……。

・6位:旧うさぎのなみ平
前回3位から3ランクダウン。
どうにも上位で安定出来ない、なみ平ちゃん。
しかし熱いファン層の声援はいつもの通り。
多少、空気が薄くたって気にしない。
一曲目「きこりA」からスタート。
相変わらず安定した歌唱力で聴き応えがある。
続いて二曲目「恋ノ色アゲハ」
何気なく久しぶりな気がするんですけどね……。
でもこの楽曲も左右に客層が大移動する楽曲なんだよね(笑)
FICEの「開花」の後でこれは……(笑)
まぁそんなこんなでなみ平ちゃんのステージもラスト一曲。
やっぱり彼女は15分だと短く感じる……。
ラストにもってきたのは「タイムキーパー」
名曲中の名曲……なのだが、薄い酸素にやられた感も無い。
いつもなら入るはずの、前奏部分のスキャットが無かったりと……限界に近かったかもしれない。
それでも歌いきる力強い歌声は、彼女ならではの高いポテンシャルを肌で感じる事が出来る。
最後は名物、なみ平ミックスで締めて終了。
最後の「上手投げー!」のところは、なみ平ちゃん及びファンの皆様、息絶え絶えだったような気がします……。
以上、旧うさぎのなみ平ちゃんのステージでした。

……さて6位まで発表しましたが、一つお気づきだと思いますが……。
なんとこの時点で、前回のベスト3のうち既に2組が登場!
一方で……前回の下位だった出演者の名前が一向に出てこない……。
確実に起こっている波乱の展開……。

そんな中で読み上げられた5位は……。

・5位:ひゞかな
前回10位からの5ランクアップで久々のベスト5入り。
崖っぷちから脱出した、ひゞかなの二人。
しかし今回はいつもと登場の雰囲気が違う……。
いつもならシュールかつ賑やかな雰囲気で始まるのだが……明らかにこの日の二人は「静」からの始まりだった。
一曲目「夜桜お七」(坂本冬美)
……響己の切々と訴えかけるような歌声と、奏っぽが奏でるベースの低音が会場を包み込む。
サビの部分の爆発力、ベースの刻むリズムが心地よい。
いつもの二人からは想像出来ない世界がそこにはあった。
一曲目が終了しただけで、鳥肌が立った。そして沸き起こった拍手は、いつもの彼女たちに対してではなく明らかに進歩を見せた彼女たちに対するものであった。
まぁMCではいつもの二人だったけど(笑)
二曲目は「思い付き現象」
ここからはいつものアップテンポかつ、ひゞかな独特の世界観が広がっていく。
しかし……この楽曲が終わり、響己、へたり込む。
……仕方ない。FICEでもコーラスとして参加しているのだから(汗)
しかも今回のFICEのステージの激しさを考えると、倒れない方が不思議。
そしてラストは「ケモノパラダイス」
前回のこの「ぢゃ☆ベストテン」で超凶悪な反復横とびステップが開発され、以来、名実ともにひゞかなのキラーソングになったのだが……。
ここで響己が「いけるかー!?」と聞くと「かかってこいや!」と応えてしまった、まっしー殿。
ステージの上に連行(笑)
こうしてより疲れる度数が増した「ケモノパラダイス」はスタート(笑)
……実を言うと、私、この時膝を怪我していたので、跳びませんでしたが……。
これは凶悪だ(笑)
楽曲はもちろんいいのだけど、もうこれは一種の運動である。
(もっともその前から、そんな流れではあるが)
ただでさえ薄い空気が、更に薄くなった……もうこれは出演者たちだけじゃない。
客にとっても「サバイバル」になった瞬間だった(笑)
しかしこのように脱落圏脱出どころか、確実に進化を遂げたひゞかな。
今回のライブも素晴らしいものがありました。
次回以降も楽しみなひゞかなのライブでした。

・4位:noisy
こちらも前回9位からの5ランクアップでnoisy。
まぁ前回が欠席の影響を受けすぎで、彼女たちの実力からすると本来の位置とは程遠いところにいた印象があります。
……もっとも、私個人は前回のあのライブで、よくここまで戻ってこれたという印象しかもっていません。
今回に限ってはnoisyのこの順位に納得もしていません。
ただこれ以上、自論を語っても仕方ないのでステージの様子をレポートします。
一曲目は「DISCOTHEQUE」ご存知、水樹奈々のカヴァー。
最近、この楽曲良く歌います。
意外とこの楽曲のアレンジは個人的に好みですし、一曲目にはもってこいのアップテンポのナンバーだと思います。
二曲目に「コネクト」(ClariS)のユーロバージョンのカヴァー。
一曲目、二曲目共にアニメソングのユーロバージョン。
noisyの原点というか、基本中の基本はやはりここにあると思います。
本来であれば、オリジナルをバリバリ歌うより、この手のカヴァーを歌いこなしてこそ「アニパラ」ユニットを名乗る上でのアドバンテージになるのではないか……そう思う次第です。
しかしカヴァーオンリーで終わっては、彼女たちの持ち味が活かせないのもまた事実。
三曲目に入るところで、FICE 座 RAINBOWのギターでもお馴染み、樽兵衛氏登場。
実は樽兵衛氏、noisyのお二人に楽曲提供をしております。
それが今回ライブでは初公開になります「春月花」
4月に音源が発売されていたのに、ようやく初公開とは……。
しかし本人たちも言ってましたが、振りについては残念な結果に。
まだまだ練習が必要の模様です。
そしてラストは「Amour de la tromperie」
ようやくAnB初披露となりました!
明らかに前半のアニソンカヴァーとは違う雰囲気。
これぞ今年に入ってからの新生noisyではないでしょうか。
ただ惜しむらくは新曲が出て若干時間が経ち、新鮮味が薄れている点でしょうか……やはり出すなら前回だったか?
しかし前回と違って、明らかに勝負をかけている感はあります。果たして次回、久々のベスト3返り咲きはあるのでしょうか。
以上、noisyのステージでした。

そしていよいよベスト3。
まず3位に名前が呼ばれたのは……。

・3位:美弥乃静
前回7位からの4ランクアップ。実に久々、vol.20以来のベスト3返り咲き!
8月に誕生日を迎える彼女にとっては、誕生日の前祝い……と言いますか、それでとても喜んでいた印象があります。
さてそんなベスト3、久々の静ちゃんのステージ。
いきなり5曲連続メドレー!
「starryseason」→「凛ロック」→「果実中毒」→「DOLL」→「ムゲンダイ」の順番。
怒涛の構成の前に息をつく暇も与えない。
しかしこうして見ると、改めて静ちゃんのオリジナルの多さ、引き出しの多さには感嘆する。
5曲連続のメドレーが終わると、ここでゲストが登場する。
ユニット「あけ☆たま」の相方でお馴染み、山本春香嬢である。
何しに来たかというと静ちゃんの支援兼、8/15のバースデーライブ「またたび」の宣伝要員としての登場でした。
でも彼女が出てきたという事は大抵……この楽曲がくる!
という事で久々の「Colorful Candy」
毎度お馴染みの振り付けで会場全体が一つとなっていきます。
山本春香嬢も一緒になってステージを盛り上げる。
そしてそのままラストは「non stop」で締めました。
久々のベスト3で長い持ち時間でしたが、余す事なくその魅力を発揮しました。
果たして次回は誕生日のご祝儀として、もっと上を目指せるのか?
以上、美弥乃静ちゃんのステージでした。

さぁ残るは2組。
片やかかるは新記録。
そして片やかかるは初優勝!

そして読み上げられた2位は……。

・2位:まかべまお
前回4位から2ランクアップ。
……初優勝にあと一歩及ばず!しかし初の2位獲得のまおまおことまかべまお。
一曲目「引力」から、まさに楽曲のように、まおまおの世界に引きこまれていく。
この歌唱力、表現力……凄いと思う。
続いて二曲目「群青~そばにいて欲しくて~」
ここはしっかり聴かせてくれる。
この辺りからだいぶきつそうな印象は受けたが、それでも彼女は負ける様子は無い。
三曲目「春色グラフィティ」になって曲の感じが一気に明るくなる。
ここまでの三曲だけでも随分、彼女の幅広さが分かる。
固定客層も大いに盛り上がる。
本来ならもうここで普通に歌うには限界が来ていると思われるまおまお。
しかしここで更にまおまおはラストに向けて畳み掛けてきた!
四曲目「over the future」(まかべまおver.)
ただでさえ激しい打ち曲。薄い酸素。
だけど燃え上がる会場。
もう限界への挑戦だった!
それでも誰よりも必死に、気合を入れて歌を届けるまおまおの姿が、あまりにも神々しかった。
そしてラスト「Spiral」
……もうここまで来たら圧巻以外の何物でも無かった。
元々のポテンシャルの高さも去る事ながら、彼女の根性というか、そういうものが歌を通して伝わってきた。
気がついたら、目から涙が頬を伝っていました。
凄いよ……凄すぎるよ、まおまお……と。
歌というのは上手く歌うだけではダメ。
魂を込めて伝えなきゃいけない。
それを彼女はこのステージで教えてくれたような気がする。
とても素晴らしいステージでした。
こうしてこの日のトリとなった、まかべまおのステージは無事終了しました。

……そして残りは一組。
今回はお休みですが、新記録達成の瞬間でした。

・1位:大和撫子
これで遂に四連覇、そして通算7度目の優勝で最多優勝記録も更新しました。
お見事なのですが、このめでたい時に……初の海外遠征中(笑)
……という事で、お休みのVTRが流れるのですが……。

YUIMINOと全く映像は同じ(笑)
ただし画面上部に流れる言葉がちょっと違う。
そしてラストにデカデカと「大和撫子が金メダル」と表示されていました(笑)
※ちなみに元ネタの画像でも「ごめんなさいが金メダル」というタイトル。狙ったとしか思えない。
ちょうど五輪も始まる時期ですし、とてもいい時事ネタでした。



……こうして欠席の2組を除く、全出演者のステージが終了。
今回は満員の会場。投票タイムもそれなりに時間がかかりましたが、無事終了。
物販タイムも殆ど動けず、それだけ客の数が多かった事が分かる。

そしてしばらくすると会場が暗転……。
映画「ジョ○ズ」のBGMが会場内に流れる……。
……もう恒例になりましたが……あの時間がやって参りました。

●脱落者発表

暗い雰囲気の司会~ず。
そして田川さんの口から「奏っぽさん」との言葉……。
実際はただ呼びかけただけだが、驚く奏っぽ(笑)
でも安心を。
脱落者は奏っぽじゃないし、有り得ない。
※仮に脱落するなら、ひゞかなである。

そして「今回の投票結果の11位……脱落者を発表します」との宣言。
更に残留が決まった10位との得点差は僅か4点差で……

・YUIMINO

今回から嘉門達夫の「鼻から牛乳~♪」に音楽は差し替えられていましたが、やはり怖すぎたからか……。
モロに欠席の影響を受けた形で、YUIMINOの脱落が決定した瞬間でした。
欠席すると得点は平均点換算でスライドされるけど、確実に「伸びない」から、下位での欠席はリスクは大きすぎるのですが……。

こうして優勝経験者のYUIMINO、脱落という結果で「ぢゃ☆ベストテン vol.27」は幕を閉じました。

●余談

さて総括の前に……。

最近、このイベントを読んでいただければ分かると思いますが、このイベント、実は非常に空気が薄くなりがちなイベントになっております。
元々この神楽坂EXPLOSIONが地下にあり、またあまり広くないのが原因です。

最近は特に客の数が増加傾向にあるため、イベントも後半に行けば行くほど、空気は薄くなり危険な状況になります。

イベント側でも何かしら対策は講じるようですが、この空気が薄い問題、どうにかしないといけないと思います。

とりあえず、私個人としては調達が間に合えば、酸素ボンベでも次回から持ち込もうと思います。
今後、このイベントに参加される方は、酸素対策を立てる事をオススメします。

●総括

皮肉な結果ですが、YUIMINOの脱落、そして昼の千秋ちゃん復帰によって、いよいよこのシステムの本格運用が始まった。
そういう意味では非常に重要なターニングポイントになった回だと思います。
何故そう思ったかについては後述するとして……。

まず今回の出演者について。
2位で実質トリを飾った、まかべまお。
とても素晴らしいステージでした。
これまでのランキングの上がり方を見ても、非常に順調にステップアップしておりますが、それが頷けるようなステージです。
昇格した当初よりもオリジナルの数も増え、勝負できるナンバーが増えた事と、そして場数を踏んで、彼女の持ち味がいよいよ発揮されてきた事に尽きると思います。
また今回は名物TO・やーまさ氏不在でしたが、それを感じさせないファンのまとまりも素晴らしかったです。
これはまみぴょんにも言えるけど、TO不在でもライブが盛り上がるところは、ファン層同士が歌い手を共に盛り上げようという共通認識がしっかりしていると感じます。
まぁそれだけじゃないんでしょうけど……。
昼のレポートでは、某出演者のところでは皆を巻き込めるTOの必要性を訴えましたが、究極の形は本来こういう事なんでしょうね。
※この究極の形に至る過程で、TOならずとも皆に認められ引っ張れる存在は必要不可欠だと思いますが。
何はともあれ、脂が乗っているまおまお。
いよいよ頂点は見えてきたか……。

しかし一方……3位以下は大混戦。
3位・美弥乃静が4,910点、そして前回脱落した11位・小泉千秋が2,370点
……なんとこの差、約2,500点。
今回2位だったまかべまおが5,785点で、3位と900点引き離しているのを考えると、いかに大混戦でひしめき合っているかお分かりいただけるだろう。
それ故、今回のようにランキングの乱高下が頻発している現状がある。
よって今回上位だったから安心も出来ないし、逆に下位だったから悲観する必要も無いのが今の「ぢゃ☆ベストテン」である。

そう考えると、四連覇を達成した大和撫子だけが現状、別格な状態なのだが、この勢いが止まった時こそ、本当の意味でこのイベントも「戦国時代」を迎えると思う。
今は大和撫子が強すぎだ。
だが……今回の欠席で「伸びない」のは分かっている。
「戦国時代」の到来は……?

そういう観点で3位以下を簡単に総評していくと……。

3位・美弥乃静。「安定の静クオリティー」が何かの調子でハマった感がある。
久々のベスト3で持ち時間が長めだったけど、やはり良くも悪くも、予想通りで「安定」している。
次回は中位に戻っているかもしれないし、また上位キープしているかもしれない。
ただ大崩れが無いのが、素晴らしい。

4位・noisy。本気になるタイミングが悪い。
前回で今回のようなライブが出来ていれば……9位に下がったのをネタに遊びすぎたために「5ランクアップ止まり」だったと思う。
正直、noisyのポテンシャルを考えれば、優勝無理でもベスト3狙えたのに……ので今回のステージはいいんだけど、返す返す、前回が酷すぎると思う。
※ただ5ランクアップなので、評価した方が多かったという意味では、ここでのnoisyの酷評は自論に過ぎないのが証明されている。
……が、今回、大和撫子欠席という絶好の機会が訪れ返り咲きの好条件が揃っているので、勝利の女神には完全に見放されていない模様。
最多優勝記録も抜かされたところですけど、もう一度優勝して並ぶとか……そんなドラマを見てみたいですけどね。

5位・ひゞかな。一皮剥けた感じがする。
奏っぽの本気を見た。それに尽きる。今まで締めるべきところで、締め切れなかった「緩さ」がいい意味で無くなっていた。
ひゞかな独特の緩さは確かにいいんだけど、時にそれが足を引っ張る事もあった。それが一曲目「夜桜お七」では全く無かった。
一つ懸念は響己の兼業。以前から言っているけど、このイベントに限って言えば、FICEのコーラスはしないでいいと思う。
今回はもろにFICEのコーラスをしたのが、ひゞかなでのポテンシャル低下に繋がっている。
ひゞかなとして勝負をかける事を考えたら、響己にはこのイベントだけでいいから、ひゞかな一本で勝負した方が得策であると思う。
ただ私が知っている限りの響己のポリシーから考慮すれば、今後もFICEのコーラスをやめる事は無いと思う。
損得勘定ではなく、FICEのコーラスとしても、ひゞかなの響己としても、彼女はこのイベントを戦い抜く……ような気がする。
※もっとも過去に似た例でSplash!迫畠彩嬢が、いちごダンサーズ兼任があるので、響己の現状に意見するのはお門違いかもしれない。

6位・旧うさぎのなみ平。相変わらず安定しない。
いつもいい順位につけると次は大抵下がってしまう状況がずっと続いている。
そういう意味では静ちゃんとは全く逆の傾向なのが気になる。
下手すると何かの拍子に……なんて思うけど、どうしてだろうか。
もしかしら彼女は15分くらいが実はベストの持ち時間で、20分超えると良くなくなるのか?
でも今までの順位の変動を見ると……そうなっている。オリジナルも多いので、長時間のライブに耐えるタイプだと思っているんですけどね……。
もしかしたら私の認識が間違えているのかもしれない。

同率7位・FICE。ないわ(笑)
BPM25%増しはマジでないわ(笑)
ただこの発想があるからこそのFICEのお二人。
失敗も恐れず、リスクも顧みず、突き進む!だからFICEが10年も続いたと改めて思う訳です。
何気に前回より1ランクアップしているし、なんだかんだ言っても主催。面目躍如です。

同率7位・森永まみ。チャレンジャー過ぎる(笑)
まさかのコントで一曲使って、しかもそれで優勝狙う宣言するとはチャレンジャー以外、何者でも無い。
ただ優勝する強い意志と、そのためにいつもと違う事=コントを披露するという発想は面白い。
こういう試行錯誤を経て、また一回り成長するのだろうけど、あまりチャレンジし過ぎると脱落のリスクもある。
相当の勇気と度胸が無いと出来ない芸当だけど、見事やってのけたと思います。

10位・Ma:rchen-holic*。もうちょっと強気でいい。
今回のステージはオリジナルオンリー構成でとてもよかったと思いますが、自信の無い発言がちょっと目立つ。
前回の集客率0%を思えば弱気になる気持ちも分からないでも無いけど、それでも残ったのは、固定層じゃない客層が評価してくれている現われ。
もう少し強気に出ても問題は無い。それくらいのステージは出来ている。

昇格組・みく16歳。まずはお疲れ様といったところ。
初めての「ぢゃ☆ベストテン」を堪能した様子が伺えます。
これで夜の部がどんなところか肌で感じたと思うし、次回以降の活力に繋がったと思います。
今回は「ロマンスが欲しいの!」→「ワールズエンド・ダンスホール」の繋ぎで昼夜とも締めましたが、これが次からどうなるのか?
変えてくるのか、それともそのまま押し切って自分たちの世界観を見せ付けるのか。楽しみです。



……そして脱落したYUIMINOに関して。
今回9位。そして投票の結果11位確定して脱落。
欠席する時に限って、この順位……まぁ得票が「伸びない」欠席組の運命。
致し方無かったと思います。

ただ彼女たち自身も、今回「脱落」の可能性がある事は承知の上で海外に行ったのではないか。

最近は会社も立ち上げ、海外を中心に活動を展開する日々……。
もう活動するフィールドが日本国内に留まっていない。世界を相手に展開している訳です。
そういう意味では、神楽坂の一角のライブハウスで行われている一ライブイベントは、世界を股にかけてみる事に比べたら小さいのかもしれません。

いや……でも彼女たちにとって、このイベントはそんな小さなものじゃなかったはずです。
「第14回イカすアキバ天国」で5回目の挑戦にして優勝した時の涙……。
長い休養期間を経て復帰した後、「ぢゃ☆ベストテン vol.23」で初優勝を飾った時の満面の笑顔……。
それを知っているから……彼女たちだって本気で、このイベントで自分たちを出して戦ってきたのを知っているから、そんな事は無いと思うのです。

世界を相手に、日本のヲタク文化を世界に広げる。

でっかいスケールで動くようになったからこそ、彼女たちにとって、このイベントの意義が相対的に小さくなっただけだと思います。

今の彼女たちの状況を考えると、昼への再挑戦は考え憎いという見解が締めております。
しかしそれでいいと思います。

このイベントを本気で戦ってきた事で、彼女たちは強く、そして逞しくなった。
今や世界を相手に、ヲタク文化を広げようとするために戦おうとしている。
だから大手を振って行ってきて欲しい。
神楽坂のこのイベントから、世界に大きくはばたいて欲しい。

ありがとう、「ぢゃ☆ベストテン」九代目女王・YUIMINO。

君たちがこのイベントで刻んだ勇姿は決して忘れない。



……こうして優勝経験者でも「脱落」し、また「脱落」した者でも復帰する事により、ますますこのイベントの「サバイバル・ライブバトル」としての様相は進行するものと思われる。

「良い物を見せた者だけが勝つ」

今後の「ぢゃ☆ベストテン」を語る上で欠かせないキーワードになってくると思っています。

最多優勝回数を更新したものの欠席だった大和撫子。
彼女たちを止める者は果たして現れるのか!?
訪れるのは「戦国時代」それとも続くか、大和撫子の天下!?

次回、「ぢゃ☆ベストテン vol.28」……中秋の名月も、その戦いを見つめてる……。