【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『第25回イカすアキバ天国』@神楽坂EXPLOSION
あの震災から一年と数日が経過しました。
思い起こせば、一年前、このイベントも中止をせざるを得ない状況にありました。
あれから一年……今年は無事に3月にイベントが開催されました。
イベントが無事開催される当たり前の喜びを噛み締め、向かった先は神楽坂……。
春の雨の中、たどり着いた会場は今か今かとその幕が上がるのを待っているような雰囲気が漂っていました……。
雨の神楽坂に一足早い春一番が訪れる!
初春の一大決戦!2年ぶりの3月開催!「第25回イカすアキバ天国」の様子をレポートいたします。
●開演前
出演者もチラホラ顔を出す会場内。
雨の中、たどり着いた客を出迎える様子からは、戦いの前の静けさとも取れる穏やかさと、緊張感が同居しているように見えた。
しかしそんな空気をぶち壊したのが、会場内のモニター。
モニターには開演前まで、色んな映像が流れるのですが、実はここ数回話題の映像がある。
「カンフーレディー」という歌だが、あのガチャピンとムックでお馴染み「ひらけ!ポンキッキ」の楽曲である。
それをどこからか拾ってきて、何故かイベント開始前の映像として流しているのだが……。
映像を見て踊り出すFICEとひびぃ(笑)そして某出演者(笑)
4人とも何してんねん!(笑)
ちなみにこの画像については、YouTUBEかニコニコ動画で検索すれば出てくるので、元ネタはそこで確認してくだされ(笑)
むしろこれがOPアクト(?)という罠を撒き散らして、ようやく出演者紹介。
そしてイベント開始と相成りました。
●OPアクト
今度こそ本当のOPアクト(笑)
FICEとコーラスのひびぃが登場して「カンフーレディー」……ぢゃなくて(笑)「Yes, My Lord」でスタート。
ここは無難に終了。
むしろ「カンフーレディー」の衝撃が強すぎなんですが(笑)
そんなこんなでいつものように出演者の紹介、投票システムの説明、諸注意ときます。。
ちなみに出演者の紹介のところで、今回エントリー確定後にキャンセルしたはずの天使病の中の人(笑)が入場。マジでFICEがビビっていた(笑)
※天使病のキャンセルは仕事によるもので、出番に間に合うか微妙だった。なお次回「第26回イカすアキバ天国」に出演予定。
そんな天使病出現というサプライズがありつつも、ここから本編開始。
トップバッターを早速呼び込みます。
●本編
・1番手:ちゅ~☆ちゃん(出場:2回目)
実に第六回以来、約3年ぶりの出演となるちゅ~☆ちゃんの登場。
しかし今回のちゅ~☆ちゃん、ネタがあまりにもヤバ過ぎる(笑)
彼女は腹話術と称し、取り出したのは某警視庁のマスコットキャラクターのピー○くんのぬいぐるみ。
そしてそのピ○ポくんのぬいぐるみで「ボクってアへ顔でしょう」と訴える(笑)
このイベント、開演時間が11:30である。
彼女の出番の時で恐らく12:00前後……。
この時間のネタじゃねぇ!(爆)
あまりにも時間的にも早すぎる、ヤバイネタに会場は唖然……。
「裸執事」(FICE)を歌ったり、懐かしいところで國府田マリ子の「Twin Memories」とか歌ってくれたけど……。
全部、○ーポくんに持っていかれたよ(笑)
この日のちゅ~☆ちゃん=ピーポ○んですよ。いやマジで(笑)
本人曰く「方向性が定まっていない」(笑)
そんなブレブレなちゅ~☆ちゃんですが、仕事の都合で表彰式までいられないとの事。
そこで代理として……ピーポく○を置いていく事に(笑)
果たして、ちゅ~☆ちゃんの代理・ピー○くんは栄光のトロフィーを勝ち取る事は出来るのか!?
……ちなみにこのネタはヤバイので一部伏字をしています(笑)
・2番手:Ma:rchen-holic*(出場:3回目)
○ーポくん……もとい、ちゅ~☆ちゃん(笑)の後に登場は今回で3回目の出場となるMa:rchen-holic*。略して「メルホリ」
前回2位という事もあり、今回は必勝を期しての出演となったはず……。
満を持して臨んだ三度目の挑戦。
一曲目は「逆光のフリューゲル」から始まる。今や業界騒然のカヴァーソング。
いきなり会場の空気をトップギアまで持っていった。
さすがこの点はぬかりが無いし、非常にうまいものがある。
前回2位の実力を最初から見せ付けた感すらあった。
さて今回の衣裳は「飛んでいける」(だっけ?)をコンセプトにロリータっぽい衣裳に……羽。
そういう意味では一曲目に「逆光のフリューゲル」はまんまでしたなぁ。
背中に羽を携えて彼女たちの二曲目は「幼芽と幻有と」をスタンバイ。
この楽曲のサビの部分で別名「ソーラン節」と呼ばれる振り付けがあるのですが、会場総「ソーラン節」状態(笑)
まさに会場全体を巻き込んだ「ソーラン節」でボルテージを最高潮に上げてきました。
MCでレコ発やワンマンの宣伝を挟んだ後、ラストに持ってきたのは「SPiCa」
こちらはボーカロイドのカヴァーで初期に良く歌っていた楽曲との事です。
最後の締めをどうするのか注目していましたが、最後までしっかりステージに世界観を馴染ませてまとめてきた感がありました。
最初から最後まで「メルホリ」ワールド全開だった今回。
前回の敗戦を糧に立て直してきた……というか、勝ちにきた。そう思います。
果たして彼女たち三度目の挑戦はどうなるのか……。
以上、Ma:rchen-holic*のステージでした。
さて今回は非常に初出場組が多い。
……という事で、ここから先、全員「初出場」組!
そんな中3番手、4番手はソロとして「初出場」
しかもこの組み合わせ……ある因縁を思い起こすものとなりました。
・3番手:麻宮マキ(初出場)
かつて「第12回イカすアキバ天国」を優勝しながら、結局夜の部「ぢゃ☆ベストテン」は出場辞退となったCitrus Kiss。略してCK。
そのCKのメンバー、M@kyuこと麻宮マキ、ソロで初出場!
それにしても相変わらず細いマキさん……どんだけスレンダーやねん!
一曲目はカヴァーで「U&I」(放課後ティータイム)からスタート。
でもマキさん、途中、歌詞が怪しかったような……(笑)
そんなマキさんですが、このたびソロでは初の楽曲が完成。
数日前に歌詞が完成したばかりのソロ曲を初披露。
タイトルは「はるかぜ」
春と彼女の清楚なイメージが重なり合う、ピッタリな楽曲です。
本人、あまり納得の出来では無かったようですが、4月に音源化を目指して頑張るとの事でした。
そしてラストはCKの名曲「Fortune Love」
この楽曲がきた時が一番高まったね。
やっぱり名曲ですよ、これ。
ただ惜しむらくは、やっぱりこれも歌詞が怪しい部分があったかなぁ……。
そんな訳でソロ初出場の麻宮マキさんのステージは終了。
決して納得の出来では無かったようですが、相変わらずいい楽曲をお持ちですし、本当に細くてきれいでした。
果たしてこのステージの結果がどうなるのか……。
そして続いてもソロとして「初出場」
麻宮マキが「第12回」のアキ天キングなら……こちらは「第13回」のアキ天キングです!
・4番手:おこ(初出場)
「第13回イカすアキバ天国」で優勝、「ぢゃ☆ベストテン」でも2位を3回獲得したToLady。
そのToLadyが解散して一年半……ソロとして初めて、おこ(通称:おこ様)は挑む事となりました。
登場時に壮大なBGM(記憶が確かなら劇場版「ヱヴァンゲリオン」のサントラ?)が流れて、おこ様が堂々とステージに上がり……。
一曲目「童話迷宮」(田村ゆかり)からスタート。
白のブラウスに、青のチェックのスカート、そしてトレードマークのツインテールを揺らしながらかわいらしく歌うおこ様。
あまり歌った事が無い楽曲だったけど、しっかり歌いきりました。
MCを挟まず二曲目「空色デイズ」(中川翔子)と叩き込む。
曲調が正反対の二曲のカヴァーソングを連続して歌い上げるおこ様。
途中、息が切れそうな部分はあったものの、最後まで歌詞が飛ぶ事もなくしっかり盛り上げる事に成功しました。
MCにて舞台の宣伝を挟んで、ラストの楽曲を前にコールを要求。
そのコールというのが「ビール、ガチャピン、パンダ、1.2.3.4」と叫ぶもの……どういう楽曲を歌うかと思いきや、もってきたのはオリジナル「あおときどききみ」
今までそんなコール無かったよなぁ……と思いつつも、2番のサビまで今まで通りに歌い上げ、会場を盛り上げる。
そして終盤、そのタイミングは訪れた!
とっさに客側も「ビール!」「ガチャピン!」「パンダ!」とコールを入れる!
まぁ恐らく成功(笑)ちなみに三つともおこ様が大好きなものである(笑)
そんな訳で突然のコールだったものの、「あおときどききみ」も一つの完成形を見せて、ステージは無事終了となりました。
ちなみに……今回の出演者の中では彼女だけが唯一「ぢゃ☆ベストテン」経験者。
なお周知の通り元相方は現在「ぢゃ☆ベストテン」に出演している、ひゞかなの響己。
元相方に続き、おこ様は再び「ぢゃ☆ベストテン」に上がる事はできるのか!?
以上、色んな意味で注目が集まったおこ様のステージでした。
・5番手:☆★朋★☆(初出場)
こちらも初出場、☆★朋★☆。
彼女はどちらかと言うと、昨年まで秋葉原で行われていた定期イベント「BFPシアター」での司会などの方が印象が強くないでしょうか?
ただ元々シンガーであり、また現在進行形でバンドのヴォーカルを務めており、実は今回のメンバーの中でも隠れた実力派。
その定評に違わぬ歌声で一曲目から魅了してくれます。
一曲目はカヴァーソングで様子を見た☆★朋★☆。
しかしカヴァーでもかなり歌が上手いのが分かります。
二曲目、三曲目はオリジナルを連発し勝負をかけてきます。
とにかく歌が上手い。上手くて驚いた。
OPアクト前にFICE達と一緒に「カンフーレディー」を踊っていた人物とは同一人物と思えないくらいです!(笑)
パワフルな歌声に、会場を巻き込むパフォーマンスといい、今までに居ないタイプ。
もしかしたら意外とこういう今までに無い個性を持ったタイプが勝ち抜くのでは無いか……そう思えてなりませんでした。
果たして結果はいかに……以上、☆★朋★☆でした。
・6番手:大島はるな(初出場)
今回の注目株と言って過言では無い!
若干19歳にして「姐御」こと、大島はるな嬢の登場です。
まず顔立ちからして、19歳とは思えない落ち着いた雰囲気に目を奪われます。
さてそんな大島はるな「姐御」どうやらこのイベントの趣旨を理解していなかった……という事で、全曲カヴァーという事に。
これはとっても残念。
せっかくいいオリジナルを何曲も持っている方ですので、オリジナルで勝負して欲しかったのですが……。
ただしカヴァーといえど侮る事なかれ。
歌唱力はかなりのものを持っています。
セットリストは殆ど忘れてしまったのですが迫力のある歌声は印象に残りました。
(確か二曲目が「片翼のイカロス」だったかな)
熱い事で有名なファン層「大島組」もこの日は少数精鋭でしたが、どの楽曲においてもしっかり盛り上げ、噂に違わぬ実力を見せてくれました。
ただやはりどうしても、オリジナルが無かったのが残念。
MCではバースデーライブの宣伝がメインだったが、もし本気の「姐御」を観るなら、こっちに来いという事か!?
そんな「姐御」の初挑戦、果たして結果はいかに……!?
以上、大島はるな嬢のステージでした。
・7番手:夢咲しいな(初出場)
トリを務めるのは、最近、毎回のように出演者を送り込んでくるoffice PB☆QUEEN所属のアイドル・夢咲しいな。通称はしいにゃ。
「第23回」に見学に来ていた娘ですが、今回、本人もまさかまさかの初出場。
出演前は非常に緊張していた様子ですが、果たして……。
一曲目は「we song」
この楽曲は同じ事務所に所属するsugar☆moonのオリジナルとして有名ですが、今回、彼女のためにアレンジを加えたバージョンを披露。
マイナーチェンジで固定客、誰もなーんとなくしか気付かず(笑)
MCでは天然キャラ全開で、癒されるのか、それともずっこけるのか、ハラハラするトークを展開。
テンションも上がったり、下がったりで全くの予測不能(笑)だがこれがクセになると面白い……かもしれない(笑)
二曲目に今月になって出来た彼女初のオリジナル「Dreamy bloom Days」(仮)
ちなみにまだ(仮)は抜けないとの事(笑)
しかしここは固定ファン層が本当に楽しそうです。
むしろ今まで出演したPB☆QUEEN所属の娘の中では一番肩の力も抜けているというか、自然に楽しんでいる感じがします。
そしてラスト一曲の前のMC。既に故人である母親がアイドルになるのが夢だった話を披露。
そんな母親の夢の分まで頑張る……という話に、涙腺が緩みそうになったのは内緒です。
本人はいたって天真爛漫で重くないように明るく話していましたし、実際本人もそんなつもりは無かったんだけど、何気に感動したいい話でした。
ラストは「lost my music」(平野綾)で締めて終了。
とにかく楽しいライブでした。
もしかしたら、もしかするかもしれない。そんな期待を抱かずにはいられないしいにゃのステージでした。
こうして全7組によるステージは終了。
投票タイムとなりましたが、今回も結構配分に悩みました。
全ての客の投票が終わり集計タイムに入ります。
果たして今回の結果は……。
●ゲスト
……と、その前にゲストコーナー。
今回のゲストは前回「第24回イカすアキバ天国」優勝した小泉千秋ちゃん。
今回は王道とも言える、OPのSEから「mistress」という流れでスタート。
いやぁ……ここの流れは素晴らしい。
最近、特に成長が感じられる出だしの部分。
前回がどちらかというと奇襲だった千秋ちゃんですが、王道もしっかりこなすあたりはさすがです。
この後はバラード三連発。
「I LOVE YOU」(尾崎豊)→「ダイアモンドクレバス」(May'n)→「YOU」の流れ。
彼女の真骨頂の一つでもあるバラードですが、ここ最近、歌いこんで更に上手くなった感はあります。
特にオリジナルの「YOU」は聴けば聴くほど、味が出る名曲です。
いいバラードを持っています。
この業界でオリジナルを持っている娘は数多くいれど、バラードを前面に押し出して勝負できる娘は数えるほどしかいないと思います。
千秋ちゃんの「YOU」はその領域に達しつつあるように思います。
ちなみにこの時の衣裳はバニーの衣裳。
バニーガールとかではなく、コスプレショップに売っているようなタイプの物。
どうやら千秋ちゃん自身、この衣裳のモデルになったとか……。
そんなバニー繋がりで持ってきたのが「God knows...」(平野綾)
こういう展開も考えているのかと思うと感心しきりです。
そしてラストに「DRIVE ME CRAZY」で締め。
まさに千秋ちゃんの王道中の王道。
文句なし。満点の出来。
前回の優勝以降、自信がついたのでしょうか。
そういう印象すら受けました。
以上、ゲストの小泉千秋ちゃんでした。
●投票結果→ED
ゲストコーナーが無事終わり、いよいよ結果発表。
全出演者が手拍子に乗って登場……あ、ピー○くんが☆★朋★☆さんに抱えられている(笑)
……という事で、出演者6組+ちゅ~☆ちゃん代理の○ーポくんがステージに揃い準備万端。
今回は優勝者が2,000点近い差をつけて優勝したとの事。
ドラムロールの後、優勝者を名乗るひよちんが得票を読み上げる。
そして読み上げられた優勝者は……
・Ma:rchen-holic*
「三度目の正直」なる!
見事、三度目の挑戦にして栄冠を手にしたメルホリの二人。
二人とも笑顔で栄冠のトロフィーを受け取りました。
優勝したけど、どうすればいいか分からないと言った、ちょっと困ったようで、でも嬉しそうな笑顔が印象的でした。
そして2位以下。
実は2位以下は僅差だったとの事ですが、まず2位に飛び込んだのが……
・大島はるな
さすが前評判が高かった「姐御」
噂に違わぬ実力を見せ、カヴァーオンリーにも関わらず2位に食い込みました。
そんな2位の大島はるな嬢に迫った3位は……
・おこ
ソロ初挑戦で見事、3位に食い込みました。
「第13回アキ天キング」の称号はソロでも伊達じゃないところを見せてくれました!
そして今回からEDが変わります。
歌ったのは「愛鯛」
2月のワンマンライブで初披露となったお祝いソングですが、歌詞の中に「メルホリ」を交えFICEが熱唱!
これまで以上に優勝の感激が味わえる演出となりました。
こうして「第25回イカすアキバ天国」はMa:rchen-holic*の優勝で幕と閉じました。
●総括
初出場組が多数を占めた、今回の「イカすアキバ天国」ですが、三度目出場のMa:rchen-holic*が地力を見せ付けたというのが印象でしょうか。
まずは優勝したMa:rchen-holic*。
文句なしの圧倒的な戴冠でした。
前回が言い方は悪いかもしれませんが、千秋ちゃんの奇襲の前に足元をすくわれた感があったのに対し、今回は磐石のステージでした。
正直、前回のステージのままでも、彼女たちは十分勝機はありました。
ただ……前回の敗退が却って良かったのかもしれません。
前回以上に気迫のこもったステージで、その気持ちというか、気合は観ている側からもビシビシ伝わってきました。
勝敗のポイントになったのは、恐らく一曲目。
前回のセトリ、一曲目が「続く世界」(中川翔子)からの二曲目「stone cold」(FictionJunction)という流れ。
決してこれも悪くなかったのですが、一曲目から飛ばすというよりは、二曲目への助走みたいなセトリだったように見えます。
それが今回一曲目「逆光のフリューゲル」からいきなり飛ばしてきたところで勝利を手繰り寄せたと思います。
特に今回、出番が2番手という事もあったので、温まりきっていない客層のハートを、一気に掴む必要性があったように思います。
それに見事に成功した時点で後はもうメルホリのターン。
勢いに任せて二曲目、三曲目に叩き込んで、一気に「ストーリー」を完結させる……磐石以外何物でもない、素晴らしい出来でした。
とにかくこの3回の挑戦で、彼女たちも一つハードルを越えて大きく成長したのでは無いかと思います。
さて5月からは「ぢゃ☆ベストテン」に挑戦する事になるのですが……でもこの時点においては「めでたし、めでたし」という事で宜しいのでは無いでしょうか。
さて続いて2位の大島はるな嬢。
実力の片鱗は見せてくれたと思います。
噂に違わぬ高い歌唱力、そして訴えかける表現力。
どれをとっても今回の出演者の中では上位でした。
しかしオリジナルが無かった時点で本来の大島はるなの持ち味は半減してしているように思います。
同じカヴァーを歌ったとしても、セットリストに組み込まれたオリジナルの世界観で勝負するMa:rchen-holic*と、彼女がカヴァーを歌うのでは根本的な意味合いすら違ってきます。
彼女の場合、やはりオリジナルを交えて大島はるなを表現するべきなのだと思いますし、カヴァーオンリーだと「ただの歌の上手い姐御」で終わってしまう訳です。
よって今回勝負したのは、大島はるなじゃなかった……そう思います。
しかしながら、それでも2位に入るという事は純粋にポテンシャルの高さを評価された結果。
オリジナルを交えて勝負してきたら、戦いの中心になる事はまず間違いない存在だと思いますので、再挑戦の際は注目して見たいと思います。
そして3位に食い込んだのはおこ様。
正直……自分の推しなので、この結果はかなり嬉しいです(笑)ただこのレポートでは極力、私情を排して分析します。
3位に食い込めたのは、しっかりセットリストを決めて、歌いこんできたからこその結果だと思います。
実はソロのオリジナルが「あおときどききみ」しかない彼女。
勝負の鍵はセットリストと、当日の出来でした。
オリジナルを活かすために、どういうカヴァーソングでセットリストを組むかがかなり重要でしたが、今、彼女のレパートリーの中で考えうる最高のセットリストを組んだと思います。
「童話迷宮」(田村ゆかり)と「空色デイズ」(中川翔子)共に、カヴァーとしては王道の盛り上がる楽曲ですが、曲の系統は正反対。
ファンシーでポップな「童話迷宮」と、ギターサウンドでロックな感じの「空色デイズ」、この二曲の連続はあまり観た事が無いです。
そこにオリジナルで多少、ヘビメタチックな曲調の「あおときどききみ」を加え、うまくまとめたと思います。
セットリストという「脚本」が決まった以上、そのための「稽古」を重ねて、当日は歌という最高の「演技」を披露する。
そして結果……今回の「舞台」にかける意気込みが客に評価されたのだと思います。
舞台役者としても活躍する彼女が見せた、まさに「役者魂」全開のステージだったのでは無いかと思います。
ただ今後は5月末に所属劇団の本公演が控えている事もあり、優勝したらしたで本人も困って居たかもしれませんが(笑)次回挑戦時は「主役」を目指して、頑張って欲しいと願う訳です。
……うん。推しとしては、本当に頑張って欲しい訳です(照)
それ以外の方については……。
実はあちこちで4位である事がネタバレになっている(笑)しいにゃこと、夢咲しいな。
ごめんなさい。正直、ここまでやるとは思っていませんでした(謝)
飛びぬけた歌唱力とか、そういうものは無いんだけど、何か不思議な雰囲気を持っています……この娘は。
某マイミクさんの中にも彼女の推しの方々がいますけど、今回のステージで何となく彼女の魅力分かったような気がします。
「応援したい」という雰囲気に、何故かさせられてしまうんです。
そう思わせるのも一種の才能と考えるのであれば、彼女はもしかしたら大化けするかもしれません。
現在のPB☆QUEENのメンバーの中では一番注目していいかもしれません。
次回、観るのが楽しみです。
☆★朋★☆さんは今回、初めて本格的に歌を聴きましたが、上手かったですね。
多分、今回の出演者では大島はるな嬢と双璧を為す、歌唱力の持ち主だと思いました。
ただいかんせん、固定客が殆どいないように見受けられます。
このライブでは頭角を現すとしたら、継続的に挑戦する必要はあるかもしれません。
浮動票を獲得できるだけの実力は絶対あるので、次回挑戦するなら頑張って欲しいです。
麻宮マキさんは歌詞が飛んだのが全てかな。
ちょっと歌いこみも足りず、本番に向けての準備不足だった点も否めないですね。
せっかくCKのオリジナルもいいのが揃っているだけに勿体無い。
ただおこ様と前後して出演した時は、CKとToLadyが直接対決した「第12回イカすアキバ天国」が一瞬フィードバックされて懐かしかったです。
このまま終わらないで欲しいですね。
ちゅ~☆ちゃんに関しては、この一言で終わるだろう……。
ピー○くん(爆)
もう自分は○ーポくんが「アヘ顔」にしか見えません(爆)
ゲストの小泉千秋ちゃんはさすが。
更に成長した感がありました。
ただ夜の部に行ったら、一筋縄ではいかないのは彼女も自覚しているはず……。
今後、どういう風に見せてくるのか楽しみであります。
こうして「第25回イカすアキバ天国」は終了。
しかし以前と違い、喜んでばかりいられないのも事実。
夜の部「ぢゃ☆ベストテン」に上がっても、順調に行けば今回から発動される降格システムが待っている……。
果たしてMa:rchen-holic*は生き残る事が出来るか!?
その前に……この後、行われる「ぢゃ☆ベストテン vol.25」で初めて出演する小泉千秋は残る事が出来るのか……。
そんな訳で夜の部に続く(笑)