【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『第24回イカすアキバ天国』 | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

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2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

【レポート】AnBぷれみあむぅ presents 『第24回イカすアキバ天国』@神楽坂EXPLOSION

※[速報]上げていますが、ライブの詳しい様子はこっちでレポートします。
結果を知っている人も知らない人も、じっくり読んでくれると嬉しいです。

2012年……めでたく新年が明けて早くも三週間が経過しようとしております。
今年はロンドン五輪があったり、世界終末説があったり、色んな事で大騒ぎな年になりそうですね。

そしてこのイベントにとっても2012年は色んな意味で大きな転換期を迎える事になりそうです。

二ヶ月に一度のライブバトル、AnBぷれみあむぅシリーズ。

前回、まかべまおの勝ち抜きにより、夜の部「ぢゃ☆ベストテン」が全11組になりました。
そして今回から夜の部の11位、つまり最下位は「降格」……昼からの再挑戦を余儀無くされます。

つまりこれからは、ここを一度は勝ったとしても油断が出来ない戦いが待っている……。
そういう意味ではよりシビアなイベントになりました。

だがしかし……それでも夜の部「ぢゃ☆ベストテン」の出演を目指し、白昼から熱い戦いは繰り広げられるのであります!

遂に五年目突入!
新春の神楽坂、2012年の行方を占う大一番!「第24回イカすアキバ天国」の様子をレポートいたします。

●開演前

実は結構、客が多くて驚きました。
いつもならもっと少ないんですけどねぇ……。

また開演前のロビーに出演者も多く顔を出してましたね。
新年明けてから初めてお会いする方もいたので、挨拶回りなんかもしました。

そうこうしているうちに映像が流れてましたが、実は今回、個人的に同人誌をこのイベントで販売させてもらうので……そのためのCM動画を作成して流しちゃいました(笑)
まぁ反応はちょっと薄かったけど(笑)
同人誌販売だけじゃなく、CM動画を流すのを許可してくれた主催のFICEのお二方、ありがとうございました。

さてその後、いつも通りお馴染みのBGMにのってOP映像が流れ……。
2012年、五年目の「イカすアキバ天国」が始まる!

●OPアクト

用意されたスクリーンが上がった後、FICEの二人がコーラスのひびぃを引き連れて登場。
歌ったのは「Yes, My Lord」
準備運動も兼ねて、いい具合に体もほぐれました。

出演者、そして諸注意、投票ルールなどの説明を経ていよいよ本編開始。
2012年最初の出演者が登場する……。

●本編

・1番手:little☆sugar(初出場)
2012年初の出演者となったのは、初出場のlittle☆sugar。
メンバーは本来5人ですが、今回出場したのは、小林彩子、安藤なつ、そして……もりさゆる(笑)
小林、安藤両嬢についてはいいとしよう。
しかし常連のお客様にしてみれば、最大のツッコミどころは、なんと言っても……もりさゆる(笑)
ご存知の方も多いと思いますが、もりさゆると言えば……現在のところ「イカすアキバ天国」最多出場記録を保持するゅん((・∀・))ゅんの白湯の「双子のお姉ちゃん」(または本体とか、中の人・笑)でお馴染み。
全く持って初出場の新鮮さが(少なくとも彼女からは)感じられなかった(笑)
もちろんそれ故、初出場なのにいぢられまくる結果となった(笑)
MCでも「初出場のもりさゆるです~♪」と言っても、「えー」と返される始末(笑)
※厳密には「第12回イカすアキバ天国」で、ゲストだったTeamCerisierのメンバー・もりさゆるとして出演したのが初出演にはなる。
ただあまり白湯をいぢっている時と、感覚が変わらなかったのは、本人の普段の言動故だから仕方ないという事で割り切ろう(笑)
さて肝心のステージについて目を移すと……。
ユニットのコンセプトが、チェキッ娘のカヴァーを中心に活動する……ので、自然と楽曲もチェキッ娘中心になる。
一曲目「ピンクのチェリー」(チェキッ娘)から早速、チェキッ娘だった。
なお今回のライブでメンバーの安藤なつが一時的に活動休止になるので、彼女の好きな楽曲を中心にセットリストを組んだとの事。
そんな訳で二曲目は「GO MY WAY!!」ゲーム・THE IDOLM@STERでお馴染みだった楽曲。実は久々に聴いた。
そしてラストは「ありがとう」(チェキッ娘)
こちらもチェキッ娘の楽曲で、チェキッ娘最後の楽曲でもある。
この楽曲の最中、安藤なつの目には薄っすらと光るものがあったが最後まできちんとステージをこなしました。
こうして三曲全てカヴァーで終了。
勝負というよりは、自分たちの今表現したい事に徹したlittle☆sugarのお三方。
次回は今回出演しなかったメンバーを引き連れて挑戦……と言うものの、客層からはゅん((・∀・))ゅんは?という声もチラホラ(笑)
以上、初出場のlittle☆sugarでした。
……しかし、もりさゆるを初出場というのは違和感がある(笑)

・2番手:小泉千秋(出場:3回目)
さていつもならセクシーダイナマイトな胸元全開の衣裳でお馴染みの小泉千秋ちゃんですが、OPからして様子が違う……。
いつもならOPの専用ジングル→「Shake it!」の流れでお馴染みなのですが、BGMが違う。
何をする気だ!?なかなか出てこない千秋ちゃんの姿を探す客がチラホラ……。
そして登場した千秋ちゃんの姿を見て、誰もが言葉を失った……。
ステージの上には……和服姿の艶やかな小泉千秋が居た。
客一同唖然……。
そして一曲目に歌ったのは「かもめが翔んだ日」(渡辺真知子)
マジですかー!?
いや……個人的な話になりますが、実はこの歌、千葉ロッテファンとしては非常に感慨深いんですよね。
実は一時期、千葉ロッテの外野席ではこの歌が良く演奏されていたので(笑)むしろ皆歌っていたし(笑)
※千葉ロッテはマスコットがカモメなので、この歌が愛されていたわけです。
そんな訳でいきなり度肝を抜いた千秋ちゃん、一曲目終了。
MCによると今回、この和服は友人のあやのさんに着付けてもらったとの事です。
そんな和服美人な千秋ちゃん、更には今回の挑戦を最後の挑戦と宣言!
悲壮な決意を胸に、この一戦に臨んできた訳です。
そんな鬼気迫る千秋ちゃん、この後もオリジナルを封印して、敢えてカヴァーで、しかも歌唱力で勝負をかけてきます。
二曲目「恋におちて -Fall in love-」(小林明子)
かつてドラマ「金曜日の妻たちへⅢ」の主題歌……って、1985年の歌か。
音源がやや音割れを起こして残念だったものの、千秋ちゃんの歌声はぶれなかった。
そしてラストに持って来たのは「いい日旅立ち」(山口百恵)
客層からも思わずタイトルだけで「おお……」という声が漏れた。
まさか……ですよ。
確かに以前から激しい曲調のオリジナル以外にも、バラードも歌いこなす実力者ではありましたけど、ここまで徹底した事には感服。
露出も無い。オリジナルも無い。激しいダンスも無い。
ただ一つこだわりぬいたのは、歌で魅せる事……。
しかもこのイベントでは(オリジナリティが無いという意味で)不利になりがちなカヴァーオンリー。
純粋で歌の力だけで勝負を掛けた千秋ちゃん。
果たして「背水の陣」で臨んだ三度目の挑戦は実を結ぶのか……。

・3番手:ダークナースZERO(初出場)
千秋ちゃんがセクシー路線を封印したのに対し、妖しい雰囲気で登場したのは初出場・ダークナースZERO。
所属事務所は最近、多くの出演者を輩出しているPB☆QUEENですが、その中でも異色なキャラクター。
表の顔は現役の看護師という事ですが、果たしてその実態は……。
そんな訳でステージはスタート。
真っ先に手にしている注射器をたまたま最前にいた、まっしー殿に渡す。
どうやらこの注射器を手にしたら、最前固定らしい(笑)
※もっとも、まっしー殿は今回、自分の番組でダークナースZEROを特集したため彼女を応援する気マンマンだった模様。
そんなダークナースZERO。
三曲ともオリジナル構成で攻める事になる。
楽曲は80年代のメタルを彷彿とさせるキレキレのサウンド!
それでいてどこか甘く、妖しい歌声。
一見ミスマッチのようだが、これがハマるとクセになるかもしれない。
しかしMCになると、まるで人が変わったように挙動不審に(笑)
むしろ不思議ちゃんという表現の方が適当かもしれない(笑)
そんな彼女ならではのMCは二曲目「暗黒病棟24時」の後。
現役の看護師らしく、実際の業務でのあるエピソードでしたが……思いっきし下ネタ(笑)
うーん……この手のネタを話するには若干、時間が早いような気もするけど(笑)
翌日の夕方からのライブにネタとして取っておいても良かったんじゃないかと余計な心配もした(笑)
そんなダークナースZEROのアキ天初挑戦は無事(?)終了。
本人はイベント自体を非常に楽しんでいた節もあり、満足した模様。
後は結果がついてくるか……。

・4番手:荻野アサミ(初出場)
続いて登場は大阪を拠点とするアイドルとしては初出場。荻野アサミの登場です。
衣裳は俗に言う「アンミラ」風のメイド服で颯爽と登場。
ただこの衣裳のエプロンが一曲目「Lost days」が終わる頃にはもう外れかけていました(笑)
そんなアサミ嬢、東京では馴染みが薄い……と思いきや、何人か彼女の存在を知っている人もチラホラ。
私自身も実は4年前に一度お会いしたキリだったのですが、当時と比べて方向性も変わっており年月を感じましたね。
二曲目は外れかかっていたエプロンを取り外して歌った「ASAMI to Heart」
彼女が主演の特撮映画「クラッシャーアサミ」の主題歌で、歌詞の中にも「クラッシャーアサミ」と連呼して入る(笑)
この楽曲が妙に懐かしいヒーローものの雰囲気を出していたのも納得(笑)
そしてラストに「せつなさみだれうち」
タイトルはともかく、なかなかカッコイイ楽曲ではありました。
ただ最初にこのタイトル聴いた時は「クラッシャーアサミ」の路線が続く?と思っていましたが違いましたね(笑)
そんな訳で大阪から初出場の荻野アサミ嬢。
ステージ終了後の絡みMCでも面白いトークを展開。
現役薬剤師である事をいじられたり、また「クラッシャーアサミ」もいじったり。
ちなみに主催のFICE、どうやらこのたび「クラッシャーアサミ2」に出演するとか(笑)
ただ同時上映予定の「コンドームマン」の方に出たがるあたり、さすが「コンチ音頭」を作った人たちだけの事はある(爆)
そんなFICEとの絡みもうまくこなした、荻野アサミ嬢。
大阪からの挑戦は実を結ぶのか……。

さぁここからは神楽坂以降、上位経験者による三連発!
まず最初に登場したのは……。

・5番手:終☆了\(^o^)/(出場:2回目)
前回衝撃的なアキ天デビューで3位を飾った終☆了\(^o^)/(オワタ)。
前の出演者・荻野アサミと同じ大阪出身として負けられないと水沢ゆうにも気合が入る。
ピンクレディーの「UFO」のイントロにあわせて登場し、まず最初に始めたのは準備体操……その名も「終☆了\(^o^)/体操第一」(爆)
……説明すると某国営ラジオ放送でお馴染みの体操が一部おかしくなっているもの(笑)
途中で「オワタ\(^o^)/」のポーズを何度も取る、そんな体操(笑)
それが終わると「終☆了\(^o^)/体操第二」(笑)
しかしここは一転して、激しいヘッドバンキングや、数々のダンスを皆でやるというもの(笑)
この時点で既に無茶苦茶(笑)
確かにダンスユニットだけど、終☆了\(^o^)/の激しさは今や業界でも有数ではないでしょうか?
そんな訳でこの後もヘッドバンキングやら、そんなんばっかしで中盤が終わり既に息切れ(笑)
そしてラストに持ってきたのは……「告白」(FICE)
最後の最後でFICEの「告白」かというと……まぁ途中の本来ならFICE・炎の台詞のところで、タコサムが客にサランラップ越しにキスをするという罰ゲーム……もとい段取りがあるから(笑)
いつものパターンだと、多分、きゃんでぃ♪が餌食になるはずなのだが……呼ばれたのはPAのケンさん(笑)
まさかの指名に悪寒を走らせるケンさん(笑)
水沢ゆうの告白の背後でサランラップを用意する少女☆タコサム……(笑)
そしてサランラップ越しに熱いキスを交わす、タコサムとケンさん(爆)
……あぁそういえば、前回は自分が餌食だったなぁ……と当時の悪夢を思い出しながら、この様子を見ておりました(笑)
こうして終☆了\(^o^)/のステージは無茶苦茶なまま終了……いやいや「終☆了\(^o^)/」(オワタ)のであります(笑)
今回も濃厚なステージを魅せてくれた二人……果たしてどうなるのでしょうか!?

・6番手:Ma:rchen-holic*(出場:2回目)
こちらは前々回の3位!Ma:rchen-holic*の登場。
既に前々回の上位2位の森永まみ、まかべまおが「ぢゃ☆ベストテン」行きを決めているだけにここは決めたいところ。
一曲目「続く世界」(中川翔子)からスタート。
途中、若干歌詞が飛んでしまう場面が見受けられたものの、大きなミスは無く順当に終了。
そして続けてもってきた二曲目に「stone cold」(FictionJunction)
前々回、最後これに繋げて3位をもぎとったと言っても過言では無い楽曲。
今回も彼女たちの歌声からは、熱気がこもっていた。
気合が入っているし、充実しているように見受けられた。
しかし実際には、この日の朝起きた電車事故の影響でリハで遅れるなど、微調整の不足に不安が隠せなかった模様である。
短めのMC(二曲目が6分超なので仕方ないか)をはさみラストはオリジナルの「Unlimited-World」
……さて今回の彼女たち世界観を考えてみた。
「続く世界」から始まって「stone cold」……そして最後は「Unlimited-World」直訳すると「限界の無い世界」
彼女たちが表現したかったのは「世界」だったのかなぁ……。
ちょっと考えれば、考えるほど深みにハマりそう。
だけどこのセットリストは、確実に勝負をかけていたし、この順番が一番だったと思います。
とにかく熱かった!
確かにリハに遅れるなどハンデがあったものの、今出せる全ての力は出せたはず……。
前々回3位の「メルホリ」果たして今回の結果は如何に……。

・7番手:姫ネエ(出場:9回目)
トリを飾るのは、前回2位に食い込んだ姫ネエ。
ちなみにこの日の衣裳は、あの「風の谷の……」お方です(笑)
まぁ出番前からこの衣裳で歩き回っていましたので、驚きはしませんでしたが、肩にいるはずの小動物は何故かバナナ(笑)
そんな訳で一曲目「ばななんぬ!」からスタート。
安定感、そして安心感のある姫ネエさんの歌声が相変わらず素敵です。
そして何故かこの会場は二階席もあるらしい(笑)
(サビの部分で「二階席の皆さんも~!」と言っている・笑)
続いて歌ったのは、姫ネエといえばこれ「柔突起」
もう元ネタ歌っているブリーフ&トランクスの存在すら忘れ去られているくらい、彼女の代表曲(笑)
なんだろう……もうこの歌を聴いたら、安心出来るんだよね(笑)
熱く「柔突起!」とか「赤血球!」とか叫べる安心感(笑)これは本当に半端無い!(爆)
でもここまでセットリストが前回と全く同じ。さすがにこのままは……と思ったところでラストは変えてきました。
ラストは「貴方のものは貴方のもの、私のものも貴方のもの」
出た、逆ジャ○アン(笑)
しかしまぁこの歌を歌っている時の姫ネエは本当に乙女だよね(笑)
彼女が本当に、今、業界を騒がせている森野王子の中の人とか(笑)今年で39を迎えるとは、到底思えないんだけど(笑)
ある意味、魔女!(笑)
そんな姫ネエさんも、そろそろ勝ち抜きたいところ。
果たして今回の結果は……以上、姫ネエさんでした。

こうして全7組によるステージは終了。
投票タイムとなりますが、実は一番最後に投票したのは自分。
今回は最後まで迷いました。点数計算間違えてないか、何度もして……。

そして集計タイムに入ります。
果たして今回の結果は……。

●ゲスト

……と毎度お馴染み、ゲストタイムに突入します。
今回のゲストは、前回、第23回イカすアキバ天国を優勝した、「まおまお」こと、まかべまおの登場。

一曲目は懐かしいところで「夢みる少女じゃいられない」(相川七瀬)
いきなり懐かしいなぁ……と思い聴いてましたが、選曲理由が面白い(笑)
彼女のオリジナル「SPIRAL」と歌いだしが似ていると言われたから、試しに歌ってみたら歌えたというのが理由(笑)
確かに違和感無く普通に歌っておりましたなぁ。

続いて二曲目がオリジナルの「引力」
序盤のまおまおを盛り上げるにはもってこいのナンバーだと思います。
前方の固定ファンもこれで大いに盛り上がっていましたからね。

さてMCを挟み、三曲目は「HONEY」
この楽曲、あまり聴いた事は無い。むしろ初かもしれないけど、結構好きな感じかもしれない。
そして四曲目に新曲の「深海」とここは連続で披露。
歌い手としての彼女の真骨頂を垣間見た感じがします。

そんな訳で二曲→MC→二曲→MCという流れが続き、ラストも二曲連続。
五曲目は彼女のキラーソング「SPIRAL」
……そして思った。
イントロの部分……確かに「夢みる少女じゃいられない」に似ていると(笑)
連続で歌ったら、同じ楽曲連発に聴こえ……ないか?(笑)

ラストは「Over The Future」
ただしオリジナルの可憐Girl's版ではなく、リミックス版。
確か以前、まおまおがこの楽曲をカバーしている事でも有名で、オリジナルが出来る前までは、まおまおの代名詞とも言える楽曲でした。

そんな訳で30分間、まおまおの魅力あるステージが繰り広げられました。
この後初登場する「ぢゃ☆ベストテン」にも、期待が膨らむようなステージを披露してくれました!

●投票結果→ED

ゲストコーナーが無事終わり、2012年最初の結果発表。
全出演者が手拍子に乗って勢揃いする。

ここで伝えられたのは、なんと優勝者が3,000点もの大差をつけているという事!
誰がそんなダントツで勝ったのか……。

ドラムロールの後、優勝者を名乗るひよちんが、いつもより長めに全出演者を見回し、そして読み上げられた優勝者は……

・小泉千秋

……その瞬間、驚きの表情と共に彼女の目からは大粒の涙がこぼれました。
自身、最後の挑戦と決めて臨んだ大一番、見事に大輪の花を咲かせる事が出来ました。
優勝した彼女はもちろん、この日、着付けのために訪れたあやのさんら関係者の目からも涙がありました。

今回からPAが用意したファンファーレに乗せて、トロフィーを授かる千秋ちゃん。
その姿は普段我々が知っている、あっけらかんとした彼女ではなく、歓喜の涙を流す……だけどとても輝いている一人の歌い手でした。

そして2位以下。
優勝には遠く及ばなかったものの、着実に点を重ねた……

・Ma:rchen-holic*

前々回の3位から、着実にランクアップ。
優勝は出来なかったものの、確実に成果を挙げた彼女たちからは、満足感からか安堵感からか……ほっとしたような表情が見えました。

そして大混戦の3位以下。
5位までとの点差は僅差だったとの事ですが……

・荻野アサミ

見事、大阪からの初挑戦にして3位に食い込みました。
こちらは驚きつつも、嬉しそうな表情で歓声に応えていました。

こうしてED「夢旅」で締めとなり、2012年最初の「第24回イカすアキバ天国」は、小泉千秋の優勝で幕を閉じました。

●総括

2012年最初の「イカすアキバ天国」
新年一発目から驚きました。

その立役者はなんと言っても、優勝した小泉千秋。
自分の得意とするスタイルを完全にかなぐり捨てて、もぎ取った勝利はお見事としか言い様がありません。
着物といい、選曲といい、今までと違う自分、そして「歌」に徹して自分の勝負ポイントを絞ってきた彼女の度胸が、今回は勝ったというべきでしょうか。
いわば奇襲にも近いものでしたが、例を挙げるなら第20回を優勝した゚*☆姫乃☆*゚ちゃんの「奇襲」とはまた違ったタイプのもの。
゚*☆姫乃☆*゚ちゃんの場合、元あるものの中から、奇襲に使えそうな物をかき集めてぶつかっていったタイプの奇襲でしたが、千秋ちゃんは完全に一から根底を引っくり返して、全く違う自分を作っての奇襲。
正直、今までの自分が築いてきたもので勝負しないという意味では、とても不安があったんじゃないかと思います。
ただそれでも今までのやり方で勝てないのを悟った上で、しかも最後の挑戦と開き直って勝負に徹したのが良かったと思います。
しかし……正直言うと3,000点は差がつき過ぎたような気もします。
優勝という結果に文句はつけませんが、若干過大評価、もしくは(言い方悪いけど)同情票がやや多めに集まった感もあるかと……。
却ってこの結果が次回「ぢゃ☆ベストテン」において反動となり、また足かせとならなければいいのですが……。
ステージのスタイルをどうするかは分かりませんが、油断すると昇格即降格なんて事もあるので頑張って欲しいです。
そういう意味では彼女の本当の意味での実力、そして評価は次回下されるかもしれません。

続いて2位になったMa:rchen-holic*。
この結果を良しとするか、それとも無念と評するか……非常に判断が難しい。
確かに前々回3位よりは確実に勝負に徹していた感もあるし、非常に良く盛り上げていた。
しかし一方で交通事情による遅れで準備不足もあり、不運にも見舞われた感はある。
全力を出し切れたのか、そうでないのか……また今回の千秋ちゃんとの力関係も難しい。
確実にステップアップしているという観点、そして相手に流れが行き過ぎたという観点からすると、今回の2位という結果、悲観する必要は無い。
だがここで満足してはいけない部分があるのも事実で、彼女たちがもう一つ上を行くためには足りない物を補う努力も必要である。
とにかく今回は2位。次回出演時は「三度目の正直」を目指して頑張って欲しいところです。

そして3位の荻野アサミ。
これもまた驚きました。
神楽坂に会場が移ってから、今まで馴染みが無いところが3位に入るパターンが多くなってますが、今回の彼女もその例に漏れず。
(調べたら神楽坂移転後、第21回以降、3位は全て初出場組)
3位に入れたのは東京に馴染みが薄いのでそのキャラクターが新鮮な目で迎えられた点が大きいと思います。
また大阪から挑戦してきた心意気も、彼女の得点に大きく貢献したと思います。
恐らく本当の勝負は次回以降。
「大阪からの挑戦」というステータスも、出演を重ねるごとに新鮮さが無くなり、彼女のポイントとしてプラスにならなくなるでしょう。
むしろ次回以降は回数を積み重ねて、いかに荻野アサミというキャラクターを魅せていくかがポイントになりそうです。
しかしとても面白いキャラクターをしているので、十分通用するものと私は思います。
そんな訳で今から次回挑戦が楽しみですが……果たして、次はいつになるのでしょうか?(笑)

それ以外の出演者については……。
前回2位、3位が尽く敗退。

前回2位の姫ネエ。
なかなかいいステージだったし悪く無いと思ったんですけどね……。
ただセットリストが3曲中2曲が同じなのは、連続出場で不利に働いたかもしれません。
セットリストの工夫が必要かもしれませんね。

前回3位の終☆了\(^o^)/。
相変わらず強烈なまでのインパクトを残す事には成功。
逆に終☆了\(^o^)/は今のスタイルを徹底して勝ちに行くしかないでしょうね。
とても面白いので、またの挑戦が楽しみです。

初出場のダークナースZERO。
今回は初挑戦という事もあり、このイベントの雰囲気に慣れるのが最優先だったようにも思えます。
なかなか面白いキャラクターなので、後は客の認知と、ステージの出来次第でいくらでも伸びる気がします。
そういえばこのイベントの翌日、所属事務所・PB☆QUEENを脱退した模様……。
これからもこの特異なキャラを前面に出していければ……ってところですかね。

同じく初出場のlittle☆sugar。
今回は安藤なつちゃんの卒業式に終始してました(汗)申し訳ないけど、勝負の観点から言ったら問題外。
ただ今回のセトリ、そしてユニットの方向性から判断するとlittle☆sugarとして勝つにはあまりにも厳しい気が……。
やっぱり「双子の妹」で勝負ですかね……さゆるさん(笑)

最後にゲストだった、まかべまお。
さすが前回優勝者だけあって圧巻でした。
30分でも十分オリジナル、カヴァー交えて勝負できるところが証明できた部分は大きい気がします。
果たしてこれが夜の部で、どう勝負するか……それに尽きますね。

こうして結果を見ると、上位3組はイベント開始前の予想からすると、結構意外でしたが納得できる部分もあったりします。
2012年も面白いイベントになる事だけは間違いないと確信した回でした。

2012年の「イカすアキバ天国」
今年の「アキ天」は今までと違ったものになるのか?それとも……。

そんな訳で夜の部に続く(笑)