【レポート】BOTATAN@池袋・BigBangBox | ヒトデ大石のなんとなくレポート置場

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2011年8月「ヒトデ大石のどんなブログにしようか検討中。」からタイトル変更。
ライブイベント、舞台観劇のレポートを中心に書いていこうというブログ。
以前はmixiが主戦場だったけど、今はこっちが主戦場(笑)

※このライブイベントは5/3に行われたものです。例によって超遅筆モードです(笑)

インディーズアイドル業界において「バースデーライブ」は一つのステータスとして確立しつつある。

ファンに祝ってもらうためのイベントとしての機能はもちろんだが、主役となる人物の交友関係の広さが分かる縮図みたいなものである。
通常「バースデーライブ」は自分の誕生日を祝うためのライブであり、営業的な側面を一切排除した内容となる事が多い。
よって共演者は本当に公私ともに仲が良かったり、もしくは同じライブで共演する機会が多い出演者が中心となるものである。

通常のメジャーなアイドルではまず有り得ないお話だが、個人(もしくはユニット)単位の繋がり、結びつきが非常に強いインディーズアイドルならでは現象だと私は思っている。

話がそれました。
さてそんな中、5/3に行われたこの「BOTATAN」は、大和撫子のリーダー・牡丹のバースデーライブである。
牡丹の略称「ぼたた」と誕生日の「誕」をかけて「BOTATAN」である。

ファンがこの日のために準備に余念が無いのはもちろん、共演者側も気持ちは同じである。

しかしこのバースデーライブ、牡丹の世界観がたっぷり詰め込まれたライブとなっていた……。

今回はそんな「BOTATAN」の様子をレポートしたいと思います。

●開演前

いつも通りチームやまなでの皆様が開場前から会場前に待機して準備に余念がありませんでした。
この団結力は今やインディーズアイドル業界でも屈指の団結力だと思います。

そんな皆様の準備を横目に開場を今か今かと待つ自分。

そしていざ開場。入場するのですが……。

受付嬢をしている百合ちゃんがやたら柄が悪い(笑)
しかもその格好は……!?(笑)
同じく会場内をうろついている芍ちゃんもその格好は……(笑)

うむ。二人とも似合っているのだが、なんだかなぁ(笑)
そんな感じ。
そして会場は何故かオールシッティング。

???

いつもとは明らかに何かが違う。
果たして何が始まるのか……。

このようにじらされて、じらされて、予定より遅れる事20分ほど。
ようやく「BOTATAN」の幕は上がったのだ……。

●第1部(BOTAN海賊団編)

……肝心の主役、ぼたたこと牡丹は現れず。
しかし前方に映ったモニターに映し出されたのは……ぼたた!

なんとなんといきなり映像でのスタートとなったのだ!
これには意表をつかれました。
映像で「Welcome To My FanClub's Night!」(May'n)を熱唱するぼたた。

そして映像が終わると、今度は生のぼたたが登場。
「キニシミタモウコトナカレ」(May'n)をいかにも女海賊という衣装に身を包み熱唱!
カッコイイ!カッコイイぜ!ぼたた!
そして続いて「LOVE.EXE」(桃井はるこ)
シャボン玉が両サイドから人力で(笑)大量発生。ぼたたのステージを鮮やかに彩る!
この楽曲好きな人が多いから盛り上がる……はずなのですが、オールシッティングのためノリがイマイチ(爆)
うーん。まぁこれも演出上の事だから、仕方ないっちゃ、仕方ないんだけどね。

さてここからはある意味、ミュージカル……いや演劇仕立て?
概要としてはBOTAN海賊団の中に敵が紛れ込んでいる。
その名は……「生薬」(笑)

その「生薬」を見つけ出し、さぁ戦うぞ!
……的なノリなんだけど、海賊団メンバー一人一人がふるいにかけられるために歌を歌うという流れ(笑)

まず最初に疑われた(?)のは名前からして一番それに近い……。

・芍薬
いかにも海賊の下っ端的な衣装が妙にかわいかった芍ちゃん。
背が低いので、妙にこの手の衣装が似合う(笑)
バンダナに横シマの衣装って、反則だろう(笑)
まず一曲目に歌ったのは「ETERNAL BLAZE」(水樹奈々)
相変わらずうまいねぇ。本気を出した芍ちゃん、パネェ(笑)
続いて「God knows...」(平野綾)で会場を一気に暖める。
オールシッティングではあるが、この頃には皆、声も出始めていたねぇ。
ラストは「青空のナミダ」(高橋瞳)で締めて終了。
ソロ芍ちゃん、久々に拝見したけど、相変わらず高いクオリティで良かったです。
ってか、かわいいよ。かわいいよー、芍ちゃん(爆)
(これ以上言うと、ミラクルさんや、おとん。さんあたりに睨まれそうなので自重)

……という事で芍ちゃんは問題無しという事で生薬じゃない。セーフ判定。
(何を基準にしているか不明だが)

続いて登場したのは……

・百合
こってこての海賊の衣装に身を包んだ百合ちゃん。
眼帯もしていて、いかにもって感じがナイス。
ただしこの眼帯をしているせいか片目の視力は殆ど無かったみたいだ(笑)
さてそんな百合ちゃんの選曲、どれも渋いアニソンって事で……。
ここで三曲全部、挙げておこう。

「舞風」(吉岡亜衣加)
「ハートの確率」(blue drops)
「片翼のイカロス」(榊原ゆい)

……どれ一つ分からなかった……(爆)
百合ちゃん、選曲がコア過ぎます(笑)
一つずつ解説をすると「舞風」はアニメ「薄桜鬼 碧血録」のOP。
「ハートの確率」はアニメ「そらのおとしものf」のOP。
「片翼のイカロス」はアニメ、アダルトゲームの「H2O」の主題歌。
自分は全滅でしたけど、中には全部分かった強者もいたとか(笑)
歌はわからなかったけど……でも相変わらず歌はうまいな。という事で……。

そんな訳で百合ちゃんも生薬じゃないという事でセーフ判定。

そして今回、もっとも怪しい人として登場したのが……。

・遊佐麻友美
色んな意味で一番怪しいでしょう(笑)
全身黒づくめの衣装で確か……「タッチ」歌ったよね?(パンクバージョンの)
「邂」(月光華)ではなかったはず(うる覚えでごめーん)
しかし相変わらず、テンションが高いというか、ハチャメチャというか……。
まぁそんな破天荒な彼女のステージ。

疑惑な判定ながらも、彼女も生薬じゃないという事でセーフ判定(笑)
あまりにも疑惑の判定ゆえ、客席からもブーイング(笑)

そして最後に残ったのは……。

・桑名美沙子
みさっちこと、桑名美沙子嬢。
海賊団の歌姫……という事で、他のメンバーと違いドレス調のかわいらしい衣装だった。
メンバー中、一番女性らしかった。
ってか、惚れた(爆)
歌ったのは「流星群」(鬼束ちひろ)
ドラマ「TRICK2」の主題歌になった歌ですな。毎週ドラマ観ていたのでかなり印象深いです。
……ってか、ごめん。激ウマ!
鬼束ちひろを難なく歌いこなすこの歌唱力は何!?

もうこれは文句無し。セーフ判定!
会場からも万雷の拍手が贈られてました。

しかし肝心の生薬は見つからず……。
すると海賊団メンバーから、船長の歌も聞きたい!って声が多数……。

そこで牡丹船長が歌ったのは、「Touch and GO!!」(林原めぐみ)
……懐かしいんですけど!(笑)
もう何年前の楽曲なんだろう……あぁでも牡丹船長、惚れ惚れしてしまいますぜ!

……と、牡丹船長の素敵な歌声を堪能した後で、ようやく海賊団の敵、遊佐さんそっくりな生薬が登場(笑)
牡丹船長との激しい攻防の末、生薬が牡丹船長を追い詰める!
絶対絶命、危な~い、牡丹船長!

……このタイミングで時間が止まり、芍薬、百合、桑名の三人による「Shangri-La」(angela)が歌われる。
即席ユニットとは思えないハーモニーとか、ハモリとかどれも素晴らしい物があった。
この三人の組み合わせはかなり貴重だと思われます。これは聴きごたえあった。

……こうして牡丹船長はピンチを脱出。
その後は某鼠の国よろしくな(笑)ミュージカル風な演出でBOTAN海賊団と生薬の激闘が繰り広げられ、最後は海賊団の勝利で幕を閉じた。



……そんなミュージカル仕立ての第1部「BOTAN海賊団」編は終了。
その後は海賊団撮影会を経て、第2部へと移行する。

●第2部(大和撫子編)

ここからはいつものやまなでのステージ。
今回はオリジナルオンリーで立て続けの披露となります。
なおこの時点で「牡丹」と書かれた某ジャニ風な団扇が大量に用意されていたりネタの仕込みは十分(笑)

そういう訳で一曲目は「One For All」からスタート。
先ほどまでのオールシッティングから開放され、いつものように立って応援する席の皆様(笑)
やっぱりこっちの方がいいよね(笑)
続いて二曲目は「桜撫子」
ちょうど一年前に音源化された、やまなでの二曲目のオリジナル。
鳴子のリズムが会場中に響き渡り、躍動感を作り出していく。

さてここまでお気づきだと思いますが、今回のやまなでのステージはオリジナルを発表した順に時系列で追ってます。
……という事は次は「RUN RUN GIRL」
いつもと違うのは、この曲は百合ちゃんセンターなのですが、ぼたたセンター固定。
そんな訳でいつもとちょっと違う「RUN RUN GIRL」がスタート。
サビの部分でこれでもか!?というくらいの盛り上がりを見せていたところ、2番のサビで変化が……。

突然、百合ちゃんが「ハッピーバースデー」とかぶせてきた!
ここでサプライズ演出!皆でぼたたの誕生日を祝うコーナーに早変わり。
もちろん普通にお祝いもするんですが、一番笑ったのはケーキ関係。

いきなり流れる百合ちゃんと遊佐さんによる料理番組風の映像。
バースデーケーキを作っているのですが、遊佐さん何もしなさ過ぎ(笑)
更に出てきたケーキ、全然違うし(笑)
(もっとも映像を作ったのが、今回のイベントの二週間前なのでケーキを保存できる訳ないのだけど)
だけど客層が用意したケーキは豪華でした。
ケーキを目の前にして嬉しそうなぼたたが印象的でした。

その後は再度、「RUN RUN GIRL」を披露。
実はこのライブ、ぼたたの誕生日以外にも大和撫子にとって一年ぶりの音源発売の「レコ発」ライブという側面もありました。
今回発売される音源は「RUN RUN GIRL」そして最後に歌う楽曲が収録されておりました。

ラストに歌ったのは「大和万華鏡」
これも普段は芍ちゃんセンターですが、ぼたたセンターでした。
……いや圧巻でしたね。
よく考えたら一年前「桜撫子」が音源化された時、彼女たちのここまでの進化は想像できなかった。
ただただ……会場に小刻みに鳴り続ける鳴子のリズムに身を任せ……楽曲と一体化していた自分がそこにいました。

……こうして大和撫子、オリジナルオンリー編成の第2部は終了しました。

そして「BOTATAN」は終了……するはず……なかった(笑)

●アンコール

さてここからはアンコールコーナーなのですが、ほぼ無計画(笑)
ある音源、ある音源から、流すだけ流すといういわば、ぼたたで遊ぼうコーナー(笑)
意外と百合ちゃんが一番楽しんでいたような(笑)

1部で歌った「キミシニタモウコトナカレ」、「LOVE.EXE」は今度は皆で立って盛り上がってもらいたいという理由で再度歌ったり。
懐かしいところで「BELIEVE」を出してきたり、「ダイヤモンドクレバス」をアカペラで歌ったり……。
「キューティーハニー」を出してきたり……。

いやこのへん意外とメチャクチャだったから、記憶が曖昧だなぁ(笑)
途中一回終わったと思ったらダブルアンコールになったりして(笑)
「邂」(月光華)で締めだったっけ?忘れているなぁ(笑)

……とまぁ色んな意味で、ぼたたテイスト満載な「BOTATAN」はこうして無事(?)終了いたしました。

●総括

ぼたたによる、ぼたたのための、ぼたたのバースデーライブ。

そんな感じですよね(笑)

個人的に面白かったのは第1部の演出。
あれは今まで無いものだったと思うし、ぼたたの遊び心が満載で観ていて楽しいものでしたね。
普段のライブでは絶対出来ない演出でしたからね。
エンターテイナー・ぼたたの真骨頂が発揮されていて、観ている側としても楽しいライブでした。

ってか、いっその事、大和撫子+遊佐&みさっちの5人で本格的なミュージカルに挑戦してみては?(笑)
絶対何か面白い事が出来るって(笑)
それくらいの可能性を感じましたね。

第2部はオーソドックスだったけど、これぞ大和撫子というステージ。
今あるオリジナル全て出したところに彼女たちの全力と本気を感じましたね。

アンコールは完全に余興(爆)
ただしどんな曲を出されても、歌いこなせるぼたたの能力には脱帽。
準備無しでここまでできるという事は普段の基礎が出来ている証拠だと思います。

とにかくぼたたの能力の高さ、そして共演者、ファンからの愛情を再認識できたライブでした。

そして最後に……。

ぼたた、お誕生日おめでとう!



……二週間遅れだけど(爆)

※なおこの「BOTATAN」この後は夜の部、深夜の部まで続きましたが割愛させていただきます(笑)
自分、夜の部は裏開催にいたし(笑)