……ついに5日間に及ぶ全公演が終了した、ジャングルベル・シアター2011年冬公演「悟らずの空」
気がつけば、9公演中なんと4回も観に行った。
最も若かりし頃から、某声優の一つのライブツアーを10回近く観るような事や、某インディーズアイドルのライブを年間皆勤してきた経歴を考えればこれくらい……。
……と言いたいが、同じ舞台を4回はさすがに初だった(笑)そして疲れた(笑)
これは人によると思うが、舞台は観賞するのに、凄い集中力を要するものなのだ。
テレビやビデオと違って生ものだから、一瞬、一瞬を見逃せないから、本当に集中して観るのだ。
舞台の上に立つ役者と、同じ空間で同じ時を共有する。
ともすれば、役者の息づかいや、汗、熱までが今目の前で観ている我々にまで届きそうになる。
しかし自分たちが手を伸ばそうとすれば届くはずの舞台の上が、決して手の届かない異世界としてそこに存在するのだ。
それが舞台の最大の魅力だと私は今回、改めて感じました。
……と、前置きが長すぎました。
塚本嬢の話の通りならば今頃、出演者、関係者の皆様は夜を徹しての打ち上げの真っ最中だろう。(これを書いている時点ではまだ1:40頃)
そんな私も気持ちだけは池袋に向けて……ビールを片手に今回の舞台の総括でも、してみようと思う次第です。
打ち上げの真っ最中の酒の肴にするも良し。
もしくは後日、冷静に読んで何か思うも良し。
今回この舞台を観た人も、そうでない人も、思い出しつつ色々読むも良し。
……って事でいきましょう。
ちなみに終演したので、ネタバレはガンガン有りでいきます。
●15分前企画
ジャングルベル・シアター名物でもあるこの企画。
今回はベースとなっている「西遊記」の簡単な紹介。
赤い衣装を羽織り、如意棒を持って孫悟空に扮した野上あつみ嬢のナビゲーターで始まる。
ここでは西村、神田、福津屋の三氏を除いた7人のジャンベル団員による殺陣を交えてのあらすじが紹介される。
最近の中国映画に多い、武器を避けたりするスローモーションの動作を交えて、分かりやすく紹介している。
なおこの殺陣に参加しているメンバーの半数は本編では殺陣に参加しない。
なので彼らの殺陣が見れるのはこの企画だけなのだ。
ちなみにこの企画で沙悟浄は最初、河童として出てくるが、それを松宮かんなさんが「きゅー」と演じる(笑)
ジャンベルファンにとって、正直、ここが笑いどころであろう(笑)
なおこの企画の際、野上あつみ嬢のファンの多くが熱心に写真を撮っていた姿も印象的だった(笑)
(この企画の際は撮影OKである)
●本編(簡単なあらすじ)
旧正月の祭のシーンから物語は始まる。
多くの露店が立ち並ぶ中、幼き日の三蔵法師(程嶋しづマ・以下敬称略)は通行人に突き飛ばされたところを、物乞いの女に助けられる。
しかしそれを怪訝そうに見つめる母。
物乞いの女に何かお礼をしたい三蔵だが、母は物乞いの女の存在自体を「見えないもの」として否定する。
母に買ってもらった饅頭を差し出そうとするが、母によってその饅頭ははたかれ、地面に落ちる。
しかしその饅頭を拾い食べようとする物乞いの女は、饅頭を三蔵に差し出そうとし……。
そして入るナレーション。
舞台の袖から出てきたのはお馴染み孫悟空(西村太一)、猪八戒(浅野泰徳)、沙悟浄(斉藤佑介)の三匹の妖怪。
ドラの音が鳴り響き、始まるオープニング。
音楽に合わせ出てきては踊る。まるでドラマか映画のようなオープニングが目の前に展開される。
全ての出演者が順に登場し、最後には総勢21名によるダンスが披露される様はまさに圧巻!
こうして今までのジャンベルには無い、壮大なドラマを思わせるオープニングで物語の幕は上がる……。
オープニングの後、場面は一転。竹の生い茂るの森の中。
母親を探す少年・黄(塚本善枝)と、それに協力する坤宮道士(大塚大作)
森に不気味な気配が迫る中、少年は母の探索を急ぐ。その後で風邪を引いた三蔵を背負い出てくる悟空と悟浄。
二人が言い争いをしている中、村か宿を探しに行っていた八戒が戻ってくる。
すると美女を二人連れて、宿を見つけてきたと自慢気に話すのであるが……。
……とあらすじはここまでにしておきましょう(笑)
こっから先は恐らく今年の秋頃にDVDが発売されると思うので、そちらを参照に(笑)
とにかくこんな感じで、最初から一気に世界観に引きこまれてしまう。
だが今までのジャンベルでは、このようなオープニングは一切無かった。
パンフレットで主宰・浅野氏が触れていたように、幼き日に触れたテレビドラマ「西遊記」に触発されて作ったのが、今回のオープニングだったのかもしれません。
そう……これは浅野氏なりの「西遊記」に対する尊敬と挑戦だったのではないか!
今更ながら感じるのです。
またこのオープニング前の幼き日の三蔵の旧正月の話は後半、彼の過去を語る上で重要な伏線となっていくので、話のめぐらし方は相変わらず秀逸だと思います。
その後は多くの妖怪が出てきては舞台狭しと大暴れ!
「西遊記」という物語を演じる上で、今回は殺陣が切っても切り離せなかったのですが、本当に縦横無尽に良く動きました。
これまたジャンベルの今までの舞台には無い、とても派手で迫力のあるシーン満載でした。
しかし見せるところは見せるのも、ジャンベルならでは。
各登場人物に主張や、想いがあり、それを紡いで一つの集大成に持っていく術はさすがだと思いました。
初日こそ殺陣の派手さにばかり目が行ってましたが、回を重ねるごとに各登場人物ともそれぞれの役に殉じ、そして役と共に成長したと感じます。
それではここからは各出演者について延々と語るとしましょう。
(多分、出演者の方はこっからが一番、気になるのでは?・笑)
・程嶋しづマ(三蔵法師)
ケッケコーポレーション所属。客演は2007年「草薙の風」(クメイ役)以来2度目。
理想や志を追い求めつつも、世の中の現実を目の前に挫けそうになる非常に人間くさい三蔵法師を好演。
偉ぶってなく、非常に自然体な演技が全体を通して爽やかだった。一方、劇中、柳花に誘惑される時の動揺っぷりが、非常に笑いを誘った(笑)
三蔵にしては若々しい印象だが、「草薙の風」の時とはだいぶイメージが変わった。
・西村太一(孫悟空)
ジャンベル劇団員。実質、本編の主人公。主演は2009年「サラマンドラの虹」(半崎修造役)以来。
まさに孫悟空のイメージを地で行った演技を全編に渡り見せ付けてくれた。ジャンベルの看板俳優として、余す事なくその実力を発揮したものと思われる。
派手な殺陣、そして締めるところは締める決めっぷりは流石の一言に尽きる。
終演後、最後に一人立って立ち振る舞うその姿も、まさに看板俳優に相応しい姿だった。
・浅野泰徳(猪八戒)
ジャンベル劇団員。座長にして、今回の作・演出でもある。
前半から中盤にかけてこそ、女好きのだらしない猪八戒を演じてみせたが、後半の立ち回りは見事。
特に金鶏、銀鶏兄弟を倒したシーンは劇中でも屈指のハイライトである。
主宰として一番美味しいところを持っていった感もあるが(笑)カッコイイ八戒を見事演じてみせた。
・斉藤佑介(沙悟浄)
客演。今回がジャンベル初出演となる。
今回の三蔵一行の中では一番の知恵者として扱われ、台詞も非常に多く弁も達者だった。長身故、直立して立っている時は非常に見栄えがしたのも特徴的。
また中盤、自らの業を語り、苦しみにむせぶその姿が非常に印象的だった。
知恵者としての役回りを見事に演じ、悟空とは対照的な役柄として、お互いを引き立てあっていた姿が印象的だった。
・村井みゆき(水玲仙女)
ジャンベル劇団員。女性ながら非常に長身。
元「水の女神」の妖怪という、これまでに無い役柄だったが、見事なまでに美しい女妖怪として演じきった。
プライドが高く一歩間違えればただの高飛車の女性になってしまうところを、長身を活かした清楚な立ち振る舞いで嫌味な感じを見事なくした。
本作のヒロインと言って過言では無い。個人的には村井嬢、過去最高の役だと言っていいと思う。
・船津久美子(水蘭)
客演。ジャンベル初出演となる。
水玲仙女の侍女という役柄。主である水玲仙女のため尽くす姿が非常に健気である。
中盤にて罠にハマり命を落としてしまう事になるが、最後まで主である水玲仙女を想い慕う姿は涙を誘う。
どんなに尽くしても浮かばれない登場人物の典型例だが、忠義に厚いその姿は多くの方の心を打ったであろう。
・三井俊明(火焔大王)
客演。ジャンベルへの出演は2008年「青葉の足音」(石動三郎役)以来2度目となる。
最初の登場時で悟空を圧倒しておきながら、その後の変わり身といい、中盤まではコミカルな演技で会場の笑いを大いに誘う。
しかし終盤、悟空との一騎打ち、そして水玲仙女を救うための一連の行動は、まさに熱い男の魂を全身で表現した。最後の台詞は一歩間違えれば非常に陳腐なのだが、それを感じさせなかったところに力量を感じた。
実は彼が本当の意味での主人公では無いかと私は思っている。それくらい素晴らしかった。
・堀江あや子(火杏媛)
客演。ジャンベルの出演は2009年「リヒテンゲールからの招待状」(フィンチ役)、「サラマンドラの虹」(鳴海響子役)に続き3度目。
火焔大王の妹だが、兄である火焔大王のヘタレっぷりに頭を抱えつつ、どうにかしようとする妹をしっかり演じている。
終盤、部下であった金鶏、銀鶏に裏切られて窮地に立たされた時の怯えた表情など、細かいところで表情を作っていたのが印象的である。
健気なところは「サラマンドラの虹」の鳴海響子にも通じるが、その立場の違いを踏まえた、表現の違いに彼女の演技の幅を感じた。
・神田英樹(金鶏)
ジャンベル劇団員。肉体派としてのイメージが定着しており、2009年「サラマンドラの虹」(チャクモル役)以来の肉体派である。
髪型、メイク、そして上半身の露出からして、いかにも筋骨隆々な金属の妖怪を見事、外見だけで表現していた。
序盤は火焔大王の部下として、中盤からは火杏媛の部下として弟・銀鶏と共に多くの戦闘シーン、殺陣に参加した。
最後は猪八戒に倒される役回りだが、敵役としての見せ場は十二分に作った。
・及川崇治(銀鶏)
演劇集団ふれる~じゅ所属。客演で今回がジャンベル初出演となる。
兄・金鶏とは違い知的でナルシストな金属の妖怪を好演。途中、一度だけ(敢えて)素が出るシーンがあるが、それ以外は見事にナルシストを演じきった。
後半で水蘭、そして後々の憂いのため堤玉を手にかけるなど、兄・金鶏以上に冷酷な面を出しそれを演じきっている。
最後は兄・金鶏と共に猪八戒に倒されるが、猪八戒を本気で怒らせてしまう言動の数々は敵役の好例だったと思う。
・福津屋兼蔵(柳骨夫人)
ジャンベル劇団員。悪い人になりきれない役回りが多かったが、今回は正統派の悪役。
柳の妖怪で幹と根担当。柳花、柳蕾という小娘二人を率いて戦う老婆の妖怪。
非常にコミカルな演技を見せる一方で、敵に対して徹底的に追い詰め容赦しない表情はまさに圧巻の一言。
最期のシーンにおける末期の一言まで味があった。福津屋氏にとって間違いなく新境地を開いた役柄だったと思う。
・鵜飼真帆(柳花)
ジュアプロ所属。ジャンベル初出演の客演である。
柳の妖怪で花担当。劇中で三蔵をたぶらかして誘うシーンは笑いを誘うと共に、まさに彼女の独壇場。
しかしながらところどころ殺陣で見せた、バック転などの身の軽い動きの数々は華麗だった。
今のジャンベルにはいないタイプの役者なので、今後も見てみたいような気はする。
・野上あつみ(柳蕾)
ジェンベル劇団員。今までヒロインなどが多いいわばジャンベルの看板娘。
柳の妖怪で蕾担当。柳花とは対照的にお子様キャラなので、ところどころ無碍な扱いを受ける(笑)
しかし水玲仙女に甘露水の正体をわざとらしく悪く語るシーンなど、今までの彼女では観れなかった悪女の一面も覗かせている。
これをきっかけに役柄の幅が広がる事を願ってやまないが、15分前企画で見せたような凛々しさも捨てて欲しくない。
・本多照長(填営)
ジャンベル劇団員。今まで人のいいおっさんや、存在感だけで勝負できる役柄を数多く演じる。
四方を妖怪に囲まれている村の長だが、ぶっちゃけ嫌な人。そして今回の悪い人。
しかし劇中で三蔵に「金をくれ!米をくれ!」と逆切れの末訴えかけるその姿は圧巻。やっている事は間違っているが、言っている事にはつい共感してしまう。
出番は本当に少なかったが、その少ない出番においてここまで圧倒的な存在感を見せつけたあたり、やはり凄い。
・大塚大作(坤宮道士)
ジャンベル劇団員。純粋だけど暑苦しい、でもどこか憎めない役柄が多い。
填営に雇われている旅の道士。序盤は黄の事を気にかけている善人と思いきや、填営とつるんで悪い事していた、実は悪い人その2。
填営に言われるまま人間を妖怪にする方法を教えて、それを実行するのだが、填営のせいにして言い逃れするという汚れ役。
前半と後半で全く印象が違ってしまう役柄だが、細かい表情に注目すると終始悪い人に見えるから不思議である。
・松宮かんな(堤玉)
ジャンベル劇団員。副座長。これまで河童や少年など様々な役を幅広くこなす。いわばジャンベルのジョーカー。
村に住む未亡人で、黄という一人息子がいる。一見すると人間だが、実は填営たちの手によって土の妖怪とされてしまった女性。
「記憶が戻っていない」という事で、どこか呆けているのだが、その語り方といい、表情の作り方といい秀逸。
彼女にしては珍しく比較的、普通の人に近い役柄だったが、奇をてらわない演技をしても、正統派のうまさがあると改めて感じた。
・塚本善枝(黄)
ジャンベル劇団員。以前は娘役が殆どだったが、2009年「サラマンドラの虹」(ヤム役)以降、少年役もこなすように。
村に住む少年で堤玉の息子。父が亡く、一人で母を支えようとする健気な少年を好演。
終盤、堤玉の臨終のシーンで、臨終間際の堤玉に語りかけた後、三蔵に菩提を弔うよう願い、そして最後は「重いな」と呟き泣き崩れるまでの一連のシーンは圧巻に尽きる。
「サラマンドラの虹」のヤムで少年役という新境地を開拓した彼女が、更なる成長を見せた舞台であった事は間違いない。
・片柳克敏、濱島博一、升田智美、加藤由佳(アンサンブル)
全員客演。升田智美嬢のみ2009年「サラマンドラの虹」(ティビル役)以来、2度目の客演。
今回の舞台において、様々な役目を背負った4人。時には妖怪の手下、時には村人、時にはただの黒子だったり、道具だったり。
ジャンベルの舞台において、今まで彼らのような存在はいなかったが、殺陣が多く、登場人物が縦横無尽に暴れまわる舞台においては必要不可欠な存在だったに違いない。
まさに縁の下の力持ち。お疲れ様でした。
……とまぁ以上となりますね。
しかしジャンベルはこの舞台を通して、また一つ進化したと思います。
まずは今まで無かったタイプの舞台を今回演じた事。
殺陣を多く盛り込んだり、オープニングの演出だったり、この「西遊記」を原作にした舞台を作るにあたり、今までと同じ事ではこの強力な原作の魅力を引き出す事は出来なかったでしょうからね……。
浅野氏にとっては、まさに新たな挑戦であり、「西遊記」に挑んだ一大絵巻だったと思います。
そして劇団員の充実。
特に大きかったのは、福津屋兼蔵氏の新境地開拓と、塚本善枝嬢の成長だと思います。
福津屋氏は今回、老婆の妖怪を演じた事で、新たに老女を演じるという経験が身につきました。
過去、男性が演じる老女役は数多くあるので、彼がこのジャンルを伸ばす事によって更に役に広がりが出てくるのではないでしょうか。
塚本嬢は「サラマンドラの虹」以降、演じる機会が増えた少年役を、この舞台で完全に自分の物に出来たと思います。
個人的所感ですが「サラマンドラの虹」の時は少年役を演じつつ、まだどこかで女性らしさが見えていたのですが、今回はそれが完全になくなっていました。
元々、凄いきれいな顔立ちをしているので美少年が出来る素質はありましたが、それが今回の舞台で見事に花開いたと思います。
またそれに伴い、松宮さんが他の役どころに当てられるようになったのも大きいと思います。
少なくとも2008年以前のジャンベルで子供役(もしくはそれに準ずる役)は、松宮さんの独壇場でしたが、それが崩れつつあります。
今回、塚本嬢と松宮さんの親子が実現したのは、今後のジャンベルにとっても大きな前進では無いでしょうか。
また本多、大塚両氏が今回は悪い人間に徹する事が出来たのも、大きな変化だと思います。
今まで善人役、憎めない役が多かった二人が、今回は悪い人間になってましたからね。これは今後、活かせば面白いのではないでしょうか?
特に大塚氏は善人面と本当の顔の表裏を見せてくれました。塚本嬢と同じくらい成長しているのではないでしょうか。
そして村井みゆき嬢が見事に長身を活かし、きれいどころを演じきったのもよかったです。
今まではその長身が「ネタ」にされる事はあっても、それを活かす役どころになかなかめぐり合えなかったと思います。
そこで舞い込んだ今回の水玲仙女。元女神という事もあり、そういう神秘的な雰囲気も必要だったんでしょうけど、見事にマッチしましたね。
今後、次回作以降、今回の経験を糧にして、ジャングルベル・シアターがどう進化して、そしてどういうものを我々に見せてくれるのか、非常に期待して待ちたいと思います。
あ、気がつけば朝5時……。
あちらの打ち上げも終わった頃かなぁ?
せっかく酒の肴と思ったけれど、少し長く語りすぎたみたいです(笑)
とにかくこの総括が今後のジャングルベル・シアター、そして今回の出演者、関係者の皆様の参考になればこれ幸いと思います。
5日間、本当にお疲れ様でした。
そしてここでは書ききれないくらい、いっぱいの感動を本当にありがとうございました。
それでは最後に自分が劇中で一番好きだった台詞で、この総括を締めたいと思います。
「あばよ!」(by・火焔大王)