はじめに少しだけ、昭和末期から平成、令和にかけての、社会情勢の話をしよう。
たかが原稿用紙4枚ぶんくらいだから、中学受験の国語より楽だよ。
・・・男はみんな知っている。
稼げない男に人権はないし、結婚にも子育てにもお金がかかるから、
お金は大事だし、異性(女)からそれを要求されるのは当然のことだと。
だから貧乏な男は最初から恋愛も結婚も諦めるし、
自分の収入は度胸や努力や覚悟でどうにかなるもんじゃない。
最初に稼げない仕事にしか就けなかった時点で人生はほぼ確実に死ぬし、
「職歴がないから就職できない」というふざけた話さえ普通に横行している。
特に求人倍率が低かった96年度、00年度、01年度は就職氷河期と呼ばれている。
まあ実際には、他の年度は2010年代とほぼ同じ求人があったし、
当時はまだ雇用が非正規だらけじゃなかったから、実際たいした被害はないのだけれど。
小泉竹中路線の結果、
正社員を削って非正規にして、男の席を削って女に回した結果、
稼げる男が減って、女は頼れる男を失い共働きが必須になった。
そもそも働けば働いたぶんだけ稼げる時代はもう終わっていて、
企業の利益は1969年以前に生まれた、
バブル景気の受益者層にだけ流れていくのが統計的データから見える現実だ。
だから「カネがないなら働けばいい」と思ってるヤツの年齢は50代以上だ。
学生がバイトをすれば新車を買えた時代はとっくの昔に終わってるのにな。
今の時代は簡単に働ける手段は非正規だらけで、
非正規雇用は時給収入ばかり、つまり時間を犠牲にすることでしか稼げない。
1日眠らずにずっと働いても「24時間ぶん」以上の収入を得ることが不可能だ。
時給1100円で24時間365日働いても年収963万円にしかならず、
働けば稼げるほどの給料なんかどこも出してくれない。
そして経営者や株主様は、先述の通りバブル景気の受益者世代=中高年だ。
若者と現場だけが搾取され、自分では働かないし能力もない無能が肥え太る。
そんなに若者が無能で中高年様が優秀だったら、
「即戦力の新人」だなんて「テクニシャンな処女」みたいなものを求めたりするわけがない。
じゃあ投資をしろというが、そもそもの種銭の捻出すらできないのが庶民というもの。
それに投資をすれば儲かるというなら、
バブル崩壊やリーマンショックで自殺者が出ることもなかったはず。
かくして、今の時代における「稼げる若い男」は、そもそもの数がとんでもなく少ない。
少子化で減っているばかりか、大半の男が稼げる仕事に就けない。
稼げる仕事ないし席は全て、もっともっと数が多い中高年様が居座り続けているからだ。
だから大半の「稼げる若い男」が売約済になるし、女たちも彼らに殺到する。
これは統計的に示されている客観的事実であり、
文句は総務省統計局へ言っていただきたい。
ゆえに最終的に、「独身未婚の男」の大半は「稼げない男」になる。
だから女たちは男のことを公然と誹謗中傷し、
アッシーメッシー呼ばわりした頃から変わらず、草食系だの不甲斐ないだのと仰る。
ちなみに統計的データを述べるなら、
今の時代は既に「独身未婚の男女を平均」すると、女性のほうが稼げている時代である。
つまりデートにおいては女性が男性におごるべき時代だといえる。
「稼げる男」はみんな結婚済だから、そういう歪な構図になってしまう。
「稼げない仕事で社会を回している男」こそが最も必要とされているのに、
彼らは結婚相手としては相応しくない。
では、そんな稼げない男たちを女が罵倒すれば、世の中の何かがよくなるのだろうか?
・・・・・・それが一体何の話に関係があるのか?
このブログの主である僕は、上記の理屈をきちんと言葉にできる。
大半の日本人は言葉にできないけれども。
とはいえ有権者の過半数がバブルの勝ち逃げ世代老人で、
政治家も官僚も公務員も、子作りに適さない平均年齢のまま。
ジジババがカネを回さないと景気は回復しないのに、老後が不安だから貯めこむばかり。
若い世代に回すこと以外を許さないカネを刷ってバラマキすればいいのだが、
経済が好循環してインフレすると、資産価値が目減りしてしまう。
だから老後のために5000万円貯めた人がいても、
経済規模が2倍にインフレすれば、相対的に2500万円ぶんの価値まで下がってしまう。
今の日本が働いても稼げない国になったのは、
人口の過半数が「老後を不安視する老害」となった結果、
老後の資産形成とその価値の目減りを恐れて、デフレを死守し続けたからだ。
それを俗に失われた30年と呼ぶ。
バブルの勝ち逃げ世代が貯め込み吸い上げ続けたせいで、
勝ち逃げ世代の資産が80%以上を独占してしまっている。
だからもう、若者がカネを使ったくらいでは、景気なんて動かない。
これは客観的事実だから、僕に文句を言われても困るし、僕の価値観でも願望でもない。
それこそマイナンバーカードでも活用して、
用途を食料品、衣類、生活家電くらいに限定して、
毎月15万円まで使える電子マネーでも配ればよかろうもんだ。
誰にって?
この記事をちゃんと読んでる人ならわかるはずだ。
そうだね、独身未婚の男性に、だね。
・・・いやだって考えてみなよ。
日本人全体の平均収入だと男>女なのに、
日本人全体の平均支出だと女>男なんだぜ?
女が家族や将来のために貯金するという発想を持たないのは、
統計的データからも明らかなのだから、
家族のためにお金を使う気のある男にカネを与えないと意味がない。
それに女が妊娠して出産するときには一時的に離職せざるを得ないのだから、
年単位で動かしていく巨大プロジェクトがあったのなら、
あるいは長期間に及ぶ重大な仕事を、妊娠しうる若い女に任せるわけにはいかない。
こんなものは世界中どこにいっても同じで、
セックスと妊娠を制限する権利が誰にもないからこそ、
いつ妊娠するかわからない若い女は、誰だって雇いたくないのだ。
だからこそ尚更、
女が妊娠出産産褥で働けない時期には、
男の収入がなければ話にならない。
女が男の収入に頼らなければならないのだから、お金は男にだけ与えるべきなのだ。
・・・事前に貯金しておけばいい?
既に述べたが、女は貯金しない生き物だからね?
自分の妊娠出産のために貯金しておくような女だったら、
僕が述べた上記事実および論理に異論など出るわけもなく。
男はそういった理屈や知識を知らなくとも、現実が見えている。
要するに男は稼げなかったらおしまいなのだと。
努力や工夫にも限度があるのだと。
工夫できるというならお前がやってみせろと。
男の価値は稼げるカネの総量で決まる、これは絶対の原理だ。
でも女は、自分の価値が若さだと理解できていない。
少なくとも男は結婚相手に極力若い女を欲する。
理由は簡単だ。
若くない=産めない女と結婚するメリットなんかゼロだから。
少なくとも子供が欲しくて結婚する男にとって、
若くない女は、それだけで高齢出産リスクが高まる。
ママのお腹の中で全部作り終えてから生まれてくる卵子と違って、
精子は常にキンタマの中で新品を作り続けている。
だから経年劣化の度合が卵子と精子では全く違う。
精子の劣化が100危険だというなら、
卵子の劣化は1000から5000くらい危険だ。
これはきちんとデータで示されている科学的事実だ。
精子の劣化ガーと叫ぶ前に卵子の劣化を心配しろよ。
野田聖子がどうやって妊娠して何を産んだのか、
検索すれば出てくるから調べてこいよ。
男の価値がカネであるなら、
女の価値が若さであることを、
野田聖子が完璧に証明したのだからな。
男は覚悟しているから、低収入であることを罵られても、どうとも思わない。
ただの事実だし、自分一人ですら不自由なのだから、結婚相手にはふさわしくない。
諦めているし事実だから怒りもしない。
だからといってそれを咎めて罵倒するだけの女がいれば、
改善するための努力もしなければ自分を励まして一緒に努力しようとも言わないなら、
そんな奴と一緒に暮らしても、文字通りの意味で何にもならない。
「独身未婚の男にカネがない時代」なのだから、
女のほうが覚悟を決めなければならない。
何度だって言うが、これはただの統計的事実だ。
文句は僕じゃなくて、総務省統計局ならびに経産省や厚労省その他に言ってくれ。
でも女は、そういった現実と向き合いたがらない。
大半の女に若さ以外の価値がない理由は、
「若さ以上の価値」を磨いてこなかったからだ。
男はカネ、女は若さ。
だからカネに類する価値が女にもあれば、若くない女だって結婚できるぞ?
男に向かって稼ぎが少ないクズだと罵倒してきたそのクチで、
現実すら見えず事実も認められないその節穴とオツムで、
どうやって「若さ以上の価値」を獲得し磨くというのかは知らんがね。
稼ぎってのは親のコネで得られることもあれば、
災害や事故に巻き込まれて失うこともある。
努力したって得られる保証もなければ、努力しなくても得られることだってある。
いずれにせよ、
女は男の上前をハネるつもりでいる。
男はそれに不満があっても文句はない、実際そうしなければならないからだ。
だが女は現実と向き合わない。
「要するにヤらせろ、黙って孕め」って男から言われたらブチキレるだろ?
「要するに稼いでこい、黙って貢げ」って男には説教するくせに。
ひとつ要求したらひとつ拠出する、ギブアンドテイク、持ちつ持たれつお互い様。
この当たり前な人間関係を構築できる異性と結ばれたいだけなんだが、
まあ、いないのよ・・・
というより貧乏でも結婚したほうが生活が楽なのは、
古今東西あらゆる人類社会の常識なんだけど、
貧乏な男はそもそも恋愛ゴッコする余裕すらないからな。
そうなるとホテル代デート代どころかメシ代すら出せない。
カネがないから就職活動する交通費や履歴書の写真代すら惜しい。
数百円で1日どころか2日3日暮らしてるわけだからな。
そんな男しか残ってないんだよ、金持ち男はみんな他の女が奪っていった後だから。
カネも若さも、持ってる奴しか持ってない。
カネは働いても増えないが、働く限りそうそう減りもしない。
だが若さだけは減り続ける。
男のカネと女の若さは非対称なのだよ?
なのに女は理解できない。
男を罵ればいい男がやってくると思っている。
男の現実を知って覚悟を決めようとはしない。
男は女の現実を知っているのだけどね・・・
セクハラだパワハラだレイプだって言われたくないから、
最初っから関わらない覚悟を決めて生きている。
なのに女は罵倒を続ける。
昭和、平成、令和と男を罵り続けて、女は何か少しでも幸せになったのか?
今の日本をダメにしてきたのは女と中高年なんだよ。
なにせ有権者の過半数が「女」または「中高年」だからな。
政治的影響力を持つ属性は「女」と「1969年以前生まれ」。
バブル景気の受益者か、男以外か。
「男」はマイノリティ、「若者」はマイノリティ。
選挙結果を決めるのは得票数だけだから、
投票率や政治的関心なんか何の関係もない。
数が少ないから男と若者は差別され罵倒され搾取され続ける。
独身男にカネはなく、若者にもカネはなく。
ただ浪費し若さを失い続ける女と、
肥え太るバブルの勝ち逃げ老害世代がいるのみ。
分類上はまだ辛うじて若い半分に入る、
しかし結婚など諦めて久しい男の僕から、
この事実を知って何かに活かせるかもしれない誰かさんへ、僅かばかりの愛をこめて。