0457、おすすめなろう系漫画(コミカライズ)の話 | ひたすら楽して日本国民2

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いい世来いよと人の云う
お前のことが好きだった

クッソ大事な注意書き。

 

「それはなろう(サイトで連載されたものが原作)じゃない!」と言われても、

そんなもんは知ったことではない。

 

ついでにいうと、僕はこれでも漫画の食わず嫌いをしないほうだ。

テンプレだのベタだのとすら呼べない有象無象の量産型少女漫画だって、

必要であればきちんと読んでから評価をする。

 

だが重要なことはそこじゃない。

 

高尚ぶってるくせに売上で惨敗し続ける純文学と、

誹謗中傷されまくってるのに順調に売り上げを伸ばしてる漫画と、

どちらに対してどのような評価を下すべきか、ということだ。

 

コンビニで買うポテトチップスと、

星つきレストランの裏メニューで出してもらう手作りポテトチップスとが、

同じ味だと思うバカがいるわけないのと同じこと。

 

最大限こなれた味をしているのが前者、

日頃滅多に食えない味すぎてかえって落ち着かないのが後者。

それぞれに味があり、それぞれ欲しくなる状況が違う。

 

だらしなく寝そべったままコーラやチューハイと一緒にいただくポテチの味が、

ドレスコードを遵守したうえでお上品にいただくポテチの味と、

同じであってたまるかという話だからな。

 

漫画に対して高尚なべき論を持ち込むのは構わんのだが、

そういう議論を好む連中は既にして老害の名を縦(ほしいまま)にしているし、

実際に見た目も醜悪なジジイとババアばかりになって久しい。

 

べき論はあっていいけど、

今話しているのはコンビニスイーツの味であり、

パティシェの世界チャンピオンを決める話じゃあない。

 

ものには楽しみ方がある。

子供の落書きと大人の絵画、同じ評価にはしないだろ?

 

そのうえで、どちらが優れているとは一言も申し上げておらんように。

 

偏見のない評価というのは極めて難しいからな。

 

僕自身実践できているとは思っていないが、

それでも僕はケツ穴ほじくりまくるBLスケベ漫画と、

珍しいくらいピュアなことやってる少年漫画のラブコメ要素を、同じクチで評価する。

 

話題性や世間の評判なんざクソ食らえ

 

なので、あなたにとって面白くなくても責任は取れないし、取るつもりもない。

 

僕がオススメって行為を最大限嫌う理由がそこにあるんだけどな・・・

わかりあうのって果てしなく困難だから。

 

本来やりたくない、やるべきではないと思っているオススメなので。

 

そこんとこヨロシク。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1、異世界のんびり農家

 

アニメ化されたけど予想通りにクソだったね(断定)

 

これは原作小説がほぼ主人公の独白のみで進むスタイルの作品だから、

そもそもコミカライズに適さないしアニメ化なんてもってのほかだったんだが、

地味ながらクソみたいに売れていることでも有名だ。

 

大手週刊少年誌に連載しても単行本1巻あたり10万部も売れないものが普通なのに、

確かこれ1巻あたり30万部以上売ってる。

露出の少なさに対して売れてる数が異常すぎる。

 

なので、平気な人はどこまでも平気。ダメな人は最初の試し読みでダメ。

少し読んでみると慣れてくることもあるけど、

慣れを得るまで辛抱強く読みたがる人はそんなにおるまい。

 

まあ、ジョジョ5部あたりの作画に慣れるよりは圧倒的に楽だと思うけど。

 

ちなみに農家要素がどんどん薄れていくのだが、

農家要素ばかりな農業漫画ってひとつもないからね。

テーマのひとつが農業だった、くらいに理解したほうがいい。

 

リアル農業ってお天気待ちだし年1の博打みたいなもんだし・・・

 

 

 

 

2、異世界転生騒動記

 

タイトルから中身を想像すると、

転生って部分だけで食わず嫌いをするのだろうが、

そこそこ長期間の連載を得る程度の人気はある、という考え方をしてみよう。

 

そしたら意外と「真面目に」漫画をやっていることがわかる。

 

ハーレムものではないが、ハーレムもの属性はある。

戦記ものではないが、戦記もの属性はある。

知識チートものではないが、知識チートもの属性はある。

 

そもそも作品の連載が長期化されると、

チート要素よりも現地の仕来りにどう迎合していくかが問われるようになるから、

転生だのチートだのはただの入り口でしかない。

 

そういう意味で、調理が上手だったタイプの作品じゃないかなと。

 

ベタとは言わず王道と呼んでいいんじゃないかな、

一応設定そのものは珍しいほうだと思うけどやってることは同じ。

 

物語の展開としてはこれから泥沼化していくところ。

 

 

 

 

3、公女殿下の家庭教師

 

女性向けの皮をかぶった男性向け。

見ればわかるんだけどロリコン・・・ではないんだけど、ああ表現が難しい。

 

大人びてるけどまだまだちっちゃい女の子が頑張るって状況で、

年下殺し属性の男が先生をやるってのは、現実世界でも恋仲に発展しやすい。

何せ僕みたいなブサメンですら実体験があるくらいには!

 

なので先生というか、教える側に立たされた経験の多寡に応じて、

このベタベタな漫画に対する評価は変わると思う。

 

僕は「ちょっといい話風味」くらいの匙加減でいいと思ってる。

俗に感動ポルノと呼ばれるものは、

ある時期に濫用されたせいで盛大に飽きられてしまった。

 

僕も濫用された時期にオタクをやってた生き物だから、

感動要素なんてベタベタなくらいでいいと思っている。

 

そのベタさ加減でさえクドかったら嫌になる。これはクドくない程度ではなかろうか?

という、ごく軽いおすすめ。

 

 

 

 

4、航宙軍士官、冒険者になる

 

SF要素は開幕出オチで消えるんだけど、

根っこにSF要素があるから、

作品の雰囲気としてはそちら側に魔法要素を混ぜてみたもの。

 

やってることは同じなんだけど、

原作の風味なのかコミカライズの風味なのかはわからないし、興味もない。

 

ただ、漫画というよりは映画のテイストに近い気はするね。

デフォルメ表現を多用しないから、

漫画臭さは薄いから、あれがダメな人には向いてるかもしれない。

 

とはいえ冒険だけで面白いお話を作るのは難しいので、

冒険者と名のつくなろう系はだいたい王侯貴族の権力闘争以下略。

 

ただ基本的にドンパチというよりはバトルをやってるお話だから、

嫌いじゃない人には適しているかもね。

 

 

 

 

 

5、転生貴族、鑑定スキルで成り上がる

 

成り上がる原動力はスキルじゃなくて人材と暴力だろと、

何度思い返してもツッコミしか入らないのだが、

ノブヤボというかコーエー系というか、あっち系設定のやつ。

 

たぶんこの記事のラインナップの中で、

一番おすすめ当落ラインで悩んだやつ。

大半の要素においてあと一歩物足りないから。

 

でも複数要素をそれなりの品質で形にしているという点では、

異世界ものを読み慣れていない人向けかもしれない。

 

ちなみに才能を見抜くということはある程度科学的に可能であり、

かつ後天的に努力で習得可能な技能であり、

僕もある程度はそれを使いこなせる側だ。

 

だからこそ思うけど、才能があるから伸びるはずだってのは、現実だとまず起こらない。

 

スポーツの世界は才能がなければ絶対に伸びないし、

学問の世界は圧倒的な才能でなければ努力と運の掛け算だしで、

伸ばすってのはまあ・・・・・・うん。何年何度やっても難しいよ。

 

僕は「教える側として35年生きてきた30代」だから

育成や成長ってのには思うところがあってね。

羨ましいなーって思いながら読む。

 

 

 

 

 

6、理想のヒモ生活

 

なろう系あるあるタイトル、

タイトルで標榜してあることはすぐやらなくなるやつ。

 

ただこの作品は主人公がそれを承知で異世界に行って、

そこそこ現実的な苦労をしながらハーレムもどきをやるお話なので、

宮中の権謀術数と冒険と現代知識チートのバランスがいい。

 

元の世界に戻れるのはだいぶ先だってこと、

主人公自体は決して優秀でも万能でもないってこと、

そのへんが徹底されているのはよい。

 

不快感が少ない漫画だ、って印象を受ける。

まあ単行本が20冊近くも続くくらいには、

たぶんそこそこ万人向けなんじゃなかろうか。

 

 

 

 

 

7、アラフォー男の異世界通販生活

 

通販スキルで物流チート!

という非常によくあるベタベタな題材の中で、

なんとなく目についた複数人から、僕までおすすめが上がってきた。

 

んまあ実際悪くないんでなかろうか。

何がいいのかって言われるとすっげえ悩むけど。

 

強いていうなら序盤はつまんねーかな。

商売チート系の漫画としてはベッタベタ。

なろう系あるある、初期拠点からの移動イベントを終えるまではベタ。

 

そっから少しずつこの異世界(!)ならではのルールに縛られ始めるっていうか、

結局異世界転生して、

異世界でどういう人間関係に巻き込まれるのかがイセテンものの本編だからな。

 

ストーリー上の展開でいうなら、

最新刊ではある場所で野営(?)してる状況なんだけど、

ここからどう転ぶのかが見どころ=それまでの展開が本当にオマケ。

 

アラフォー要素が本当に飾り(なろう系あるある)だから、

多少ゲスい欲望を満たしつつスローライフごっこする、

悪い意味でよくある中では、悪くない意味のおすすめ。

 

 

 

 

 

8、戦国小町苦労譚

 

フリー素材と化した織田信長もの。

 

現実の農業やってる女で農学部卒ってのはまあいないわけじゃないけど、

泥に触る農業をやりたがる女っておらんのよ、農家の嫁でもないと。

だからその時点でかなりファンタジー。

 

まあ歴史もの+戦国武将というわかりやすいテーマだから、

好きな人は好きなんじゃない?

主人公の女の子は貧乳アピールをすることで読者のおばさんに媚を売るタイプ。

 

僕はそのへん全く興味ないから、

そういう解釈で物語を進めるのかと思ってなんとなく読んでいるけど。

 

戦国武将も三国志もたいした史料が現存していないくせに、

やたら詳細に人物像やエピソードを断言しつつ語らうアホが減らないから、

歴史マニアって人種が大嫌いなのだよ僕は。

 

どこのゲームや創作の設定を反映させてんのかは知らんが、

やってることは人殺しなのに礼賛をするなら、

僕の粗暴な技能だって同じ基準で評価しろよと言いたくならないわけでもないしな・・・

 

まあ、実の母親以外に向けていい暴力と殺意ではないし、

結局アレを殺し損なったくらいには、僕は暴力が嫌いだ。

そんなものを評価されて喜ぶこともない。

 

 

 

 

 

 

9、聖女の魔力は万能です

 

「どうせお前らもイケメン見たいだけなんだろ?だったらウゼェ建前並べんなよ!w」

というコミカライズ担当の悪意ある情熱(※個人の感想です)が、

こっちまで伝わってくるかのような、

ベッタベタでテンプレートの塊のような女性向け漫画

 

自称平凡でリケジョでサバサバ系で(もちろん貧乳設定で)という、

女性読者に反感を買わないようにした属性ばかり詰め込まれた、

しかし本当にそんな有能な女がいたらリアルだと引く手数多な・・・

 

セイさんがリアルにいたら普通にモテるよ、間違いなく。

そもそも男相手の人付き合いが苦手なままだと理系はやれないからな。

 

でもなぜかモテなかったとかイケメン耐性がないとか、

冗談はおよしなさいと言いたくなる反面で!

 

・・・そんなイケメンいたら男でも掘れる惚れるよ、うん。

 

そういう話。

 

女性向け作品はだいたい主人公が聖女や錬金術師になって、

回復と補助と後方支援をする話ばっかりなんだけど、

そりゃあ面白くねえよ。

 

だから冒険やってる男性向け漫画を読むわけだが、

かといって月経に縛られる女は結局、

月経から脱却できないなら孕ませてもらう男の種の話だけが重要になる。

 

さっさとヤっちまえよ・・・

っていうかリアル貴族があんな大人しい動物なわけねーじゃん?

血ぃ残すのが仕事なんだから。

 

そこはまあファンタジーなので^^^^^^^^^^^^^^^

 

心が疲れているときはこういう、

悪い意味で純度の高い女性向けファンタジーを読むと、

やっちゃダメなことってなんだけって自問自答する

 

・・・それは僕固有のクセだったと思う。

 

 

 

 

気が向いたら追加するかもしれない。