最初に注意しておくこととして、これはいわゆる「淫夢実況」である。
一定までのオゲレツネタ、あるいは不謹慎ネタを許容できないような、
率直に言ってしまえば「器の小さい」人向けではない。
ネットやっててダメなネタが多いと楽しめるものも減るからな。
食わず嫌いせず、苦手であっても慣れていくくらいがちょうどいい。
まあ僕は生声実況系は全部避けるけどね、うるせーだけの動画を見たくはないから。
あと住民層が明確に腐ってるボイロ実況系も避ける、具体的にはずんだもん。
それはさておき実況部分が面白いのかといえば、そちらはよい意味で凡庸だと思う。
これの面白さはゲーム自体の面白さと、
プレイヤーの成長が感じ取れることだと思う。
ただ、編集は丁寧だと思うし、知ってる人は既に何度か見たはずだ。
紹介としては今更だと自分でも思う。
迫真パズル部・総当りの裏技
これは『The Witness』という非常によくできたパズルゲームの淫夢実況動画であり、
できれば実況動画を見る前に自力でクリアしてみてほしいくらい、
シンプルだが奥深いパズルとして完成されていると思う。
始点から終点まで線で結ぶというシンプルなルールに、
いくつかの条件が設定され、複合的にもなれば理不尽な前提条件も要求され、
最悪と評されるパズルに至っては・・・まあ、ネタバレしては意味がなかろう。
だが自力で頭をひねって楽しむという観点では、僕が高評価をつけてオススメするものだ。
自分で言うのもなんだが、僕がオススメするものって滅多にねーからな。
いずれにせよ、これはゲーム自体が面白いってのが大前提なんだよな。
だからつまらなく実況するほうが難しい。
でもそもそも、こういうパズルゲームが好きじゃない人もいるだろう。
こういうのが好きな人ってどんなタイプなんだろう？
たぶんMinecraftとかArkよりはTterraria寄りの人じゃないかな。
まあいいや。
でも面白いゲームの実況動画だから誰が動画化しても面白いか、
誰に実況させても面白いかっつーと、絶対にそんなことはない。
じゃあ面白さとは何なのか？
結局のところ面白いゲームありき、あるいはクソゲーありき。
所詮実況動画は自分だけで面白いものを提供しているわけじゃない。
だからあくまで引き立て役でしかないし、
自分がメインになっちゃいけない。
それでも自分が何を感じて何を望んでいるのかはしっかり伝えなきゃいけない。
こういう匙加減が一番大事なんだよな。
たいして面白くないと感じることでも、
楽しそうにやってる奴がいるだけで面白そうに見える現象ってあるだろ？
子供が砂場で何か作ってキャッキャウフフしてるあの風景、とても幸せそうだけど、
あれを大人がやって楽しいかっつーとそうでもない。
でも子供たちが楽しそうにしているのは、見ているだけで楽しくなる。
面白さ、楽しさを生み出す原動力自体は多種多様だけど、
一番大事なことって、
今そこにあるであろう何かを確かに共有・共感できていると思える自己満足
・・・だと、僕は考えている。
生まれつきギャーギャー言いたいだけのバカ騒ぎが嫌いな人種だから、
酒や女や踊りには興味がない。
でも悪ふざけを前提としたうえで真面目に取り組む、
ある種の汚らしさ、反骨精神、素直に白黒つけさせてやらねー態度、
そういった匙加減を両者(！)が共有したうえで楽しむものには興味がある。
騒ぐだけなら暴走族にでもなればいい。
酒とドラッグとセックスにでも頼ればいい。
音楽という名の雑音に囲まれて聴力のイカレた人間になればいい。
でも、どっかで一線は引いてほしいんだよな、誰だって。
所詮ガキみたいなことしかやってないなら、
どうせガキだと開き直るほうが楽しくなる。
誰だって上品ぶりたくて、娯楽という現実逃避をやってるわけじゃないだろ？
上品ぶりたいなら現実逃避なんかせず、ネットなんかやらなけりゃあいい。
そうじゃないからネットにつなぐ。
不純物まみれになりたいわけじゃないが、
間違っても純粋ではない。
そういう匙加減に応えてくれるものの一つが、淫夢実況。
一部にチョンJ語垂れ流すキチガイクソパヨクがいるけど、おしなべて平和だと思うよ。
ネット歴の浅いオコチャマが入ってくるのが難しい界隈だからね。
語録遵守の風潮がある限り、淫夢実況が廃れることはないと思うよ。
21世紀の俳句(迫真)