『リリス』ジョージ・マクドナルド


 聖ヨセフの日にこんにちは。


 これはレイヴンの秘密です。レイヴンはワタリガラスですが、太陽の使いではありません。アーマード・コアシリーズでは、プレイヤーがレイヴンという傭兵名で呼ばれます。ハイファンタジーの源、『リリス』ではレイヴンが師匠役です。指輪とドワーフが出るグリム童話『七羽のレイヴン』では、サンとムーンが子供を食べる悪役です。指輪とエルフとドワーフが出る『ホビットの冒険』では、レイヴンが賢い伝令役で、サンとムーンが真の光の劣化物です。エルフとドワーフの出る北欧神話では、「日の女ソールと月の男マーニ」は空の罪人で、レイヴンが「全ての父」オーディンの使いです。天地創造はサンとムーンが登場せずレイヴンは旧世界が水没した後に放たれる鳥。日本の「西暦と週」は聖書や北欧神話から来るもので、本物は「陰陽五行(火水木金土)」ではありません。この宇宙に太陽、陰の月、火星、水星、木星、金星、土星は存在しません西洋は「小」が職業の根本で、自然や表現や人に「大」をつけません。西洋では「大自然、大空、大地」「大丈夫、大事、大変」「大統領、大人、大学生」と言いません西洋は「前」の語彙が豊富で、時と場と人に「先」をつけません。西洋人は先に生まれたら「兄、姉、先生、先輩」、後に生まれたら「弟、妹、後輩」とは言いません。西洋は「皇と帝」の神仏伝説がありません。西洋人は皇帝や女帝、教皇や女教皇がいません。西洋は「公と民(お上と下々)」の道徳憲法がありません。西洋は公民上下の差別用語が一つもありません日本は滅んだはずの「悪しき旧世界」の残骸。旧世界から新世界は見えません。新世界の観測は、レイヴン、オオカミ、ヘビ、オニの再配置が必要。わたしが最初の前例となり、レイヴンの目で世界を見せましょう。



 オオカミの記事



 ヘビの記事



 オニの記事





そこで、アフラ・マズダーは仰られた。

翼広きレイブンの羽を持て、スピターマ・ザラスシュトラよ。

この羽により、汝の身体を擦るべし、

この羽により、敵に呪い返すべし。


━━アヴェスター『ワルフラーン・ヤシュト』


 勝利のレイヴン。ゾロアスターのレイヴンは、勝者の力です。タロットの「世界」の一つ前は「審判」。このアルカナは真ん中に聖ジョージの旗🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿があります。聖ジョージの名前とドラゴン殺しの伝説は、ゾロアスター道の啓典『アヴェスター』に基づくもの。その勝利は【戦勝】の善神ウルスラグナ、第七の化身の「レイヴン」によるものです。ゾロアスターはレイヴンの羽を用いて、「輪廻転生のない審判の世界」「善神アフラ(東洋のアシュラ)が勝利者」「悪神ダエーワ(東洋の天神)が敗北者」をこの星に示しました。世界(ユダヤや中東や西洋)はゾロアスターの道に続きました。善神アフラは善のエンジェル、悪神ダエーワは悪のデビルと習合されました。実際、イスラム圏は12世紀にインドを征服し、13世紀に仏道を根絶しました。現代インド人にとって、仏道は「過去の遺跡」です。現代インドの支配層はパールシー、ゾロアスター道の信徒です。けれど、仏道は善悪勝敗があべこべな「世間」を主張します。


「善神アシュラ王は敗北して悪神になった」

「悪神デーヴァの帝釈天は勝利して天神の帝になった」

「悪神デーヴァの四天王は帝釈天の下で東西南北を支配する」

「悪神デーヴァは世間の中心にある須弥山に住む」

「悪神デーヴァの道は【天道】で【人間道】の上にある」

「善神アシュラの道は【修羅道】で【人間道】の下にある」

「悪神デーヴァの化身は【権化】【権現】」

「悪神デーヴァの【権(ウソも方便)】は世界に通じる」


と。これらはウソなので、現代インドは「善神アフラ」で統治され、日本の「帝釈天(デビル)」はアメリカの「修羅(エンジェル)」に負けました。アメリカ軍は日本以外の敗戦国では、その国のジャスティス(法の正義)を守ります。アメリカに負けた国々は、アフガニスタンのような辺境すら、アメリカに負けても「勝った米軍を法の外に置こう」としません。日本人だけが勝敗やジャスティスを勘違いし、アメリカ軍を法の外に置いています。それは、日本人が「法と正義のアシュラ王が負けて、悪の修羅になった」と誤認しているから輪廻転生に基づく世間は、悪の四天王が東西南北を支配する王で、悪のデビルが人の上で、善のエンジェルが人の下という【悪の間】にあります。しかし、「阿修羅が勝利した世界」に生きる西洋人は、世間の目、世間の耳、世間への謝罪という悪習がありません【権】は「はかりごと(ウソ)」、お上や僧侶によるウソを意味する字で、特に輪廻転生の「ウソも方便」を意味します西洋は「権(ウソ)も方便」がなく、主権や権利や権威や権力などのウソ語もありません西洋人は、徳川家康や上杉謙信を「権現(デビルの化身)」と崇めません。日本人は漢字の【権】を読めず、○○権の原語も知らずに言ってるだけ権は秩序を乱す混沌であり、国や人を導く秩序ではないのです。日本人はウソを見抜けない家畜。善なる阿修羅の羽、レイヴンの羽だけが、家畜を人に戻し、国に法と正義を整えます。






 洪水のレイヴン。聖書のノアと閻魔大王は同じ存在です。閻魔のオリジナル、インドのヤマは四つ目の犬と共にある者。アヴェスターのイマは箱舟の製作者。日本のイザナギは、聖書の巨人ネフェシュや北欧神話のユミルと同じもの。ノアは洪水で旧世界と巨人ネフィリムが滅んだ後、レイヴンと鳩を【伸ばし(放ち)】ました。【手を伸ばす者】は「アダムの子(メシア)」の条件です。オーディンたちは巨人ユミルを殺し、ユミルの血が洪水となり、ユミルの左側から生まれた霜の巨人族は絶滅しました。オーディンたちはユミルの死体から天地を造り、ユミルのまつげから人の住む「中つ国」を造りました。そして、オーディンの使い、二匹のレイヴンが新世界を観測しました。なぜ悪い巨人が左と結びつくのでしょう。それは、世界が大国小国に関係なく「右は善い、賢い、強い」「左は悪い、愚か、弱い」をシェアしているからです。本当のヒューマン・ライツは国民の権利ではなく、「万人の正しさ(右)」という用語です。本当のジャスティスは「正義(裁判、裁判官)」という用語です。大日本帝国が発明した「国民と非国民」「権利と○○権」「裁判でない正義」は、西洋に存在しない洗脳用語「西洋の記録天使」「東洋の倶生神(くしょうじん)」は人の右左につき、右が善行を、左が悪行を記録します。記録天使は、西洋のアニメでは、人の「良心(右のエンジェル)」と「悪心(左のデビル)」で表現されます。地獄絵図の倶生神は閻魔大王の右左に描かれる者たち。日本仏教だけがこの右左を逆転させ、閻魔裁判の善悪をあべこべにしました。それは日本神話だけが「左」を陽や日や和に結びつけ、「右」を陰や月や「葦原中つ国(みずほの国)」に結びつけ、悪で善を支配する物語だからです。日本は上下右左も東西南北もあべこべで、神仏も閻魔も正義も裁判も狂った島。令和の総理大臣は「日本はみずほの国」という森友学園を作ろうとして、天罰を受けました。どんなに先延ばしにしても、日本は天罰を受け、「左の天皇が右の出雲大社に国返し」する運命。閻魔は地獄の裁判官ではなく、人類の父祖ノアでした。



Armored Core VI: Fires of Rubicon


 レイヴンの火。聖書の「サタン(明星天使)」と密教の「虚空蔵菩薩(明星天子)」は同じものです。聖書の「ベルゼブブ」と出雲の「スサノオ」は同じものです。天地創造は「善」だけがあり、「空」の第二日だけ「善い」と言われません。この善くない空が、「虚空蔵」の空です。メシア(キリスト)が現れる前、エリヤは再臨すると預言されています。預言者エリヤは一時期、レイヴンからパンと肉で養われていた人物。エリヤは天の火によってバアル・ゼブル━━『古事記』の【ハエ声の悪神スサノオ】の起源━━を、【ハエの王ベルゼブブ】まで落とした聖者。バアルは、カルデア人の新バビロニアで「エアの子マルドゥーク」と呼ばれていました。バビロニア創世記『エヌマ・エリシュ』では、マルドゥークは四つ目の呪術王で、天地創世の神とされています。カルデア人のネブカドネザル2世は、旧約聖書で「明けの明星」として予言される人物で、あらゆる国々と神々を滅ぼし、ソロモン神殿(エルサレム神殿)を焼き払い、バビロン捕囚を行いました。しかし、明けの明星は天から落ちて、今の西洋でサタンと呼ばれます。密教は明けの明星を【十三仏の十三番目の仏】、人に知恵を授ける「虚空蔵菩薩(明星天子)」と呼びます。これは不吉なる十三のサタン、禁断の果実で人を誘惑する蛇です。日本独特の「十三夜」「十三詣り」はサタン崇拝が由来。日本ではサタンが「空」に座し、デビルが「上の天神」で、エンジェルが「下の修羅」で、ベルゼブブが「スサノオ」で、右左善悪が逆転し、先で前が否定されています。日本の正体は、東洋の国ではなく、新バビロニアの残骸。日本が中国と異質なのは、その本質が漢字の国ではなく、デビルの国だからです。神話や仏道や陰陽などは、表向きの見せかけ。日本の「空」は聖書の「地獄」。レイヴンの火を共有すれば「ハエ声の悪神スサノオ」「十三仏の十三番目の明星天子」は立場を失うでしょう。結局、新バビロニアが滅んだように、日本は滅ぶ運命にあります





ジャンヌ・ダルク


私の愛する方は、輝いて、赤く、万人よりすぐれ、

その頭は純金です。髪の毛はなつめやしの枝で、レイヴンのように黒く

その目は、乳で洗われ、池のほとりで休み、水の流れのほとりにいる鳩のようです。


━━『雅歌』5章10-12節



 「暁の光のように見おろしている、満月のように美しい、日のように明るい、旗を掲げた軍勢のように恐ろしいもの。それはだれか。」


━━『雅歌』610



 聖女のレイヴン。賢王ソロモンは『雅歌』で歌いました。真の女性はフルムーンのように美しく、サンのように明るく、旗を掲げた軍勢のように恐ろしいと。真の日月は、通常の日月とは異なる単語で、どちらも女性名詞。その体現がジャンヌ・ダルクでした。聖女は道徳的ないい子ではなく、戦争の勝敗を覆す女性。日本にこんな恐ろしい聖女はなく、こんな聖女を讃える古歌もありません。聖なる女性は、『雅歌』5章でレイヴンと鳩に結びついています。閻魔ノアは箱舟からレイヴンと鳩を伸ばし(放ち)、預言者エリヤはレイヴンに養われ、イエスの洗礼時に鳩の姿をした鬼(霊)が下りました。鬼を霊と偽る国、宇治の橋姫(大祓のセオリツ姫)を丑の刻参りの鬼女と偽る国、渡辺綱に橋姫の右腕を斬らせる国は、「洗礼の鳩」を認識できません。ノアを「地獄の閻魔大王」に貶める国は、「レイヴン」「鳩」を認識できません。巨人ネフェリムを「日と月とスサノオを生んだイザナギ」に歪める国は、真の日と月を認識できません。なぜなら、左の巨人族滅亡を前提としなければ、世界の日と月は見えないからです。サタン(虚空蔵菩薩)とベルゼブブ(スサノオ)を駆逐しなければ、天が見えないからです。阿修羅のレイヴンを勝利者と認めければ、世界の上下左右が認識できないからです。聖女ジャンヌ・ダルクという真の日月から最も遠い男社会ジャパン。それは哀れな罪人の島です。



月の光は日の光のようになり、日の光は七倍に輝き、七つの昼の光のようになる。


━━『イザヤ書』3026



 レイヴン。レイヴンは真の世界を見せます。鬼神はゴッド。鬼はスピリット。阿修羅はエンジェル。八岐大蛇はセラフィム。阿修羅は勝利のエンジェル。ブッダは敗北のサタン。天神はデビル。須弥山はデビル山。帝釈天は悪帝ルドラ。四天王は四悪。輪廻転生は権(ウソ)。権利はデビルの利益。権化はデビルの化身。イザナギは巨人ユミル。閻魔は箱舟のノア。アマテラスは罪人ソール。ツクヨミは罪人マーニ。天狗は火水木金土の星を滅ぼすフェンリル。スサノオはハエの王ベルゼブブ。ジャンヌ・ダルクは真の日月の化身。中国地方の出雲は中つ国(みずほの国)。日月星やアイドルを拝めば地獄行き。レイヴンの導きがあれば、新世界が見えてくるでしょう。必要なのは住み分けではなく、日本からの脱却です。一部の何か誰かではなく、日本そのものが過ち。どうかこの記事を読む人が「日本という監獄」から脱出し、真の世界を見れますように。