助けてチェンソーマン!(あいさつ)


 わたしはフェンリル好きのオモイカネ、よろしく。

 これは狼の秘密です。北欧の天狼フェンリルと日本の天狗は同じもの。週の七日は天地創造の七日間、『創世記』に基づきます。英語の曜日は、フェンリルによって滅ぼされる者たちに由来します。明治まで、日本に「週」「曜日」はありませんでした。逆に西洋に「陰陽五行説(火水木金土)」はありません。日本の年号は五行思想に基づくものの、各曜日はファイアやウォーターやツリーやメタルやソイルの五行ではないのです。そして、天地創造は「サン」「ムーン」が登場しません。日本の「日月火水木金土」はウィークと無関係英語の曜日はエルフとドワーフの原典、古ノルド語の北欧神話が由来。北欧神話は日でなく夜で時を数え、夜が昼の母で、日の女ソールと月の男マーニは天狼に追われる空の罪人。それで英語で二週間を「フォートナイト(十四夜)」と言います。「日の女」を天皇の祖先とし、「日の丸」が国旗で、ニホンオオカミが絶滅している「日本」ほど、週と曜日を知らない国はないでしょう。大人は国立科学博物館のオオカミのはく製に気づかず、気づいたのは中学生でした。時が乱れた島を正常化するには、地獄のオニ、海のヘビ、天のオオカミ、目のレイヴンが必要です。北欧神話では隻眼のオーディンの使いが二匹のレイヴンで、ロキとアングルボザの子どもたちは、長男が天のオオカミ、次男が海のヘビ、長女が地獄のヘル。今回は「狼」と時の話です。



ヘビの記事



オニの記事




第一日の天使


原初の内に、⬛︎⬛︎は天地を創造した。


━━『創世記』11


天先づ成りて地後に定る。然して後に神聖、その中に生れます。


━━『日本書紀』冒頭


 天地。天地に先大陰陽なし。英語は【前】の語彙が豊富で、時と場と人に「先」の単語を持ちません。英語は「先日、先週、先月」「先進、先端、先駆」「先祖、先生、先輩」とは言いません。英語は【小】が職業の根本で、自然や表現や人間に「大」をつけません。英語は「大自然、大空、大地」「大丈夫、大事、大切」「大統領、大臣、大使、大学教授、大学生、大人」とは言いません。英語は天地人に「陰と陽」をつけません。それは⬛︎⬛︎が、先大や陰陽のない天地を創造したからです。日本神話は「先ず天が成り、後に地が定まり、その後に神聖(カミ)が天地の中に生まれた」と記します。加えて、推古天皇の十七条憲法で「天は君(天皇)、地は臣(貴族)」とも記します。これは【神と聖より天地(天皇貴族)を優先せよ】という呪術。また、日本神話は「陰陽の理は、陽神(をかみ)の兄イザナギが先、陰神(めかみ)の妹イザナミが後」とし、この二柱が交わって日本の島々を生んだと記します。しかし、真の天地は先大陰陽なく、ブラザーやシスターを兄弟姉妹の陰陽後先で分けません日は太陽でなく、日は姉でなく、日は大神(おおかみ)ではなかったのです。日出ずる処の天子タリシヒコは「わが国は辺境で礼儀を知らない。大隋は礼儀の国」とへりくだり、隋の朝廷にならって「天と日のあやまち」を改めました。聖書の朝は隋の朝廷よりずっとキラキラ眩しいもの日本に「先と大のあやまち」を改めるべき朝が来ました。



 世界。ディオが七つのジョルノで天地を創造しました。イタリア語「Dio(ディオ)」は英語のGod。イタリア語「giorno(ジョルノ)」は英語のday。聖書初の「世界」が出て来るのは天地創造よりずっと後で、原典では「地の下にマグマあり」と記されています。しかし、マグマは「柱」と誤訳されています。日本の偽神は「柱」で数えるもの。マグマが偽神の柱を宇宙に追放した後、エジプトの神々の上に立つディオの「世界」が見えてくるでしょう。ディオは徳が盛んな「鬼神」です。天地創造の第一のジョルノの「鬼(スピリット)」は原初の水ヌン(エジプトの最高神)の上にあるからです。儒教では父祖の霊を「鬼」とし、「鬼神の徳は盛んなるかな」と称えるからです。第四のジョルノでは「サンとムーン」が登場せず「スター」は登場します。また、東方三博士は「スタンドするスター」の導きで「赤子のキリスト」を発見しました。旧世界はノアの時代の洪水で滅亡し、ノアは新世界にレイヴンと鳩を【伸ばし(放ち)】ました。それで、指輪とドワーフの登場するグリム童話『七羽のレイヴン』では、【サンとムーンが子供を食べる悪役】で、【スターが子供の味方】です。エルフとドワーフのいる北欧神話では、オーディンたちが巨人ユミルを殺し、その血の洪水で旧世界を滅ぼします。オーディンたちは【二人の罪人(日の女ソールと月の男マーニ)】を空に配置し、オーディンの使いである二匹のレイヴンが新世界を観測します。新世界は「ディオ」が徳ある鬼神として肯定され、「サン」が太陽やカミでなく悪役になり、「柱」が悪役になり、「レイヴン」が世界の目になることで始まります。




 天狗。北欧神話の最強のフェンリル、「日を食べる月の犬」は「天狗」が起源です。日本初の「天狗」は、『日本書紀』の舒明天皇の世、日蝕がたびたび起きる時代に記されています。ネットでも書籍でも高確率で省かれるのは、【天狗が日蝕を起こす】という点。中華の「天狗」は太陽や月すら喰らう犬、日蝕月蝕を起こす犬(狗)です。昔から中華でそう伝えられ、今でもそう報道されています。インドとイランの「アシュラ(アフラ)」は法と正義を司る神族で、犬の姿に化身して、日や月を食べる者たち。ブッダより前に生まれたゾロアスターは、「時に終末と審判がある(輪廻転生がない)」「アフラは善神」「アフラの敵ダエーワは悪神」「インドラ(帝釈天)やルドラ(大黒天)は悪神」としています。西洋や中東やユダヤは、ブッダの道でなくゾロアスターの道に続きました。聖書の法では「日月星やアイドル(神仏像)を崇めたら死罪」なため、善神アフラは「天使」に、悪神ダエーワは「堕天使」に習合されました。【日本の天狗(山伏、修験者)がなぜかユダヤ人にそっくり】なのは天狗と天使の習合のため。日本の阿修羅観および天狗観は停滞していますが、クリスチャン人口が30%を超えた韓国では、すでに「天狗=天使」のすり合わせが始まっています。韓ドラ『地獄が呼んでいる』では、地獄の天使が人を連れ去るようになり、天狗が「狗(子犬)」でなく、「天の大きな犬」として語られます。ここまで来ると「天のオオカミ」のフェンリルまでもう少し。





デンジと月と犬


 オオカミ。最強のオオカミは「月の犬」で、悪の名を消すテンシです。北欧神話は日本人も聞き覚えのある名前、オーディンやトール(マイティ・ソー)、巨人ユミル、世界樹ユグドラシル、世界蛇ヨルムンガンド、エルフやドワーフ、魔法使いガンダルフ、ベルセルク(バーサーカー)やワルキューレ、そして「フェンリル(地を揺らすもの)」が登場します。しかし、フェンリルは名前に反して空を駆ける天狼。二匹のフェンリルは日の女と月の男をいつも追いかけ、最強のフェンリル「月の犬」は「輪廻転生の門(月)」にいて、全ての死者の肉を食べています


フェンリルのスコルはサンデーの由来、太陽の罪人ソールを追いかけるもの。

フェンリルのハティはマンデーの由来、月の罪人マーニを追いかけるもの。

フェンリルのフェンリスウールヴはチューズデーの由来、戦神のテュールの右腕を喰らうもの。

フェンリルのフェンリスウールヴはウェンズデーの由来、槍神のオーディンすらも殺してしまうもの。

フェンリスウールヴのブラザー(弟)は世界蛇ヨルムンガンドで、サーズデーの由来、戦鎚のトール(ソー)を殺してしまうもの。

フェンリスウールヴのシスター(妹)は地獄ヘル。




フェンリルは神々の黄昏に「アース神族を滅ぼし、日を食べ、月を滅ぼし、星々を落とす」と予言されています。それはフェンリルが聖書の法「よその神々や日月星やアイドル(神仏像)を拝んだら死刑」を守る者、テンシだからです。フェンリルの正体は終末における「地獄の天使」。終末のフェンリルは、創造の裏側の力。聖書の創造「バラー(בָּרָא)」は【愛】の天国を立てる力で、【悪の名前と形を奪う地獄】を立てる力で、【食べる】や【(森を)切り開く】とも訳され、雷光「バラーク(בָּרָק)」に似た力です。つまり最強のフェンリル、月の犬は「悪の名前を食べて消す愛の電ノコ」です。韓ドラ『地獄が呼んでいる』では前述の通り、日食の天狗を地獄の天使とすり合わせるもの。日本ではエルフとドワーフの物語が増える一方。それらは「神々の黄昏」のため、終末のオオカミを日本に呼び寄せる【声】です。助けてチェンソーマン!




⬛︎⬛︎は勅(みことのり)された。「景が空にあって、昼と夜とを区別せよ。しるしのため、季節のため、日のため、年のためにあれ。 また天の空で景となり、地上を照らせ。」そのようになった。


━━『創世記』1章14-15節


 タイム。日本人は「西暦と週」を使っていますが、実際は近代化していない「先大の呪い」「年号(陰陽五行と日本神話)」「輪廻転生(日本仏教)」の時を生きています。しかし、天地に先大陰陽なく、日は太陽でも大神でもなく、天のオオカミは日を食べる天使。人は月で転生できず、日本人は自ら神々の黄昏を招きます。世の中にはあらゆるサインがあり、日々や季節や年々は、「日光や月光でない景(ヒカリ)」で見分けられます。サインや時を読むための景は、日本人が知らないヒカリで、先大や陰陽や転生で汚せません。大秦(ローマ)から唐に来たクリスチャンは、景教徒(光教徒)と呼ばれました。聖書の1ページ目に書かれていること、景は昼と夜を分け地上を照らします日光と月光は昼夜を分けず、地上を照らしません。これは、日神や月神で歪められた「日と月」が不自然な作り物で、地上に生きる人の心を照らさない、という意味です。「夜景」は「夜光」では見えません。週の起源、北欧神話は日でなく夜で時を数えました。景は仮面ライダーや魔法少女に見えず、巨大ロボの搭乗者に見えず、アイドルや歌手に見えず、天皇や総理に見えず、神主や僧侶に見えず、先生や大人に見えない視界です。景は真の世界を見せ、真の時を刻みます。どうかこの記事を読む人の両目に、景がありますように。



 奇跡のコース レッスン75 「景(ひかり)が来ました」