小学生に将来なりたい職業を調査すると、男子では第6位(前年は第4位)に「ユーチューバー」が入っている。
ユーチューバーという職種(⁉️)は、小学生だけでなく、大人になって普通の定職についても、あわよくばユーチューバーで飯を食っていきたいという者もきっと多い事だろう。
ところで、あなたはユーチューバーになると、どれだけの収入があるかご存知だろうか?
私も知らなかったので、ユーチューバーが「10万回再生」した動画からどれだけ稼げるのか、色々なサイトを調べてみた。
まずは8分以上の動画を作る必要がある。8分以上の動画には、再生途中で「広告挿入」が可能だからだ。これを「ミッドロール広告」と言う。
8分以上の動画の場合、1再生あたりの単価が0.3〜0.5円、10万再生の場合だと3〜5万円の収入という事になる。
これが8分より短ければ、「ミッドロール広告」が入らないので、単価が0.3円より下回ってしまう。
またアダルト系などYouTubeの規約に抵触しやすかったり、無理矢理8分以上の時間にするため中身が薄かったりする動画も単価が下がってしまう。サイトによって説明内容は異なるが、だいたいこんなものだ。
そもそも、あなたのスマホにある「YouTube」を開いて、再生数をチェックしてみて欲しい。
かなりメジャーなテーマを取り上げても、必ずしも10万再生を超えているとは限らず、それなりに名の知れた芸能人がYouTubeを立ち上げていても、こちらも10万再生を超えない時もある。
ましてや無名の素人が10万再生を超えるようになるためには、繰り返し動画をアップし、チャンネル登録してもらわないとならないし、企画・監督・演出・役者・宣伝・編集などをほぼ1人でこなすスキルが必要になる。
また、わざと炎上させて再生数を増やそうとする者もいるが、場合によってスシローの醤油さし舐め動画にように、高額の損害賠償の請求や高校を退学させられるような事もある。
これだけ説明すればお分かりであろう。余程のスキルがなければ、ユーチューバーとして飯を食っていけないという事だ。そんな基礎知識も持たずに、目立ってやろうとする🐎🦌が多いと思う。
ちなみに、それだけのスキルがある人は、普通に仕事をしていても人一倍多くの収入を得られるに違いない。万が一「バズった」として10万再生があったとしても、続けてバズらないと、「仕事」として成り立たない。
ましてや、能登半島関連の人工地震や被災者のフリをした偽動画アップなぞ問題外である‼️
結局、宝くじを当てるかのような確率の低い職種で一攫千金を夢見るのではなく、動画アップは趣味程度にして、地道に稼いでいくのが人生にとって一番いいという事になる。