コンタクトレンズ「眼科医たちの警鐘を無視した場合の恐ろしい結末5項目」:米国眼科学会からの報告 | 総合診療医:誰もがわかりやすく医療を理解する事ができるブログ

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皆さまのご家族の中で、カラーコンタクトレンズをつけておられる方はいらっしゃいませんでしょうか?。
  
ある信頼できる眼科医から情報を頂きました。
米国眼科学会のホームページからです(英文)。
⇒ 『Five Frightening Risks of Wearing Contact Lenses Without a Prescription
  
ここでは、「眼科医たちの警鐘を無視した場合の恐ろしい結末5項目」を提示しております。
まず事前の知識として、米国では眼科医の処方箋がないとあらゆるコンタクトレンズを購入する事はできません。
これに対して日本では、眼科医の処方箋がなくてもコンタクトレンズを購入する事は可能なのです!!
  

 

 

  
「眼科医たちの警鐘を無視した場合の恐ろしい結末5項目」
いずれも処方箋なしのコンタクトレンズを装着した場合の可能性です。
  
#1:角膜上皮剥離(Scratches to the eye)
角膜擦過傷とも呼ばれ、痛みを伴うだけでなく恒久的な損傷を引き起こす可能性があります。
  
#2:感染症(Infection)
角膜炎と呼ばれる感染のリスクが16倍増加することが示されています。
抗生物質やステロイド点眼で早期に治療すると視力が維持されることがありますが、角膜移植などの手術が必要な場合もあります。
  
#3:流行性結膜炎(Pink eye)
コンタクトレンズを共有すると、病原体を伝播し、流行性結膜炎のような疾患が拡大するリスクがあるのでコンタクトレンズを決して共有してはいけません。
  
#4:視力低下(Decreased vision)
角膜の傷や感染の有無に関わらず、視力が低下する可能性があります。
  
#5:失明(Blindness)
永続的な視力喪失を引き起こす可能性があります。
実際、眼の色を変えるためのコンタクトレンズ装用で眼に障害を負い、10回以上の手術治療を受けたが法的弱視となった男性のケースもあるようです。
  

 

 

  
私はこの分野は詳しくはないので、この眼科医のFacebook上のコメント欄からも添付します。
  
・日本では大手眼鏡チェーン店などが、処方箋なしのコンタクトレンズの購入を堂々と売り物にしています。
この範囲を、ロービジョン(弱視者)にも範囲を拡げようとしているようです。
  
・コンタクト障害があれば、眼科医を通じて国民生活センターのホームページにある「医師からの事故情報受付窓口」に直接登録してください。
障害実例が多ければ、国民生活センターが動いてくれます。
ただし、これは多くの眼科医も知らないようです。
  

 

 

  
一般の皆さまは、ファッション感覚などの目的で、気軽にコンタクトレンズを装着しないようにしてください。
コンタクトレンズが必要な場合は、必ず眼科医に相談をするようにしてください。
  
尚、記事をご紹介いただいた眼科医の先生は、日本で山積している問題解決の妙手を、今後学会発表されるとの事です。
  
(写真はネットより拝借しましたが、各々の商品を否定するために拝借したわけではありません)

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