今回はキーワード双子座のほぼ最後になります。
天王星、海王星、冥王星編です。
天王星、海王星、冥王星はかなり重要な星ですが、進むスピードが遅いので、個人的な占いと言うよりは、世代的な占いになります。
とは言っても、基本的にこの3つの星の双子座を持つ人はまだ生まれていないでしょう。
天王星は約8年ほどで双子座に入り、海王星は約30年過ぎに双子座に入り、冥王星に至っては100年以上先にならないと、双子座には入りません。
つまり今、生きている人にとってはこれらの星が双子座にある人のことはどうでもいい話です。
ならばこの双子座と天王星、海王星、冥王星はまったく意味の無い話なのでしょうか？
それは違います。
この双子座の対向、つまり反対側にあるのが射手座です。
双子座の天王星、海王星、冥王星の方は今はいませんが、射手座の天王星、海王星、冥王星の方はかなりいます。
大体、45才ぐらいから10才ぐらいの間の人は天王星、海王星、冥王星のどれかが射手座であることは多いでしょう。
射手座は双子座の対向であるだけに、双子座の解釈は射手座の解釈に役に立ちます。
ですから双子座の天王星、海王星、冥王星のキーワードからの解釈を書くことで、射手座の天王星、海王星、冥王星の解釈の参考になるでしょう。
さあ、始めていきましょう。
まずは双子座のキーワードはあらゆる分野への冒険でしたね。
これが天王星で出た場合は、まさに国籍を問わずに自分のやりたいことにチャレンジする生き方をするでしょう。
例えば寿司屋をイタリアで開くために奔走したりします。
これが対向の射手座の天王星ですと、そこに世直しや人助けが加わるので、青年海外協力隊に参加するようなイメージでしょうか。
このあらゆる分野への冒険が双子座の海王星に出ますと、これはいろんな分野の芸術に向かいそうです。
陶芸をやりながら、書道をやり、日本画も行ない、茶の湯も行い、俳句を詠むと言う、芸術家としてはどこかスーパーマンのようなところが出てきます。
この対向の射手座の海王星ですと、どこか一つ秀でたところを持ちつつ、いろんな分野の芸術に向かうでしょう。
先程の例のように、書道をやり、日本画も描き、茶の湯もやったとしても、自分が進む道は日本画だと分かっていて、日本画のために書道も茶の湯もやっているのだと言う芸術家になりそうです。
ただ双子座の海王星のような芸術の広がりも必要にはなります。
双子座の冥王星ですと、まさに人生自体が冒険です。
大学で勉強をして、公務員になっても、それを捨てて、海外でイタリア料理の修行をし、日本に帰ってから、スパゲティレストランを開き、それに飽きたらずに、アジアでもスパゲティレストランを出店する。
そんな破天荒な生き方の人になりそうです。
これが対向の射手座の冥王星ですと、似ていますが、最初から料理の専門学校に入り、イタリア料理を学んでから、イタリアに修行に行き、帰ってからスパゲティレストランを作り、そこで独創的なイタリア料理を次々と開発するでしょう。
違いは射手座の冥王星は最初から自分の進む道が見えてることと、成功よりも自分の作品を良くすることに力点があるということです。
ですが双子座の冥王星に射手座の冥王星は似ているでしょう。
さてキーワード双子座のもう一つは豊かな知性です。
双子座の天王星ですと、これはありとあらゆる知的な才能を表します。
具体的には織田信長のような判断力や決断力に溢れた人を表します。
これが射手座の天王星ですとそこに倫理性が入ります。
ですから同じく判断力や決断力に優れていてもどこか優しく、それでいて抜けているイメージの徳川家康のような人柄を表すでしょう。
豊かな知性が双子座の海王星に表れると、これは文筆の才能に優れます。
ただし、これは夏目漱石の「吾輩は猫である」のような軽妙な文才と言うことになります。
これが射手座の海王星ですと、同じ夏目漱石でも、「こころ」のような倫理観と関わる文才となります。
文才があるところでは意味では似ていますが、このように双子座の海王星と射手座の海王星は違うところもあるのです。
豊かな知性が双子座の冥王星に表れると、これは破天荒な中にも秘めた知性を感じさせるタイプになります。
あえてピエロを演じているようでいて、物事の本質をつかんでいるタイプでしょう。
射手座の冥王星ですと破天荒さは世の中を良くする方向に働きそうです。
例えば大震災などの苦しみの中から、新たな事業を始める方などのイメージですね。
ただこの方は双子座の冥王星の方のようなピエロのように、見られるところがあって、周囲から冷たい目で見られることもあるでしょう。
ただし、周囲からピエロのように見られていても大切なことをするのだから、周りの目を気にしないでしょう。
そこが双子座の冥王星の方に似ているところです。
以上のことから分かるように、双子座の天王星、海王星、冥王星が射手座の天王星、海王星、冥王星に与えている影響はかなり大きいでしよう。
その意味では双子座の天王星、海王星、冥王星のキーワード解説をするのも、射手座の天王星、海王星、冥王星を理解するために役に立ちます。
こうして現在では存在しない、星座の星を知ることも大切なのです。
今回のタロットカードは太陽のカードです。
この太陽のカードの男女は、自分の裏の姿と仲良くするという意味があります。
双子座の裏は射手座、射手座の裏は双子座です。
ですからこの太陽のカードは射手座の解釈をするときに双子座を出してきて解釈するようなものの見方を表します。
そしてそうした見方は太陽のカードように物事を明るく分かりやすく見ることが出来るのです
今回はキーワード双子座と言う、かなり異端の西洋占星術ですが、私は星から読む、正統的な西洋占星術のブログを書いています。
私のホームページの「アポロンの館」の「占い師Hisashiの占い講座」というブログです。
興味のある方は、読んでみてください。
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