明けましておめでとうございます~
元旦、2日と大きな被害が出ていて、お見舞いを申し上げます
わたしの方は…
今年も自分の思うままにドラマ・映画を見て綴ります。
今年もよろしくお願いします~
さて、今年の第一弾は
でも、ご紹介させていただいた、 查無此心(この心亡き者)
めっちゃ、よかったです
映画との相性で言えば、やはり、年末の ミス・シャンプー は相性が悪かったんだな~とこの映画を見て思いました。
この映画は、めっちゃ面白かった素直にそう思いました。
テーマも出演者もストーリーもどれもすごくよかったです
が、唯一イマイチだ…と思ったのがこのポスター
どっちも誰だかわからないし、主題から外れてませんか
査無此心 FB (画像はここより)
《查無此心》| 正式預告 | Netflix
感想ですが、ネタバレですので、イヤな人は読まないでくださいね
テーマがよい
日本より早く 移民 を労働力に活用し始めた感のある台湾ですが、この映画では、テーマが 不法移民労働者 です。
日本ではまだまだ正面からこの問題を取り上げて話題になった ドラマ や 映画 は少ないように思うのですが、台湾ではしばしば取り上げられていて、この 映画 も取り上げ方が非常によかったです。
確かに 不法移民 は 違法 です。でも、一人一人のあり方は、その人によるんですよね。
不法移民だとわかっている雇い主に「搾取」されながら、何とか 台湾で暮らす ことにしがみつく人もいれば
そのために、手っ取り早く愛のない「結婚」という手段に走る人もいる。
あるいは、その中で 犯罪 に巻き込まれることも…
加害者 にも 被害者 にもなりえる…
でも、それぞれ事情はあっても、やはり 違法 なことで、そうなれば当然 犯罪 に巻き込まれる率は高くなり…
これは 映画 だったけれど、現実問題として、もうきれいごとで済まないのは日本も同じで、「性善説」で済まない問題であり、日本も国がもっと積極的に 不法移民労働者問題 に取り組んでほしいです。
登場人物と配役がよい
阮經天 演じる 林佑生 は、 移民 が暮らす街で 雑貨屋兼簡易宿泊所 の従業員として働きながら 裏 では、 不法移民 を仲介しているというポジション。
だからと言って、全面的に 加害 の側にいるわけではない。むしろ実生活に関わることで、 移民 に寄り添って生活するようになり…。この 白黒 はっきりしない 人のよさ 心根がやさしくて、意味不明に湧いてくる正義感 を兼ね備えている感じが 阮經天 にピッタリすぎて、これ以上の配役はないな~と思いました。
ここに絡んでくるのが、 仲介トリオ で タクシー運転手 の 東棋(薛仕凌) と 写真館 の 范長福(游安順)。
これも 薛仕凌 が色んなドラマや映画で「うさん臭さ全開」の役をこなされていることを逆手にとった展開が素晴らしかったです
それにしても AB車 というのは、初耳で調べてみました
なるほど~と思いましたが、実際に使うことはなさそうです…
また、本件での 主役 張鈞甯 は、愛する夫 楊振國(傅孟柏) を「自殺」で亡くし、生きることに絶望した刑事 吳潔 …
映画の中で幾度となく 亡夫 との思い出が交錯するのが 吳潔 のムチャで投げやりで、でも、真正面から事件に取り組んでいて…という役柄を裏付けるのに、とても効果的だったと思います。
この映画でもほぼほぼスッピンで、しかも精神的に病んでいるのにも関わらず、あれだけ美しいのは 張鈞甯 だからこそで、それが、何よりもこの映画で効果的で…同性だけど、あまりに美しいので、吸い込まれて見てしまいました。
そして、 吳潔 の後輩で新米女性刑事に 項婕如
まだ24歳という若さながら、 疫起 や 神之鄉 、 媽,別鬧了! と、めざましい活躍ぶりで、「天然」を計算して演じられる若手俳優というポジションになりつつあります。この映画でも、とてもよかったです
余韻のある最後がよい
それにしても、映画では 被害者はみんな女性 なんですが、 自殺したり 崩壊したり …はみんな男性
最後 吳潔 と 新米刑事 蔡瑋姍 の芯の通った強さが、最後とても印象に残ってよかったと思いました。
悲惨なだけでなく、未来の見える最後がやっぱり好きです。
吳潔 が 林佑生 を ガン無視 したのはどういうことだったのだろう…❓
別世界のふたりだから、もう関わらないでおこう…そう思ったのかもしれません…
二人が共演している昔のドラマですが、見たいと思いつつ途中で止まってます。
また、見始めたいな~。
翻訳は相変わらず、中文⇒英語⇒日本語なのかな❓
なぜかというと、映画の中で姉妹関係にある被害者なんだけど、字幕で 姉 と 妹 と間違えている箇所があって、英語字幕を確認すると my sisiter になっていたので…(あくまでもわたしの推察です)
名前の読み方については、英語のピンインをローマ字読みにしたのとも、また違っていて、もちろん中文の発音からはかなり遠くて❓❓❓で、どこから引っ張ってきたんだろう❓と思いました。
何度も言っていますが、中文⇒日本語 プラス 台湾華語、台湾語、台湾の事情などよくご存じの方の字幕をお願いしたいです。
監督さんは公視のドラマ「最後的詩句」の監督さん。このドラマは話題作だし、確かYTで見られるのですが、見ていません。この時の主役が 傅孟柏 で、以降、大活躍ですし、この映画にも出演されていたのはその縁からかな❓
このドラマも見たいです。