発表会前夜--------研究所では | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

29日は、私たちが大事にしている藤原岳自然科学館の発表会です。

 例年、夏までの研究を整理して皆様に聞いていただく絶好の機会ととらえ、10年前から連続して発表させてもらっています。明日は、その日てす。

 

 去年はどうしていただろうとブログを遡ってみると、土曜日でしかも運動会と重なっていて午前中運動会を済ませて、藤原岳自然科学館へ急行して発表会に臨んだのでした。

 今年は、そういう意味ではゆとりがあり、発表者のF研究員は別の団体の野外活動にE研究員とともに出かけて行っています。夕方から研究所にやってきて最後の調整をするということです。

 

 本来これで行ける予定だったのですが、1か月くらい前にある局から(まだ公開できないので後日までお預けです)出演依頼が舞い込み、日程とヒルのご機嫌の都合で今日やらないといけない事がでてきました。それは、撮影日に現地でヒルの動画が撮りたいという希望を叶えるものです。撮影日は、10月中旬です。さて、それまでヒルが元気で山の中にいるかが問題です。せっかくの企画構成なので最大限協力したいので、今年は鈴鹿市子ども議会議員を務めていたS研究員は、藤原岳自然科学館の発表会は見送っているので、この担当はS研究員にお願いすることにしました。

 

 それで朝から、藤原方面に出かけて撮影予定現場の下見をしました。気温が高いのと先日の豪雨でヒルは元気でした。特大級はいませんが局の高級カメラなら十分耐えられる大きさです。

捕ってしまうと本番にいなくなるといけないので、そっと放してやりました。数十匹はいますので、本番は大丈夫でしょう。来週担当ディレクターが下見に来てくれるので、再度確認します。

撮影現場以外で、20匹ほどヒルを捕りました。これは、ヒルの生態撮影用にします。研究所に持ち帰りました。

 

撮影の準備はてきたので、今度は自分たちのための研究です。

 昼食後、場所を変えてして以前ヒルの卵を見つけた山に行くことにしました。

13号台風崩れの大雨があったので、林道はすごい雨が流れた跡があります。

林道脇の水路の中を覗くと、小さなヒルがいっぱいいます。

本当にたくさんいます。これでは、作業される方がたくさん吸血されるのはよくわかります。僕たちは、来年のヒル捕り場にすることにしますが、作業員さんたちは、とても迷惑だろうと思います。

このような下見調査をして研究所に戻りました。

 

しばらく休憩しているとS研究員が到着しました。

早速、飼育中のヒルの身体測定を開始、その間に夕食の準備と手際よく進みます。

 

食事の後、明日の練習を開始しました。お風呂を挟んで、2回練習してS研究員から合格のサインが出ました。時計は、10時を回っています。しばらく録画してあったヴィランの言い分のイナゴ編を鑑賞して、お休みとなりました。この番組おもしろいですね。

 

明日朝、1~2回練習して本番となります。頑張ります。