自然界に産み落とされた卵発見-----!!! | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

研究所近くの方から情報が入り、新しいヒル捕り場を見に行くことになりました。

ボランティアのG君が山登り向きの車に買い替えたので早速乗せてもらいました。

研究所から15分位鈴鹿の山腹に入ったところの沢に行きました。通称シャクノウジと言うそうです。

本日は山中と言えども37℃くらいの猛暑です。さすがのヒルも出てくることはないだろうと言いながら、水路にいたという情報を頼りに付近を探しました。

少し林道を下りながら水路を見つけてその中を探しました。

しばらくすると、F研究員が「これは何だ」と叫びました。

彼の眼にはすごいものが目に入っていました。卵嚢です。自然界に産み落とされた卵嚢です。

みんなもビックリしてF研究員の所に集まりました。

もしや、その付近にはお宝が…、とみんな色めきだって探しました。

またまた見つけたのはF研究員。今度は少し土をかき分けた所にありました。大きいものです。

そして、数分後研究員は3個目の卵嚢発見。お前はどんな目をしているのや!! と言われながら。

見つけたのは約1mの範囲内でそんなに離れていないのですが、その近くで大きなヒルを見つけました。多分このヒルが親だと思います。

私たちは、実験室内で産卵させたヒルの卵嚢は、しょっちゅう見ていますので珍しくもないのですが、自然界で産み落とされたヒルの卵嚢は初めて見ました。もう、研究員は興奮状態です。ヒル研始まってからずっと、自然界で卵を見つけたいと思っていました。ふるいを持って1日探したことも懐かしい思い出です。

今度先輩たちがたずねてきたときは、きっと大きな話題になるでしょう。

 

熱中症警報が出ているので1時間で切り上げました。

研究所に戻りカルピスで乾杯をしました。

午後は、次の実験用のカエルを捕りに付近の田んぼに出掛けましたが、この酷暑ではカエルもいません。

1時間以内で切り上げました。でも、カエルはどこに隠れているのでしょうね。さすがカエルです。1匹も出合いませんでした。