第11回は‥‥新事実の証拠固めとリベンジヒル捕り | 子どもヤマビル研究会

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2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

今朝から雨が降っている。昨夜と合わせて、地面はしっかり濡れている。

やったぁ。今日は捕れるぞ。早速予定を組み直して、午後一でヒル捕りに出かけることにした。

 

紹介しておきます。この仲良しカエルは、トノサマガエルとモリアオガエルのメスだそうです。新会員のR研究員は、生き物図鑑ほどいろいろなことを知っていて、強力なスタッフなのです。彼が、教えてくれました。大型水槽にしばらく入れて、ヒルに血を提供して頂こうと考えています。が、ヒルがほとんどいないので、もうしばらく休んでいただく事にしています。

 

さて、日程を繰り上げることにしたので、朝食もそこそこに8時からヒルの吸血後の身体検査が始まりました。

まず、観察飼育瓶の中に脱皮した皮があるかどうかを捜し

見つけました。この飼育瓶は、3週間前に吸血させたものですが、これで二度目の脱皮です。

脱皮標本を作っているので丁寧に台紙の上に拡げます。

その後、身長と体重を測ります。妊婦さんですから丸々太っていますが、そっと息をかけると体をうんと伸ばしてくれます。

この状態になって測定します。身長はかなり大きくなっています。体重は前回より少し減っています。首の所が変色していますので、産卵する可能性が高いです。

全部で10瓶の身体測定を急いで済ませて、昼食は、そうめんでした。

 

つるつるっと食べて、ヒル捕りリベンジに向かいます。近場でないと時間がないので、田光のヒル捕り場に向かうことにしました。

いつもの所に行って、ふぅぅっと息をかけると、大きいのがニョキニョキ出て来ました。

ヤマビルは、絶滅危惧種ではなかったですね。足にも上がって来るし、1時間弱で、50匹近く捕りました。

ちょっと雨が降っただけで、こんなに出てくるのですね。自然の力はすごい、というかバランスがとれているのですね。

来週のヒル研の実験材料は十分あります。でも、来週の土曜日は、ヒル捕り大作戦に予定を変更します。

8月にかけての実験材料のストックを確保しておきたいからです。

来週からは、楽しさが倍増するぞ。

 

血を提供してくれている鶏も頑張ってもらわないといけなくなるし、カエルも頑張ってもらうことになりますね。

3年目に入ったF研究員も自覚ができてきましたね。