恵みの雨だ-------- ヒル探しやり直し | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

6月15日になっても梅雨には入らず、ヒル研にとっては厳しい自然環境です。探しても探してもヒルかいません。ヒルがいないとなると、実験材料が手に入らないので、回転休業に近い状態。

先週までで取れたヒルのストックもなくなり、今日はどうしても必要数確保しないことには何もできなくなります。

もう、鈴鹿の山で残っているのは宮妻峡だけ。昔からヒルの多さではじょういを争う場所。期待を膨らませて、車を走らせました。

地面は乾いています。これではいないなあ、研究員の勘はよく当たります。

先ずは、カズラ谷登山口へ向かいます。

いつもヒルがたくさん出る場所に行って、探しましたが、全く捕れず。

這いずり回って探していたら、何やらトカゲより大きめの黒い生き物が、落ち葉の下に潜り込んでいきました。

みんなで捜索したら写真の生き物でした。

これは、サンショウウオです。どうして水の中ではなく、落ち葉の下に来ていたのかは、サンショウウオに聞いてみないと分かりませんが、写真だけ撮ってリリースしました。

 

 

私たちはヒルを探しているのですから、次の捜索場所に向かいました。入道岳登山口に向かう途中、最近生まれたマムシに2匹も出合いました。昔、活動中にやられたことがあるので、慎重に避けました。

 

登山口につきました。ここも、乾燥していて一匹も取れず。

仕方ないので、おべんとうを食べてしばらく水遊びをしました。

バランスを崩して川にドンブラコッことはまったおまけまでついて、15時ころ研究所に戻りました。

 

ヒルも捕れずに実験材料がないので、今年の修学旅行をどうするかという話をしました。あまりお金をかけずに1泊してヒルの研究ができるところ。そして、そこでどんな研究ができるかを話し合いました。

候補地といろいろ交渉するのはコーディネータの役ですので、次回までに何とかプランを考えますね。

 

夜は、自然をテーマにしたBSの録画を観たりして過ごしました。ヒルがいないと、何ともしようがないね……。

 

就寝時間になりベッドに入り耳を澄ますと、変な音が聞こえます。窓を開けたら、なんと外は激しい雨がふっています。

わぁっ、恵みの雨だ。明日の予定は変更して、ヒル捕りリベンジだ。F研究員は大張り切り。

 

明日の朝までは、降っていてくれ、祈るような気持でおやすみなさい。