第7回 ヒル研はヒル集めから・・・ | 子どもヤマビル研究会

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2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

ヒルなんて一杯いるのに、という声が聞こえてきますが、また鈴鹿の山ではあまり現れていません。

先週末に、実験で使いはたして、今日は朝から100匹捕獲作戦をこころみました。

 

行き先は、私たちのヒル捕り場。もうここしかいないと出かけました。

気温は22℃、地温は17℃、何とかヒルが活躍し始める気温です。丹沢からの連絡によればもう足を盛んに登ってくるほど出ているということでした。でも、藤原ではどうでしょう。

 

いつものヒル捕り場に着きました。いることはいますが、沢山とまでは行かない程度です。10匹そこそことって、更に先のヒル捕り場に進みました。

陽が当たっていて地温は22℃、さすが微妙な温度差ですが、いますいます。次から次へと大きいものが出て来ます。ここは、「ヒルは木から落ちてこない」を実証した現場です。

あっと言う間に50匹位捕りました。しかも大きいものばかりです。あと、3度くらい地温が上がれば、ヒルダンスで迎えてくれるほど出て来ます。

久しぶりに捕ったなあという実感が湧きました。これで今日明日の実験は可能になりました。よかった。

近くの公園でお弁当を食べて、藤原岳自然科学館に立ち寄りご挨拶を済ませて、研究所に戻ったのは14時半。

 

15時から、吸血開始です。鶏さんにしばらく頑張ってもらいます。今回も吸血前と吸血後の体重測定をして、吸血量を計測するデータをとりました。

1匹目------- 吸血前 0.26g   吸血後  0.85g

2匹目------- 吸血前 0.27g     吸血後  0.38g

前回の測定は、もっと吸ったのですが、今回は余り吸っていません。

その後7匹は、産卵実験用に大部屋にいれました。

 

19時30分。早めの夕食を済ませて、屋久島学のオンライン研修会に参加しました。今日のテーマは猟師さんのお話です。

僕たちは、猟師さんにいろいろ聞いてみたいことがあるので、参加することにしました。

はじめは、大学の先生かインタビュー形式で難しい話をしておられました。1時間くらい聞かせてもらいました。シカやサルの猟をしておられるとのこと。質問の時間になり、F研究員が代表して質問させてもらいました。シカやサルをとっておられるそうですが、ヒルが付いているのを見たことがありますか。また、どんな風についているのを見ましたか、教えてください。

猟師さんから、シカは蹄の間にいるのを見たことがあますが、サルはヒルが付いているのを見たことはありません。昔は、ヒルは西部の方に多かったのですが、シカが東部に拡がってきたことに伴い東部でもヒルを見るようになったというお話でした。ありがとうございました。

 

21時になり、研修会は中座してホタルを見に出かけました。風もなく暖かい夜でしたので、川べりには沢山のホタルが乱舞していました。とても綺麗でいろいろはなしをしながらの観賞会でした。

22時に研究所に戻り、大急ぎで入浴して直ぐ就寝となりました。

みなはどんな夢を見てるのかな。