前回レポートした幸せ家族。かいがいしく世話をしていました。
段々お大きくなりあと1週間くらいで巣立ちを迎えることになっていました。
5/26のヒル研の時も、みんなで応援していました。親鳥も3羽で交代しながら給餌していました。
ところが次の日の朝、聞きなれない叫び声が聞こえたので玄関の巣を見に行くと、1羽落ちて苦しそうにしていました。
どうしたらいいのか分からないので、とりあえず私の仕事机に連れて来てはこの中に入れました。ティッシュペーパーで布団を作り、アクエリアスをスボイドで飲ませました。
中々飲まなかったのですが、根気よくくちばしに先を付けているうちに、大きく口を開けて飲んでくれました。
すると、5分おきくらいにチーチー鳴いてアクエリを催促し始めました。
何を食べさせたらいいのか分からないのネットで調べ乍ら、スボイドで飲ませていました。
そうしたら、人が触れてはいけない。いち早く巣に戻さないと親が見捨ててしまうとありました。また、飛ぶ教育・訓練が人間ではできないので、やがて命を落とす運命となる、とありました。ビックリして、小さな箱に入れてネット動画の通り巣のそばに置いておきました。
さすが親ですね。時々、その子の所に来て給餌しています。何とか育ってほしいと願っていました。
28日の朝、昨日よりけたたましい鳥の鳴き声を聞き見に行くと、なんと巣の下は写真のようなありさまです。よく見ると、周囲に3羽の雛が落ちていました。
さては、ネコかイタチか、私の頭をかすめたのは、ネコかイタチの来襲です。
でも、それにしては様子がおかしいので、ネットに聞いてみました。
すると、その答えにビックリです。(Microsoft AI))
Ans: ツバメの巣を横取りする小鳥として、スズメが知られています。スズメはツバメの巣を乗っ取ることがあり、その理由は興味深いものです。以下に詳しく説明します。
ツバメは渡り鳥で、春に大陸から戻ってきて古巣に戻り、または新しい巣を作って子育てをします。しかし、ツバメの渡りの時期は年によって異なり、遅れて渡ってきた場合、同じ時期に繁殖するスズメがツバメの古巣を見つけ、自分たちの巣として認識してしまうことがあります。その後、ツバメが帰ってきて自分の巣を使っているスズメとバトルになり、最終的にはスズメに巣を乗っ取られてしまうことが報告されています。失ったツバメは新しい巣を作るしかありません。
と、ありました。庭
そう言えば、26日から、二羽のスズメが研究所の庭を飛び回っています。しばらく外で様子を観ていると、雨が降っているにも関わらずスズメがツバメの巣を攻撃しに来ています。やっぱり、犯人はこれか。
ツバメにはかわいそうだが、残念。これも自然の掟のようだ。
29日の朝も、まだスズメはツバメの巣を、これでもかとばかり壊しています。下に巣の破片が落ちてきます。
なにか意地になって壊している感じです。
『 力による現状変更は認められない!! 』
どこかの国のようです。
Swallow と Spallow、wとpの一字違いで大違い。この差は何なんですか。
29日昼前、箱に入れてエアコン室外機の上に置いた雛に、親は餌をせっせと運んでいるのを確認しました。
すごい。命がまだ続いている2羽に餌を運んで来て、心配そうに見ていました。
私も、遠くから見守りながらカラスやスズメを追い払う手伝いを時々しています。巣の中が汚れてきたので、ティッシュペーパの入れ替えもしています。でもだんだん衰弱していくのが分かります。がんばれ!!!
ヒル研の課外授業の教材になりました。亡くなったひなの冥福を祈ります。