第4回ヒル研は 夕食後の密度が濃かったです | 子どもヤマビル研究会

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2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

今日は少し寂しい研究会でした。運動会や地域の行事が重なり、午前中は1人でした。

ヒル捕りに行きたかったのですが、お天気もいいので山登りを兼ねて菰野富士に行くことにしました。

ここは、花崗岩の小高い丘のようなところで、380mほどなので子連れの家族で満員でした。

この麓からキャンプ場への、人が余り通らないコースにヒルが出る場所があるので、まずそこに行きました。

ほとんどヒルはいなくて、30分ほど探しましたが、7匹しか捕れませんでした。

ほら、こんなのが捕れました。

ちょっと乾燥しているので、ヒルはでてきません。もともとヒルの少ないところです。

頂上でお弁当を食べてから研究所に戻りました。

青空と山の空気を胸いっぱい吸って、研究所に戻りました。

 

午後の予定の吸血実験の準備から始めました。

私と研究員の二人で吸血させるので、大変です。ずっと見てないと、ヒルが落ちたりネコに襲われたり思わフトラブルに見舞われます。

4時過ぎ、ボランティアのG君が仕事を終えて来てくれました。やっと休憩する時間ができました。

予定通り、8匹のヒルに2時間の吸血をさせることができました。今年は2時間で吸血をやめさせているので、死ぬヒルはいません。ヒルも食べすぎはダメです。

夕食を済ませて、今日のメインの仕事になりました。

先々週に、吸血したヒルは脱皮をするかどうかを調べている飼育ケースの中を点検します。

まず、目視で抜け殻を探します。

F研究員の目はどうなっているのか不思議なんですが、じっと見ているとそのうちにあった、と指で示してくれます。今回も、あるある、と嬉しそうに見つけてくれました。

その後は、CCDカメラの力を借りて、私の目にも見えるように拡大します。

すると見えてきました。これです。中央の紐のようなもの。これが、ヒルの抜け殻です。

この皮を脱ぐ瞬間の写真を撮ろうと、ラプス撮影をしながら待っています。

今回は、2つのセットともこの紐が見つかっています。これだけ確実に見つかっているということは、ラプス撮影のデータの中から見つかるはずです。それをこれから中心に探していきます。

判明次第、ここにアップしていきますのでご期待ください。まさにこれがヒルの脱皮です。

3人で頭を突き合わせて観察していたら、なんと23時になりかけていて、慌てて入浴して就寝となりました。