追い込み中のヒル研 | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

台風がお盆休みにやってきたので、部屋に籠っての盆休みでした。

久しぶりに仏壇にお供えをして読経して、仏の世界にお邪魔しました。仏説阿弥陀経は、お浄土の描写がしてあるそうで、いろいろ想像しながら30分の読経を味わいました。

そして、今年もたくさんのヒルの命をいただいて研究をさせてもらったので、心を込めてお参りしました。

 

そして、後半戦の追い込みが始まりました。トップバッターは研究員。17日、いつもの朝の時間にやってました。予定は、3泊4日です。終わらないと自動継続になります。いろいろやったことは蓄えられていますが、その整理がついてないのです。何をみんなに聞いてもらいたいかが明確になってないのです。あれも書きたい、これも書きたいということで、半日くらい悩んでいました。

夜には、何とか発表したい中身が明確になってきました。

仮につけた題が、「ヤマビルの産卵実験の手伝いをして気づいたこと(仮)」となりました。いろいろ試料を引っ張り出すと、案外気づいていないことがいくつも見つかりました。みんな新発見なのですが、私もびっくりしたのは、産卵前のヒルが時々ケースの中を10分位走り回っているという事実です。何のためかは、現段階では分かりませんが、走り回っているのは写真に撮れているので事実です。

そんなことを中心にまとめて夜には、学校に夏休みの自由研究として提出するものが出来上がりました。すごい。

 

18日、今日はM研究員も参加で二人となりました。台風の後なので、もうヒルはいない時期だが、きっと流れ落ちてきているので藤原に調査に行こということになりました。本来ゆとりがあれば堂々と行くのですが、時間がない中追加で入れた研究なので、急いで藤原まで出掛けまし。

台風で林道にはかなりの勢いで水が流れたようで、こんな感じです。

この道路に溜まる落ち葉などには、まだヒルはほとんど見つかりません。

右側の葉の集まっているところからは小さいヒルが顔を出してきました。

ヒル捕り場に付くと、予想通りいました。中くらいから大きめのものがみつかります。

けものみちを確認して、その下の所を探すと大きいのもたくさん出て来ます。

足に一杯上がって来るので、まとめて手に付けてストックしています。

結構大きいものも含めて、50匹以上の収穫が30分でありました。

原稿を書く仕事が山ほどあるので、急いで研究所に戻りました。

 

少し休憩をしてから、F研究員の学校提出用の作品の仕上げにかかりました。それで、一つ完成です。

M研究員の原稿は、まだ実験中のものがあり、飼育ケースからヒルを取り出して秤に乗せて頑張っていました。

 

明日は、U研究員がやって来て、産卵の研究のまとめに取り掛かります。もう一つ忙しくなります。

明日も頑張ります。