成熟したヒルが欲しいよ | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

世の中からは怒られそうですが、沢山卵を産んでくれるヒルを探しています。

大雨の後、チャンスとばかりに出掛けていますが、大きい物にはあまり出くわしません。

今日も半信半疑で、噂の場所を訪ねました。

場所は、滋賀県の蛭谷です。おそらく昔は沢山いたのでその名前が付いたのだろうと思います。昨年、同時期に来た時は30匹ほどとれました。大きいものもいました。

でも、今年は大きいものは2時間探してたったの5匹。少し小さめのものを合わせて20匹位しか捕れませんでした。

あきらめて、帰り道道の駅に立ち寄り、弁当タイムとしました。なかなか立派な施設でした。ライダーさんたちがたくさん来ていました。

でも、このまま研究所には帰れないのでもう一か所、三重県側の田光の禿の井用水に行きました。

ここは、地形的にちょっとヒルの拡がりに興味があるところなんです。

山道の右側に水路があります。禿の井用水です。実は、この用水の右側斜面にヒルがいるのです。水路を挟んで左側はいません。ところが、ところどころ用水に蓋がしてあって左側斜面と地続きになっているところがあります。ここにヒルがいるのです。

1kmくらいの所に数箇所このような場所があり、今日はここで探しました。予想通りいました。大きいものが30分くらいの間で10匹以上捕れました。これだけ捕れれば、明日の吸血には間に合うので研究所にもどりました。時計を見たら3時でした。朝9時からでかけたので、なんと6時間のヒル捕りでした。成果は、15匹ほどです。効率悪いです。

 

ちょっと休憩してから、前回キララ峰て捕って来たヒルの吸血をさせました。毎回、6匹位ずつ吸血させています。順調に吸ってくれました。

夕方、隣のおばさんから玉ねぎの差し入れをもらい、みんなで頂くことにしました。今日は、M研究員がシェフをすると立候補。蛭谷の帰り道で赤しそと山椒を取って来たので、それを使って料理を作るということでした。もちろん玉ねぎも使います。

何やら、手の込んたことをしてくれていました。やがて、形が見えて来て素敵な夕食ができあがってきました。

スゴイ。皆は研究員の腕前にビックリ。

こんな定食になりました。

おいしかったです。シソはと言うと肉の内側に巻かれていて、口に入れた時ほんのりといい香りがして、一流でしたね。

ごちそうさま。明日も頑張れるぞ。