産卵実験----観察記 | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

おそらく自然界では、いま、ヒルの卵塊が沢山産まれていることでしょう。

私たちの研究室では、3週間経ちますがじらされてじらされて‥‥、でも、今年は観察しやすいようなアクリルの箱を用意したので、24時間カメラ監視をしています。タイムラプス撮影をしています。

妊婦のヒルは、いつもじっとしているのではなく、適度にケースの中を動き回り、運動をしています。

バッチリ

このヒル、前半分が白く変色して産卵の兆しがあります。この済に産んでくれたら、バッチリ動画に撮れるのですが‥‥。

このヒル、胴体の中ほどに白い皮のようなものが見えます。もしかすると"脱皮"かな。

先週の屋久島いきもの調査隊総括会議で、帝京科学大のHさんが発表していた中に脱皮の話がありました。これがそうかどうかは、一度Hさんに見てもらおうと思います。これは、タイムラプスのカメラではないので、動画ではありません。

撮影用に吸血させた予備のヒルも、前半分が変色しています。いつでも交代できるよ、というところでしょうか。

このケースは、2週間遅く吸血させたものです。時々このように上の方に上がって来ています。運動中でしょうか。

 

余談ですが、血液提供者の鶏は、毎日頑張って卵を産んでくれています。もう20個になりました。卵の値段が高い時に、研究員のために頑張ってくれています。おいしくいただいています。ありがとう。