第10回ヒル研は、カエル捕りを頑張りました。 | 子どもヤマビル研究会

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2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

昨夜は、冷え込みも少なくお風呂前にホタル観賞をしました。とてもたくさん乱舞するホタルに見入りました。

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Y研究員が明らかにしてきたヒルがカエルの血を吸っているについて、その根拠にカエルが短時間て死んだという物差しを使いました。それについて、屋久島いきもの調査隊の先生から、カエルが死んだのは餌の問題がないのか、という質問がありました。

その時のディスカッションでは、比較実験をするといいのでは、というご示唆をいただきました。

私たちは、直接吸血していることを示したいと、20mgまで測れる電子天秤を購入して、吸血量を測ることにしました。

昨日の予備実験で、大きなヒルが0.19mgだった。十分吸血させたら、0.44mgになった。つまり、吸血量は、0.25mgとなった。これなら測れるのでやってみようということになりました。

それなら、とりあえずカエルが数匹必要ということで、四日市で環境教育に熱心に携わっておられるSさんにお願いしたところ、担当しておられるビオトープに案内してもらえることにりました。

幹線道路から10分も山側に入ったら、こんな素敵な里山らしき風景に出会いました。この中の一角でビオトープとして管理しておられるのがSさんです。

 

中に入ると、オタマジャクシがうようよいました。でも、産卵期を済んだカエルは、もうどこかに移動してしほとんど見当たたりません。必死に探す研究員たち。彼らの感覚は鋭いです。草むらに隠れているカエルを見つけ出していました。

網を持って追いかけて逃がしてしまい悔しがる子。何とか網で押さえて虫取りかごに入れれた子。それぞれの努力でトノサマガエル大1匹、〇〇アオガエル 大1匹、アカガエル 中2匹をゲットしました。

これだけあれば、実験は可能なので、ひとまずビオトープを離れました。

 

続いて、産卵可能な程度の大型のヒルを捕るために、久しぶりにキララ峰の麓に出かけました。

やはり、ここは大きなヒルがいました。小さいのはそのまま残して、大きいものばかり20匹ほど捕って帰りました。

 

昼食をジョニーさんにご馳走になり、研究所に戻りヒルとカエルの吸血実験のセットをつくりました。

本日は鶏はお休みです。

2週間前に吸血させたヒルは、今も巨体を持て余すようようにしています。その中で、2匹だけ下血で死亡したのですが、解剖してみたいというので、時間の都合で1匹だけ解剖することにしました。

F研究員が、先輩のF研究員に続けとばかりに立候補して解剖名人を目指します。

 

帰りの電車の時刻がきて、途中になったけれど、本日はここまで・・・・。

とても充実で来たいちにちでした。みんなありがとう。お世話になったSさん、ありがとうございました。