第8回ヒル研は、吸血作業と基礎実験です | 子どもヤマビル研究会

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2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

昨日の夜の話がぬけていました。

夕食後、近くの川へホタルを見に出掛けました。ちょっと寒いのでまた出てないかなと探していると、いました。私たちの足元で素敵な光を放っていました。早速手に取ってみるとオスでした。光がとても強くきれいでした。

もうしばらく探していると、川ではなく田んぼの中で沢山光っているの見つけました。こういうのもありか、と思いました。

 

今朝はお天気もよく、気持ち良い朝をむかえました。朝食を澄ませて、U研究員の到着を待つ間いろいな基礎的な実験等の練習をしました。
先ず、ヒル研の基本中の基本は、ヒルの瓶から瓶への移し替えです。簡単そうでなかなか難しいのです。

これがスムーズにできる様にならないと、実験を予定しても、ビンの中に入れるだけで長時間を要してしまいます。これも、チームワークとコツがあって、何度もやると上手になります。そして、ヒルの特性に気づき扱い方も変わります。

最初これをやる当番になると、とんでもなくあわてて、却ってヒルのアドレナリンを沸騰させてしまい手に負えなくなります。

 

今回は何とか終えてヒルの体重測定を始めます。身長と体重を測りました。昨年F研究員が見つけた一番ヒルが伸びた時の測り方を使ってノギスで測ります。体重は、0.5gまで測れる電子天秤で測りました。何と、全部0gを示します。つまり、測定できないということです。それくらい軽いのです。500mg以下という結果です。

そこで、古の名機が登場です。上皿天秤です。もう、学校でも使わなくなっているのではと思います。でも、この方が0.1gまで測れますので、高級品です。でも、残念ながら全部0.1gでした。0.2gでは重すぎるのでその間ということになりますが、この方法でも体重測定は出来ませんでした。

なぜ、このようなことがしたいのかと言うと、ヒルが吸血したかどうかを数値で示したいのです。ちょっと、手持ちの秤では無理ということです。ネットで安い品物を探してみます。

 

丁度1週間前に吸血させたヒルは、現在丸々太ってこのような感じです。昨日までは苔の下でじっとしていたのですが、今日は、みんなが来るのを知ってか表に姿を見せました。未だ、首のところが変色してこないので、産卵の予定は分かりません。

このボリュームから行くと、産卵してくれそうですね。大事に見ていきます。

今年は、産卵の瞬間をとりたいので、タイムラプス撮影ができる防犯カメラを使って撮影してみることにします。

なかなか光線具合が難しく、ケースが光って中か見えなかったり、自然光でないとヒルがびっくりして産卵しないとか、いろいな

条件をクリアーしないと撮れないです。目下研究中です。

今日も、藤原で採った特大のヒル6匹を吸血させて、産卵撮影用のケースにいました。

 

今年は、私たちへの協力者の発明品がとても巧く効果を示してくれています。一昨年までは、鶏から吸血させたあと飼育方法がうまくいかず、いつも手元に置くことかできませんでした。でも、今年は協力者の工夫でそれが可能になり、手軽に飼育できるようになりました。お蔭で、思った時に吸血させることができて、大変助かっています。長期に飼育して実験に協力しもらいます。おまけに卵まで産んでくれるので、このご時世二重に助かっています。

ありがとうございます。