第3回子どもヤマビル研究会 | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

連休中はヒル研はやらない予定でしたが、他の行事との絡みでどうしても開かないといけなくなりました。

例年より2週間早い開始です。

 

案の定、参加者は少なくなりました。

今日の予定はいつもお世話になっている藤原町の先生宅を訪問してご挨拶することです。

今年は少し時期か早いので、ヒルは余りいませんでした。その代わり、山椒の木を見つけてその匂いの良さに感動しました。

そして、今夜の食事に使おうということになり、少し採って帰りました。

雨の心配が出て来たので、先生の離れをお借りして食事をさせてもらいました。いつも、私たちの訪問を心待ちにしてくださっているので、おいしい味噌汁を作ってくださってのおもてなしを受けました。

いつものヒル捕り場を見に行ったら、大きいものが少しで出来ました。30匹ほど捕りました。

午後は、もう一人お世話になっている先生の家を訪ねました。そのあと、薪能が開かれる場所にヒルがでるという話を聞いていたので、そこに案内してもらいました。いそうな感じの場所でしたが、今日は3匹ほどでした。

今年も万一何かあったら、よろしくお願いしますとご挨拶して帰りました。

 

帰り道、青川の河原に下りて、ここの岩石は他の川とは少し違う様子を観察して帰りました。北勢地方の川は、それぞれの山の成り立ちの都合で花崗岩の砂ばかりの川があるかと思うと、砕屑岩の山から流れてくる川はいろいろな堆積岩が観られます。この青川は、御在所と藤原岳の中間に位置していて堆積岩の中に変成岩が多く見られます。とにかく鈴鹿の山はいろいろな自然が見られる素晴らしい地区です。

 

研究所では、しばらく時間ができたのでお勉強タイムとなりました。

中学生になったY研究員は、数学の勉強を始めました。一番大事な代数の所を丁寧にボランティア君に質問して理解しようとしていました。

同時に、F研究員は夕食の準備を始めました。クレソンをもらったので、まずその下ごしらえ。皆の気持ちを考えながら丁寧に作業していました。

シェフをすることになった研究員はクレソンを油で炒めて肉を加えて、みそ汁や煮物を添えておいしい夕食となりました。

夜は、捕って来たヒルを飼育瓶に移し替えました。

今日は、ビンの中を覗いていても、交尾行動は見られません。おかしいなあ、とF研究員。

根気よく覗いていましたが、ちょっとダメでしたね。

 

ゆったりと時間はあったはずでしたが、なぜか10時前の就寝になりました。

 

日曜日、朝から雨。T研究員とS研究員は今日だけの参加です。

F研究員は、来週の発表のための最後の調整作業です。ヤマビルによる土壌の選好性がテーマですが、なかなか難しい結論になったようです。

午前中かかって何とか発表できるようにできたようです。来週をお楽しみに、というところです。

 

午後は雨が強くなり、予定の活動はほとんでできずに、ビデオを見たりして過ごしました。

中学生は、勉強タイムにしていました。

私は暇な小学生を連れて、前の田んぼにカエルを捕りに行きました。なかなか大きいものはとれませんが、小さなものを数匹捕まえて帰ってきました。鳴き声はするのですが、なかなか見つからないです。

吸血実験に使わせてもらいます。

 

15時になりおやつタイムでした。昨日藤原でいただいた落花生が残っていて、みんなでピーナッツパワーといいながらいただきました。食べるのに夢中になっていたら、床に血痕が数か所。よく見ると、S研究員の足から出血。何と、床をヒルがブックら膨らんで歩いていました。どこで着いたのかみんなの推測はまちまちでしたが、どうも昨日の移し替えの時脱走したもののようです。

 

来週から、本格的に研究実験がスタートします。頑張ります。