晴れの発表会!! 二人とも優秀賞 | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

今年の藤原岳自然科学館の発表会、参加者は少なかったけれどめちゃくちゃハイレベルなものでした。

4人しかエントリーがなかったのですが、本当にレベルが高かったです。4人の中の2人がヒル研からでした。

M研究員は、「ヒルがカエルの血を吸っている」というテーマで、発表しました。初めての発表会なので、ゴチゴチに緊張していました。発表者の隣に、大先輩のI研究員Bが座ってくれました。その優しさを感じて堂々と発表ができました。終わってから、横にいてもらうだけであんなに安心できるんや、と喜んでいました。

U研究員は「ヒルの産卵と卵塊の研究」というテーマで、堂々ととても立派に発表しました。さすが、5回目の発表で、自分のヒルに対する思いをきちんとお客様に伝えていました。

わたしも、最後部席で聞いていたのですが、感動しました。

発表が終って、Gボランティアと話していたのですが、甲乙つけがたい素晴らしい発表だった。と全部の発表を称賛しました。

 

30分間の審査の後、発表がありました。ヒル研の2人とも優秀賞でした。どの賞になっても納得できるものでした。

U研究員は、6年間のヒル研生活で5回、この藤原岳自然科学館出発表して、5回とも優秀賞をもらっているのです。これも、大した記録です。なかなか5回連続して優秀賞なんて考えられないのですが、彼はそれをやってのけました。

発表の中で、「僕は中3なので、今年でヒル研を卒業します。でも、産卵の瞬間だけは見たいので、卒業までにそれを見たいです」と言ったことを受けて、講評の時審査委員長さんから、卒業しても形を変えてこの研究補続けてほしいと激励されていました。名指しで、何度も続きを頑張るようにといわれていまし。また、最後に科学館館長さんも、辞めないで頑張れとエールを送られていました。U研究員にとってこれ以上の誉め言葉はないという褒められ方をしていました。私も、傍にいて胸が熱くなりました。

また、講評の中で、今はインタネットで調べたらなんでもでで来る時代になりました。でも、自分の力で事実と向かいあって、研究しいてく姿勢は、いつになっても大事なことです。これからも、自から自然に働きかけて自然を解明していく研究を是非つづけてください、とまとめていただきました。ヒル研の研究活動を指示してくださいました。ありがとうございます。

帰りに,前いなべ市教育長さんにご挨拶したところ、ヒル研のメンバーを何人か覚えていてくださって、U研究員のことをべた褒めでした。ヒル研の存在が、しっかりいなべ市に根付いていることを嬉しく思いました。また、OB研究員のI君も覚えてくださっていて、私のそばに用事で近づいてきた時、あれっ子の子でしたよね、と呼び止めてくださいました。本当に嬉しいことの連続でした。

 

研究所にもどり、バーベキューで打ち上げをすることになっていましたが、急遽祝賀会となりました。

みんなで手分けをして、食材を切って材料を準備する係、

火おこし係、

おにぎりをにぎる係

と手際よく準備ができました。

 

乾杯の音頭でBBQが始まりました。

少し寒い程度の気温になり、空を見上げると星もきれいに出て、私たちヒル研を祝福してくれているようでした。

保護者の方から、肉の差し入れやマシュマロの差し入れなどがあり、3時間近いパーティーはみんな満足できたようです。

一つの区切りとして素晴らしい一日となりました。

エネルギーも補充できたところで、明日から、また前を見て頑張ります。

ヒル研を見守ってくださったみなさん、ありがとうございました。

 

研究員も、よく頑張りました。ご苦労様。おめでとう。