もう、吸血から4カ月も経つので卵が産まれるという予想はなく、普段の世話をしていました。
ところが、今朝「吸血したけれど産卵してない」ヒルばかりを集めた瓶の中に、光るものあり、
さては、と目を凝らしてみると卵です。今頃卵が産まれたのです。
もう、吸血日ごとに分けてあったヒルを9/11に、吸血して産卵したヒルと産卵しなかったヒルに分けて、その後の観察をしています。
今回産卵したのは、6/4~7/2の間に吸血させたヒルの1匹です。
最近、吸血意欲を少しずつ示すようになり、瓶のふちを上ってくるヒルが目立ち始めました。上の写真で、見にくいですが向こう側のヒルの頭の先の延長上の土との境の所に生まれたての卵が見えます。
卵はいつ見てもきれいです。今回の卵は球形ではなく少し歪んでいます。ラクビーボールのようです。
前回の卵の観察では、糸状菌にやられてしまったので、今回は特に注意して観察します。それもあって、卵は脱脂綿の上に置いて保湿時も気を付けます。
今回の卵は、3-4カ月かかって産んだことになります。今年の記録では、20日で産まれているものもあります。この様なことからなかなかヒルの産卵カレンダーは作りづらいということになります。
藤原岳自然科学館の発表原稿を差し替えるかどうか、9日の研究日に発表者と相談します。