みちのくトレイルフォーラムとの連携事業第3日目  | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

最終日は朝から鮎川のトレイルセンターにお邪魔しました。改修工事で閉館中の所、特別に開けていただきました。3月13日のフォーラムの時のスタジオになった場所です。

特別の計らいで開けていただき担当の方と、情報交換できました。

場所は、昨日金華山行きの船に乗ったところです。あいにくの強い雨でしたが、立派な施設の中なので、ゆっくり交流できました。

迎えてくださったのは、昨日一緒にヒル捕りしていただいたA氏とヒルの担当者のS氏でした。

先ずジオラマを使って、地形を教えてもらいました。

ヒルの多い場所や半島全体の位置関係がよくよかりました。生活文化のお話も興味深かったです。そして、S氏とバトンタッチになりシカの話とヒルの話になりました。

昨日麻布大の南先生の話とも重なり、ヒルの展示を本格的に始めるということになっているそうです。コンセプトは、ヒルをよく知ろうということからはじめられるそうです。あと3カ月くらい経つと、トレイルセンター内で、みんなを悩ますヤマビルはこれだ!!と、ケースの中で見ることが出来るようです。

やはり中心の話題は、ヒルを排除するのではなく、ヒルのことを知りいかに仲良くしていくかを展示してほしいと話しました。

子どもヤマビル研究会のことも掲示していただけるそうで、楽しみです。

ちょっと長居をしてしまい急いで、震災関係の施設に向かいました。

広大な土地の中央付近に盛土がしてあり「みやぎ東日本大震災波伝承館」が建っていました。この敷地に数メートルの水が押し寄せたということです。想像がつかないので伝承館に入り、展示物やムービーを見ました。地震が来たらどのようにして身を守るのかを考えさせる工夫がしてありました。大地震なら、高い所にまず逃げよ! Get away!  出口に書かれた言葉です。

 

昼食の時間になりかわまちテラスに向かいました。ちょっとナビでもうまく出ない場所にあり駐車場も満杯でてまどりました。

フードコートでそれぞれ好きなものを食べて、名取トレイルセンターに急ぎました。

ここでは、この連携事業に最初からかかわってくださっているH氏が待ってくださっていました。事務の方も興味津々一緒にでて来られて、昨日までに捕ったヒルを見ながら、いろいろ話しあいました。

前回のフォーラムや今回の訪問を通して私たちが提案しているのは、ヒルと仲良くなろうということです。トレイルの問い合わせに、このコースは夏はヒルが多いですので避けた方がいいです、という案内は間違っているのでは・・・・・。この様にしたらヒルにやられる確率は下がりますから、ヒルにやられない工夫をしながらトレッキングを楽しんでください。その注意事項を展示するなりパンフにするなりして、みんなをこの地に呼び集める工夫が必要ではないか、と提案しました。

 

実際今回の訪問で、この写真の彼女、ヒルは見るのも嫌だったそうですが、ご覧の通りヒルに興味を持っていろいろ質問されたりしてドンドン仲良くなっていかれました。また、初日に一緒にヒルを捕ったA氏も、重装備で参加されていましたが、ヒルを見たらさっと手をだしてヒルを捕ることができるようになった。研究員たちがヒルを捕る様子を見て、やってみるとできるようになった。ヒルとの距離が近くなった、とおっしゃっていました。すごく嬉しい一言です。

鮎川のセンターは、ヒルコーナーができるのは決まっています。この名取のセンターも、是非ヒルコーナーを作っていただきたいとお願いして、今回の修学旅行のまとめとなりました。


トレイル関係の皆様、殊の外お世話になりました。私たちにとって素晴らしい経験になりました。今後、いろいろ連携しながら、ヒルを身近なものとして共生していける情報を提案した行きたいと思います。また、このような機会が作れたら最高です。

よろしくお願いします。ありがとうございました。すべてに感謝です。