みちのくトレイルフォーラムとの交流事業 始まる!!! | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

8月26日。コロナ感染は収まってないけれど、これ以上コロナに負けたくないので感染防止に最大の配慮をしながら出発しました。天気もあまりすぐれないけれど、ヒルにとってはいい条件です。

私たちのフライトは、なんとボンバルディ社のプロペラ機でした。ANA361便で仙台に向けセントレアを後にしました。

僅か1時間少々のフライトですが、さすがヒル研のH君は気圧の実験をそれとなくやっていました。

上空で普通状態にしたペットボトルが、飛行機が降下するにつけ凹んでいくのを実験していました。すごいでしょう。

仙台についてレンタカーを借りて食料を調達した後、まずは腹ごしらえとなりました。

下調べをしてあった陣中牛タン工場に直行し、直売店で満腹牛タン弁当を注文しました。店内飲食はコロナでだめだそうで、仕方なく車中で食べることになりました。

3日間お世話になるボランティアのG君。がっつり食べて安全運転をお願いします。

 

13時に、フォーラムの時のメンバーの方が女川駅でぼくたちを待っていて下さるので、急ぎました。

約束より少し遅れて、到着しました。リモートでは何度もお会いしているのですが直接は今日が初めてて、自己紹介をしてすぐヒル調査に向かいました。

場所は、大六天山のトレイルコース入り口付近です。

私たちは、飛行機で着いたままの姿でズボンを少しまくり上げる程度のいで立ちですが、フォーラムメンバーは、長靴に養生テープですき間をふさぎ、ものすごい準備でした。私たちとの違いは、あまりアップにはしません。

Hさんの説明を聞いて山の中に入りました。

なるほど、沢山います。ちょっと足を止めると靴に次々あがってきます。大きいめのものを捕獲瓶にいれていたのですが、あっという間に一杯になりました。聞きしに勝る量です。小さいのもたくさんいるところから、確実にここでヒルは生まれ育っています。

夜ホテルで飼育瓶に移し替えながら数えていたのですが、200匹近く2時間くらいで捕っていたことになります。

15時半になり女川駅まで戻り、立ち話だけれど情報交換をしました。

そして、記念撮影して分かれました。

大木が茂っている下にあるトレイルコースは、湿り気といい腐葉土の豊かさといい陰り具合といい、ヒルにとっては高級住宅地ですね。山側の斜面の形状を見ているとヒルの多い場所がすぐわかります。

環境省のNさんが、ヒル被害を減らすにはどうしたらいいのという話題を出されて、まず日当たりをよくして乾燥させることですね、というと国立公園なので伐採等は出来ないので、無理という話。

 

どこかの団体が火炎放射器で地面を焼き尽くしてヒルを全滅させる手荒いことをしたというのを読んたことがあると、Hさんから話題提供がありました。

あれは、一瞬の駆除にはなってもすぐ元に戻るので人間の負けですね。浅はかな考えです。むしろヒル以外の大事な生き物まで全滅させ、却って環境破壊です。

全滅させようと考えるのは間違いで、ヒルと共生していく手立てを考えるべきでしょう。そのためには、ヒルのことをよく知ってヒルと仲良くしようというという啓発活動が必要、というような感じでまとまりました。

また、28日に名取トレイルセターでお会いするので、この続きは明後日ということで別れました。

 

私たちは、この後40分くらい車をとばして牡鹿半島先端にある唯一のホテルに向かいました。途中、今夜の夕食を買い込みました。半島に1軒しかないコンビニに寄り、今夜はコンビニ弁当の夕食です。ホテルは素泊まりの予約です。

これも、非日常で楽しいものです。

疲れたので、お風呂で疲れをいやして就寝となりました。

お世話になった皆さん、ありがとう。。