今週も引き続き産卵確認!! | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

産まれて初めてのことは、歳には関係なくドキドキするものですね。

こんなにたくさんの卵が産まれるのは、研究所始まって以来の新記録です。

いつものように観察していたところ、あれっ!!!

 

前回生まれた瓶の中に、新しく2個産み落とされていました。もう手慣れたもので、直ぐ卵の観察床を準備してそこに移してから写真を撮ったりしました。

今回見つかった瓶は、7/3に吸血させたもので蛭谷で採取したものです。丁度一週間前の7/23に2個の産卵を確認しています。この瓶は、産卵したヒルがその後どうなるかを観察するために、そのままの状態を続けていました。そうしたら、今日はまた2個の卵が産まれました。

ただ、この瓶には3匹のヒルが棲んでいるので、どのヒルが産んだのかはわかりません。確かなことは、20日目で卵を産んだヒルと26日目で産んだヒルがいるということです。何の違いかは分かりませんが、とにかく産まれました。

 

更に観察を続けると、7/10に藤原のヒル捕り場で捕まえたヒルが明らかに吸血しているものだったので、そのまま飼育を続けていました。

2匹捕まえたのですが、これも7/22日2個産卵しています。それが、7/24日にも1個産み落としています。しかも、今回1個再び産んでいます。単純計算すれば、2匹のヒルが4個の卵を産んだことになります。この瓶は自然界で拾ったヒルなので、いつ吸血したのかわからず、いわゆる妊娠期間は不明です。

 

ただ、産卵を終えたヒルはサイズが小さくなっています。小さくならないヒルもいて、それはもしかするともう一度産むのかな・・・・・、何て欲張っています。

どこかから、「ヒルを増やすやつがおるか!!!」 と怒鳴られそうですね。