産卵予定日が過ぎているのに‥‥ | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

今回のヒル研は、産卵ラッシュでその処理に大わらわになっているはずでした。

でも、産まれません。可能性のあるヒルは、16匹ほどいるのですが、その中で首のあたりが変色しているのは、10匹位です。

臨月に耐え切れず、血を吐いて死んだものもいます。

中々厳しい世界です。お盆の8/15が最終予定日で、それまで気の抜けない毎日です。

 

今回は、滋賀縣朽木との交流事業の打ち合わせが中心になりました。

日帰りの研究会で、短い時間での慌ただしい打合せでした。

今回の交流事業のメインは、ストッキングの効果実験です。昔そのことテーマに選んで頑張っていたOB研究員M君も午前中だけ来てくれました。

プレゼンをする予定なので、そのパワーポイントの調整です。みんなが意見を出し合いながら、2時間ばかりでできました。その後、新会員のM研究員のカエルの話の進め方を相談していました。あと、Y研究員の命の話をどうするかで詰まってしまい、次回送りとなりまし。というのも、ヒルが産卵しないので、そのことを話す予定にしていたので・・・・・むにゅムニュムニュ。

一方、食塩との関係を実験しながら話するT研究員は、予備実験をしていました。今年入った4年生研究員を横において、いろいろ手ほどきしながら実験していました。当日は、この二人で行けそうです。

まず、最高濃度の食塩水にヒルを投入して瞬時に死亡するのを確認していました。

次に、予定の濃度まで希釈していき、ヒルが無事生還してくる様子を確認していました。

これで自信がついた様で、何度も「よし」と自分に言い聞かせていました。

 

そのあとみんなで産卵ビルの飼育瓶をすべて確認して終了となりました。

久しぶりに保護者の方のお迎えが早かった(私達が遅くなった)ので、研究員の様子を参観してもらうことが出来ました。

 

それにしても、何とか産卵してほしい。この重苦しい空気に耐えるのは、大変です。