酷暑の中、研究会は始まりました。
実験のやりくりの都合で、御在所のヒルが足りなくなりました。
予定通り実験が進んでいたらよかったのですが、ちょっとうまくいかなかったところがあって、二つの実験の組み合わせがうまくいかず、吸血産卵実験用の御在所のヒルが足りなくなりました。
朝から急遽二チームに分けて、小学生はGボランティアと近くのヒル捕り場に出掛けました。目標は産卵実験に耐えうるような大きさのヒルを9匹採取することです。2時間足らずで戻ってきました。あまりいなくて最低限の数だけ確保できたようです。
研究所では、先週セットした藤原のヒルが藤原岳を好むのかの再調査のためにセットしてあったものをしらべることになっていました。合計で20匹のヒルが入れてありました。
慎重に数えていたのですが、15匹までは確認がとれても、あと5匹が行方が分かりません。死んだ形跡もないし、とろけたような跡もありません。でも、いくら探しても、葉の裏や砂の中も水攻めしたりして探しましたが、見当たらないのです。
どこに行ったのでしょうか。逃げ出したとは考えられないので、不思議です。再度、やり直すことになりました。
こんなことが起こるので、ヒル不足が起こってしまうのですね。
そのあと、1日のブロクでお知らせしたカエルのご昇天の水槽をチェックしました。
カエルは、わき腹から吸血された幼児、失血死ということになりました。ガリガリに痩せていました。<グロイので写真は出さない>丁寧に埋葬して、今度はヒルの方を見てみました。
かなり太くなったヒルがのっそりうごいていました。あまり吸血意欲がなさそうで、手をだしても近づいてきません。
もう一方のケースは,ヒルが見当たらないのでなかを掃除してみたら、保湿用に入れてある苔の裏側にいました。
中央に2匹います。見にくいのでごめんなさい。
この研究を継続していくためには、カエルが足りなくなりました。夕方、カエルの気配を感じて捜索に行きました。20分くらいの格闘で大きなトノサマガエルを捕まえましたが、移し替えに失敗して逃がしてしまいました。これも明日リベンジです。
お昼を済ませて、午後のプログラムになりました。午後は、鶏からの吸血です。
今までは、吸血したヒルは、石灰岩の砂と腐葉土を入れて藤原のみずをかけていました。でも、これを御在所側の環境で産卵させてみることを考え付き、今日は、そのための吸血です。
鶏の首にひるをつけさせてもらって、いますが、もう今日で8回目のお仕事で、慣れて来ておとなしく協力してくれますが、ヒルが同じ場所につけているので、なかなかうまくつけられません。傷口がケロイドになっているわけではありませんが、どうもうまくつきません。やっとのことで6匹付けましたが、強く吸着してないのでしばしば振り落とされていました。結局2時間吸い切ったのは、1匹だけでした。
もう、外は暑くて35℃くらいになっています。この暑さのせいでもあるかもしれません。
夕方からジョニーさんも来てくださって、みんなで夕食会となりました。総勢、9人です。台所を担当したのは、ベテランばかりですが、汗だくになり大奮闘でした。メニューは、ヒル研風ネギトロ丼定食です。差し入れてもらったトロの冷凍を解凍してつくりました。。
ヒル研にとっては、大変なご馳走です。おいしくいただきました。
そのあと、U研究員の修学旅行のお土産話と、彼念願のかき氷パーティーとなりました。
9時まで大騒ぎをして、入浴就寝となりました。
熱中症アラートがでています。死なないように気をつけます。
おやすみなさい。