カエルがご昇天 | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

6月11日にセットしたヒルとカエルの対決場。

今年は3年目になるので、もう少し実験計画をしっかり立てて実施しています。

 

小型の飼育ケースにヒル2匹とカエル1匹を入れたもの。もう一つのケースには、ヒル4匹とルカエル2匹入れました。

そして、カエルの血を吸ってヒルは卵を生むレベルまで行くか、ということを確かめようと思います。

収め

盛んにカエルはヒルの攻撃を受けて、ぴょんぴょん跳ねて防戦一方です。カエルがヒルを襲うことはありません。

その様子は、昨年動画に収めて、研究発表会で公開しました。逃げ回るカエルが大変でした。

昨年は、カエル1匹にヒル10匹だったので、今年はカエルの立場に立ってもう少しゆっくり戦えるようにしようと、ヒルを2匹まで減らしてみました。

でも、6/11のブログで紹介したように、簡単にカエルにヒルはつきます。そして、吸血を開始します。

6月19日に、カエル2匹入れたケースの中のトノサマカエル1匹がダウンしました。

 

6月28日には、カエル1匹ヒル2匹を入れていたケースの中でトノサマガエルが死亡しました。

太ももの部分2個所に吸血跡がくっきりと残っていました。

<写真はグロイのでやめます>

 

そして、一緒に入れていたヒルはご覧の通りしっかり血を吸ったのがわかります。

死因は、前回も今回もヒルの吸血による失血死というところでしょうか。

 

でもこれだけの吸血ではヒルが卵を生むレベルには至らないので、交代のカエルにバトル場に入ってもらいました。

早速、ヒルが近寄っていき襲撃体制に入っていました。

この調子だと、今度はカエルのストックをしておかないと実験が頓挫してしまいそうです。

でも、ヒルってすごいですよね。

ヒルの味方をすると、みなさんからおしかりを受けそうですが‥‥。

 

山でヒルの多い場所に行くと、カエルが跳び廻っています。ヒルにしてみたら手ごろな餌なのでしょうね。