と言っても、リラックスしているわけではありません。
私に緊張が走ったのは、朝一の出来事でした。本日から参加のK研究員を駅まで迎えに行ったボランティア君からKが電車から降りてこない、と言う一報が入りました。ゆったりした気分で今日の活動に入ろうとしていた矢先、びっくりしました。
保護者に電話をかけるも連絡がとれず、どうしようかと思っていたところに、折返しの電話がお父さんから入りました。ラインを見ての返事でした。もうすでに30分以上経っていました。出かけて行っているということ。どこに行ってしまったのか。近鉄三岐と乗り継いでくるので、探しようがない。お父さんに対応を任せてヒル研を始めました。
すると、今度は今日から来た中学生が腹痛を訴えてトイレに頻繁に飛び込むありさま。とにかく今日やることの段取りを説明していたら、ボランティアから電話があり、今駅でKを見つけたというもの。近鉄で乗り過ごしたようだ。ひとまずほっとして、ヒル捕りに出かけることになった。でも、Tはかなりお腹が調子悪そうなので、中学生二人を研究所に残してヒル捕りに出かけることにしました。近くなので、即対応が可能と判断して、出かけました。
やっとヒル研の活動に入ったのが10時を回っていました。でも、人命優先なのでこの対応は正しかったと思います。
田光のヒルを以前捕ったところに行ったけど、それほど沢山はいなかったです。吸血用のサイズの大きいものに絞って捕りました。30匹ほど捕れたので、終了して研究所にもどりました。もう、時計は11時半を指しています。T研究員もすっかり回復して、普通の食事でいいというまでになっていました。
今日は、U研究員の新作レシピで名前を The SriLankanというそうです。これ、めっちゃおいしかったです。
それに添えてあったのが、先程とってきた山椒の葉を入れたスープです。これも抜群の味、ちょっと病みつきになりそうです。
でも、全体的に遅れているのでゆっくり鑑賞する間もなく午後の吸血プログラムになりました。
昨日同様鶏にヒルを9匹付ける予定でしたが、それほど大きいのがいなかったので、7匹になりました。
そのすき間を縫って、先週セットしたカエルの血を吸うかの実験の結果を確かめていました。去年はうまく見ることが出来なかったのですが、今年は、ヒルがすぅーっとカエルに近づいていく様子
3時ころK研究員が、カエルがピーンとなって死んでいるのを発見、血を吸われすぎてご昇天あそばされたようです。カエルは新しいのと入れ替えました。みんなが観察すると、どう見てもここのヒルは太くなっている。かなり吸ったんだよね、ということになりました。ちょっとこのまま数カ月飼うことになりました。新発見があるかもです。
一方、元気を取り戻したT研究員はph計の調整に余念がありませ。新しいのを1台買ったので、いろいろ今までのも含めて調整していました。
今日ヒル捕りに行った田光が6.2でびっくりしていましたが、地形的に上流が花崗岩なので正解です。御在所のヒルと同じ扱いでよさそうです。3月に行った朽木の森の水は7.8もありヒルの宝庫に違いありません。3年前に屋久島から送ってもらった川の水ですが、こちらは7.2もあって火山島としてはちょっと首をかしげています。でも、ヒルが多い所をみると頷ける値ですね。また、機会があれば屋久島から送ってもらいたいです。
そして、4時前に鶏につけてあったヒルが次々離れて、実験終了となりました。
慌ただしい中でしたが、充実した二日間でした。
産卵の期待を込めて本日終了です。みんなありがとう。楽しかったよ。